北の大地に秋が来た！(幌尻岳/額平川ルート)

2024年09月14日(土) [日帰り]

• GPS: 20:28
• 距離: 29.8km
• 登り: 1,823m
• 下り: 1,824m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:19
• 休憩: 0:31
• 合計: 5:50

距離 10.8km 登り 600m 下り 124m

8:48 第2ゲート
9:35 奥幌尻橋 登山口
11:23 11:54 北海道電力取水施設
14:39 幌尻山荘

日帰り

• 山行: 7:38
• 休憩: 1:13
• 合計: 8:51

距離 8.4km 登り 1,108m 下り 1,113m

14:39 幌尻山荘
8:04 8:23 命の水
10:17 10:19 大岩
10:23 振内・新冠コース分岐
10:30 11:12 幌尻岳
11:19 振内・新冠コース分岐
13:09 13:19 命の水
15:07 幌尻山荘

日帰り

• 山行: 4:32
• 休憩: 0:27
• 合計: 4:59

距離 10.7km 登り 115m 下り 587m

15:07 幌尻山荘
9:17 9:43 北海道電力取水施設
11:14 11:15 奥幌尻橋 登山口
11:46 第2ゲート

天候

晴れ 時々 雨

アクセス

利用交通機関：

バス 飛行機

新千歳空港よりツアーバスにて約1hでとよぬか山荘。
とよぬか山荘よりシャトルバス(要予約)約1hで登山口。

コース状況／危険箇所等

渡渉が10回近くあり。
雨天、増水時は登山口まで行くシャトルバスが運行しない。
登山口～取水口: 林道歩き。電波皆無。
取水口～幌尻山荘:ほぼずっと渡渉。電波皆無。

幌尻山荘～幌尻岳: アップダウンは少ない樹林帯。稜線にあがると風が強い。稜線のみ電波あり。

その他周辺情報

・マックスバリュー富川店…とよぬか山荘より約1h.食料が豊富。

・とよぬか山荘… 21時消灯。21時以降は入口が施錠されるので注意。Wi-Fi使用可。
売店に酒、食料、グッズ販売あり。
朝食はお弁当(おにぎり、2個× 2セット)。全て梅。
夕食は17時から20時の間で選べる。ジンギスカン鍋。
お風呂あり。ドライヤー有。水洗トイレ。
各部屋にコンセントあり。2段ベッド形式。
ハンガー利用可能。

・幌尻山荘… 19時半消灯。ビール、カップ麺、グッズ販売あり。素泊まりのみ。調理は屋外。
ザックは屋外肥やし下の倉庫に入れる。食料や必要なものは屋内に持ち込み。
今年より携帯トイレブースは廃止となり、24時間バイオトイレが使用可能となった。(屋外)。
マットはレンタル無料。シュラフ、毛布レンタルは各500円/1泊。毛布の方が温かい。

・びらとり温泉 ゆから…500円。内風呂2つ、外風呂2つ、サウナと水風呂あり。食事処は14時まで。

写真

9/13 8:01

1年ぶりのでっかいどう。
やっぱりAIR Do.

9/13 11:11

早く着きすぎたんで、新千歳空港で雪印のソフトクリーム。さっぱり系で美味しいのはなかなかレアじゃない？

9/13 15:35

新千歳空港から約1時間ほどでとよぬか山荘に到着。
なるほど、学校感が強い。

消灯後は出入口が施錠されるので注意。

9/13 16:33

2段ベット形式。カーテンがあるので快適そう。
エアコンもあるし、ハンガーも使える。

コンセントもWi-Fiもあるし、ここは天国か。

9/13 16:37

明日の予習。

9/13 16:37

山オヤジ！
やっぱりでるのねん。

9/13 18:00

夕食はジンギスカン。
北海道名物が食べられるなんてラッキー。

9/14 6:51

朝食はおにぎり弁当2セット。
もうワンセットは山に持っていこう。

食堂は朝から使えてお茶も飲める。

シャトルバスは濡れ対策バッチリ。

9/14 7:46

車内販売でビールも買えちゃうよ。
山小屋では800円なので安い。

「て」の位置が迷走してる。おもろ。

9/14 8:47

1時間ほどで登山道に到着。人がいっぱい。
仮設トイレ2つあり。

9/14 9:28

途中の林道にはでっかい落石が。

9/14 9:32

ブルーが映える額平川。

9/14 9:40

ここも土砂崩れの跡。
結構多いみたいだ。

9/14 9:44

セイタカアワダチソウ。

9/14 9:44

カライトソウ。

9/14 9:46

マツヨイグサ（待宵草）。別名は月見草。
花言葉は「ほのかな」「移り」「静かな恋」「協調」。

外来種。

9/14 9:49

長い林道歩き。
これの倍以上歩く新冠コースはタフなマインドが必要そうだ。

9/14 10:06

秋の気配。

9/14 10:21

今年の6月から国「立」公園になった！
まだ看板は更新されてない模様。

9/14 10:21

ゲンノショウコかな。

9/14 10:21

イヌタデ（犬蓼）。
花言葉は「あなたのお役に立ちたい」。

9/14 10:43

所々に見所のある滝。

9/14 10:51

水源が豊富なとこに、渡渉への期待と不安。

9/14 11:16

崩れたらしき道が補正されている。
北海道では山岳会の方たちが整備してくれてるらしい。
ありがとうございます。

9/14 11:23

取水口に到着。
携帯トイレブース有り。
携帯トイレのゴミ箱もここ。

9/14 11:38

沢靴に履き替え。
隙間から水が入るのでサイズはピッタリが良い。

ハーフパンツ＋着圧でないタイツにすね当て装着のフル装備。

9/14 12:51

四ノ沢。
沢の合流点で最も水量が多い。
増水の影響や事故も1番多いとのこと。

9/14 12:51

美しい渓流を見ながら歩ける。

9/14 13:43

水流、水勢は控えめ。
今年は少ないらしい。

9/14 13:43

足首上までつかる。
渡渉が怖くて写真があまり撮れず。

帰りに撮ります。

幌尻山荘に到着。2F建て。
避難小屋だがスタッフがいて、売店もある。

9/14 15:56

今年から屋内の携帯トイレが廃止となり、屋外のバイオトイレが24H使用可能に。

9/14 16:06

ネズミに齧られないように、食糧と必要最低限のもの以外は小屋右下の倉庫へ収納。

9/14 15:21

水場はあるが沢水のため、浄水or煮沸が必要。

9/14 15:21

カミキリムシ発見。

9/14 15:40

国立公園記念の木製バッヂ。

荒川三山、千枚小屋のスタッフだったま〜くんと再開！天気予報士の資格をもつ知的紳士なのだ。

今回も色々、お天気のアドバイスをもらおう。

9/14 16:49

ふるさと納税ツアーで来た隣の方々のカレーに目が奪われるw
びらとり和牛カレー美味そう。

9/14 17:07

我々はガイドさんに作ってもらったトマトサラダ付きのガパオライスとテールスープ。

旨し！！！お腹いっぱい頂いた。
さて今夜はお休み。

9/15 5:09

おはようございます。

朝食はおにぎりと茄子の味噌汁。
ニシパの恋人を添えて。

9/14 15:40

甘すぎずサッパリ系。

9/15 6:09

いよいよ山頂アタック。

9/15 6:21

樹林帯の土道。雨でぬかるみ始めている。

9/15 6:40

熊の爪痕。木から降りるときに付くらしい。

9/15 7:54

戸蔦別山(とったべつやま)。
こちらから縦走するマイナールートがあるらしい。

9/15 8:01

隙間からチラリと晴れの予感。

9/15 8:03

命の泉はやや斜面くだった先ににあり。湧水なので煮沸不要。

9/15 8:17

あちら側に見えるのは雪渓か川か。

9/15 8:17

疲れの混じった土道。
雨でぬかるみ、やや滑る。

9/15 8:21

山深き景色は、北海道ならでは。

9/15 8:24

滑る一枚岩。

9/15 8:27

いよいよ稜線にあがってきた。

9/15 8:28

まさかの紅葉の兆し！

9/15 8:29

一気に視界が開け、絶景が見える。

9/15 8:34

雲は多いものの良き。

9/15 8:41

ナナカマドも秋の実り。

9/15 8:43

右手斜面のガスが晴れた。

9/15 8:43

ここいらは黄葉が中心らしいが赤も目立ち、目を楽しませてくれる？

こんな稜線歩けるなら、遥々北まで来た甲斐あった！

9/15 8:54

ケルンと山頂までぐるっと。
カールの色づきも美しや。

9/15 8:56

熊のフン。
北大の熊研の人とかは持って帰るんだろか。

9/15 8:57

このカール見飽きないな…！

9/15 9:11

雲がまた良い。

9/15 9:18

振り返った稜線もヤバない？！

9/15 9:18

太陽が見え隠れして、色が波のように変わる。

9/15 9:27

ガイドさんから怪談話を聞きながら歩くのもまた乙。

9/15 9:30

チングルマも秋の装い。

9/15 9:30

稜線は風が強く寒いために、紅葉も一足早いようだ。

9/15 9:32

絵になりすぎる。

9/15 9:32

ツツジ科のガンコウラン(岩高蘭)。
ブルーベリーみたいで美味しいらしいよ。
(※ここは国立公園。)

9/15 9:38

狂い咲きのイワヒゲ。

9/15 9:46

期待してなかっただけに紅が嬉しい。

9/15 10:03

ラクダのようなルート。

9/15 10:11

斜面に人影。
あちらは新冠ルートからの登り。
こちらのルートとの合流点から稜線までは5分！

登山口までの林道歩きは19km…。

9/15 10:14

特徴的な岩。
新冠ルート唯一の撮影スポットらしい。

9/15 10:18

イワカラタチゴケかなぁ。

9/15 10:22

合流点。山頂まではすぐ。

9/15 10:58

いざ山頂！
隣のケルンには故人の写真があったとかなかったとか。今回は見つからず。

このジャンプが相変わらず上手くならない。
助けて。

9/15 11:02

「ピリカノカ」とは、アイヌ語で「美しい」「形」を意味するとのこと。
ひいてはアイヌ語の物語や伝承、祈りの場、言語に彩られた優秀な景勝地を指すらしい。

一瞬晴れた！

9/15 11:02

こちらの稜線も良き。
あちらは戸蔦別山(とったべつやま)への縦走ルート。

9/15 11:08

山頂はややガス。
たまに青空が覗く。人生で一度しか来ない人が大半のはずの展望を楽しむ。

9/15 11:10

イワギキョウ。
チシマじゃない事に驚き。

9/15 11:24

さて、そろそろ下山の時間だ。

9/15 11:46

気のせいか朝より赤い気がする。

9/15 11:46

良きかな良きかな。

9/15 11:59

メアカンキンバイ（雌阿寒金梅）。
花言葉は「照り映える美しさ」。

9/15 12:02

唯一咲いていたリンドウ。
赤に囲まれ「蒼」一点。

9/15 12:36

エゾイソツツジ（蝦夷磯躑躅）。花言葉は「初恋」。

樺太方面にも同種が咲き、葉っぱをこすると爽やかな甘い香りがする。原住民はハーブティーとして飲用したらしい。
毒があるらしく多量摂取は厳禁。

9/15 14:00

道中に落とし穴が出来ていた。
雨で地面が崩れたためだ。

9/15 14:14

倒木乗り越えは疲れた足には大変だ。

9/15 14:27

濡れた土＋木の根っこは滑るコンボ。
怖い怖い。

9/15 14:58

ここも注意。滑る。

9/15 17:05

幌尻岳山荘に到着した後は皆でビールでお祝い♪
ご飯のカレーもいつにも増して美味しい！

今日は皆が早い時間から就寝についた。

9/16 6:05

おはようございます。
今日は下山するだけの日だが、渡渉があるので気が抜けない。
そして気温4℃で寒い。

9/16 6:56

昨日の雨で、全体的に水しみしみ。

9/16 7:02

水量もちょっぴり多め。
昨夜渡渉した人は男性でも股下まできたそうで、ビビりながら行く。

9/16 7:02

フェルト靴は濡れた岩が得意。
ゴム靴と比較してみたい。

9/16 7:04

エゾトリカブト。
トリカブト属の中でも最強の毒性らしいよ！
おっふ。

9/16 7:07

初日の渡渉ではMAXで膝上までだったが、
本日は太ももの真ん中より上まで来た。

あべし。

9/16 7:11

すね当てのおかげで思ったより寒くないのが幸い。

9/16 7:22

ツリバナいと艶やか。

9/16 7:34

来る際は楽しむ余裕の無かった川の景観。

9/16 7:39

ズルズルポイント。

9/16 7:40

ミソガワソウ。

9/16 7:43

ゴマナ。

9/16 8:24

なんだかお洒落なピンテ(?)。

9/16 8:25

すっかり短パンも濡れた。
着替えないとキツイね。

9/16 8:50

水が濁ってなかったのが幸い。
水は増すのも早いが引くのも早いらしい。

9/16 8:50

ブルーに輝く水面。

9/16 8:52

狭い足場を歩く。

9/16 9:07

狭い足場渡りもある。
ドボンはできるが、高さがあるので落ちたらやばい。

9/16 9:07

鎖はあるが一番危ない箇所かも。

9/16 9:15

あの橋が見えたら渡渉終わり！
お疲れー！

9/16 10:52

ほやほやの熊のフン。
今朝レベルの新しさ。

意外と薮より林道とかの方が熊がいるらしい。

9/16 10:58

良い日差しでんな。
濡れた体には嬉しい。

9/16 13:40

登山口→とよぬか山荘からのびらとり温泉ゆから。入浴料500円で充実した温泉。

食事はやっぱり味噌ラーメン。

9/16 16:16

バタバタタイムスケジュールながら新千歳空港に到着。乗り遅れるかと思った。焦った。

白い恋人のチーズシュークリームといちごラッシー。シュークリーム美味しかった。
土産に塩コショウポテト。パンチはやや弱め。

9/16 16:46

北海道限定テイストはミルキーなお味。

遠征お疲れ様でした。

撮影機器：

iPhone 13 Apple

感想

じゃり子

北の大地北海道！
噂に聞く最難関の幌尻岳(額平川コース)へ！

コースに対する不安とか、個人的な不安とか色んな不安抱えながらやってきた。
ガイドさんや周りのお客さんが良い人で、自分は至らないながらもなんとか乗り切れた。

噂の渡渉も意外と楽しき♪水も寒すぎず楽しかった。

北海道らしい景色(山深さあり、クマの糞あり笑)も楽しめ、また来る事になっても良いかなと思えた。


ガイドさんとも仲良くなれたし、また来なくちゃ。

やっぱり良いよね、北海道ー！