越後三山縦走(八海山→中ノ岳→越後駒ヶ岳)


- GPS
- 41:08
- 距離
- 34.8km
- 登り
- 3,734m
- 下り
- 3,748m
コースタイム
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 7:20
- 山行
- 9:38
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 10:17
- 山行
- 9:31
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 9:57
天候 | 1日目:曇りのち雨 2日目:曇りのち晴れ 3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
行きも帰りもガラガラでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■危険箇所 ●八海山・八ッ峰 危険なくさり場が連続します。転落したら助かりません。 今年は既に3人の方が転落事故で亡くなられたそうです。 今回自分は重いテント装備を背負っていたため、迂回路を選択しました。 ●五竜岳〜御月山 ササヤブが濃く、雨の翌日&朝露で滑りやすくてコケまくりました。 危険な箇所でコケなかったのが幸いです。 ルート上、ほぼ垂直で面倒なくさりが4〜5箇所ありました。 今回ザックが重くて振られる上、腕力勝負の箇所も多くて、難儀しました。 八合目・出雲先の手前あたりに、足下注意のヤセ尾根箇所がありました。 四つん這いで通り過ぎましたが、個人的にはそれほど怖いとは感じませんでした。 でも、足を踏み外すと助からないでしょう。 ●中ノ岳〜天狗平 こちらもササヤブが濃く、朝露で滑りやすくてコケまくりました。 比較的人通りの多めのルートですので、せめてここだけでも草が刈ってあると嬉しいのですが・・・ ●グシガハナ〜十二平登山口 湿った泥と枯葉まじりの急坂でとても滑りやすく、こちらでもコケまくりました。 ほんとにイヤになるくらい急坂が続きます。ヤセた箇所もあります。 下りのルートには向いていませんね。ルート自体、破線でもいいくらいです。 ■道迷い箇所 ●大倉口の八海山おおくらの森 駐車場の奥の遊歩道から、掲示板に記載のあったチャレンジコースで八海山登山道を目指しましたが、ルート途中の分岐で、木のステップのあるしっかりした道を選んだところ、尾根筋に迷い込んでしまいました。これはおおくらの森の管理元に文句を言いたいです! ●入道岳の先のガレ場 急なガレ場が終わった後のルートが不明瞭で、谷筋に迷い込んでしまいました。 途中ですぐに気づいたので事なきを得ました。 ■登山ポスト 坂本神社に隣接する丸山屋の茶店にありました。 ■その他 途中、水場が限られているため、水の確保計画は入念に。 |
その他周辺情報 | 下山後、ゆ〜パーク薬師に立ち寄りました。 http://www.yu-park.com/ おとな一人650円。食事もできます。くせの無い泉質です。 全身、擦り傷・打ち身でヒリヒリしましたが、山行きの疲れを癒やせました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
ヘルメット
|
---|---|
備考 | 小屋の混雑を嫌ってテント装備を持参したものの、2泊とも小屋に泊まったため、結局使いませんでした。 |
感想
このシルバーウィークは、今年度初めに計画した通り、越後三山を縦走してきました。これで、百名山ちょうど60座達成となりました。
当初は、ガイドブックにある通り、3泊4日で、越後駒ヶ岳→中ノ岳→八海山の時計回りを予定していましたが、今回の山行きの核心部である「八海山−中ノ岳の破線コース」を2日目に当てた方が体力的に楽かな?と思い、結局、反時計回りに変更しました。2日目だと食料がまだ多く残っていてザックが重くなり、登りの標高差も大きくなります。しかし、最終日の下山用の1日を短縮して2泊3日で周回することができました。時計回りでは1日浮かせるのは難しかったかな、と思います。
結果ですが、これまでにない体力勝負の山行きになりました。
経験や実績にはなったものの、越後三山の縦走はもうしたくないです・・・。
整備の行き届いていない悪路が多く、雨上がりや朝露で滑りやすく、3日間でコケた回数は数知れません。手足には生傷、おしりには打撲痕が多数、下山後の本日も全身筋肉痛でろくに歩けない状態です。
あと、今回は結局使わなかったテント装備が邪魔でした。最初から避難小屋泊と腹を決めて装備を軽くしておけば、ずいぶん楽だったかなと思います。
そんな中、今回はちょうど同じ日程で同じコースを歩くことになった、広島から来ていると思われる(広島弁丸出しなので・・・)5〜60歳代くらいの5人組パーティがペースメーカーとなり、ツラい縦走をなんとかやりきることができました。
2日目、前日の雨がまだ乾いていない次の日にあの破線ルートを歩くのはイヤだな、縦走は諦めようかなと思いつつ、八海山の迂回路を歩いていたところお会いしたのがこのパーティ。聞けば自分と同じルートを歩くとのこと。この年齢で歩ききれるのかなと人事ながら心配に思いつつ、結局、自分とほぼ同じコースタイムをこなしていました。頭が下がります。
その他、千本檜小屋や中ノ岳避難小屋でお会いしたりお話しした多数の方々や管理人さんに感謝します。皆さんのおかげで縦走を無事終えることができました。どうもありがとうございました。
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