挑む!針ノ木サーキット☆彡


- GPS
- 18:27
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 2,277m
- 下り
- 2,089m
コースタイム
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 7:18
天候 | 1日目 霧のち晴れ 2日目 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
柏原新道は噂通りの整備された登りやすい登山道 種池山荘から先は それなりに片側が切れ落ちたルートもあるが 難易度はそれ程高くないです でも油断禁物! |
写真
感想
ついに兼ねてからずっと挑戦したかった針ノ木サーキットに挑むことにした!
前日19時頃に自宅を出発し 梓川SAで仮眠後
扇沢の無料駐車場に3時に到着
駐車場のトイレをお借りして ちょっと予定より早いけど3:30に出発!
辺りは真っ暗なのでヘッデン点けて
柏原新道登山口までトボトボとアスファルトの道を行く
間もなく柏原新道の駐車場が見え始める
準備している人が何人かいました
新道登山口に到着っ
ヘッデンで照らすと熊注意の看板だ...
熊鈴を出して出発だぁ〜っ!!
登山道を進むと東の空が少しづつ明るくなり
細い三日月も見える
晴れてるみたい!星も見える!
時々 左手後方に扇沢の駐車場が見えているが
その駐車場も段々小さくなる
辺りがすっかり明るくなり周りがよく見える
曇ってるなぁ〜
太陽の日差しも見えません
稜線もさっきまで見えてたけど 雲がかかり始めてる
雨が降らないといいけど...
それにしても柏原新道
噂通りのよく整備された登山道
何のストレスもなくずんずん登れてしまうっ!
整備される方にはホント感謝です!!
水平道手前辺りでついに雨が...
カッパを久々に着た
ザックカバーは初めて使った
ってくらい天気イイ日しか登ってなかったもんな
たまにはいい経験です
とはいえ雨はそれ程ではなく時々ササーっと降る感じです
でも行く先は霧の中であまり見えず
下山してくる方に
イイわね〜今日から晴れるわよ 羨ましぃ〜と
声かけられたけど
霧で全く見通しが悪い
小屋のモーター音が聞こえてきたので
そろそろ種池山荘かな?と思うが全然見えず
突然小屋が現れた!!
おおっ 到着したぁ〜
小屋でお昼休憩と思ったけど
いつ雨が降り出すかわからない感じだったので
もう少し先に進むことにした!
小屋ではトイレ休憩のみにしテント場横を通り過ぎ
岩小屋沢岳へ向かう
テント場では先程 ワタシを抜かしていった方が設営をされてました
設営後は爺に行くのかな?テント泊もイイよなぁ〜
ワタシは無理だけど...
稜線歩きになり少し余裕が出てきた
てか時間はまだ8時だよ
余裕があり過ぎるので ゆっくり進むことにした
岩小屋沢岳手前の突き出た岩の辺りで辺りが少し明るくなった
ココでランチ休憩としよぉ〜
お腹減ったぁ〜っ!!
時々薄ぅ〜く太陽が見えるけど すぐ隠れててしまう
でも扇沢方面の下界はよく見える
ちなみに剱側は何も見えない
ホントに今日天気よくなるのかと疑いたくなる
とはいえまだ9時だしな...
ゆぅ〜っくり休憩し 岩小屋沢岳へ向かうことにした
それにしても 種池山荘から先は 誰とも会わない...
30分程で岩小屋沢岳に到着
相変わらず扇沢は見えるけど剱側は見えないので
すぐに出発し45分くらいで小屋に到着した!
とりあえずチェックインし お部屋へ
本日は2人部屋だそうな
まだ早い時間なので誰もいませんでした
荷物の整理をしてちょっと横になったら眠ってしまい
気付くと13時になっていた
窓から見える空をみたら青空じゃんっ!
湯を沸かしてコーヒータイムとするかぁ〜っ
大町の方はすっかり雲が取れてめちゃイイ天気っ
明日歩くスバリや針ノ木岳 雪渓もよく見えるよぉ〜
そんなウキウキな稜線を見ながらコーヒーを入れて
コンビニスイーツを頂く
至福の時だなぁ〜
3時間くらいボォ〜っとしちゃいました
何も考えずに山からの景色を眺めるこの時間がたまらない
山に来てヨカッタぁ〜(^^)
しばらく佇んでいると
小屋前でプチ飲み会をしているおじ様達に
ココをちょっと行くと針ノ木小屋の上に槍が見えるよ
と教えてもらい
ちょっと行ってみる
おっ 丁度いい具合に槍が見える
イイとこ教えてもらっちゃったぁ〜
ココでもしばらく佇んでいると
鳴沢岳の方から人の声っ
「おぉ〜い 助けてぇ〜」
???
人の声?聞こえた??まさかっ?
しばらくすると やっぱり
「おぉ〜い 助けてぇ〜」
って聞こえるじゃないのっ!!
ワタシも「おぉ〜い 助け呼ばれてますかぁ」
と聴き返すも「おぉ〜い 助けてぇ〜」と...
とりあえず「小屋の人 呼んできますねぇ〜」
と声をかけ急いで小屋へ!
小屋の人に伝えると
既に本人から救助連絡が入ってたみたいで
色々手配しているようでした
この後 ヘリが来るとのコト
ヘリが飛ぶので小屋の外には出れず
救助の様子は見ることはできませんでしたが
無事にヘリで病院に運ばれたそうです
後でネットニュースで確認すると頭部にケガはあったが
命に別状はなかった様です
ホントによかったぁ〜
夕飯を済ませて日の入りを待っていると
剱側がどんどん晴れてきた!
そして小屋の談話室から見える剱がカッコイイぃ〜っ
めちゃギザギザじゃぁ〜んっ
マジックアワーを談話室で過ごしていると
見るみる変わる景色に感動ぉ〜っ
素晴らし過ぎるっ!!
そんなステキ時間を過ごしていると
あっという間に消灯時間
明日は3時起き!さっさと明日の準備をして就寝だぁっ
そして時間通り3時に起きて4時前に出発
空は満天の星 そして街の灯り 人工衛星も見えました!
ところが出発して3分 急にヘッデンの電池が切れる
ココでっ!と突っ込みを入れ 暗闇の中 電池交換
前途多難だなぁ〜っ
まずは昨日 遭難事故があった鳴沢岳へ
ちょっとした気の緩みが事故につながるのだっ
と用心しながら進む
東の空が少しだけ明るい
少しづつ周りが明るくなり 周りの山がよく見えるようになってきた
東の空には細い三日月が見えてイイ感じ
鳴沢岳に着く頃には剱や針ノ木 周りの山々が赤く染まり
モルゲンだぁ〜
これだから山はやめられない!
15分程停滞し 山頂で日の出を待つ
今日もイイ日でありますよーにっ
次なる頂き 赤沢岳へ
コースタイム通り1時間程で赤沢岳に到着っ
この辺りから針ノ木方面からの登山者とスレ違い始める
それにしても 針ノ木から来る人多っ
そしていよいよ 本日の核心 スバリ岳へぇ〜
まずはどんどん下るっ
そして300m弱登り返す〜っ
うぇ〜っ 辛いっ ツラいよぉ〜っ
今日一辛いっ!!
それでも1歩づつ無心で歩を進めていると
??意外と行けるかもっ 知らぬ間に山頂までもうすぐだ!
なんとか到着したぁ〜っ
つっかれたぁ〜っ
でも まだ針ノ木岳があるっ!!
気合を入れ直して針ノ木へ〜
またまた下って登り返し 今度は200mだぁ〜
さっきよりはマシっ
と思っていたら こっちの方が辛かったっ!
針ノ木遠いよぉ〜っ
やっとやっとの思いで針ノ木登頂っ!!
14年前に百名山を親子で達成した方と焼岳で出会った時に
どこが一番良かったですか?と聞いたら
針ノ木岳と言っていた
その後 すぐ針ノ木へ行ったけどガスで眺望イマイチだったのです
だけど今日は360℃の絶景が全部見えるぅ〜っ
ホントに素晴らしいっ!!
言ってた通りだぁ〜っ
もう一度来て良かったっ!
山頂では出会う方が皆 今日は素晴らしいですね
と声を掛け合っていた
ホントにその通りだった
針ノ木山頂で 写真を撮りまくり ゆっくりランチをして
1時間程休憩ぇ〜っ
そして針ノ木小屋へ降りて バッジを購入し
靴の紐を締め直して雪渓へと下山開始〜
扇沢まで3時間かぁ〜
結構疲労度高いので3時間で降れるかなぁ?
とか思いつつ下山を始める
時々足を止めて通ってきた稜線を眺める
よく歩いたなぁ〜
でも1日で歩く人もいるんだもんな 信じられねぇ〜
少しづつ標高を下げていくと 暑いっ...
雪渓まで行けばきっと涼しいハズ!
と言い聞かせて何とか雪渓に到着するも
全然涼しくないよぉ〜
しかも軽アイゼンが全然役に立たない
前爪が欲しい感じっ!!
夏の雪渓を甘く見ていた!!
本来ならスッスッと降りていく予定が
めちゃ時間かかるし 何度も滑って転ぶっ
14年前は軽アイゼンで全然OKだったのになぁ〜
思いの他 雪渓で苦戦し やっと雪渓を抜ける
暑いっ
更に暑くなった!!
下りでこんなに暑かったら上りはどおなるのぉ〜っ!?
今度は暑くて辛くなってきた
涼しい木陰では急に元気出るけど
日向は暑すぎて全然進まない
時々 沢が現れて渡渉する
てか時々じゃないっ!何度も現れる!!
そおいえばそうだったかぁ〜
その度に日向に出されて 汗だくになる
疲労がたまってきていたのか判断力が鈍り
渡渉中に濡れた石の上に飛び乗ろうとする
それやったら滑るに決まってんじゃん!
と思ったけど 判断遅くっ 思いっきり滑るっ!!
お尻から下全部濡れちゃったぁ〜っ(^^;)
運良く靴の中には水が入らなかったので
濡れて逆に気持ちよくなりました!
それぐらい暑いのだぁーっ
その後も泣きたくなるくらい渡渉を繰返し
やっとやっと扇沢に到着した
ホントに辛い下山でした
今までで一番辛かったかもっ!!
もう二度と針ノ木雪渓下りたくないかもっ!!
ていうか昨今の北アルプスの夏の暑さっ
今までこんなに暑かったっけ??
この気温が改善しない限り 夏の山は無理かもぉ〜っ
と思うのでした...
でも針ノ木サーキット
無事に周回完了となりましたぁ〜
ステキな山行ありがとぉ〜っ!!
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