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Yamareco

記録ID: 7250280
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沢登り
白馬・鹿島槍・五竜

唐松沢〜南滝〜無名沢〜八方

2024年09月17日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:53
距離
12.5km
登り
1,619m
下り
785m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:00
休憩
0:00
合計
7:00
距離 12.5km 登り 1,619m 下り 785m
4:57
367
スタート地点
11:04
8
11:12
3
11:15
22
11:37
20
11:57
ゴール地点
天候 曇り時々にわか雨
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
湯の入沢の出合
2024年09月17日 05:57撮影 by  SCG08, samsung
9/17 5:57
湯の入沢の出合
最近一日の始まりだけは天気がよい。早朝の影が林道に伸びる。いい気持だ。
2024年09月17日 06:02撮影 by  SCG08, samsung
9/17 6:02
最近一日の始まりだけは天気がよい。早朝の影が林道に伸びる。いい気持だ。
烏帽子沢の出合。烏帽子沢は出だしから傾斜が強く小さな滝がいくつも見える。これも登ったら面白そうではあるな。でもあまり話を聞かないところをみると何かネガティブな要素があるんだろう。
2024年09月17日 06:04撮影 by  SCG08, samsung
9/17 6:04
烏帽子沢の出合。烏帽子沢は出だしから傾斜が強く小さな滝がいくつも見える。これも登ったら面白そうではあるな。でもあまり話を聞かないところをみると何かネガティブな要素があるんだろう。
地下足袋を結んで準備完了。前回の山行と前後逆にはいたら履けてしまった。いつも前半分が良くすり減るのでこうするとすり減りを分散できる。
2024年09月17日 06:19撮影 by  SCG08, samsung
9/17 6:19
地下足袋を結んで準備完了。前回の山行と前後逆にはいたら履けてしまった。いつも前半分が良くすり減るのでこうするとすり減りを分散できる。
いつも八ヶ岳のチョロチョロしか登ってないからこういう水量は怖いって。ダバダバ。
2024年09月17日 06:29撮影 by  SCG08, samsung
9/17 6:29
いつも八ヶ岳のチョロチョロしか登ってないからこういう水量は怖いって。ダバダバ。
家くらいデカイ残雪の塊がこんにちはしてる。もうちょい早いシーズンだったらかなり怖い通過になるだろうな。
2024年09月17日 06:51撮影 by  SCG08, samsung
9/17 6:51
家くらいデカイ残雪の塊がこんにちはしてる。もうちょい早いシーズンだったらかなり怖い通過になるだろうな。
いいプールも。水は心なしか乳白色が混じる。上が氷河のせいだろう。
2024年09月17日 06:59撮影 by  SCG08, samsung
9/17 6:59
いいプールも。水は心なしか乳白色が混じる。上が氷河のせいだろう。
南滝に到着。そこまでデカくはないが、けっこう幅がありマッシブで迫力がある。
2024年09月17日 07:03撮影 by  SCG08, samsung
9/17 7:03
南滝に到着。そこまでデカくはないが、けっこう幅がありマッシブで迫力がある。
このライン登れそうじゃんね。傾斜は緩め。ピトンも入るだろうと思う。
2024年09月17日 07:05撮影 by  SCG08, samsung
9/17 7:05
このライン登れそうじゃんね。傾斜は緩め。ピトンも入るだろうと思う。
南滝を登るか悩んだがしかし嫌な予感がして右岸のガリーから巻く。足場は悪いが確保が必要な感じではない。
2024年09月17日 07:17撮影 by  SCG08, samsung
9/17 7:17
南滝を登るか悩んだがしかし嫌な予感がして右岸のガリーから巻く。足場は悪いが確保が必要な感じではない。
小尾根をのっ越して反対側のガリーから唐松沢に戻る。ワンポイント怖いところがあるが足場が見つかってクライムダウン。
2024年09月17日 07:42撮影 by  SCG08, samsung
9/17 7:42
小尾根をのっ越して反対側のガリーから唐松沢に戻る。ワンポイント怖いところがあるが足場が見つかってクライムダウン。
小尾根から谷を見下ろす。冬とはまた違った印象になるもんだ。
2024年09月17日 07:43撮影 by  SCG08, samsung
9/17 7:43
小尾根から谷を見下ろす。冬とはまた違った印象になるもんだ。
ここも冬はいい斜面なんだよな。南滝の上、無名沢の最後スキーヤーズライトにトラバースすると滑れる急斜面。
2024年09月17日 07:47撮影 by  SCG08, samsung
9/17 7:47
ここも冬はいい斜面なんだよな。南滝の上、無名沢の最後スキーヤーズライトにトラバースすると滑れる急斜面。
上から南滝に行こうとするが、滝の上は弱点の少ないゴルジュになっていて落ち口に近づくこともできない。見下ろすと落ち口は百メートル向こう。登らなくてよかった
2024年09月17日 07:55撮影 by  SCG08, samsung
1
9/17 7:55
上から南滝に行こうとするが、滝の上は弱点の少ないゴルジュになっていて落ち口に近づくこともできない。見下ろすと落ち口は百メートル向こう。登らなくてよかった
こうして見るとわりと美渓だな。岩は硬くてしっかりしているが、花崗岩のところと安山岩系のところがある。
2024年09月17日 08:06撮影 by  SCG08, samsung
9/17 8:06
こうして見るとわりと美渓だな。岩は硬くてしっかりしているが、花崗岩のところと安山岩系のところがある。
いつも八ヶ岳のアバタ岩ばかり見てると他の山域に行くとどの石もきれいに見える。この石はなんだろう。このへんはヒスイも産出するようである。
2024年09月17日 08:14撮影 by  SCG08, samsung
9/17 8:14
いつも八ヶ岳のアバタ岩ばかり見てると他の山域に行くとどの石もきれいに見える。この石はなんだろう。このへんはヒスイも産出するようである。
無名沢。冬は滑れるだけあって一定の傾斜で登りやすい瀑流帯が続いて沢の初心者には大変助かる
2024年09月17日 08:38撮影 by  SCG08, samsung
9/17 8:38
無名沢。冬は滑れるだけあって一定の傾斜で登りやすい瀑流帯が続いて沢の初心者には大変助かる
さっきもこんな石あったような・・・
2024年09月17日 09:17撮影 by  SCG08, samsung
9/17 9:17
さっきもこんな石あったような・・・
稜線を歩く人が見えてきた
2024年09月17日 09:39撮影 by  SCG08, samsung
9/17 9:39
稜線を歩く人が見えてきた
水も少なくなってきた
2024年09月17日 10:11撮影 by  SCG08, samsung
9/17 10:11
水も少なくなってきた
人工物にあたる
2024年09月17日 10:27撮影 by  SCG08, samsung
9/17 10:27
人工物にあたる
登山道。よく頑張った。下の樺というやつか。
2024年09月17日 10:55撮影 by  SCG08, samsung
9/17 10:55
登山道。よく頑張った。下の樺というやつか。
八方池。今日は一日晴れたり曇ったり雨降ったり。みんなが怪訝な顔で忍者シューズ履いた男を見ている。
2024年09月17日 11:06撮影 by  SCG08, samsung
9/17 11:06
八方池。今日は一日晴れたり曇ったり雨降ったり。みんなが怪訝な顔で忍者シューズ履いた男を見ている。
撮影機器:

感想

北アルプスの唐松沢は最近はもうすっかりスキーの沢ということで決まっている。でもここもかつては不帰のクライミングのアプローチとしてかなり一般的に利用されていたらしい。沢登り的には溯行価値は高くはないようだけれど民俗学的興味はそそる。

できるなら唐松沢氷河を越えて稜線に出て帰ってくるのが一番それらしいが、中盤に構える南滝もうまくすれば登れそうなタイプの滝で、初トライはこちらに集中してもよいかもしれない。

いつも水の少ない八ヶ岳の沢で甘やかされているせいで水量に圧倒されてヨチヨチと進むが出発二時間少々で南滝に到着した。左側の壁は傾斜も緩めでバンド状のホールドが続いており、クライミング的にはさほど困難でなく可能かもしれない。

しかしここまでの水量でビビっていた僕は巻きを選択、しばし藪と格闘した。結果、上から覗いてみると滝を登攀したあとの弱点の少ないゴルジュの方が厄介でトライしなくて賢明だった。

たまに小雨もぱらつく天気だし、ピッケルも置いてきてしまったので上部は目指さず無名沢を溯行して八方池経由で帰ることにした。一定の傾斜で登りやすい瀑流帯が続いて気持ちよく高度が上がる。初心者には大変助かる。しかし唐松沢本谷と違って、上に氷河がないせいか水はぬるく、岩肌はぬめりが強い。登攀志向のラバーソール派だとげんなりさせられるだろう。

ギリギリまで水流を追った結果、かえって藪こぎが増えてしまった。少し早めに右岸のはげた尾根に乗ってしまった方が快適かもしれない。ゲレンデの道は立ち入り禁止ということだったので、グラートクワッド部分だけ徒歩で脚をいじめ、そこから下はリフト、ゴンドラと文明の利器に頼らせてもらった。

特に沢登りで知られた沢ではないが、写真を見返すとやはりそこそこ綺麗だし、楽しい溯行だった。もう登山道は登れないなあ?

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コメント

日曜日に無名沢からスキーで南滝越えを目指しましたがSNS等ではまだ仕上がっていないとの事と初めていくルートで自信もないので無難にガラガラ沢にトラバースしました。滝超えの参考に色々調べていたらこちらに辿り着きました。雪の無い南滝の画像は大変興味をそそられました。山行記録大変参考になりました。凄いですね。
2025/1/21 15:26
mituki816さん
コメントありがとうございます。励みになります!沢登り的には大した沢ではありませんでしたが冬しか見たことのないところを雪のない景色で見るのは探検的で面白かったです。最近南滝も埋まったらしいですね。
2025/2/1 7:29
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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