立山-キャンプ-雷鳥沢〜雄山



- GPS
- 06:47
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 721m
- 下り
- 730m
コースタイム
天候 | 1日目:曇り 2日目:雨 3日目:曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:雷鳥沢キャンプ場 温泉:薬師の湯(大町温泉郷) 雷鳥沢キャンプ場周辺:温泉及び大浴場。雷鳥沢ヒュッテ(露天と大浴場。日帰り:10:00〜19:00)。ロッジ立山連棒(大浴場。入浴していないので営業時間は不明) 危険箇所:特になし。ただし渡渉箇所が何箇所かありますので、雨天時は注意が必要かと思われます。ルート上に雪渓はありませんでした。 登山バッヂ:山頂に、そこでしか買えないバッヂを売っています。 焼肉:モランボン(大町駅前) |
写真
感想
今回の主目的はキャンプ。登山はオマケで考えていました。3泊を考えていましたが、仕事が入ったり、台風4号の影響で天気が悪かったりしたので、滞在は2泊となりました。
一日目は移動と黒部ダム観光、二日目はキャンプ場でのんびりと滞在(場合によっては登山)を考えていましたが、折悪しく北西からの低気圧と南東からの高気圧の影響を受けて停滞前線が発生し、期間中天気は荒れ気味でした。
雨が上がった時(晴れではありません。)をぬって雄山に登りましたが、体調が悪いのかペースが上がらず最終便ぎりぎりで帰る事になってしまいました。
一日目:初めての立山、黒部ダム。トローリーバスに乗って黒部ダムに向かいます。着いた時、ダムは放水の最中であり、その様は圧巻でした。皆さんもご存知のように、黒部ダムはダム本体だけでなく、その物資輸送で困難を極めた事でも知られています。「黒部の太陽」・・・ドラマを観とけば良かった。
ケーブルカー、ロープウェイ、トローリーバスと何度も乗り継いでやっと室堂に到着しました。
室堂から地獄谷経由で雷鳥沢に向かいました。地獄谷は大変硫黄臭くその様はなかなかの迫力。(ここは昼間しか通ることができません。)箱根の大涌谷にいったことはありますが、それとは違います。
雷鳥沢ヒュッテを過ぎた辺りでキャンプ場が見えてきました。色とりどりのテント。気持ちが高ぶります。
キャンプ場からは立山(富士ノ折立、大汝山、雄山)が望めます。その様は綺麗で、眺めが良く、キャンプが楽しみとなりました。
・・・が、夜は雨。風も強くテントが飛ぶのではないかと心配してしまう程でした。
二日目:その日は朝から霧が立ち込め、辺りは何も見えませんでした。早朝は雨が降っていませんでしたが、それも一時的なだけ。夕方になるまで雨が降り続けました。キャンプ場の管理所で掲示されている天気図には見事な停滞前線が引かれていました。こうなると一日中テントにいるしかありません。
テントの周りにはどんどん水が溜まっていき、やがて池のようになって行きました。二日目の朝に念のためにテントの周りに濠を掘りましたが、さすがにテントの床面から水が浸み込んできました。タオルで拭いてもきりがありませんでした。マットを敷いていたので直ぐに濡れることはありませんでしたが、マットに水が少しずつ浸み込んで来ました。寝袋も少しずつ濡れていきます。
雨は夕方に一時的に止みましたので、このタイミングを狙って雷鳥沢ヒュッテに入浴に行きました。前日は風呂に入っていなかったので、さっぱりしました。露天風呂と大浴場に入りました。露天風呂は生のままの灰色に濁ったお湯でした。
テントに戻ると、しばらくしてからまた断続的に雨が降り始めました。時折風が強く吹き、テントが飛ばされるのではないか?・・・そんな気がする程でした。
三日目:その日は朝から更に霧が立ち込めていました。しかしながら、雨は降っていませんでした。天気は曇りの状態が続くような気がしたので、雄山を登ることにしました。朝食を済ませて、荷物を片付けて、ザックに荷物を積めて雄山に向かいました。テントとマットは乾かす必要もあったので、畳むことなく出かけていきました。念のためにテントの周りに再度濠を掘ってから出かけました。
キャンプ場からまず一の越に向かいます。浄土橋を渡り、何度か小川を越えていきます。昨日は一日中雨が降っていたにもかかわらず、川の水量は多くありませんでした。渡渉は楽に行えたので、これはラッキーでした。ゆっくり、少しずつ高度が上がっていくのですが、足が上がりません。思った以上に時間がかかりました。山腹を巻きながら上がっていきます。やがて空沢のような岩だらけのルートに差しかあります。これを登ると室堂からのルートに合流します。
ルートはやがて室堂からのルートに合流しました。室堂から一の越までのルートが立派に舗装されているのには驚きました。一の越は霧が立ち込めていました。一の越でトイレに行き、そして雄山に向かいました。(雄山へのルートは舗装されていません。)
ルートは霧が立ち込め、徐々に寒くなっていきます。足は思うように上がらず、時間がかかってしまいました。
厚着をしていたので、それ程辛くはなかったですが、山頂は寒かったです。神社をかねた休憩所があり、中は大勢の人でいっぱいでした。天気が悪いので、今日はこの中で御祓いをしていました。
休憩所でお汁粉を買い、温まりました。
雄山の山頂に行くには、拝観料を払う必要がありました。拝観料(500円/人。御祓い付)を支払い、山頂に向かいましたが、山頂には霧が立ちこめ、何も見えませんでした。御祓いを済ませた後、下山をしました。
下山ルートは人の列が多く、途中で何度か列が止まりました。霧のせいで眼鏡が直ぐに曇ります。途中何度も立ち止まり、眼鏡を拭きました。
一の越では山荘に入り、またしてもお汁粉を食べました。(それも同じ物を)。妻はカップうどん(どんべえ)を食べました。
一の越から雷鳥沢へのルートには人はほとんどいませんでした。室堂へのルートの人がほとんどなのでしょう。
ルートは霧が立ち込めており、ほとんど何も見えませんでしたが、キャンプ場に着く頃に少しずつ晴れてきました。
キャンプ場には雨が降っていなかったようで、濠にも水が溜まった気配もありませんでした。テントを畳み、荷物を片付けますが、意外と時間がかかりました。
行きと同じルートで地獄谷から室堂に向かって行きました。
地獄谷を歩いている途中、やがてにわか雨が降って来ました。甘く見て、レインウェアを着ることなく室堂に向かいましたが、雨は思ったよりも強く、一向に止む気配がありませんでした。体がどんどん冷えていきました。地獄谷から、みくりが池への上りはきつく、ペースが落ちていきました。何とかみくりが池温泉に避難して、上に着ていたTシャツを着替えて、レインウェアの上だけを着け室堂に向かいました。
しかしながら、みくりが池温泉を出て数分後に雨が止みました。あの避難は何だったのだろう・・・とは思いましたが、あのまま雨が続いていて、避難をすることができなかったら、大変なことになっていたかも知れません。
室堂からは最終便に乗り、扇沢に向かいました。
行きとはかなり違い、各便の接続は良く短時間で帰りました。・・・人がいなかったためですね。
扇沢には人はわずかしかいず、日が徐々に落ちてきたそのターミナルは秋の訪れを感じさせました。
帰りは大町温泉郷の薬師の湯に向かい、信濃大町駅のモランボンで焼肉を食べ、帰路を目指しました。
11時頃に豊科ICに入りました。帰りの高速道路は思ったよりも混んでおらず、渋滞に巻き込まれることはありませんでした。ただし、真夜中に走ったこともあり、眠く、何度もSA、PAで休憩を取りました。
家に着いた時はすでに日が昇っていました。
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