雄大な展望がご褒美でした♪空木岳☆(池山林道終点からピストン)


- GPS
- 13:00
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,634m
- 下り
- 1,624m
コースタイム
- 山行
- 11:50
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 13:00
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
http://www.komaho.net/hutte/utsugi_hutte_access.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
《林道終点P⇔池山小屋分岐(水場)》 駐車場の奥に登山口があり、なだらかで広い葛折りの道で鷹打場の分岐に着きます。池山方面と遊歩道の二手の道を遊歩道を歩くと、池山小屋分岐手前の水場に着きます。池山小屋は池山方面に100mの方向です。遊歩道経由の道では危険箇所はありませんでした。 《池山小屋分岐(水場)⇔空木平分岐》 水場から登山道コースと遊歩道コースに分かれ、それぞれ往復で利用しましたが距離や傾斜に大差はないように思います。合流点の尻無から傾斜が急になり始めて、マセナギを過ぎると急登に階段・梯子が連続する険しい大地獄・小地獄になりますが、危険箇所にはロープや鎖が設置されて案外難易度は低く、アスレチック気分で登れると思いました。ただ混雑時のすれ違いや雨天の時は注意が必要だと思います。 《空木平分岐⇒空木平避難小屋⇒空木岳》 分岐から灌木帯のトラバース道を進みますが、道が狭く足元が見え難い箇所があるので転倒注意です。空木平避難小屋からは沢沿いのザレ場を歩く視界の良い空木平カールになり、終始頂上を見ながらの登りになります。 駒峰ヒュッテから10分で山頂です。 《駒峰ヒュッテ⇒駒石⇒空木平分岐》 駒峰ヒュッテのテラスを通って稜線を歩きます。好天の時は右手に空木平、左手に木曽駒や乗鞍岳、前方に南アルプスを見ながらの贅沢な展望が得られる道です。ガスや悪天時は注意が必要かも知れません。 |
その他周辺情報 | 信州駒ヶ根高原 早太郎温泉『こまくさの湯』 大人610円 http://www.komakusanoyu.com/onsen.htm 喫茶『ガロ』 http://www.kankou-komagane.com/spot/inspection2.php?id=68&c_id=2&cj_id=5 |
写真
感想
秋の大型連休を来週に控えていましたが、台風が過ぎて思いがけずアルプス方面が好天の予報だったので、思い切って中央アルプスの空木岳に行ってみることにしました。
長く工事で通行不可だった池山林道終点までの道が、先月から通行できるらしい事をヤマレコの記録で確認していたので尚更でした。
駒ヶ根ICから一旦駒ヶ根高原の反対方向へ進み、給油とコンビニでの買出しを済ませてから池山林道へと向かいます。
こぶしの湯を過ぎてからは、舗装のない噂通りの悪路をガタゴトと徐行運転で進み、既に10台以上は先着していた林道終点の駐車場に23時過ぎに到着して車中泊しました。
林道終点の駐車場には恐らく15台程しか停めれないと思うので、前日着じゃないと、この日は駐車できなかったのではないでしょうか。
翌朝はコースタイムの長い空木岳攻略の為に、前回の妙高・火打山の反省と、笠ヶ岳の経験を活かして早朝4時に駐車場をスタートしました。
駐車場の奥に登山ポストのある登山口があり、なだらかで広い葛折りの道を歩き始めます。途中に分岐路もありましたが、綺麗な案内看板が設置されていて暗闇にヘッデンでも安心して歩く事ができます。
スタートから1時間程で周囲が明るくなり始めたので、ヘッデンを切ってすぐに池山小屋分岐の水場があったので最初の休憩を取りました。池山小屋は水場から100mほど離れた場所にあるようでした。
水場の先で登山道と遊歩道の二手に分岐されていたので、登山道の方向に進んでみました。30分ほどで道は合流して、尻無と書かれた場所から道は一本になりますが、この辺りから徐々に道が急になり始めます。
マセナギと書かれた看板を過ぎた頃から階段・梯子の連続する険しい急登になり、ロープや鎖も設置されて、まるで修験道のような道です。
たぶんこの辺りが大地獄・小地獄と呼ばれる場所なのでしょうが、特に標示がなかったので詳しくはわかりませんでした。
迷尾根と書かれた看板からは、アップダウンもあるやせ尾根がダラダラと続き、段々と気温も上がり始めて辛くなってきた頃に、ようやく空木平の避難小屋と、駒石のある稜線との分岐点に着きました。
帰りはゆっくりと景色を楽しみながら下山したかったので、往路は空木平経由で頂上を目指します。
足元の狭いトラバース道を若干下りながら進んで、森林限界が近いのか、背の低い灌木帯を抜けると唐突に視界が開けて、空木平避難小屋から空木岳までがまっすぐ視界に飛び込んで来ました。
空は抜ける様な青空で、実はここの避難小屋には色々と怖い話もあって、内心ドキドキしながらの訪問だったのですが、中を覗かせて貰うと、最高のお天気でとても明るく、清潔感のあるとても綺麗な小屋でした。
空木平避難小屋は無人小屋ですが、宿泊は1000円を中のポストに入れて利用するようで、両側に10人ずつ20人は泊まれそうです。
今までに見た避難小屋の中でも泊まってみたいランキング上位です!
空木平小屋の前で10分ほど休憩してから、空木平カールの先にはっきりと見えている山頂に向けて出発します。すぐに綺麗に澄んだ水の流れる沢があって、どうやらこの沢沿いを登っていくようです。
空の青と、灌木の緑と、沢石の白のコントラスが素晴らしい快適なカール歩きですが、実際は足元はゴロ石で歩き難いし、沢の水はいつの間にか枯れてなくなるし、直射日光は暑いし、駒峰ヒュッテはずっと見えているのに全然近付かなくてもう限界寸前です(笑)
それでも少しずつ登ってようやく駒峰ヒュッテに着くと、山頂まで100mと書かれた標示板からそのまま山頂に向かいます。
頭上には同じく頂上へ向かう人が沢山歩いていて、ここまでヘロヘロでしたが、ここまで来ると不思議に足が動いて、スタートから約7時間の11時に私達の百名山25座目になる空木岳に到着しました。
頂上からは木曽駒ヶ岳や御嶽山は勿論、乗鞍岳や槍、穂高、八ヶ岳もくっきりと見えて今シーズン1番の展望を楽しめました。
駒峰ヒュッテに戻って登山バッジを購入して、カップヌードル(300円)を買ってゆっくりと昼食休憩してから11時50分に下山開始しました。
帰りは当初の予定通り、稜線沿いを歩いて往路で歩いた空木平を見下ろしながらの下山ですが、稜線からは南アルプスの稜線もよく見えて、本当に展望が素晴らしい山だなと思いました。
駒石を初めとした巨石や奇岩も多く、もう少し登山口からの距離が短ければ気軽に何度でも登りたい山なんですけどね(笑)
登りではアスレチック気分で楽しかった大地獄・小地獄は下りでは結構怖くて、もしかすると下りの方が時間がかかったかも知れません。
ちょうど同じく下山される方が多く、狭い場所で渋滞を作ってしまい申し訳なかったのですが、それでも尻無から先は傾斜も緩やかになり、道も広くなったのでのんびり歩けました。
最後に池山小屋分岐の水場で水を補給しながら小休憩をして、そこから朝はまだ暗かった道をじっくり観察しながら下って、駒峰ヒュッテから5時間と少しで駐車場のある登山口に戻りました。
時間は17時を過ぎていたので、丁度13時間のロング山行になりました。
帰り道で去年も木曽駒に来た時に利用した「こまくさの湯」に再訪して、長かった山行の疲れを癒しました。
そして夕食には喫茶「ガロ」でミックス丼を頂き、噂通りのボリュームでお腹一杯になりました♪
空木岳はもう少し楽に日帰り出来ると思っていたのですが、コースタイムも全てで私には少しきつめでした。
足が遅い分、早立ちで貯金をする作戦は成功して、日没までには帰って来れましたが、もう少し楽な山歩きがしたいのが本音です。
来週の大型連休はのんびり歩きたい〜♪(^▽^)/
池山小屋までは、大変歩きやすくて
ヘッデン登山も、へっちゃらですよね。
その後の急坂、全く展望も利かず
僕は、心が折れそうでしたが
山頂の美しさで、報われた思いでした。
この日は、槍穂まで見えてたの
ですね。
コマクサの湯、二日後に
利用してます。ガロは
大混雑撤退でした。
うらやましいです。
なんと
空木岳は前半と後半でガラッと表情を変える山で、とても苦戦
しましたが、快晴の山頂での展望は今シーズン最高でした
ガロは歩くのが遅いお陰で空いた時間帯に訪れる事ができたのかもです
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