越上山(高麗駅→吾野駅)


- GPS
- --:--
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 830m
- 下り
- 765m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:西武秩父線吾野駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山と高原地図(2013年度版)によると黒尾根は破線になっていますが、道そのものは実線同様です。 また、スカリ山付近も破線になっていますが歩いていて気が付きませんでした。整備済みなのかな。 越上山の山頂手前に大きな岩が鎮してますので、丁寧に通過することを推奨します。 全体的に整備されており、安全に歩くことができます。 一部、赤土や石灰岩等が滑りやすいです。 |
写真
感想
昨年の衝撃的な出会いから約1年。
物見山で初めて見たタマゴタケは、衆人の前でオジサン某に手折られました。
あまりの美しさに激写していた私が悪いんです。
他人が写真を撮っている目の前で被写体のキノコを採ろうとする人がいることにショック。
しかも衆人の中でタマゴタケ拉致〜。
今年、タマゴタケは無事に生えたのでしょうか。
気になったので奥武蔵は物見山に行くことにしました。
昨年は物見山の先は北向地蔵からユガテに下りたので、今度はユガテに下りずに関八州見晴台に向かって行かれるところまで行くことにします。
物見山まではどこを通って行こう?
高麗駅の近くから破線ルートがある。
何故破線なのかは分からないけれど、尾根伝いのようだから注意して歩けば道迷いはしないだろう。日当たりが良くてカブレル系植物が繁茂してたら、、、その時に考えよう。
高麗駅でのんびりと他の乗客を見送ってから出発。
駅の北側に並行する国道299号に出たら左に進み、高麗橋(こまはし)を渡ったら右に折れます。歩き始めて間もなく破線の入口に到着。
入口については敢えて記述しません。
というのは、この道が破線扱いされる理由が「登山口に道標がない」ことくらいしか考えられないからです。あとは、土地の所有者がよそ者にうろうろされるのを嫌うからか。
難しくはありませんが、少々登山口を探した後は樹林の中のなだらかな斜面を楽々歩いていきます。ちょっと赤土に苔が生えたりして滑りやすい道です。シダが沢山生えて鬱蒼とした雰囲気でもあります。
途中で高麗橋からの道と合流。2013年の山と高原地図には記載がありませんが、しっかりしていそうな道です。ちなみに歩いている尾根は黒尾根と呼ぶそうですが、この破線路は2006年の山と高原地図に記載されていません。
こう書くと新しく開拓された道のような気もしてきますが、なんと古銭が落ちていました。文久永寶という江戸時代も終わらんとする頃の四文銭だそうで、古銭としての価値は低いのだとか。厚さは1ミリに満たず、緑錆が少しありました。裏には青海波のような模様があります。150年程昔の江戸時代に、峠を越えて集落と集落を行き来する人がぽろっと落としたのでしょう。。。
落ちたままでは古銭も活きませんのでとりあえず拾ってしかるべき場所まで移動させることにします。
明瞭な道を辿るうち右手に鉄塔の足元が見えてきます。
そして鉄塔手前で駒高集落からの道と合流します。
どんな破線なのかと思ったけれど、下手な道よりもずっと歩きやすい。しかも楽。
楽ちんなまま物見山の近くに到着し、予定通り物見山へ。
食べられるかどうかはさておき、物見山山頂にはキノコが色々ありました。しばらくウロウロしたあと、北向地蔵の方向へ。宿谷の滝との分岐を過ぎると、登山道の右側に尾根が出てきたので踏み跡に乗ってみました。よーく踏み固められたメインストリートよりも、こちらの道の方が楽しいです。
尾根を登って平坦な細道を歩いていたら、足元に小瀬名富士の新しい立札が建っていました。
へえ、こんな山があったの知らなかったよ。
元の道に合流した後、北向地蔵に到着。
途中で拾った古銭を賽銭箱に入れました。落とし主もこれなら納得してくれるかな。
北向地蔵で大休止をした後、エビガ坂に向かいます。
山と高原地図を見ると車道を歩くようになっていますが、進行方向右側の尾根を見ると踏み跡があるのでそっちに車線変更。時々車道を歩きながらも極力尾根を歩くようにします。
スカリ山前後は破線になっており(山と高原地図2013年)、自分が歩くことができる道なのかと思ってドキドキしていましたが気が付いたら通過していたというのが本音。実際のところ、スカリ山の前後はイワイワしてたり急な下りがあったりしたので、行程に変化があって楽しかったです。ちなみに2006年版の地図を見ると、北向地蔵−エビガ坂間の道は記載されていません。
何か儲かったような気分♪
今までの道は静かだったのに、エビガ坂では人通りがどっと増えました。顔振峠とユガテの間を行き来する人達なのでしょう。
ちょっと休んでいる間に人がいなくなり、また自分たちだけになりました。
さらに進むと一本杉峠との分岐に出ます。
一本杉峠の方向は下草が瑞々しい空間を演出して、そそられてしまいました。
ですが、この先に越上山が控えているので一本杉峠は今後の予材とします。
スカリ山のアップダウンを通ったのが嘘のように思える平坦な道を歩くと、峠状になっている越上山との分岐に着きました。山と高原地図を見ると、ここから越上山までの往復にかかる時間は記載されていません。ちょっとの時間でピストンできるだろうと高をくくっていたら、これがなかなかの急登でした。
最後に登山道で立ちはだかる岩を乗り越えると越上山山頂です。
山頂は樹木に囲まれた平坦な空間です。熊倉山の山頂を思い出されますが、アレよりずっと狭いです。狭いと言っても10坪以上はあるかな。
越上山(おがみやま)という音は拝山に通じるので山頂に祠のひとつあっても良さそうだけど、それらしきものはありません。
年に一度くらい神事があってもおかしくない雰囲気です。
もっとも、祠については越上山を下る途中でありましたが。。。
越上山と対面に鎮している神社にお詣りして本道に戻ると間もなく諏訪神社。
ここでもお参りした後は、社殿の横から出ている道を歩きます。足元にシャガが生えていて、人里エリアに入った感があります。ここから顔振峠はまもなくで、この日はここから駅まで下りることにしました。
そうそう、タマゴタケ。
昨年生えていた場所で2つ見つけました。
そこは草が少なくなり、土はむき出し石ころだらけ。
キノコにはちょっと厳しい環境になったかな。
2つのうち1つは傘を広げて倒れていました。
無事に胞子を飛ばすことができたと思います。
来年もまた、沢山生えて欲しいです。
お疲れさま。キノコ三昧でしたね。
2枚目、
カバイロツルタケに見えますがいかに?
こんばんは、コメントありがとうございます。
2枚目の写真、カバイロツルタケみたいですね。
知っていれば、ツボが隠れていないか掘ってみたのに。
コメントを読み、図鑑で確認してみました。。。
最初にヤマケイの「日本のきのこ」と幼菌の会の「きのこ図鑑」を
開いてみたのですが、図鑑に載っているそれぞれの
カバイロツルタケが同じキノコに見えませんでした。
さらに違う図鑑を見たら、4冊目に自分が撮ったのと
よく似たキノコが見つかりました。
アングルが違うので自信はないけれど、多分同じキノコかな。
食べるわけではないので気楽ですが、キノコの同定って難しいですね。
(カバイロツルタケはよい出汁が出るとか。。。
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