第32回ハセツネCup


- GPS
- 15:52
- 距離
- 62.8km
- 登り
- 4,245m
- 下り
- 4,243m
コースタイム
- 山行
- 10:23
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 10:59
天候 | 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。 (ぬかるみと片斜面の巻き道は足元に要注意) |
その他周辺情報 | レース中のトイレや補給地点についてはハセツネCupのホームページを参照(https://www.hasetsune.jp/) |
写真
装備
個人装備 |
トレランザック
水1.5ℓ(ソフトフラスク1ℓ
ペットボトル0.5ℓ)
スポーツドリンク1.5ℓ(ペットボトル)
レインウェア上下
菓子パン
ヤングドーナツ
エナジージェル
カルパス
ヘッドライト
スマホとモバイルバッテリー
|
---|
感想
【スタートから浅間峠(第1関門)まで】
Bブロック前方、参加者全体から見ると真ん中より少し前の位置でスタート。ハセツネ30kのときは皆前の方からスタートしようと詰めていたが、今回は前に出る人が多くなく、1/3くらいはブロック後方で待機していた。スタートしてその理由が分かったが、70kmを走り切るにしてはブロック前方はペースが速い。コースは道幅が狭くもたもたしていると後ろの人の迷惑になるため、完走目的であればブロック後方からのスタートでよかったかもしれない。ただ、集団に流されて走ることができ、浅間峠まで4時間半切りと、結果だけ見れば良かったかもしれない。気温は26°と、走っていると普通に汗が出る気温。試走のときにも感じていたが、入山峠から市道山分岐までのアップダウンが多く、ここをどれだけ体力を消耗せずに通過できるかを考えていた。浅間峠に着く頃には辺りが暗くなっており、ヘッドライトを装着。菓子パンを補給。20km休憩なしで動いたのも初めてだったかも。
【浅間峠から三頭山まで】
ここは試走では走っていなかった区間で、ここまででわりと体力を消耗していたため、少し不安を抱えながらの走り出しだったが、浅間峠までより道が整っており、アップダウンも多くはなかった。ただ、ここで恐れていた事態が。25km地点で足を吊りかけ、その後も吊りかけの状態が続く。前日と当日にミネラルタブレットを採り対策していたが…。本当は後半まで温存していたかったが、吊り防止のチューブを流し込む。すると驚くくらいすぐに効果が表れ、走れるように。添飲むチューブ1本に800円はたいた甲斐があったなぁ。三頭山までの歩行区間はかなりの急登で、「こんなの言われなくても歩くわ…」となっていた。山頂ではヤングドーナツを補給。まだ胃は大丈夫。ただ、山頂で5分も滞在していると、体が冷えて震え始める。標高1,500mだから、気温は一桁まで下がっているはずだ。レインウェアを羽織って山を下り始める。
【三頭山から月夜見駐車場(第二関門)まで】
三頭山から鞘口峠までは下る下るひたすら下る。周りもスピードを上げて下るので、流されるように急降下。足に疲労は感じていたのに、少し無理をしてしまったかもしれない。鞘口峠以降は試走で昼間は走っていたが、片斜の細い道を夜走るのはなかなか怖い。まだ眠気は大丈夫だが、少し気を抜くと踏み外してしまいそうだ。月夜見山を越えてコンクリの道に出ると、あまりの走りやすさに感動~。月夜見駐車場が唯一の補給地点。ここまでで消費した水分は2L、まだ1L程度あるが、念のため水500mL、スポーツドリンク500mLをもらってソフトフラスクに流し込む。ここで持ってきたジェルもすする。甘ったるくてあんまり好みじゃないんだよな…。
【月夜見駐車場から大岳山まで】
試走の際に分かっていたが、小河内峠から御前山までの登りが本当にしんどい。「こんなん疲れてる状態で登ったら絶対きつい。」と思っていたが案の定きつい。絶対に足は止めないよう、ひたすら歩き続ける。ようやく御前山を超えたころ、今度は眠気が。気づいたらもう日付をまたいでいる。ここで持ってきたカフェイン200mg(コーヒー2杯分以上)配合の絶対身体に悪いゼリーを流し込む。やっぱり身体に悪く、カフェイン過多で心臓が苦しい。おかげさまで眠気は吹き飛んだが、疲れもあり大岳山まではあまり走れなかったように思う。大岳山直下の岩場はこのレースの最後の急登。周囲の参加者と励ましあいながら登り切った。
【大岳山からゴールまで】
いやー足がいたい。激痛。「ここからの下りがタイムの稼ぎどころだから、足は残しておくように。」と色んなところで言われていたのに…。ここからゴールまでは周りの参加者に抜かされっぱなしで悔しかった。試走では気持ちよく走れた金毘羅尾根も
、ほぼ歩くような形に。最後の金毘羅山からの下りは、耐え切れずに後ろ向きで歩いていた。「なんだこいつ…」という視線は感じたが、こうすると使う筋肉が変わってだいぶ楽になる。(後ろ向きで歩く人なんてレース中一度も見なかったが)
御岳山~日の出山はもう3回くらい訪れており、深夜に初詣にも来ていたため、なんだか帰ってきたような気持ちになる。日の出山登りに入るところで案内の人が「夜景が綺麗ですよー」と言っていて「それどころではないが?」という気持ちになったが、なんだかんだ夜景はかなり綺麗で感動しましたごめんなさい。
30kmを超えるトレランは初、日をまたいでのナイトランも初といった挑戦だったが、無事完走できて嬉しいというか安心した。トレランを初めて約3年、いい節目の大会になったと思う。自分が登山やトレランに求めているのが「非日常、達成感」ということもあり、大満足。
もっと長距離のレースや100マイルレースも完走したい気持ちはかなりあるが、相当の時間を費やさなければならないのは目に見えているので、生活とのバランスを考えてといった感じにはなりそう…。
唯一心残りがあるとすれば、温泉が朝6時まででシャワーしか浴びられなかったことと、胃が死んでいてせっかくの出店のご飯が食べられなかったこと。もし次回挑戦する機会があればもっと体力をつけて早く帰還してレース以外も楽しみたい。
改めて、運営してくださった方やボランティアの方々、沿道で応援してくださった方々、本当にありがとうございました!また奥多摩に走りにきます!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する