滝ノ股沢 大クロス沢〜袖川沢出合まで往復


- GPS
- 10:14
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 473m
- 下り
- 470m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
スタートから1km少し、脇の森の中の踏み跡を使って楽できます。(ちょっと藪ぽい) 滝ノ股大滝は、地形図の表示よりだいぶ上流、銚子の口手前200mくらいのところにあり。 銚子の口は水線突破はかなり難しそう。 右岸を高巻き、35mロープ2本を繋いだ懸垂下降1ピッチで滝の落口に降りました。 その先にも難しい小滝が2、3ありましたが、いずれも水流脇を登りました。 ハーケンで支点を作ったところも何箇所かあり。 なお、当時は雨後で水量多く水も濁っていたので、難易度は上がっていたのかもしれません。 |
写真
感想
地形図を見て数年前から気になっていた沢でした。
長いゴルジュが続くらしい大クロス沢、名前からしてかっこいい。(実際は黒石が訛ってのクロスだそうですがw)
前日の大雨で水は濁り勢いも強く、今の私にはだいぶ欲張り過ぎの内容だったとは思いますが、リーダーのおかげで最後まで怖さも含めて楽しく踏破することができました。
たおやかな山容が点在する南八甲田の優しいイメージが覆るような、険しく薄暗いゴルジュは、恐ろしいながらも強烈に惹きつけるものがありました。
時折出会う大きな蝶々(ミヤマカラスアゲハでしょうか)が、黒と青の羽をきらめかせながら悠然と谷の底を舞っている光景が目に焼き付いています。
ところで、今回は浅いところで二度溺れかけてびっくりしました。
一度目は確保されていたのですぐに引き上げられ無事でしたが、狭いジェット水流の中で体が横回転して自力では起き上がれませんでした。
二度目はなんてことない膝程度の深さのゴーロ地帯で、水圧に負けて前のめりに転んだことが発端です。
上流側に残った片方の足先が岩の隙間につっかえ棒のように引っかかり、水圧が強くて自力で外すことができず、両手でしがみついた水上の岩を離せば頭が下流のうつ伏せ状態で足が引っ掛かったまま身動きが取れなくなる…と、思い返すと鳥肌が立つような状況でした。
帰り道で足の疲労が思っていた以上にあったからかもしれません。
すぐ近くの仲間に助けてもらい事なきを得ましたが、もし声の届く範囲に誰もいなかったらと思うとぞっとします。
水深は関係なくリスクはそこらじゅうに隠れているのだなと、痛感しました。
沢登りをやる以上、さまざまな危険を避けては通れないと覚悟はしているつもりですが、同じくリスキーな山スキーと同様に、予防して確立を減らすことはできるのではないかなと思います。
今はまだ初心者過ぎて、リスクを想像することも出来ずにいますが、昔の自分を思い出してみると、真冬の八甲田で無知故に身の丈に合わないことをして随分怖い思いをしてきました。
その苦い経験の数々から自分の身を守る術を学んでいったので、長い目でみたら今回の経験も成長するためには必要なことだったのかな。
買ったばかりのBDの2千円以上するハーケンを、早速1枚どこかに落としてしまいました。
気付いた時はとても残念でしたが、今は私の身代わりになってくれたのかなあと思います😊
以前訪れたときアブの大群に襲われ道中途中で引き返したのですが今回はアブはいなく遡行できました。
前日の雨の影響か沢の水は茶色く紅茶のような色をして深さが全くわからず苦労しました。
大滝を越えゴルジュ帯に入ると水の流れも早く深さのある滝壺等あり危険な箇所も多々ありましたがサワヤさんにハーケンを撃ってもらい安全に超えることができました。
帰り滝上を、降りるときツチの上に枯れ葉があり足を滑らせ5メートルほど滑り滝壺脇におちました。
幸い壺からは離れており巻き込まれることもなく事なきを得ましたが注意しなければなりません。
今回は滝を登る以外に安全に通過するためのハーケンの使い方を見れ、勉強になりました。
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