コイカクシュサツナイ岳〜ヤオロマップ岳〜1839峰
- GPS
- 23:52
- 距離
- 32.8km
- 登り
- 2,642m
- 下り
- 2,654m
コースタイム
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 7:16
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 11:16
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 5:12
天候 | 21日 晴時々曇り→ガス 22日 快晴 23日 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
進むと札内川ヒュッテのある場所で通行止めゲートあり、横に駐車場もあります 。すべて舗装路です。ピョウタンの滝からは上流8Kmほどの距離です。 札内川ヒュッテに登山ポスト、お手洗いありました。水場は無し。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
沢を除いて道はきちんとついています。 夏尾根に登る道とヤオロから1839の間がけっこう消耗します。 夏尾根の岩場と1839峰の岩場は滑落に注意が必要です。 1839峰の岩場はロープがなく、横の草も弱い状態です。 ダニ・熊 時期的なものでしょうか、あるいは入山者数が多いためか ダニの心配はなかったです。 熊さんの落とし物は1ヶ所しか確認できませんでした。 気配は感じませんでした。 水場 上二股で必要分担ぎ上げた方が確実と思われます。 ヤオロマップから沢を下ると水場にピンクテープが あったよとテン泊者からの情報を得ましたが そこまでの高低差を下り登る 体力が相当必要でしょうし この時期に確実にとれる保証はなさそうです。 足元 上二股で登山靴に履き替え 沢靴デポが多数のようです。 荷物を軽くするために、沢靴(ゴム底)で歩き通しましたが、 足がふやけて皮がむけてしまった。 あと岩場には強いが土では滑りやすかったです。 ハイマツ 松ヤニ 朝露対策 ハイマツで足がアザだらけで痛くなります。 沢用スパッツやプロテクターで足を覆えば、防げます。 膝上にもつけれるものを探さなくてはと思います。 沢用スパッツが膝上につけれればよいのですが、足が太すぎて(笑) 手袋はテムレスを購入しました。500円弱で 防水性、耐久性高いです。 山頂からの帰りは、少々蒸れたので軍手にしました。 上下ともに、松ヤニで汚れてボロボロになります。 ハイマツの切り口で破ける可能性もあります。 いたましくない服装の方がよいです。 |
その他周辺情報 | 道の駅「中札内」は車中泊にぴったり! トイレもウォシュレット付きです! |
写真
感想
シルバーウィークは日高の山に行こう!と思って、最初はエサオマンを考えていたのだが、M君が予備日取れそうだしどうせなら1839峰にしましょう!という事で日高初テン泊になるmikuriさんも参加して中札内に集合!
日高初テン泊でいきなりの1839峰は大丈夫だろうかと心配していたが、この前の白雲岳の歩きっぷりを見て、これなら大丈夫!と思い3人で挑戦する事になった。
普段からトレーニングなど体を鍛えているmikuriさんは、もしかして自分達よりも強靭かもしれない。
自分は一ヶ月前、ヤオロマップの目前まで行き帰って来たので、そのリベンジという意味合いもあるのだが、北海道一の急登を忘れる前にまた行く事になるなんて考えてもみなかった。いつかはまた、という日がこんなに早く来るなんて(驚)。
MikuriさんもM君も沢歩きを無難にこなし、急登にも耐え、コイカクの頭に無事到着した。情報では自分達の前に3パーティ、後ろにも何組かいて、思ったより大盛況な1839峰のようだった。
心配したテン場は夏尾根の頭、帯広側をキープ出来、狭いながらも3張り張れた。後から来た人達はテン場を求めて先に進んだようだった。
今回は数少ないテン場は全て埋まったと思う。
次の日聞いた話しでは、夏尾根の1305m地点で7張りもテントが張ってあったらしい。
二日目は夜明け前から出発し、1839峰に向かった。
ヤオロマップまでは順調にいったが、そこから先はやはり手強かった。
登り返しや灌木を抜けたりかなり体力を消耗した。
水も予定の2Lをどんどん消費した。
山頂に着くと一組の男女がいて、東京から来てエサオマンからカムエクまで歩き、雨にあたったので一度八の沢に降り、昨日通常ルートでここに来たと言っていた。
このあとこのお二人とは同じような行動を取り、最後にはとっても助けられた事があった。
帰りテン場に戻る前にシャリバテになってしまい動きが止まった。
そういえば朝は何も食べず、途中行動食をとっただけで、ずっと水を飲んでいたので力が入らなくなっていた。
結局テントの到着が1時間ほど遅くなり、暗くなっても降りようという話だったが、安全のためもう一泊することにした。
夜は月に照らされた1839峰も見れたし、朝の素晴らしい日の出も見ることが出来たので満足だった。
最後の日も快晴で、カムエクに行っているpositiveさんにコイカクの頭からパワーを送り下山した。
Mikuriさんは慣れない日高の沢や急登を経験してかなりきつかったと思うが、弱音も吐かず最後までがんばり抜いた!
最初の日高のテン泊が1839峰というのは本当に申し訳なかったというか、日高の奥深さを満喫できたのではないだろうか。
山頂でお会いした東京のNさんは僕が途中で落とした三脚を拾って、それをわざわざ持って降りてきてくれて、ヒュッテの駐車場で偶然にも手元に戻ってきた。
ほんとうにありがとうございました!
次は天塩岳に行くと言ってましたが、気をつけて北海道の山を楽しんでください!
そして今回一緒に行ったmikuriさんM君おつかれさまでした!
自分一人では、登頂は何年先になっていたかわからない、1839峰へ今回
i-tomoさんとMさんお二方のお力添えもあり、登頂することができました。
3日間ともに晴天に恵まれまして、最高の山行となりました。
なんとかご迷惑をおかけしないようにと、事前にした事といえば、荷物の
軽量化で、コッヘルとガスを軽量化しました。
水が4.5Lで少なかったのですが、19.5Kgのザックを自宅を出る時に担いで
少々蒼くもなりました。
これで急登と名高い夏尾根を、はたして登れるのだろうかと・・・
お二方の荷物は、水が7Lということは、25Kg前後だったのでは?!
もっと重いのですかね。
1日目
コイカクシュサツナイ川は、水深も膝上までくることは少なかったので
i-tomoさんのサポートもあり、今シーズン初沢歩きを楽しめました。
上二股から夏尾根に取り付いてからは、もうまったくの余裕なしで、写真も
ほとんど撮ることができませんでした。
これでもかという急登が続きまして、土の地面と前を歩くMさんの靴しか
視界には入ってこないという(笑)
夏尾根頭へ無事に到着し、テン場も運良く空いていてホッとしました。
思っていたよりもたくさんの方が登られていたようで、テン場がバラバラ
になるかもとも思っておりましたので。
夜はガスの中も時々抜けてお月さまに、町明りも見えました。
2日目
4:10分、目前に聳える1839峰、目指して出発する。
写真で見ていたヤオロの窓を、自分の目で見ることができて感動
しました。ヤオロマップ岳までも遠かったです。
ここのテン場まで、重装備を背負って歩ける自信はありません。
道のりはとてつもなく遠かったですが、日高のナイフリッジを堪能しなが
らの稜線歩きは、最高の至福の時でした。
特に自分の足元から両側の斜面が見えるロケーションは最高に気分が高揚
しました!!
そしてヤオロマップ岳から1839峰までの踏み跡は、ワイルド感満載でした。
1781mからの激下りは、横の笹につかまりながら滑り下りていく感じでした。
目前に現れた、1839峰のお姿はやはり特徴的で、一際目を引く険しい山容
からは、簡単に人を寄せ付けない別格さが漂っておりました。
コイカクシュサツナイ岳にヤオロマップ岳だって、格好良い素敵な山
なのですがね。
山頂に到着した時の達成感は、山登りを始めてから最高のものとなりました。
カムイエクウチカウシ山への稜線、ペテガリ岳への稜線が遥か彼方に眩しく
目に焼きつきました。
いつの日か自分もこの稜線を辿って行くことができるのだろうか。
たまらなく行ってみたいですが、体力が今の4-5倍は必要です。
ハイマツに関しても、皆様のレコを参考にさせていただきました。
どうもありがとうございます。
沢用スパッツに今回は沢用の膝サポーターも投入しました。
膝下からは完全ガードできましたが、膝上は無残な結果に。
これで水泳教室は・・・汗
超健脚な女性の方は、膝にインラインスケート用のサポーターを
しておりました。みなさん様々な装備で興味深々です。
帰りのハイマツは抵抗になり、なかなか進めず難儀しました。
ヤオロマップ岳山頂まで戻った時に、時刻を書きとめていた
メモ帳を落としてきてしまっていたようで、後続の登山者の方が
拾ってきてくれていました。ありがとうございます。
そしてテン場までの帰りの遠いこと遠いこと・・・
一泊二日で行けたら下りようという予定も、私の今までの1日最大行動時間が
12時間(日帰り装備)までであったことと、それを超過して夏尾根の急登を
重装備を背負って下りられる自信も、沢を陽がおちた状態で歩く自信もなかった
ので、2泊にしていただきました。どうもありがとうございます。
3日目
2日目の昼より食事に水を使用しないで、パンにしておりましたが、
本日の残量800ml。
その大事な命の水を、帰りの岩場でキャップがとんでしまい、500ml
地面にばらまいて下りてしまったようです(涙)大失態です。
その事に1305mのテン場で休憩時に気付きまして、i-tomoさんに
お水300mlほどを恵んで頂きました。不注意からすみません。
そしてありがとうございます!本当に水が命でした。
下山時も暑かったこともありましたが、結構必要なのですね。
上二股に無事に下りられて、水を得ることができました。
自分の事は自分でと思っておりましたのに、今回は熊鈴を忘れてしまったり
と、反省点があり過ぎました。
3日間どの行程も楽なところはなかったという。体力不足を痛感しました。
またいつの日かあの景色を見に、あの山頂まで楽に行けるような
体力が欲しい〜っと切に思いました。
i-tomoさん、Mさん、いろいろとご迷惑をおかけすることとなりましたが
、貴重な経験を積むことができました。どうもありがとうございました。
今回お会いした登山者の方は15名だったかと思います。
アタック後、コイカクシュサツナイ岳夏尾根頭におられた、山岳会の方達
(10名位?)はのぞいております。ここが目的地だったようです。
コメント
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i-tomoさん、こんにちは。mikuriさん、はじめまして。Mさん、お久しぶりです。
天候そして良きメンバーに恵まれて、苦労が報われる素晴らしい山行になりましたね!南の方から見てましたよ〜!(^^)!
お写真をじっくり眺めては、数週間前の楽しかった想い出に浸っております。
素敵なレコをありがとうございました。お疲れ様でした。
i-tomoさん、Mさんご無沙汰しております。
レコを見て胸が熱くなりました。
私はカムエクの山頂直前で日の出を迎えましたが同じ日高の稜線で同じ朝日を見ていたことを想像すると感無量であります。
カムエクからは1839峰も目の前という感じでした。あれを見てしまったからには来シーズン行かなくてはならいと思いました。今回ご一緒できなかったことが少し残念ですがこちらのレコでしっかりイメージトレーニングできそうです。
車に到着した際に目にしたメッセージとても嬉しかったです。ありがとうございました。
mikuriさん初めまして。
精力的に活動されている様子をいつも拝見しておりました。
初日高テン泊がいきなり1839峰とはすごいですね。
お二人のサポートもあったことは心強かったと思いますがあそこへ行って帰ってくるというのは並大抵のことではありません。(今回のカムエクで実感しました)
今後のレコも楽しみにしております。
1839峰、思っていた通りきつい山でした!
一泊二日はかないませんでしたが、あのエリアに長く居られて幸せな気持ちにもなれました。
僕もペテガリの山頂が何か気になっていましたよ(笑)
ペテガリの山頂でテン泊というのもほんとドMですね(笑)
お疲れ様でした!
それにしても1839は本当にラスボス感すごいですね!
普段なら歩けば着くだろうという気持ちで行きますが、今回は立ち向かうという言葉がぴったりな山でした(笑)
でもやっぱり日高はいいですよね!
ありがとうございます!
そしてカムエク登頂おめでとうございます!
道中考えていたのですが、カムエクは林道2時間歩いて沢ですよね。自転車で行ったとしてもやっぱり大変ですよね。
それに比べたらコイカクはスタートから沢なので気持ち的には楽な気がします。
日高の山は厳しい分、達成感も半端じゃないですね!
登山口に知った方の車があるとなんかうれしいんですよね!
お互いがんばったなって思えて、違う山でもすごく共有できるものを感じます。
ほんとにお疲れ様でした!
有名にして秘境的、沢・急登・這松歩きとイベント多数ですよね。
楽しさ、喜びがジンジン伝わって参りました(^-^
お疲れ様でした(^-^ゞ
mikuriさん、こんにちは。i-tomoさん、はじめまして。
夏尾根の急登で重装備しかも2泊とは、すごいですね。
私は、21,22日と日高の初級コースで北から1839峰を眺めていました。
素敵な写真・レコ非常に参考になります。
いつかは、私も目指したいと思いす。
お疲れ様でした。
masatomさん、初めまして。
こんにちはmikuriと申します。よろしくお願いいたします。
いつもyurineさんとのパワフルな山行を、凄いなと思って見ておりました。
そして1839峰のレコは、たくさんの情報をいただけまして、とても参考に
なりました。どうもありがとうございます。
ラスボス感 に激しく同意していました !
ペテガリ岳から同じ朝日を見ていたなんて、嬉しいです
ありがとうございます!
ここは天然のフィールドアスレチックみたいなとこです。
色んなトラップを超えた向こうにラスボスが待ち構えていました(笑)
コメントありがとうございます!
Yoshi3456さんも伏見伏見から1967に行かれてるので問題ないと思います!
ぜひ狙ってください!
出来たら水だけは豊富に持っていかれた方がいいですよ!
positive51さん、こんにちは。
初めまして、mikuriと申します。よろしくお願いいたします。
私も日高に興味を持ちだして、いつもレコを参考にさせてもらっていました。
どうもありがとうございます!下山後のコーラもいつも飲んでいます。
本当に歩くだけで一杯一杯でした。下山時はもうヨレヨレでした
こちらからもカムエクがよく見えておりまして、登頂意欲をかき立てられました。
positive51さんも、カムエク登頂おめでとうございます!
林道が長く沢も大変そうですよね。
そして同じ朝日を見ていたなんて、嬉しいです
Ei-taroさん、こんにちは〜
本当に日高を大満喫して来ました
全身を使って登った感じです。
一山越えて、近づいているはずなのに、まだ遠い!の繰り返しでした。
でも、心地良い疲労感が気持ち良いですね。
この行程を日帰りされているとは、凄過ぎます!!
Yoshi3456さん、こんにちは〜
日高山脈は憧れの山域でしたが、本当に絶景ですよね。
1839峰遠くからでも、一際目を惹く山容ですよね。
この時期でも急登で大量の汗をかきましたので、水は大切だと痛感しました。
歩きたい稜線がどんどん増えていきますよね!
カチポロに登られていたのですね〜こちらからも見えておりましたよ!
Yoshi3456さんも、ぜひ登られて下さいね
3日間とも晴れて本当に良かったですね。
夏尾根の頭のピストンは辛そうでしたね。
我々はヤオロの窓だったので結構ゆとりがありました。
1839の山頂も賑やかでほのぼのしていて楽しかったです。
昨日は天塩岳の林道がだめだったので、ウペペサンケ山に行きました。ナイス稜線とナイスビューでした。北海道の山はサイコーですね。明日の羊蹄山で旅は終了です。
三脚も無事に帰宅できて良かった!
ほんと助かりました!
上二股で落とした事に気がついて、どこで落としたかもまったく記憶になくて、探しに戻る気になんてもちろんなるわけもなく、駐車場でいただいた時にはほんとうにうれしかったです!
天塩岳残念でしたね、でも日高をずっと歩いてきたなんてすごい体力ですね!
またぜひ北海道にいらしてください!
ご連絡いただければお礼が出来るのですが。
よろしくお願いします!
相方さんにもよろしくお伝えくださいね!
y-peak78さん、こんにちは。
お二人の超ハードな行程をお聞きして、もの凄い方がいるなと思いまして!!
山頂で写真を撮っていただきまして、どうもありがとうございました。
夏尾根の頭からのピストン、軽身で歩けたのは良かったのですが、長かったですね。
ヤオロの窓まで、重装備を背負っていけたかどうか・・・
どっちにしろ体力が要りますよね(笑)
日高の稜線、歩きたいところだらけですよね。
ウペペサンケ山の稜線歩きも、絶景ですよね♪
明日は羊蹄山なのですね。もの凄い体力!
お気をつけて登られて下さいね〜
相方様にもよろしくお伝え下さい。
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