塩見岳
- GPS
- 16:29
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 2,447m
- 下り
- 2,452m
コースタイム
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 9:33
天候 | 1日目:晴れ後曇り 2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
そこから登山口までは自転車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
良好。危険箇所はなし。 山頂直下の岩場も、慎重に歩けば問題なし。 |
写真
感想
父の遺した山行記録によると、1997年8月に塩見岳から北岳まで仙塩尾根を縦走している。当時は60歳。アルバムには、山頂で嬉しそうなまだ若い顔の父が。
同じコースで行ってみたかったが、ちょうど1回忌のために2日しか行けず、ピストンにした。
駐車場から登山口まで舗装された林道なので自転車を持っていった。斜度がまあまああり、途中から押して歩く。登山口からは、森林の中をひたすら登り続ける。
三伏峠に出てからは稜線歩き。しかし、森林の中のアップダウンで、距離も長い。景色は途中で少し見えるが、山頂は雲の中だった。6時間かけて塩見小屋に到着。長かった。塩見岳を見ると、取れそうにない雲の中。小屋の人に聞くと、元気があれば保険で今日登っておいた方がいいとのこと。
荷物をデポして、山頂までゆっくり歩く。山頂直下の岩場を登り、西峰に登頂。視界がほとんど見えず。うっすら東峰が見えた。東峰に歩いていると、少し視界が広がる。空を見ると、時々青空も。山頂で晴れるのを期待して待つ。
しかし、雨がポツポツと来たので、急いで小屋に戻ることに。途中、雷鳥が3羽。足のところはもう冬毛になっていて、可愛い。
小屋に着くと本格的に雨が!ギリギリ間に合った。食事を済ませて外に出ると、雨上がりの綺麗な夕陽。小屋泊の醍醐味。明日に期待。
翌朝、山頂で日の出を見ようと、4:30前に出発。小屋を出ると、ガスガス。このまま下山しようかと心が折れそうになる。ヘッデンの光に濃いキリが反射して、歩きにくい。霧が切れるかどうか。暗く白く光る夜道の岩場を不安になりながら登る。
山頂に近づく。空を見上げたら、月がぼんやり見えた!これは!なんと山頂は雲の上で、晴れていた!
山頂から見えたのが、北岳と間ノ岳と富士山だけ。仙丈や甲斐駒ヶ岳はまだ雲の中。3000mの雲の上の山頂にひとり。
日の出を待っていると、だんだんと雲が下がってきて、周囲の山々も顔を出した。そして、温かい御来光。思わず、手を合わせて感謝した。
信じてガスガスの中を小屋を出て良かった。父の1周忌のプレゼントだったのかも。
山頂を堪能した後、下山。長い道のりだった。最後は脚もガクガクになりながら、登山口へ。そこから自転車があったので、気持ちよくゴール!
素晴らしい山行だった。vlogも美しく仕上がった。
今回はピストンだったが、次回は父の辿った縦走コースで行ってみたい!
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