天高くガスこゆい夏in白毛門〜笠ヶ岳〜朝日岳〜ジャンクションピーク
- GPS
- 07:33
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,693m
- 下り
- 1,686m
コースタイム
- 山行
- 7:04
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 7:31
5:12 東黒沢
6:36 松ノ木沢の頭
7:10 白毛門
7:53 笠ヶ岳
8:52 朝日岳
9:10 ジャンクションピーク
天候 | 晴れ及びガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
白毛門登山口駐車場(無料、トイレなし)、約10キロ手前の道の駅か2、3キロ手前の湯檜曽公園にトイレあり。公園のトイレは運転中に見ただけなので道の駅で済ますのが無難 |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場〜白毛門 中盤まで樹林帯の急登。段差や木の根も多く歩きづらい道。中盤以降視界が開けるが、岩場が出てきてやはり登りづらい、鎖場もあり。山頂近くなるとガレ場も出てくる。全体的に急登ばかりでしかも長い。 白毛門〜笠ヶ岳 前半は笹原。小さなアップダウンを繰り返す稜線歩きの中盤を経て笠ヶ岳直下はやや長い急登。 笠ヶ岳〜朝日岳 前半は花畑のような草原。大烏帽子に向けて急登。その後も小さなアップダウンを繰り返し山頂付近はややガレたハイマツ帯の登り。朝日岳山頂は小広いが雨後で水溜まりができていた。 朝日岳〜ジャンクションピーク 前半は湿原や池とうが広がり木道が引かれた歩きやすい道。その後は緩めな登りでピークを越え、やや下った感のある低木帯の中に山頂標記、というか道標がある。巻機山への分岐のようだが道はない(道標にも表記されている) |
その他周辺情報 | 湯テルメ谷川 2時間 550円 |
写真
装備
個人装備 |
ザック
レインウェア
ヘッドランプ
懐中電灯
ファーストエイドキット
シップ
解熱鎮痛剤
芍薬甘草湯
下痢止め
小はさみ
コンパス
熊よけ鈴
予備靴紐
スマホ予備バッテリー
山と高原地図
手拭い
手袋
帽子
登山靴
カメラ
時計
食料
飲料
予備食
地形図
リストバンド
|
---|---|
備考 | 錦織圭をテレビで見てリストバンドをしていったが汗を手軽に拭きとるのに大活躍 |
感想
名前の奇妙さに興味を持っていた山でいつか行こうと思っていた。
天気予報で日中晴れとなっていたので翌朝の快晴を夢見て雨降る水上の地で車中泊をしたのだが。
翌早朝に駐車場まで移動し空を見上げると7:3で雲の勝ち。青空はちょっと覗いてるという感じだった。
白毛門の登りというのは聞いていた通りに激しい。登山口から3.2キロで約1000m標高を上げるのだからどんなもんだろう?と思っていたが想像以上の急登だった。
甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根は急登過ぎてハシゴで登る場面もあるのだが、この白毛門はハシゴがないのにグングン登らなきゃいけないので足の負担が大きかった。
折角着いた白毛門は白い世界。ガスで覆われた展望に随分がっかりしたが、歩くことに意味があるのだ、と割り切って先に進んだ。
笠ヶ岳の登りもガスでいいのか悪いのかなかなか山頂に着かない急登。傾斜が緩んでやっと山頂だ、と山頂標記が見えるか見えないかのタイミングで左の藪からヘビが出てそして慌てて逃げて行った。なのでそのショックで山頂に着いた感動よりも山頂付近で蛇に出くわした衝撃の方がデカいまま次の朝日岳に向かうことになる。
花畑だろうが眺めのいい稜線だろうが今日はそんなものなにも楽しめず、それでも未踏のルートを雨に合わずに歩けることに気持ちは上がったままだ。でも、
大烏帽子という小ピークを越えた稜線で再び藪からヘビが出る、そして逃げて行った。景色は白いのに私の顔はちょっと青ざめていたに違いない。
朝日岳山頂は他の二つより広いのだが昨日の雨で水たまりになっており、しかもまあまあ強い風が汗を冷やして落ち着いて休めない。パンをかじる程度でいよいよ今日の本当の目的地へ向かう。
朝日岳のすぐ先は池塘が点在してるということで散策路のように木道が敷かれていた。まあガスで池塘がどこにあるんだかわからないのでたたずむこともなく先へ。
ひと登りして低木の樹林帯になるとピークとは名ばかりの?道標が設置されたジャンクションピークに到着する。
ここは以前、友人と大源太山に登った時に彼が興奮極まって
「ジョンクシャンピークだね!」と叫んでしまったごくごく内輪での憧れのピークなのである。その時のレコが以下。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-362976.html
さて、本当にこのジョンクシャン、ではなくジャンクションピークをこの目でこの脚で見てみたいというだけで、あとはきっとできはしないだろう谷川岳馬蹄型縦走路の一角という興味本位プラスでこのピークを踏みに来たのだがここがまさか巻機山へのジャンクションだとは知らなかった。しかし道標にある通り指し示す方向には道は無かった。
うんざりするほどガスから湿気を浴びてどうにか笠ヶ岳まで戻る。ちょっと前からお腹が鳴っていたのでここで軽く食事をしようと思っていた。
ここで往路で唯一お会いしたハイカーさんと再会する。あいにくの天気なので朝日岳まで行くのはやめてここでご飯を食べて下山するということで少しお話しさせてもらった。
そうすると持参していたガスカートリッジでコーヒーを御馳走してくれた。こんな不愛想で偏屈な私に気前よくコーヒーを入れてくれたこのジェントルマン。最近登った山や次に登る山を聞いたところ群馬在住の方なのかな?ほんの10分そこそこのお話ししかしなかったが山登りの姿勢に共感、というか同感できる方でなんだか展望が無いのとかどうでもいいほど気分よくなった。
長い下山で暑さにもウダウダ言いながら下山した。そして下界はしっかり晴れていてなんだかな〜とは思ったが、早い下山が出来たので露天風呂で夏のこもれびとセミの声を聞きながらゆっくりとくつろげたから良しとしよう。
そういえば今日出会ったのは
ハイカー2人、蛇3匹、蛙2匹、じじい(岩)1人、ばばあ(岩)1人といった結果。
夏休みも終わったんだなあ、夏もそろそろ終わるんだなあ、と思われたそれでも暑い夏の白毛門・朝日岳登山だった。
コメント
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bo-tyu-zaiさん、こんばんは。
ようやく蓼科から帰って来れたワタシです。
明日またゆっくりと見るけれど、巻〜を繋ぐのはなかなか厳しい感じですね‥。
「ジョンクシャンピーク」
きっとワタシ以外にも興奮のあまりにおかしくなる方はいるであろう絶景の太源太、懐かしいですね〜♪
garnetさん、おはようございます。
巻機山をジャンクションピークから繋ぐなんて私には無理ですね。
それと大源太の時に見たピーク、多分ジャンクションピークではなさそうです。
ピークっぽさが無い樹林帯の分岐点だったので着いた時の感想は
「なんだこれ?」ってなもんでした
こんにちは ケダマです
白毛門まで2時間…これなら馬蹄形、余裕で行けますよ!!
この日もせっかくなら清水峠まで降りて
新道経由で戻ってくれば景色も変わったのに
帰路に見た岩、そうそれがジジ・ババで間違いありません
ケダマさん、こんにちは。
やったことありましたね、馬蹄型。やったことある人から行ける!、とお墨付きを頂けただけで感無量です。まだハートが馬蹄型をやれる強さが無いのでひとます置いておきますよ。
じじいとばばあもあれで正解なら本望です。
話は変わりますが白毛門のレコを調べていたら白毛門沢というとこの沢登りがたくさんヒットしました。あの辺はラフティングやキャニオニングが盛んな場所ですから歩きやすい沢なんでしょうか?
泳ぎが苦手な私はやりませんがケダマさんはここは登ったことありましたっけ?
たびたび失礼します
馬蹄形、やるなら僕がやったのと同じ春か秋がおススメですね
白毛門沢はついこの間、沢登りして来ました
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-688590.html
一般的には初心者入門向けとされているそうで、ロープは不要でした
ボルダリングやってるbo-tyu-zaiさんなら、
沢登りの経験者と同行すれば全く問題ないと思いますよ
もちろん、泳ぐようなところもありません
ただ、下りが白毛門からなので、キツイはキツイですね…
馬蹄型、行く気が無いと言いながらちょっと過去のブログとか見てみたら春から梅雨辺りではまだ残雪もあって登山道が隠れてる部分もあるようですね。もしやるとしたら晩夏〜秋中ごろまでの間でしょうかね。
やっぱり白毛門沢登ってましたか さすがですね〜
自分はボルダリングはちっとも成長しなくなり、最近行ったら右手首を痛めてしまってがっかりな感じです。筋肉は鍛えられても腱とか骨は鍛えられないですよねー、歳を感じましたよ。
足が強くて植物にも詳しく遂には沢の世界に足を踏み入れたケダマさん。羨ましい存在ですのでどうか怪我には十分お気を付けください。
存じ上げませんでした(笑)
朝日岳〜巻機山の上越国境稜線は冬のルートです。夏に歩く人もいますが、ものすごい藪漕ぎでしょう。
馬蹄形縦走についてはまた奥ゆかしいご謙遜をなさっておいでですね(笑)
ご自身でご分析の通り、夏の暑さを避けて秋にやるのが賢明だと思います。ただ、秋は日が短いのが欠点。私のレコを見ると、10月中旬で白毛門登山口3時スタートで日没前に下っています。4時発でもいいでしょうが、日没後に歩くのは精神的に滅入るので、早めのスタートが吉です。
とはいえ、そんなふうに煽られるとやらざるを得なくなる、人にレコを見せるために山に登っているかのようになってしまうのがヤマレコの欠点だと思います。自分の行きたい山、歩きたいルートを歩きましょう!
エンノスケ兄貴、こんにちは。
自分から人の懐に入り込むタイプではないのです。だから基本的に人は牽制して見ていますし、気が合わないと自分が判断したら私の方から徹底的に壁を作ります。それ故に周りから排除される側であるのも事実ですね(´・д・`)
そんな話はさておき、馬蹄型。まぁ、ちっともやる気は無いですよ、今のところは。
今回歩いた所から先がアップダウンがキツイという情報を得ているので今の体力では途中敗退濃厚ですからね。
歩きたいところは山に行く度に増えています。他の人に見せる為の山歩きはヤマレコやってるとそういう傾向が強くなりますね。私はなるべく最新の情報として活用出きるようなレコに仕上げるようにしてるつもりです。結局見られることを意識してるのが現状ですね。
いつものダジャレを用いるならば
「ある期待」を背負って山を選ぶのではなく「歩きたい」所を荷物を背負って山を選ぶようにしたいものですね。
bo-tyu-zaiさん おはようございます。
朝日岳まで行かれたんですね、羨ましい。その先のジャンクションピークも気になります。でもそこから巻機山への道は大変ですね。巻機山山でも「朝日岳→」と言う道標があって地図を見ても歩けそうですが藪になっているのでしょうか。そう言えば学生時、谷川岳〜苗場山縦走した際に三国峠から白砂山の間で道が無くなり2日間藪漕ぎした記憶があります。人が歩かなくなって荒れていったのでしょうか。
ユズパパさん、こんにちは。
ゆず隊のレコを見て行ってみたいがよし行こう!に変わったんですよ、白毛門。でもねー、あの花や景色、私には見ることは叶いませんでした( ´△`) こんなガスの中朝日岳行っても徒労っちゃあその通りの状況でした。前述のエンノスケさんが言うには冬道で、私も目の当たりにしましたが踏みあとどころか藪が掻き分けられた跡すらなかったジャンクションでした。積雪期にあそこを歩くことは私には無いでしょう。当然2日間藪こぎして進むのもあり得ません!
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