赤石沢

2015年08月11日(火) 〜 2015年08月14日(金)

• GPS: 80:00
• 距離: 20.7km
• 登り: 2,215m
• 下り: 2,199m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:10
• 合計: 4:50

8:10 椹島ロッジ
8:30 牛首峠
9:50 ニエ渕
12:40 12:50 取水堰堤
13:00 北沢出合

2日目

• 山行: 8:30
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:30

6:50 北沢出合
7:40 門の滝
11:10 大ゴルジュ
15:20 百間洞出合

3日目

• 山行: 4:10
• 休憩: 1:20
• 合計: 5:30

9:40 百間洞出合
11:40 13:00 百間洞山の家
15:10 赤石岳避難小屋

4日目

• 山行: 5:40
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:40

6:10 赤石岳避難小屋
8:30 赤石小屋
11:50 椹島ロッジ

天候

8/12まで晴れ時々くもり、8/13は雨のち曇り、8/14は曇り時々雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

畑薙第一ダム夏期臨時駐車場から椹島までは東海フォレストが運行している宿泊者専用バスを利用した。往路は、宿泊代の前金3,000円が乗車券の代わりになり、復路は、山小屋の宿泊代（赤石岳避難小屋は5,500円）の領収書が乗車券の代わりになる。

コース状況／危険箇所等

1か月ほどまとまった雨がなく、水量は少なかった。主要な滝には残置支点があり、高巻きも割と明瞭。

その他周辺情報

静岡市内から井川までのアクセスは、富士見峠と千頭経由のいずれかになるが、どちらも長い山道が続くので、対向車に注意。

写真

赤石沢へは管理用歩道を使って入渓する。

沢の規模に比べて水量が非常に少ない

河床から2m以上の位置に残置スリングある。どんな状況で必要になったのか。

イワナ渕。水がきれい。

ニエ渕は左岸を泳いで突破

泳ぎ達者

夏を満喫！

CS滝や巨岩で構成される曲がり滝などが続くが、登りは容易。

虹の渕

取水堰堤手前の巨岩帯から「赤石」が増えてくる。赤石は放散虫（ラジオラリア）の化石（チャート）で、酸化鉄を含むため赤く見えるそう。

取水堰堤は中部電力が1995年に建設したもので、赤石ダムまで導水している。

門の滝は2ピッチになった。右岸から入る白蓬沢を一段上がり、左壁のバンドを斜上して、その先のトラバースも確保した。

1ピッチ目の中間者通過

15m滝は、定石通り、洞窟内から登る。

最初の残置されているアブミは不安なく登れる。

滝上に上がる乗っ越しは、ナメクジのように体をねじ込まなくては上がれずに緊張した。

「赤」より「朱」

赤岩の渕

地形図の獅子骨沢は、大雪渓沢の誤り。大ゴルジュは、本流と獅子骨沢の間にあるルンゼから高巻く。

振り向くと赤石岳

午前4時くらいから雨が降り始め、9時過ぎから小康状態になったので出発。

15m大滝は、問題なく左岸から高巻く

源流ではサンショウウオも登場

昼前に百間洞山の家に着き、遡行終了

赤石岳避難小屋の快適な一夜

タカネマツムシソウ

ミネウスユキソウ

1900m付近は林床植生が全くない。シカのせいなのか？

タマゴダケ

東海製紙の井川山林は24,430haで、葵区の約2割を占める！

装備

個人装備

ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 雨具 着替え ザック 行動食 非常食 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 ツェルト ナイフ カメラ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ スリング ハンマーバイル ナイフブレード アングルハーケン 渓流シューズ トポ ルート図

共同装備

調理用食材 ロープ

感想

ug_shigefuji

赤石沢は、前々から上級者向けの沢として知っており、少し気負って臨んだ。水量が少なかったこともあり、想定していたより難易度は低めに感じた。