赤岳〜横岳〜硫黄岳


- GPS
- 10:38
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,518m
- 下り
- 1,518m
コースタイム
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 10:26
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | もみの湯:市外の人は650円。内風呂と露天風呂があり,適度に広く気持ち良い。平日の4時頃に利用したが,地元の人が良く使うのか,10人以上が利用していた。 |
写真
感想
赤岳に登るテレビ番組を見ていて登りたくなってしまい,台風が行き過ぎるのを待って出かけた。昔は何度か来ていたのだが,40年近くたってしまい記憶は不明瞭で,新鮮な気持ちで歩けた。自宅を0時30分に出発し,赤岳山荘の駐車場に4時20分に到着。装備を整え,ヘッドランプを点けて5時少し前に出発するが,20分もすると明るくなる。よく整備された路を淡々と歩く。1時間半ほどで広い河原状の所に出ると,横岳や赤岳が目の前に現れる。更にしばらくで行者小屋に到着。テントが3張りほどあり,出発しようとしている人達が何人か。赤岳が間近に迫り,迫力がある。朝食のアンパンを食べ,水をボトルに補給して出発。
10分程で阿弥陀岳への路との分岐を通過し,文三郎道に入る。真っ青な空の下,周囲の山並みを眺めながら気分よく足を運ぶ。息は切れがちだが,気分は上々。尾根分岐に来ると中央アルプスも見え始めた。赤岳から横岳,硫黄岳,更に奥の方には蓼科山も望める。眼下には赤い屋根の行者小屋も見えている。風も穏やかで最高の登山日和だ。少し上がるとキレットとの分岐に着く。登山者の密度も増えてきたので,落石を避けるため少し間をおいてゆっくりと登る。所々に鎖が着けられているが,足場が豊富なので特に頼る必要もない。周囲の景色を楽しみながら登っていくと,目の前に小屋が現れた。そのすぐ手前,左側が山頂だ。何人もの人が思い思いに景色を楽しんだり,写真を撮ったりしている。360°のパノラマを堪能する。中央・南アルプスや富士山が良く見えるが,少し雲が出始めていた。いつまでも眺めていたかったが,今回はここからが頑張りどころ。山頂を後にし,赤岳頂上山荘でも少し景色を楽しんだ後,赤岳展望荘,地蔵の頭へと進む。ここからは,岩登りの要素が少し入ってきて楽しい。余り豊富ではないが,時々高山植物も出てきて目を楽しませてくれる。
小さなピークを幾つか過ぎて2826mの無名峰で一休み。直ぐ向こうに横岳山頂に立つ山名杭が見えるが,少し離れた処はガスの中で真っ白に。大同心がかろうじて見える。山頂を過ぎると路は平易になり,ダラダラ歩いて硫黄岳山荘に。山荘前の広場ではヘリで荷揚げした荷物の整理作業?を何人かでしていた。そういえば朝からずっとヘリの飛来音が続いていた。山荘脇にあるベンチに座って簡単な昼食を摂る。周囲は相変わらずガスで白かったり,時々晴れたりが続く。硫黄岳山頂付近はたくさんの人で賑わっていた。北側から来ている人が結構,多かったようだ。景色の楽しみもないし,少し疲れも出ていたので早々に下山を開始する。赤っ茶けた赤岩の頭を経由後,赤岳鉱泉まで下る途中では様々なキノコが顔を覗かせていた。コケも多種多様でなかなか楽しい路である。赤岳鉱泉には多くの人が足を休めており,宿泊する人も多そうだった。テントも既に10張り以上はあった。その後も続々と上がってくる人達がいたので今夜は大賑わいだったろう。さて,疲れた足を引きずって最後の下りにかかる。概ね沢沿いの路で沢音を聞きながら歩くのは気持ち良いし,所々に咲く花も愛でながら,赤岳山荘までたどり着く。到着はほぼ予定タイム通りだった。
又,凸凹の林道を何とか下り,お決まりの温泉,そばの夕食を摂って高速に乗る。途中のPAで仮眠をとったりしながら23:40無事に帰宅。流石にいささか疲れた。実に久しぶりの南八が岳は,まずまずの天気にも恵まれ,楽しいものだった。又,近い内に訪れたいものだ。
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