富士山（富士宮ルート）初めての剣ヶ峰へ！
山梨県
静岡県
yanbushi2014
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 1,406m
- 下り
- 1,388m
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- 山行
- 7:40
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:55
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| 予約できる山小屋 |
|
写真
八合目池田館、富士山衛生センターです。ここで標高3220m。休憩している人が増えました。そろそろ頭クラクラがだんだん強くなってきました。暫く休みます。
九合目万年雪山荘まで来ました。この先でかの有名な”やまちゃん”と”山友さん”に出会いました。頭クラクラ、ヘロヘロ状態だった私にガッツとエネルギーを貰いました。感謝！感謝！
あ〜あ〜あ〜言葉にならない・・・。やっと来れました剣ヶ峰・・・。感激！カンゲキ！ヒデキかんげき（わかる人にはわかる）！近くでお昼を食べていた外国の方と写真の取り合いをしました。後ろの岩が本当の最高峰だとか・・・。
2
新七合目到着。ここまでくる間にズル滑りを頻発、頭クラクラ後遺症と脚がガクガクで、休まないとヤバイ状態。ここでゆっくり軽食＆水分補給で暫く休憩。
六合目まで戻ってきました。やれやれです。とにかく本日の強風（ただし富士山常連さん曰く「この程度なら富士山ではそよ風だな」とか）は負荷倍増でした。
6合目から新五合目駐車場まで続く道のりは本日の行程のフィナーレとして多大なる疲労感とよろめくような喪失感、そしてほんのちょっぴりの達成感を味わせてくれます。
感想
■登頂を目指すまでの経緯
9/12富士山須走ルートにて須走口山頂までは辿り着きましたが、剣ヶ峰までには行けませんでした。帰ってからも剣ヶ峰を踏めなかったことへの後悔の念が日増しに高まり、年内に何とかチャンスを掴み剣ヶ峰までチャレンジしたいと考え、ようやく当日のトライとなりました。
■登下山に関する記録及び所感
・まずは高度障害対策として、新五合目到着後、約1時間、順応目的で駐車場近辺をぶらぶらしたり、車中で休んだりしました。
・駐車場にいる時点で感じられるくらいの風の強さで、入山を躊躇いましたが、多くの人が続々と登っていくので大丈夫かなと考え、怖くなったら早めに撤退するつもりで入山しました。
・6合目以降山頂まで絶えず強風にさらされ、かなりのエネルギーを奪われました。時折、慣れない耐風姿勢をとりつつ立ち止まり、少し風が弱まったかなと思えるタイミングで進みました。心強いことに当日は登山者が多く、皆、そんな感じで登っていましたので風のために撤退することは考えませんでした。
・元祖七合目くらいから毎回感じられている頭クラクラが顕著に感じられるようになりました。
・八合目あたりで頭クラクラが充分実感されるようになりました。以前ヤマレコでコメントいただいたkintacさんのアドバイスを思い出し、少し休憩時間を長めにとってみることにしました。酸素缶も使ってみました。少しですが楽になった感じがしましたので先に進むことにしました。
・九合目、九合五勺と頭クラクラ感との戦いでした。風も強く、自然は容赦しません。ただ、以前、須走ルートで感じた呼吸の苦しさはあまり感じませんでした。
・ようやく山頂、浅間大社に到着です。もちろん達成感はありますが・・・。すぐさま今回の主目的である剣ヶ峰の方に目をやると・・・すごく近いじゃありませんか！休憩もそこそこに剣ヶ峰へと向かいます。先行者が2名馬ノ背を登っていますが、風のため時折止まっています。それでもゆっくりですが進んでいましたので私もそれに倣い、ゆっくりですが着実に歩を進めました。そしてとうとう剣ヶ峰に到着！先行者の方々は剣ヶ峰の日本最高峰碑には寄らずお鉢めぐりに行ってしまったようで、日本最高峰碑のところには外国人の方が一人だけ昼食を食べていました。この方と写真の取り合いをしました。ようやく剣ヶ峰に辿りつけました。しばし一人で奇声をあげたりガッツボーズをして喜びを発散しました。火口を見渡すととてもコンパクトに見え、お鉢巡りをしたくなる気持ちもなんとなくわかる気がしました。しかしお鉢巡りまでやる気力はもはやありませんでした。
・剣ヶ峰から浅間大社に戻って、ちょっと御殿場ルートの頂上を覗きに行ってから富士宮ルート（つまり登ってきたルートです）を下山です。御殿場ルートから下山（プリンスルートで富士宮6合目）のルートも考えましたが、宝永山通過時の風の具合が予測不能でしたので回避しました（行っても問題なかったかもしれません）。
・頭クラクラ状態を抱える私にとって一刻も早く高度を下げることがリスクを回避する最大の手段です。かといってあんまり慌てすぎると転倒の危険性も増大します。いわゆる”ゆっくり急げ！”というやつです。岩による段差の強いところは注意度マックスで慎重に、砂礫の傾斜が比較的緩いところは慎重ではあるのだが、比較的速足で降りるようにしました。だんだん下ってくるにしたがって足がもつれてくるようになりました。元祖七合目近辺で何度か転びました。もういけない！新七合目で下山中はじめての休憩を取りました。もっと落ち着いて休み休み下ってきた方がよかったのかもしれません。とにかく早く安全圏（どこからが安全圏なのかが難しいところですが）に到達したかった！
・新七合目から六合目までは本当にゆっくりゆっくりおりました。ここで何かあってはいけないという気持ちが強く働きました。
・六合目の2軒の山小屋を過ぎ、登山道入口、駐車場への道のりは何か疲労感と喪失感と達成感の入り混じった不思議な感覚でした。こうして私の富士宮山頂及び剣ヶ峰へのチャレンジは終幕を迎えました。
■その他
（人との出会いについて）
・小田原からお出での親子連れの方々と知り合いました。この方々とは結局、山頂まで各小屋ごとで一緒になり、父親の方からはアドバイスもいただき大変励みになりました。有難うございました
・九合目を過ぎたあたりで、かの有名な”やまちゃん”と”山友”さんと出会いました（確認はしていなのでたぶん）。私が弱音を吐くと、やまちゃんから「まだ120％だしていないよ！」「こんな風は富士山ではそよ風だよ」「剣ヶ峰へいってらしゃい！」、山友さんからは「ゆっくり行けば大丈夫ですよ！」などなど励ましと優しいお言葉をいただきました。おかげさまで頂上にも剣ヶ峰にも行けました！感謝！感謝！です。
・下山途中、九合五勺からブル道で下山される方と出会いました。1名の方がブル道を進まれ、もう1名の方がその後を追随されていきました。私も一瞬そちらへ進もうかなとも思いましたが、知らない道を進むことに怖さを感じ素直に登山道を下山しました。この方々とは6合目すぎでばったり再会をして、ご挨拶を交わしました。お二方とも沼津近辺の方と推察いたしましたが、いろいろ富士山やらなにやらお話しを聞かせていただきました。有難うございました。
・元祖七合目近辺で足がもつれて転んでいた時、同じように転んでいる方とお目にかかりました。新七合目で休憩している際、いろいろ山の話をお伺いさせていただきました。大ベテランの方で、休憩中、下の景色を眺めながら、山座同定もしていただきました。有難うございました。
・今回の頂上、剣ヶ峰への到達が出来、またいつになく充実した感が残ったのは皆さんとの出会いがあったからです。一期一会の逢瀬かもしれませんが、重ね重ね心より感謝いたします。
（頭クラクラについて）
・もはや頭クラクラ病と名付けたいくらいですが、やはり今回も同様の症状が出てしまいました。下山中も頭クラクラに加え、頭痛も出てきて、これは結局、帰路の高速運転中まで続きました。高度障害（いわゆる高山病）による影響と思われますが、繰り返しの高所登山経験や何らかのトレーニングで解消もしくは軽減可能なものなのか、体質的なもので現状変更は難しいものなのか、今後の私の山活動の行方を占う上でも重要なファクターをなりつつあります。引き続きどなたか情報もしくはアドバイスをいただけますと大変嬉しく思います。
■総括
大変の長文となり資源の無駄遣いとなってはいけないと思いつつ、こうして私の本年の富士山チャレンジは剣ヶ峰登頂をもって一端お開きとさせていただきます。ヤマレコユーザーの皆さんや富士山登山を普通にこなしている方々にとって見れば剣が峰に行ったくらいで長々とよく書けるなとお叱りを受けそうですが、私にとっては今回の経験は貴重な財産の一部となっています。ささやかな喜びと、苦しみとを吐露させてていただくことをご容赦願います。来年は残された課題として�，�鉢巡り��御殿場ルートによる登頂�５氾張襦璽箸砲茲訶伉困砲茲蠢甘仍蓋�の登頂完遂、の3件につき計画実施いたします。
大変長らく有難うございました。
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