【鳳凰三山】たっぷりと 秋色に浸って


- GPS
- 27:01
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 2,399m
- 下り
- 2,399m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 4:51
天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし。 |
写真
感想
北アの紅葉はもう終わりになるため、南アの紅葉を求めて、鳳凰三山に行った。
今年の正月、御座石鉱泉から鳳凰を目指したがラッセルの辛さに鳳凰小屋までで断念した。その経緯もあって、今回は紅葉が期待できるドンドコ沢から中道を下る周回コースにした。
朝8時半、青木鉱泉着。駐車場がほぼ満杯で、昨日の小屋やテン場は相当の混雑が予想された。しかし、今日は下る登山者が多いので大丈夫だろうと勝手に思う。
沢沿いの登山道にはモミジやカエデの紅葉がすばらしく、辛い登りも忘れてしまうほどだ。そして、何といってもすごいのは、次から次に現れる滝で、勇壮で迫力があり紅葉とのコラボは一見の価値がある。
ドンドコ沢は結構急な登りが続くが、滝を観賞しながら登るのであまり苦しくはない。2時前に鳳凰小屋に着く。テン場は数張りしかなく、今日は静かな夜を過ごせると思った。テントを張り、ビールなど飲み暫しゆっくりする。暗くなると急に冷え込むが、シュラフに収まると暖かく落ち着く。夜中に目が覚め、空を見ると、満天の星が輝いていた。絶景! としばらく星と対面した。
翌日、朝3時ころから周辺が騒がしくなるので否が応でも目が覚める。予定より早いが軽食を取りテントをたたむ。ヘッデンで出発。ちょうど日の出の時間に地蔵岳直下の鞍部に着く。富士山が薬師岳の横に少し顔を見せていた。オベリスクを見ると、それは天を突き刺す刀のように見えた。30年程前にその頂に立ったことがあるが、それ以来だ。「腕力も弱くなってるし、バランスも悪くなっているから・・」などと、不安に駆られながら頂上直下のクラックまで到達し、そこをよじ登ろうとするが、ザラザラしたホールドも不安定のため「特にどうしても・・」と言うことでもないので、今回は断念する。
観音岳からの360度の眺望は素晴らしかった。欲を言えば、あまりの好天のため写真としてはキレイだけの味のないものになってしまうため、少しは変わった雲などがほしかった。ここでゆっくり景色を満喫した後、気持ちよい稜線歩きをする。30分ほどで薬師岳に着いてしまい、そこからは青木鉱泉に向かって一気に下山する。途中、気持ちよい笹原や紅葉が真っ盛りなところがあり、暫し見とれて、たっぷり「秋色」に浸った。滝良し、展望良し、紅葉良しの満足の山行だった。
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