【南米ペルー】ワイワッシュトレッキング(8泊9日)


- GPS
- 51:21
- 距離
- 95.2km
- 登り
- 5,415m
- 下り
- 5,549m
コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:40
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:18
- 山行
- 7:37
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:37
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:15
- 山行
- 4:19
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:19
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:01
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:43
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:33
天候 | 全日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■1日目 晴 <移動日> Huaraz(09:00)〜Quartelhuain Camp(15:00) 155km バスで移動(酔い止め必携) ホテルからバス(ハイエースみたいな車)で移動。途中でランチや休憩を挟んでキャンプ地へ。到着後しばらくテントサイト付近を散策し、ティータイムにポップコーンを食べた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■2日目 晴れのち曇り Quartelhuain(07:38)〜Cacanapunta[峠]〜Janca Camp(15:18) 距離12km、標高500m↑、500m↓ トレッキング初日。しばらく平地移動したら、Cacanapuntaを越えてJanca Campへ。到着後、30分ほど歩いてLaguna Mitucochaを見学。雲で太陽が隠れると、そよ風が吹いただけでも相当寒い。道中、牛の骨があちこちに転がっていた。(死んだ牛を狐などが食べるらしい) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■3日目 快晴 Janca Camp(07:43)〜Yanapunta[峠]〜Carhuacocha Camp(14:01) 距離10.5km、標高500m↑、650m↓ 早朝は霧がかっていたが、歩き始めたら快晴に。Yanapuntaまでの登りはしんどいが、辿り着くとRondoyやJirishanca(ヒリシャンカ)、Yerupaja(イェルパハ) など名だたる山々が並ぶ絶景。しばらく平坦なトレイルを進み、Carhuacochaが見えてきた辺りがランチスポット。 そこからは一気に標高を落として湖畔のキャンプサイトへ向かう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■4日目 晴れ/曇 Carhuacocha(07:29)〜Ciula Punta[峠]〜Huayhuash Camp(15:06) 距離13km、標高600m↑、300m↓ キャンプ地からしばらく平地を進むと、Laguna GangrajancaとLaguna Siula見学スポットが現れる。トレイルから外れて10分ほど登る必要があるが、行く価値はあると思う。曇りがちでも素晴らしかった。 Ciula PuntaあたりでQuesillocochaを眺めながらランチし、20分ほどお昼寝してからHuayhuashへ向かった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■5日目 晴れ/曇 Huayhuash(07:32)〜Trapecio Punta[峠]〜Elefante Camp(13:47) 距離12km、標高800m↑、600m↓ 山野井泰史氏が初登したラインがあるトラペシオ近くを通るトレイル。相方は雪壁を眺めて登攀ラインを確認していた。Trapecio、Carnicero、Siula Grandeの雪面は相当迫力があった。 そして私は人生初となる標高5,000m地点に到達し、身体は思うように動かないものの、なんだか嬉しかった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■6日目 快晴 Elefante Camp(07:32)〜Antonio Punta[峠]〜Qutatambo Camp(11:51) 距離5km、標高450m↑、700m↓ 距離は短いが Antonio Puntaの登りがしんどく、果てしなく遠く感じる。呼吸を深く一定に、休憩をとらずゆっくり足を進め続けた。 峠に着くと、右から Trapecio、Carnicero、Siula Grande、Siula Chico、Yerupaja、Sarapo、Caramarcaと、名峰が立ち並ぶ絶景だった。 しばし休憩したら、Qutatamboまでひたすら標高を落とす。下りの序盤は足元がかなり不安定で崩れやすいので要注意。Laguna Jurauが見えてくる辺りで休憩スポットが現れるので、おやつを食べてのんびり。まさかの獣道みたいな下り坂をこなして、この日は終了。 翌日のコースが長いので、午後は昼寝したりのんびりと過ごした。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■7日目 快晴 Qutatanbo Camp(07:40)〜Huatiac Camp(14:41) 距離18km、標高700m↓、700m↑ まずは川沿いの平坦な道を7kmほど歩く。坂はしんどいので平地は有難い(笑) お店や宿があるというHuayllapaの街に近づくと、すり潰すとメンソレータムの香りがする葉やミントの群生があった。スース―爽快な気分になる。我々は街には立ち寄らず、そのまま緩やかな登りが続く沢沿いのトレイルをゆっくり歩いた。 途中、涼しげな休憩スポットで昼食タイムを過ごし、また登り続けてキャンプ地へ到着。同行メンバー1人の体調が良くなく、彼女は登りの残り2.5kmあたりでレスキューホースを使用して移動した。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■8日目 快晴 Huatiac Camp(07:33)〜Yaucha Punta[峠]〜Jahuacocha Camp(16:16) 距離15km、標高400m↑、300m↓、400m↑、800m↓ 2つの峠を越えた日。本ワイワッシュ山群トレッキングのハイライトと言える素晴らしい稜線歩きだった。前半に眺めた山々が立ち並ぶ全景を眺められる。コンドルも優雅に飛んでいた。 終盤のキャンプ地に向かうトレイルは砂埃がひどく、長い長い下り。既にドンキードライバーが立ててくれているキッチンテントや我々の宿泊テントが見えるが、なかなか着かない。以前、黒戸尾根ピストンしたときの下山を思い出した。 夕食は石焼き料理。同ルートをまわった日本人の知り合いもここで石焼きディナーだったとのことで、恒例イベントなのかな?鶏肉やイモ、ソラマメなどを石焼した豪華夕食を味わった。 旅も残すところ1日となり、寂しさと同時に、8日ぶりにお風呂に入れるのが楽しみで仕方なかった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■9日目 快晴 Jahuacocha Camp(07:28)〜Sambuya Punta[峠]〜Rondoy Punta[峠]〜Rondoy(13:01) 距離10km、標高700m↑、600m↓ 同パーティーのアメリカ人カップルは、峠越えをしないルートに変更してLiamacへ下山したが、我々は予定通りまたアップダウンを繰り返す。序盤はJahuacochaとSolteracocha沿いのフラットな道で、ヒリシャンカを眺めながら歩く。コンドルやビスカッチャを見ることもできた。4kmほど進んだところから緩やかなジグザグの登りが始まる。大したことのないトレイルなはずなのに、酸欠を感じて本当にしんどかった。 なんとかRondoy Puntaまで到達したら、あとは下り基調。ワイワッシュの山並みを眺めてランチして、無事、Rondoyに下山した。 待機していたお迎えバスに乗り、Llamacでアメリカ人カップルをピックアップし、huarazのホテルへ。 |
その他周辺情報 | 【Huaraz滞在時のホテル】 Hotel Molares(1泊1部屋80ドル 朝食込) ※ペルーの宿はドライヤーがない。付近のホテルに比べるとだいぶ割高だが、部屋は広く、館内は綺麗・快適で良かった。朝食も美味しい。 【ツアースタッフ構成】 ガイド/アシスタントガイド/コック/ドンキードライバー2名/ドンキー 計12匹/レスキューホース1頭 【ツアーに含まれるもの】 朝昼夕食、飲み物、行動食スナック、テント、簡素マット、など 【毎日の基本的な流れ】 06:00 起床 07:00 朝食 07:30 トレッキング開始〜昼食〜キャンプ地到着 15:30 キッチンテントでティータイム 18:30 夕食 20:00 就寝 |
写真
感想
去年から考えてたペルー遠征。新婚旅行と称して、贅沢な23日間の旅を決行した。
このワイワッシュ山群トレッキングは、名前こそ聞いたことがあるものの、なかなか生で見れない山々を間近で眺められる特別感がある。4日間くらいのショートコースもあるが、今回はグルッと周回するコースにしてみた。
【高山病について】
Huarazに到着して2日間のデイハイクをこなし、本ツアー行程自体もよく考慮された内容だったので、頭痛や吐き気など高山病は全く問題なかった。
夜中は何度か目が覚めるものの快眠。どこでも寝付ける習性は有り難い。
なお、冷たくて乾燥した空気・風、砂埃などの影響からか、4日目あたりから鼻や喉がやられる。就寝時の保湿やのど飴、風邪薬など、体調管理は重要。
【トレイルについて】
標高4,000〜5,000m間でアップダウンを繰り返しながら進む(当初、ただ平坦な道を歩き続けるのを想像していたw)。身体が順応してても登りでパワーが全く出ず、峠越えが毎回毎回ほんとにつらい。私の周りだけ酸素がない?!高所での登山活動に向かない体質なのか?!と、絶望しながらトボトボ登っていた。。
そんな身体の動かなさとは裏腹に、毎日表情を変えて現れる壮大でかっこいい風景には感動し、頑張ってOSMO Action4に動画を収め続けた。
【眺めた代表的な山】
・トラペシオ:山野井泰史氏が初登したラインあり。セラック多数。
・イェルパハ:ワイワッシュ山群最高峰6,651m
・ヒリシャンカ:過去に墜落事故あり、救助活動が困難なため未だ機体や遺体はそのままだという。
・シウラ グランデ
【服装・着替えについて】
日差しは強いが気温は高くなく、終始長袖(トレイルアクションパーカ、プロトンフーディなど)を羽織って行動。着替えは5日目に一度のみ。メリノウールはやはり最高。予備で持参した半袖3枚は使わなかった。
服はキャンプサイトの川とかで洗うこともできるが、日が陰るのも早く、朝の撤収も早いので、乾かないリスクがありそう。全体的にトレイルは砂埃が激しく、服や靴は砂だらけとなった。
また、昨年レーシック手術をしたのだが、こういう遠征時(不衛生な環境下&なるべく荷物減らしたい)は特にコンタクト不要なのが有り難く感じた。
【生活(?)について】
朝・昼・夕の美味しい料理とティータイムも毎回用意してくれるありがたさ。量が多いので、いつも少な目にしてもらった。
キャンプサイトに着くと、風向きを考慮してテントが設営済みだし、荷物も振り分けてくれている。スタッフ達は仕事が丁寧で手際がよく、雰囲気も良いので一緒にいて楽しかったし、こんなに至れり尽くせりで良いのかと思うほどだった。
電波は全く入らないので、スマホをいじるのはヤマレコの操作時のみ。もう二度と見ることがないかもしれないワイワッシュ山群の大自然とこの上なく向き合えたと思う。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する