富士山(須走ルート)やっとこさ頂上へ(須走口お鉢ですが・・・)!

- GPS
- --:--
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,764m
- 下り
- 1,754m
コースタイム
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 9:55
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
本年7月25日の御殿場ルートにおける富士山初チャレンジ(結果は七合五勺で撤退)以降、できるだけ早く再チャレンジしようと思い、機会を探っていました。当初は”富士山に登るなら御殿場”などと意気込んでいましたが、とにかくまずは日帰りで頂上を極めることを優先させる方針に切り替えました。長丁場の御殿場ルートを除くルートを検討した結果、今回は須走ルートを選択しました。須走ルートとて、私にとっては容易なルートではないことはわかっていました。しかし、天気がよければまだ日中の暑さが避けられないことが予想される中、樹林帯のある須走ルートなら少しは緩和されるのでは?と思われました。こうして私の二回目の富士山登頂に向けたチャレンジが開始されました。
いつものとおり滑り出しは順調です。樹林帯の中、時折、開けたところに出てはまた樹林帯(低木帯といった方がいいのかな)に入ったりしていきます。新六合目の長田山荘までがかなり長く感じられました。
御殿場ルートの際は全く気付かなかったのですが、かなり下の方から山の斜面に沿って山小屋が山頂に向かって点々とあるのがよくわかります。
本六合目、七合目、本七合目まではちょっと頭がクラクラしたかな?でもほとんど気にならないくらいでしたし、疲労度もさほどではありません。そしていよいよ私にとって未知なるゾーンの八合目に突入です。この辺りから頭クラクラしてきました。本八合目に到達し、富士吉田ルートとの合流で賑やかになりました。おっと、この前に八合目の下江戸屋に着く直前で道を間違えました。一生懸命登っていたらどうも富士吉田のルートの方へ登っていたみたいです。また本八合目の山小屋街に入る直前で道に迷いました。ここでは結局、山小屋の前やら間やらの石段みたいなところを通ってしまい、正規のルートに戻ったみたいでした。私がボケ〜としていたのかもしれませんが、富士吉田ルートとの合流の関係か、はたまた下山道が分離している関係かちょっと混乱しました。本八合目では大勢の人々が休憩していました。「山頂まで1.3km、あと80分だよ。もうすぐじゃん!」、グループのメンバーを励ます声が聞こえてきます。そう、ここからが実はと〜〜〜っても大変なのです。まるでスローモーションのように歩き続けます(中には全く普通に登っている人もいましたが)。確かに富士山は八合目からが本当の山登りと聞いてはいましたが、鳥居が二つ見えているのですがなかなか近づきません。八合五勺、九合目と登っていくにしたがって、たぶん二つ目の鳥居が山頂で、その左に見える建物付近はもうお鉢なんだろうと見当はつきました(バンザイをしている人が見えたので)。こちとら頭はクラクラ、呼吸はいよいよ九合目位から酸素の薄さを感じ、吸い込んでもなかなか入っていかない感じです。軽く頭痛や吐き気もしてきました。これが本当の高度障害なのか?ちょっと二日酔いに似た感じです。この呼吸が苦しくなり出した時点で、実は登頂を諦めかけました。しかし、驚いたことに頭と裏腹、体は山頂に向けて歩き出しました。そう、みんなヘロヘロだけどここで引き返す人はだれもいません。だって山頂見えてるんだもの。山頂に続くつづら折りにあたかも静止画像のように並んでいる人たち・・・。あんたらいったい何者なんだ。え〜〜そんなに富士山登りたいか!うん!そう俺もだ!ちょっとばかり苦しくても、無酸素ていう訳ではないし、ヒンピンしている人もいる。頭クラクラしていても歩けない訳ではない。どこかで教えてもらった口をつぼめて強く吐き出すこと、お腹を使ってゆっくり呼吸(いわゆる腹式呼吸)を意識してしばらく続けました。そうこうしているうちに目の前に吉田口・須走口の山頂の鳥居が近づいてくるではありませんか!そしていよいよ頂上(お鉢)へ・・・。喜びを分かち合う人は誰もいませんでしたがちょっと自分で感動しちゃいました。そして、さあ剣ヶ峰へ、剣ヶ峰どこ〜〜、あそこか・・・。また今度にするか!やっとの思いで山頂に着き、さらに剣ヶ峰まで極めるパワーはもうその時の自分にはありませんでした(後であの時もうひと踏ん張りして剣ヶ峰いっときゃよかったかな・・・。と少し悔いが残りましたが、これっきりという訳ではないので次回の課題とします。)。そうと決まれば早々に下山です。山頂(お鉢)滞在時間はおよそ5分!。登頂からそのままちょこっと写真を撮ってそのまま下山道になだれ込みといった感じです。下山はブル道みたいなところや砂走をほぼノンストップで下り、砂払五合目で文字通り砂払いして、古御嶽神社へお参りして須走口五合目到着。下山の所要時間は2時間45分、登山は7時間との違いは何?これが富士山?ということか・・・。
こうして富士山二回目のチャレンジ須走ルートの幕は閉じたのでした。高山に対する課題がはっきりしてきました。体調面の対応、特に私の場合、高山において頭がクラクラする症状が大変気になります。これが高度によるものなのか、三半規管のような平衡器官なのか、老眼に切り替わる途上の眼の問題なのか、はたまた気のせいなのか、同じような経験をお持ちの方がいらしたらコメントいただけますと大変助かります。もちろんメディカルチェックは受けないといけないとは思いますが・・・。
書きたいことが次ぎから次ぎに出てきます。これが私の富士山です。もうこれくらいにします。
登山お疲れさまでした。ほぼ同じ頃、同じ時間で登ってました。
ワタシもクラクラきましたねー、立ちくらみのような症状です、何度か登りましたが初めてです。八合目辺りだったか、と。
同時にアクビと睡魔も襲ってきたので高山病(酸欠)だなと思って道端の石に座ってしばらくウトウトしました。そして本八合目でも座って休憩、ここでも少しウトウト。
それからは肺を膨らませゼーハー言いながら呼吸して登っていたら山頂手前辺りでは平気になってました。今思えば途中で長めの休憩を入れたのが良かったのかも。
思い切って休憩を長めに取ってみて回復するか、ダメダメで悪化するかが分かれ道のように思います。火口の縁まで行かれてますので前者のように思いますがいかがでしょう? 登り始めを1時間早くしてその分を休憩に使えばだいぶ違うように思います。
次回は剣ヶ峯、立ちましょう!
コメント有難うございます!大変嬉しいです!頭がクラクラするような方はあまりいらっしゃらないかと思ってちょっとへこんでいました。
クラクラはやはり高山病ですかね。頭がクラクラすると精神的にもちょっとパニックになってしまい、ご指摘のような意識して長めの休憩を取るといった冷静な対応ができていなかったように思います。貴重なご指導有難うございます。次回、試してみます(登り始めを早くすることも)!
ヤマレコを拝見させていただきました。登頂お疲れ様です。剣ヶ峰にも行かれてうらやましいかぎりです。高山病への対応も冷静になされておられるようで、さすがに大ベテランの方は違うなと思います。
私は山登り初心者にもかかわらず基本的にソロで登っています。初心者らしく極力無理をしない山登りを心がけてはいますが、今回のようなケースを経験すると 怖さも感じています。また、コメント指導いただけますと大変嬉しいです!
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