西穂高岳


- GPS
- 08:02
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,453m
- 下り
- 1,474m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 8:02
天候 | 雨のち曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・あかんだな駐車場ー上高地 バス 往復2800円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂山荘ー西穂高岳:雨の日の岩場歩行は滑りやすいので注意 |
写真
感想
出発前の天気予報では登山中の時間帯に雨が降ることはなく、微風、天くらではAだったので決行することにした。あかんだな駐車場でSCWを見ると朝7〜9時は小雨が降りそうな予想に変わっていた。まあ、樹林帯を歩いている時間帯だけだろうから大丈夫だろうと出発!帝国ホテルでバスを降りて登山口へ。平日で不安定な天候なのもあってバスはがら空きで快適だった。梓川を渡るとお寺の山門のような登山口があり、山道に入る。ここ最近では久々ってくらい快適なハイキングコース。上りはじめてしばらくすると小雨が降ってきた。しばらくカッパを着ずに歩くが、雨量が増してきたところでカッパの上とザックカバーをして先へ進んだ。すれ違った方の情報(西穂山荘で入手)では雨は11時過ぎまで降るようだ。梅雨前線が予想より北上してしばらく停滞するのか…。西穂山荘について軒下でカッパの下を着け、パンを1つ食べて休憩していたら小屋の人が、中で休んでください。雨だし、寒いでしょうと声をかけてくださった。お言葉に甘え、中に入って休憩することにした。携帯でSCW天気を確認すると雨雲が消えるのは13時になっていた。また天気は変わっていたのであった。まだ9時だけど1、2時間待機しようが雨は避けられないということで、申し訳ないけど、礼を言って15分ほどで出発することにした。滑るので気をつけてくださいと。親切にしていただいて感謝です。どんな岩場なんだろうか…不安を抱えつつも雨のなか岩の登山道を登っていく。西穂丸山へ向かいながらこれから越えていく峰々がうっすら見えた。独標近くに来ると雨も風も勢いを増してきた。インナー2枚にカッパだけだったので、着替えるときに濡れるけど、カッパを一旦脱いで1枚追加した。手袋も冬用を持ってきていたのでチェンジ、ザック内も水浸しですでに湿った状態の手袋でかじかんだ感じはずっと続いた。独標で下り道とその先を見ながら、もうやめようかと思った。こんな日に誰も会わないだろうと思っていたが、ずっと先をみていると2人組の登山者がこちらに向かってくる。滑らないように慎重に独標を下り、しばらくしてさっき見えていたハイカーとすれ違ったので話をした。早朝に西穂山荘を出て西穂ピストンしてきたようだ。登山道ってこれからもこんな感じですよね?って聞くと、そうですねと…と。滑りそうなところでは確実に3点支持と一歩一歩を慎重に!時間たっぷり使ってピラミッドピーク、チャンピオンピークを越えていく。乾いていたらなんてことないのかもしれないが西穂高岳の最後の上りにある短い鎖のついたところは斜めの大きな岩の上が滑るので進めず、回避して巻くも大苦戦した。山頂に着くと寒さで体の震えがとまらなかった。高所なので息が上がっているのもあったかもだけど、立つと飛ばされそうなので座った状態で少し休憩をした。えらい悪天候の日に来たもんだ!帰りもあるけどとりあえず山頂まで来れて良かった。山頂からは奥穂方面、ジャンダルムへ続く道が途中まで見え、笠ヶ岳もさっきよりはよく見えるようになっていた。手はかじかんでいたけど要所要所、ぶあつい手袋を外して素手で岩をしっかりつかんで下った。雨が小降りになったところで、足元を見ると雷鳥さん。横の岩に登ったのですごい至近距離で会うことができた。癒しの時間、そしてその後すぐに雨が止んだ。岩が乾くのも早いもので、独標も登りやすかった。独標でパン2個食べて大休止、セルフで写真がとれるほど風も穏やかになってきた。西穂山荘へ下る時に、朝、山荘の中にいた人とすれ違った。雨の中、行ってきたんですね!って声をかけられた。この方は山荘で待機して雨がやんでからテントを張って今から独標ピストンするらしい。西穂山荘からあとは快適な登山道を下る。下山路では、独標付近ですれ違った二人組を追い越し、少し話をした。寒かったでしょって。下るにつれムシムシと暑くなってきた。そして観光客で賑わく快晴の上高地へ。ちょうど15時発のバスに乗れた。
周りの山々を望む素晴らしい景色、沢山の花、そして雷鳥さんにも会えたけど、不安定な天候の中、反省点もある山行であった。
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