移動に2日間。晴天の宮之浦岳(九州百名山一気制覇シリーズ①)


- GPS
- 07:51
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 990m
- 下り
- 990m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 7:51
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
百名山80座目、そして九州遠征シリーズ1座目は宮之浦岳。
【いきさつ】
山からはすっかり遠ざかってしまっているが、百名山制覇は大きな目標として抱き続けている。数年前から、まとまった休みがとれるこの時期に北陸、北海道、東北などに車中泊をしながら遠征して一気に登ってしまうことが続いている。今年は最後の遠征地となる九州を目指す。本来は、昨年登る予定で計画を練ったが、直前に台風が来たので、急遽北東北に変更した経緯がある。昨年の計画を微修正して出発した。
【九州百名山6座を周った順番と計画のポイント】
1日目<7月31日(水)>横浜から鹿児島まで移動。1時30分出発
2日目<8月1日(木)>鹿児島港から淀川登山口まで移動
3日目<8月2日(金)>宮之浦岳
4日目<8月3日(土)>開聞岳
5日目<8月4日(日)>霧島山
6日目<8月5日(月)>祖母山
7日目<8月6日(火)>阿蘇山
8日目<8月7日(水)>九重山
9日目<8月8日(木)>前日午前中に牧ノ戸登山口から横浜まで移動。9時30分到着
移動距離が長いので、飛行機やレンタカーを利用するプランも頭によぎったが、昨年までの経緯から「自分の車で車中泊して移動する」ことに慣れているので、今回もそれにこだわった。最大のポイントは最初に屋久島をもってくること。晴天の日に登りたかったので、天気予報をみて安定している日に出発した。(それでも登るのは2日後になる)フェリーは1日1往復で、行きは鹿児島港8時30発→宮之浦港12時30分着。帰りは宮之浦港13時30分発→鹿児島港17時40分着しかない。効率よく他の山に登りたかったので、屋久島滞在は24時間とした。このため、淀川登山口からの登頂開始時刻は3時に設定して11時には登山口に戻ってくる計画を練った。フェリーの乗船手続きが出航の1時間前に始まり、登山口からの移動に1時間30分かかるので、11時に戻るのが必須となる。結果としてこれがかなりハードだった。九州本土に帰ってからは開聞岳から九重山まで北上する計画を練った。
【屋久島宮之浦岳までの道のり】
7月31日の深夜1時30分に横浜の自宅を出る。鹿児島までの移動距離はおよそ1350km。こんなに長い距離を走ったことはない。2時間おきに休憩をとりながら車を走らせる。途中、2回の給油をして、19時30分頃に鹿児島北インターを降りる。18時間かかった。目だけではなく、ロードノイズをずっと聞いている耳も疲れた。夕食をとり、車中泊の目的地である城山公園駐車場に向かう。鹿児島港近辺に道の駅がなかったので、いろいろ調べてここを選択したが、夜景の名所でもあるらしく、遅い時間まで車の出入りがあった。北海道や東北の車中泊とは異なり、緯度が低く高所でもないので、車の中はとても暑かった。卓上扇風機をまわして対応するが寝苦しい夜だった。翌朝、城山公園からみる桜島は日の出と重なりとても綺麗だった。その後、フェリーに乗り、屋久島へ向かう。料金は8月1日から値上がりし、県民割引の往復で39000円。高い気がしたが、フェリーから見る開聞岳はとても美しく、船旅ならではの景色だった。無料でシャワーが使えるのもありがたく、行きも帰りも利用した。ただし、石鹸やシャンプーの備えはないのでフェリーで購入するか事前に用意する必要がある。個人的には乗船時間を有効に使え、私以外に誰も利用していなかったので簡単な洗濯ができたのがよかった。下船後はAコープで夕食を調達し、屋久杉自然館で観光してから淀川登山口に向かう。淀川登山口の駐車スペースは4台しかなく混みあううと聞いていたが、前日17時の時点では1台もない。(下山時には空いているスペースに何台も止まっていたが)ここは高所で涼しく、よく眠れた。
【宮之浦岳を登ってみて】
翌朝3時に出発した。真っ暗だが登山道はわかりやすく、道に迷うことはない。ただ、予想以上に細かいアップダウンが多い。階段や木道が所々に現れ、木の根も多く、歩きにくい。一定のリズムで歩けないのでスピードが上がらず、帰りはタイムリミットの11時近くになってしまい、少し焦った。夜明けのタイミングで眺望が開けた場所を通過したので、晴天の景色を楽しみながら気持ちよく歩くことができた。洋上アルプスの名の通り、山頂からの景色は海と雲の景色がとてもよかった。
【2座目の開聞岳へ向けて】
予定通りフェリーに乗り、鹿児島港へ17時40分過ぎに到着。車中泊の目的地である道の駅山川港活お海道に向かう。19時30分頃に到着し、隣接する居酒屋和ゆうで夕食をとり就寝。フェリーでシャワーを浴びていたので下船後に余裕があった。
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