猫山 〜梅雨明け、沢山のキノコに出会えた〜


- GPS
- 04:05
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 463m
- 下り
- 463m
コースタイム
天候 | 晴/曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上りに使った舗装林道は快適に歩けますが、その終点から山頂稜線までは急な山の斜面でなかなか大変です。終点まで行かず、途中の尾根から山に入るのが良いでしょう。 下りは地図の点線の尾根を歩きました。道かどうかは明瞭ではありませんが、比較的歩き易い尾根です。最後の舗装道路に入る前の谷筋が薮になっているところがあって少々苦労しました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子(キャップ)
登山靴
サブザック(19L)
昼食(おむすび+サラダチキン+バナナ)
行動食(飴)
飲料(麦茶600mL+無糖紅茶600mL)
スマホ(GPS+ナビ)
iPad mini(GPS+ログ)
カメラ
サブバッテリー
腕時計
手拭い
日焼け止め
ファストエイドセット
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感想
ずっと梅雨で山に行けてなかった。雨の降らない休日もあるにはあったのだが、仕事に関連するイベントや畑の草刈りで機を逃していた。ところが、天気予報が晴マークが続いている。どうも、梅雨が明けた雰囲気だ。土曜日は降水確率が50%あったので、映画を見に行った。日曜日は時間帯によるが、30%ぐらいになっていた。本格的な夏山シーズンに突入する前に少し汗を流して体に喝を入れなければと近くで無理なく歩けそうな山を歩いてみることにした。
最初は河原町の西にある「高山」を歩いてみようと出かけた。ところが、道は通行止め、少し無理して侵入してはみたものの道が完全に崩落していて登山口まで進めなかった。そこで、以前から気になっていた河原町の東にある「猫山」を歩いてみることにした。「猫山」という名前も気にはなるが、それよりも、近くを通って眺めるたびに山らしい均整の取れたその姿が山好きおじさんの心をくすぐるのだった。ただ、登山記録はあまりない。眺望も無さそうだし、登山道も無さそうだ。急傾斜やヤブコギも覚悟していた。
鍵のかけられた鉄のゲートの先に、山頂方向へ向かう道がありそうなので、ゲートの前に車を置いて、そこから歩き始めることにした。ゲートの向こうの道は舗装された綺麗な道で、落石や倒木もほぼ見られない。車の走る道なので傾斜も緩やかで歩き易い。時々遠くの山なみが見えるが、周囲の木の枝や高く伸びた雑草が邪魔をしていてあまり眺めは良くない。舗装道路の終点で道は途切れていた。そこから先に進む細い道も無さそうだ。山頂は右側だと思われるので道路の右側を調べてみたが、急斜面の削られた山肌だ。特に道は無さそうなので、覚悟を決めて、斜面の縁の灌木を掴んで山頂方向へ進むことにした。なるべく歩き易そうな尾根を探して灌木を掴んだり木の根元に足を載せたりして上を目指した。傾斜はきついが薮にはなっていないし荊(イバラ)も無い。頑張れば登れる斜面だ。そのうち尾根に取り付くと、進行方向が定めやすくなり、見通しもよくなる。一歩一歩を踏みしめながらゆっくりと上って行った。
山頂には三角点の標石がある。3畳ほど草が刈られているが、周囲を灌木が取り囲んでいてほとんど眺望は無い。一カ所だけ木の枝の隙間から湖山池方向を眺めることができた。また、遠くになだらかな稜線が見えるのは扇ノ山だろうか。山頂を取り囲む気は広葉樹だ。背の低いのはアセビ、少し高いのはリョウブやナツハゼ、コナラなどかな。いずれもその場ではよくわからず、帰ってからGoogle画像検索で調べた結果だ。現地でわかるともっと楽しいんだろうけどな。
やっと梅雨が明けて夏になったばかりなのだが、木の葉の間からいろいろなキノコが顔を出していた。真っ白なヤツは毒キノコ、ドクツルタケだろう。ひときわ美しかったのはオレンジ色のタマゴタケだ。食べられるキノコらしいが撮って帰って食べようとは思わない。森のマスコットとして愛でるだけで十分だ。
時々茂みでガサガサという音がするとビビる。近くの落ち葉の辺りで音がするときは、その後ギ、ギ、ギーと音がして透明な羽のセミが低く飛んでいく。近くの藪の中で音がするときはその正体が何なのかわからないことが多い。少し遠くの薮で音がすると、シカが飛び出して逃げていくことがある。この日見た鹿は角も無く体格も小さい若い鹿のようだった。鹿のいる山は下草が鹿に食べられていて歩き易い。ただ、シカが増えるといろいろと問題もあるんだろうなと、悩ましくも思う。
下りは地図の尾根上にある点線ルートを辿って車道へ向かうことにした。相変わらず下草の少ない尾根で踏み跡があるような無いような不明瞭なルートだが、尾根別れの不明瞭な所でGPSを確認すればほぼ問題なく進むことができた。尾根から下りて谷沿いの道に入る所も、地図上の位置が正しく把握できていれば目を凝らして探せば進むべきルートを見つけることができた。ただ、最後の舗装農道に出る直前は草が茂っていて胸丈ぐらいある草を掻き分けて進まなければならなかった。
「猫山」という名前に因むようなものは特に見つけることはできなかった。多分もともとは「猫」ではなく「根子」とかなのだろう。実際歩いてみても、この辺りの普通の山で杉林に雑木の混ざる中に林道が走っていて鹿が生息している里山だ。ただ、大規模に森林が伐採されている様子は無かった。気になっていた地元の山をまた一つ知ることができた。
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