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Yamareco

記録ID: 715143
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

雄大な展望がご褒美でした♪空木岳☆(池山林道終点からピストン)

2015年09月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
13:00
距離
16.2km
登り
1,634m
下り
1,624m

コースタイム

日帰り
山行
11:50
休憩
1:10
合計
13:00
5:25
5:30
40
6:10
10
6:20
40
7:00
130
9:10
9:20
10
9:30
75
10:45
15
11:00
11:05
5
11:10
11:50
20
12:10
25
13:40
20
14:00
30
14:30
20
14:50
10
15:00
60
16:00
16:10
20
17:10
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
池山林道終点P(無料・トイレあり)
http://www.komaho.net/hutte/utsugi_hutte_access.html

コース状況/
危険箇所等
《林道終点P⇔池山小屋分岐(水場)》
駐車場の奥に登山口があり、なだらかで広い葛折りの道で鷹打場の分岐に着きます。池山方面と遊歩道の二手の道を遊歩道を歩くと、池山小屋分岐手前の水場に着きます。池山小屋は池山方面に100mの方向です。遊歩道経由の道では危険箇所はありませんでした。

《池山小屋分岐(水場)⇔空木平分岐》
水場から登山道コースと遊歩道コースに分かれ、それぞれ往復で利用しましたが距離や傾斜に大差はないように思います。合流点の尻無から傾斜が急になり始めて、マセナギを過ぎると急登に階段・梯子が連続する険しい大地獄・小地獄になりますが、危険箇所にはロープや鎖が設置されて案外難易度は低く、アスレチック気分で登れると思いました。ただ混雑時のすれ違いや雨天の時は注意が必要だと思います。

《空木平分岐⇒空木平避難小屋⇒空木岳》
分岐から灌木帯のトラバース道を進みますが、道が狭く足元が見え難い箇所があるので転倒注意です。空木平避難小屋からは沢沿いのザレ場を歩く視界の良い空木平カールになり、終始頂上を見ながらの登りになります。
駒峰ヒュッテから10分で山頂です。

《駒峰ヒュッテ⇒駒石⇒空木平分岐》
駒峰ヒュッテのテラスを通って稜線を歩きます。好天の時は右手に空木平、左手に木曽駒や乗鞍岳、前方に南アルプスを見ながらの贅沢な展望が得られる道です。ガスや悪天時は注意が必要かも知れません。
その他周辺情報 信州駒ヶ根高原 早太郎温泉『こまくさの湯』 大人610円
http://www.komakusanoyu.com/onsen.htm

喫茶『ガロ』
http://www.kankou-komagane.com/spot/inspection2.php?id=68&c_id=2&cj_id=5
まだ暗い内に登山口をスタートしました。
2015年09月12日 04:08撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 4:08
まだ暗い内に登山口をスタートしました。
用紙が見当たりませんでしたが、持参した登山届を提出しました。
2015年09月12日 04:09撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 4:09
用紙が見当たりませんでしたが、持参した登山届を提出しました。
暗闇に看板を見つけるとホッとします。
2015年09月12日 04:41撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 4:41
暗闇に看板を見つけるとホッとします。
写真では暗いですが、ヘッデンなしでも歩けるようになりました。
2015年09月12日 05:16撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 5:16
写真では暗いですが、ヘッデンなしでも歩けるようになりました。
水場で最初の休憩を取りました。
2015年09月12日 05:27撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 5:27
水場で最初の休憩を取りました。
分岐には必ず綺麗な案内看板がありました。登山道と書かれた方向に向かいます。
2015年09月12日 05:30撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 5:30
分岐には必ず綺麗な案内看板がありました。登山道と書かれた方向に向かいます。
分岐路が合流する尻無に着きました。
2015年09月12日 06:07撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 6:07
分岐路が合流する尻無に着きました。
尻無を過ぎると、急登が連続する道になりました。
2015年09月12日 06:10撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 6:10
尻無を過ぎると、急登が連続する道になりました。
気持ちのいい朝日が顔を出しました。
2015年09月12日 06:17撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 6:17
気持ちのいい朝日が顔を出しました。
マセナギを通過します。どういう意味なのかな?
2015年09月12日 06:21撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 6:21
マセナギを通過します。どういう意味なのかな?
途中にあった注意看板に緊張が高まります。
2015年09月12日 06:53撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 6:53
途中にあった注意看板に緊張が高まります。
急峻ですが階段や梯子が設置されているので、危険度は低いと思います。
2015年09月12日 06:54撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 6:54
急峻ですが階段や梯子が設置されているので、危険度は低いと思います。
ここは手すりがありがたいです。
2015年09月12日 07:01撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 7:01
ここは手すりがありがたいです。
丈夫な鉄ワイヤーで整備された道。
2015年09月12日 07:02撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 7:02
丈夫な鉄ワイヤーで整備された道。
鎖場もありました。この辺りを大地獄・小地獄と言うんでしょうか?
2015年09月12日 07:17撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 7:17
鎖場もありました。この辺りを大地獄・小地獄と言うんでしょうか?
迷尾根。中間地点辺りになるようです。
2015年09月12日 07:32撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 7:32
迷尾根。中間地点辺りになるようです。
駒石方面との分岐を空木平経由で頂上を目指します。
2015年09月12日 08:48撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 8:48
駒石方面との分岐を空木平経由で頂上を目指します。
森林限界近くの灌木帯を進みます。
2015年09月12日 08:59撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 8:59
森林限界近くの灌木帯を進みます。
見晴らしのいい空木平に着きました。
2015年09月12日 09:12撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 9:12
見晴らしのいい空木平に着きました。
怖い話も沢山ある空木平避難小屋です。
2015年09月12日 09:12撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 9:12
怖い話も沢山ある空木平避難小屋です。
中は明るくて清潔感のある、とても綺麗な小屋でした。泊まってみたいかも…(笑)
2015年09月12日 09:14撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 9:14
中は明るくて清潔感のある、とても綺麗な小屋でした。泊まってみたいかも…(笑)
小屋の裏にはトイレも完備されています。
2015年09月12日 09:13撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 9:13
小屋の裏にはトイレも完備されています。
快晴の山頂に向かいます。
2015年09月12日 09:23撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 9:23
快晴の山頂に向かいます。
小屋からすぐに綺麗な水の沢がありました。
2015年09月12日 09:31撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 9:31
小屋からすぐに綺麗な水の沢がありました。
沢と登山道が一体になった道です。
2015年09月12日 09:37撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 9:37
沢と登山道が一体になった道です。
駒峰ヒュッテが見えました。空が青い!
2015年09月12日 10:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 10:04
駒峰ヒュッテが見えました。空が青い!
振り返ると空木平避難小屋が小さくなってました。
2015年09月12日 10:31撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 10:31
振り返ると空木平避難小屋が小さくなってました。
駒峰ヒュッテに着きました。好天なので寝袋が沢山干されていました。
2015年09月12日 10:44撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 10:44
駒峰ヒュッテに着きました。好天なので寝袋が沢山干されていました。
山頂まであと100mです。
2015年09月12日 10:45撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 10:45
山頂まであと100mです。
ついさっきまでヘロヘロでしたが、頂上が見えると元気になりました♪
2015年09月12日 10:46撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 10:46
ついさっきまでヘロヘロでしたが、頂上が見えると元気になりました♪
空木岳(2,864m)に到着しました。
2015年09月12日 11:05撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 11:05
空木岳(2,864m)に到着しました。
木曽駒ケ岳と宝剣岳がすぐ近くに見えました。
2015年09月12日 11:00撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 11:00
木曽駒ケ岳と宝剣岳がすぐ近くに見えました。
伊那市街の向こうに八ヶ岳が見えました。
2015年09月12日 11:01撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 11:01
伊那市街の向こうに八ヶ岳が見えました。
八ヶ岳のアップ。右から権現岳、赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳が確認できました。
2015年09月12日 11:01撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 11:01
八ヶ岳のアップ。右から権現岳、赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳が確認できました。
去年の9月に噴火した御嶽山。頂上付近に火山灰が堆積しているのがよくわかります。
2015年09月12日 11:02撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 11:02
去年の9月に噴火した御嶽山。頂上付近に火山灰が堆積しているのがよくわかります。
こちらは乗鞍岳ですね。まだ未踏なので憧れの3000m峰です。
2015年09月12日 11:02撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 11:02
こちらは乗鞍岳ですね。まだ未踏なので憧れの3000m峰です。
もう一度、中央の宝剣岳と左側の木曽駒ケ岳を見ていると、木曽駒の左側に…
2015年09月12日 11:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 11:03
もう一度、中央の宝剣岳と左側の木曽駒ケ岳を見ていると、木曽駒の左側に…
槍ヶ岳と奥穂高岳も見えました!
2015年09月12日 11:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 11:03
槍ヶ岳と奥穂高岳も見えました!
南駒ケ岳への稜線です。
2015年09月12日 11:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 11:03
南駒ケ岳への稜線です。
駒峰ヒュッテに向かいます。
2015年09月12日 11:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 11:03
駒峰ヒュッテに向かいます。
空木岳を振り返ります。最高のお天気に感謝です♪
2015年09月12日 11:57撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 11:57
空木岳を振り返ります。最高のお天気に感謝です♪
帰り道で見た駒石です。
2015年09月12日 12:05撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 12:05
帰り道で見た駒石です。
自然にこんな巨石が生まれるんでしょうか?
2015年09月12日 12:10撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 12:10
自然にこんな巨石が生まれるんでしょうか?
空木平からの道に合流しました。
2015年09月12日 12:34撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 12:34
空木平からの道に合流しました。
中間地点。ここからも登ってくる人が結構居ました。
2015年09月12日 13:40撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 13:40
中間地点。ここからも登ってくる人が結構居ました。
今日はお花が少なかった中でトリカブトは沢山咲いていました。
2015年09月12日 13:46撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 13:46
今日はお花が少なかった中でトリカブトは沢山咲いていました。
帰りの地獄も辛いです…
2015年09月12日 14:13撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 14:13
帰りの地獄も辛いです…
帰りは遊歩道経由で帰ります。
2015年09月12日 15:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/12 15:04
帰りは遊歩道経由で帰ります。
白くて可愛いキノコ。
2015年09月12日 15:14撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 15:14
白くて可愛いキノコ。
なんか美味しそうなキノコ。
2015年09月12日 15:14撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 15:14
なんか美味しそうなキノコ。
オレンジで綺麗なキノコ。
2015年09月12日 15:16撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 15:16
オレンジで綺麗なキノコ。
絶対毒あるよね?なキノコ
2015年09月12日 15:17撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 15:17
絶対毒あるよね?なキノコ
登山口に帰ってきました。13時間かかりました〜(^^ゞ
2015年09月12日 17:17撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 17:17
登山口に帰ってきました。13時間かかりました〜(^^ゞ
駐車場はまだかなり車が残ってました。泊まりの人が多いのかな?
2015年09月12日 17:18撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 17:18
駐車場はまだかなり車が残ってました。泊まりの人が多いのかな?
帰りは1年ぶりの「こまくさの湯」に立ち寄ります。
2015年09月12日 17:59撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/12 17:59
帰りは1年ぶりの「こまくさの湯」に立ち寄ります。
そして夕食は喫茶「ガロ」さんで名物のミックスカツ丼を頂きました♪凄いボリュームでした!
2015年09月12日 19:17撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/12 19:17
そして夕食は喫茶「ガロ」さんで名物のミックスカツ丼を頂きました♪凄いボリュームでした!

感想

秋の大型連休を来週に控えていましたが、台風が過ぎて思いがけずアルプス方面が好天の予報だったので、思い切って中央アルプスの空木岳に行ってみることにしました。
長く工事で通行不可だった池山林道終点までの道が、先月から通行できるらしい事をヤマレコの記録で確認していたので尚更でした。

駒ヶ根ICから一旦駒ヶ根高原の反対方向へ進み、給油とコンビニでの買出しを済ませてから池山林道へと向かいます。
こぶしの湯を過ぎてからは、舗装のない噂通りの悪路をガタゴトと徐行運転で進み、既に10台以上は先着していた林道終点の駐車場に23時過ぎに到着して車中泊しました。
林道終点の駐車場には恐らく15台程しか停めれないと思うので、前日着じゃないと、この日は駐車できなかったのではないでしょうか。

翌朝はコースタイムの長い空木岳攻略の為に、前回の妙高・火打山の反省と、笠ヶ岳の経験を活かして早朝4時に駐車場をスタートしました。
駐車場の奥に登山ポストのある登山口があり、なだらかで広い葛折りの道を歩き始めます。途中に分岐路もありましたが、綺麗な案内看板が設置されていて暗闇にヘッデンでも安心して歩く事ができます。

スタートから1時間程で周囲が明るくなり始めたので、ヘッデンを切ってすぐに池山小屋分岐の水場があったので最初の休憩を取りました。池山小屋は水場から100mほど離れた場所にあるようでした。
水場の先で登山道と遊歩道の二手に分岐されていたので、登山道の方向に進んでみました。30分ほどで道は合流して、尻無と書かれた場所から道は一本になりますが、この辺りから徐々に道が急になり始めます。

マセナギと書かれた看板を過ぎた頃から階段・梯子の連続する険しい急登になり、ロープや鎖も設置されて、まるで修験道のような道です。
たぶんこの辺りが大地獄・小地獄と呼ばれる場所なのでしょうが、特に標示がなかったので詳しくはわかりませんでした。
迷尾根と書かれた看板からは、アップダウンもあるやせ尾根がダラダラと続き、段々と気温も上がり始めて辛くなってきた頃に、ようやく空木平の避難小屋と、駒石のある稜線との分岐点に着きました。

帰りはゆっくりと景色を楽しみながら下山したかったので、往路は空木平経由で頂上を目指します。
足元の狭いトラバース道を若干下りながら進んで、森林限界が近いのか、背の低い灌木帯を抜けると唐突に視界が開けて、空木平避難小屋から空木岳までがまっすぐ視界に飛び込んで来ました。

空は抜ける様な青空で、実はここの避難小屋には色々と怖い話もあって、内心ドキドキしながらの訪問だったのですが、中を覗かせて貰うと、最高のお天気でとても明るく、清潔感のあるとても綺麗な小屋でした。
空木平避難小屋は無人小屋ですが、宿泊は1000円を中のポストに入れて利用するようで、両側に10人ずつ20人は泊まれそうです。
今までに見た避難小屋の中でも泊まってみたいランキング上位です!

空木平小屋の前で10分ほど休憩してから、空木平カールの先にはっきりと見えている山頂に向けて出発します。すぐに綺麗に澄んだ水の流れる沢があって、どうやらこの沢沿いを登っていくようです。
空の青と、灌木の緑と、沢石の白のコントラスが素晴らしい快適なカール歩きですが、実際は足元はゴロ石で歩き難いし、沢の水はいつの間にか枯れてなくなるし、直射日光は暑いし、駒峰ヒュッテはずっと見えているのに全然近付かなくてもう限界寸前です(笑)

それでも少しずつ登ってようやく駒峰ヒュッテに着くと、山頂まで100mと書かれた標示板からそのまま山頂に向かいます。
頭上には同じく頂上へ向かう人が沢山歩いていて、ここまでヘロヘロでしたが、ここまで来ると不思議に足が動いて、スタートから約7時間の11時に私達の百名山25座目になる空木岳に到着しました。

頂上からは木曽駒ヶ岳や御嶽山は勿論、乗鞍岳や槍、穂高、八ヶ岳もくっきりと見えて今シーズン1番の展望を楽しめました。
駒峰ヒュッテに戻って登山バッジを購入して、カップヌードル(300円)を買ってゆっくりと昼食休憩してから11時50分に下山開始しました。

帰りは当初の予定通り、稜線沿いを歩いて往路で歩いた空木平を見下ろしながらの下山ですが、稜線からは南アルプスの稜線もよく見えて、本当に展望が素晴らしい山だなと思いました。
駒石を初めとした巨石や奇岩も多く、もう少し登山口からの距離が短ければ気軽に何度でも登りたい山なんですけどね(笑)

登りではアスレチック気分で楽しかった大地獄・小地獄は下りでは結構怖くて、もしかすると下りの方が時間がかかったかも知れません。
ちょうど同じく下山される方が多く、狭い場所で渋滞を作ってしまい申し訳なかったのですが、それでも尻無から先は傾斜も緩やかになり、道も広くなったのでのんびり歩けました。

最後に池山小屋分岐の水場で水を補給しながら小休憩をして、そこから朝はまだ暗かった道をじっくり観察しながら下って、駒峰ヒュッテから5時間と少しで駐車場のある登山口に戻りました。
時間は17時を過ぎていたので、丁度13時間のロング山行になりました。

帰り道で去年も木曽駒に来た時に利用した「こまくさの湯」に再訪して、長かった山行の疲れを癒しました。
そして夕食には喫茶「ガロ」でミックス丼を頂き、噂通りのボリュームでお腹一杯になりました♪

空木岳はもう少し楽に日帰り出来ると思っていたのですが、コースタイムも全てで私には少しきつめでした。
足が遅い分、早立ちで貯金をする作戦は成功して、日没までには帰って来れましたが、もう少し楽な山歩きがしたいのが本音です。
来週の大型連休はのんびり歩きたい〜♪(^▽^)/

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コメント

camiiさん、hide0303さん、こんにちは。
池山小屋までは、大変歩きやすくて
ヘッデン登山も、へっちゃらですよね。
その後の急坂、全く展望も利かず
僕は、心が折れそうでしたが
山頂の美しさで、報われた思いでした。
この日は、槍穂まで見えてたの
ですね。

コマクサの湯、二日後に
利用してます。ガロは
大混雑撤退でした。
うらやましいです。
2015/9/17 11:33
komakiさん♪こんばんは☆
なんとsign012日違いでお隣のお山に居られたんですね〜

空木岳は前半と後半でガラッと表情を変える山で、とても苦戦
しましたが、快晴の山頂での展望は今シーズン最高でした

ガロは歩くのが遅いお陰で空いた時間帯に訪れる事ができたのかもです
happy01
2015/9/17 22:29
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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