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Yamareco

記録ID: 75181
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

飯豊山(そして苦難のダイグラ尾根)

2010年08月20日(金) 〜 2010年08月22日(日)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
34.9km
登り
2,914m
下り
2,891m

コースタイム

1日目(8月20日)
5:40 飯豊山荘前、丸森尾根の登山口
7:15 夫婦清水
8:50 丸森峰
9:45 地神北峰
10:15 頼母木山
10:30 頼母木避難小屋(昼食)12:00
12:20 大石山
12:50 鉾立峰
13:20 杁差岳 13:50
15:30 頼母木避難小屋(泊)

2日目(8月21日)
5:40 頼母木避難小屋 発
6:30 地神山
7:25 門内岳
8:10 北股岳
9:05 梅花皮岳
9:25 烏帽子岳
12:25 御西避難小屋(泊)
(この後、大日岳に行く予定でしたがガスが晴れないため中止、実は疲れも・・)

3日目(8月22日)
5:40 御西避難小屋 発
6:30 飯豊山 6:50

ダイグラ尾根で下山

13:30 飯豊山荘
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前日夜、東京から車で移動。翌日(20日朝)3:30飯豊山荘に到着。
駐車場は無料。
コース状況/
危険箇所等
全体を通して、危険な場所でも梯子や鎖はありませんので要注意。

特にダイクラ尾根は危険な個所だらけで、上級者以外は避けたほうが良い。
給水場がないため、しっかり水を持っていく必要がある。

頼母木避難小屋の宿泊料は1000円。しかし管理人不在で・・・
水は小屋横の炊事場でコンコンと出ています。

御西避難小屋の宿泊料は2000円。小屋内のトイレはなんと水洗。
冷たく冷えたビール、1000円。
水は5分ほど下山する必要あり。

飯豊山荘の温泉、500円。
一歩目から急な登りの森丸尾根の登山口。
2010年08月20日 05:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 5:39
一歩目から急な登りの森丸尾根の登山口。
ようやく雲が晴れた丸森尾根からの眺め。
2010年08月20日 08:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 8:09
ようやく雲が晴れた丸森尾根からの眺め。
2010年08月20日 08:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 8:59
2010年08月20日 09:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 9:39
地神北峰。
2010年08月20日 09:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 9:43
地神北峰。
2010年08月20日 09:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 9:51
頼母木山頂(1739m)。
2010年08月20日 10:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 10:15
頼母木山頂(1739m)。
2010年08月20日 10:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 10:16
2010年08月20日 10:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 10:20
1日目の宿、頼母木避難小屋。
2010年08月20日 10:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 10:31
1日目の宿、頼母木避難小屋。
頼母木避難小屋のすぐ横の給水場。
贅沢にもコンコンとわき出ています。
2010年08月20日 15:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 15:24
頼母木避難小屋のすぐ横の給水場。
贅沢にもコンコンとわき出ています。
2010年08月20日 12:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 12:15
大石山頂(1562m)。
2010年08月20日 12:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 12:21
大石山頂(1562m)。
鉾立峰。
2010年08月20日 12:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 12:50
鉾立峰。
杁差岳(1636m)。
2010年08月20日 13:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 13:14
杁差岳(1636m)。
2010年08月20日 13:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 13:18
2010年08月20日 13:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 13:18
2010年08月20日 13:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 13:46
2010年08月20日 13:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 13:20
杁差避難小屋。
2010年08月20日 13:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 13:22
杁差避難小屋。
杁差岳山頂。
2010年08月20日 13:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 13:24
杁差岳山頂。
2010年08月20日 18:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 18:36
2010年08月20日 18:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 18:36
2日目の朝日。
2010年08月21日 05:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/21 5:02
2日目の朝日。
2010年08月21日 06:19撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/21 6:19
地神山頂(1850m)
2010年08月21日 06:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/21 6:29
地神山頂(1850m)
門内避難小屋。
2010年08月21日 07:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/21 7:21
門内避難小屋。
門内岳山頂(1887m)。
2010年08月21日 07:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/21 7:24
門内岳山頂(1887m)。
北股岳山頂(2024.9m)、今回初めての2000m超え。
2010年08月21日 08:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/21 8:08
北股岳山頂(2024.9m)、今回初めての2000m超え。
石転び沢。
2010年08月21日 08:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/21 8:09
石転び沢。
北股岳山頂、その2。
2010年08月21日 08:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/21 8:10
北股岳山頂、その2。
遠くに見えるのは蔵王連峰。
2010年08月21日 08:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/21 8:11
遠くに見えるのは蔵王連峰。
梅花皮小屋。
2010年08月21日 08:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/21 8:33
梅花皮小屋。
北股岳。
2010年08月21日 08:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/21 8:47
北股岳。
梅花皮岳。
2010年08月21日 09:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/21 9:05
梅花皮岳。
烏帽子岳(2017.8m)
2010年08月21日 09:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/21 9:27
烏帽子岳(2017.8m)
2010年08月21日 09:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/21 9:56
2010年08月21日 11:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/21 11:08
親切な管理人がいる御西避難小屋。
結構混雑していました。
2010年08月21日 12:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/21 12:25
親切な管理人がいる御西避難小屋。
結構混雑していました。
いざ飯豊山へ。
2010年08月22日 06:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/22 6:08
いざ飯豊山へ。
飯豊山頂(2105m)。
2010年08月22日 06:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/22 6:32
飯豊山頂(2105m)。
恐怖のダイクラ尾根。こんな山をいくつも超えての下山。危険がいっぱい。
2010年08月22日 07:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/22 7:15
恐怖のダイクラ尾根。こんな山をいくつも超えての下山。危険がいっぱい。
2010年08月22日 08:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/22 8:12
2010年08月22日 08:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/22 8:36
切り立った山が、まだまだ続きます。
2010年08月22日 09:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/22 9:36
切り立った山が、まだまだ続きます。
ようやく玉川のつり橋、そしてしばしの水遊び。火照った体を冷やします。
2010年08月22日 12:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/22 12:48
ようやく玉川のつり橋、そしてしばしの水遊び。火照った体を冷やします。
無事下山。飯豊山荘の温泉で疲れをとる。
アイスキャンディ最高!
2010年08月20日 05:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 80, Canon
8/20 5:39
無事下山。飯豊山荘の温泉で疲れをとる。
アイスキャンディ最高!
撮影機器:

感想

新潟、山形、福島をまたがる飯豊連峰は朝日連峰とともに東北アルプスとも呼ばれ、夏でも万年雪があるため涼しいかと思いきや、かなり暑く汗をかく登山でした。


木曜日の夜10時にkazさんと車で東京を出発。
登山口の飯豊山荘駐車場に到着したのは翌朝3:30。


■1日目
5:40
車で少し仮眠後、出発。
第一歩目から急な坂が始まる挑戦的な登山道、丸森尾根。
しばらくすると、ようやく雲から抜け出し、素晴らしい景色が広がります。
どの山もみな、山肌が緑で美しい。

10:30
1日目に宿泊する頼母木(たもぎ)避難小屋に到着。
ここに大きな荷物を置き、飯豊連峰の最北端、杁(朳)差岳(えぶりさしだけ、1636m)に向かいます。
いくつか峠を越えるややキツイ稜線でしたが、杁差岳周辺は美しい花が咲き乱れ、数えきれないほど多くのトンボやチョウが我々の到着を迎えてくれました。

15:30
再び頼母木避難小屋。
今回は山小屋を利用。山小屋といっても東北地方の山は避難小屋が多く、1泊1000〜2000円程度で素泊まりできます。
素泊まりしかできません。

ここは1泊1000円ですが、その日は管理人は不在。
水場はすぐ近くにあり、贅沢なほどコンコンと流れていました。

宿泊客は我々のほか2名。
71歳の男性Aさんは定年後、日本百名山を踏破し、まだ元気に登山を楽しんでいます。もう一人の51歳の男性Bさんは、やはり日本百名山を踏破中で今回の飯豊山で69峰目とのこと。

過去の登山談を聞くうちに、Bさんは私と同じ豊中出身で、しかも同じボーイスカウト豊中12団に在籍していたことがわかりました。
なんと約35年ぶりの再開です。

登山道中で会う人とは軽く挨拶する程度ですが、山小屋では先輩方の経験話がじっくり聞けたり、こういう思わぬ出会いがあったり、登山の楽しみをより大きくしてくれます。

そして夕暮れ前の幻想的な情景を鑑賞しつつ、早々と床に就きました。


■2日目
翌朝、日の出と同時に全員がごそごそ動き出します。
外に出ると、今日も1日暑くなりそうな太陽が輝いています。

5:40
朝食を済ませ、御西避難小屋に向け出発。

丸森分岐、地神山、門内岳、北股岳、梅花皮岳、烏帽子岳、天狗岳を経て御西避難小屋到着(12:25)。

それほど大きな高低差はなかったものの、途中でスタミナ切れ。
思うように足が動きませんでした。
あんこがたくさん入った大福もちを2個食べると、急に体が軽くなりました。
これがシャリバテでしょうか。

この後予定していた大日岳ピストンは、ちょうど雲がかかってきたこともあり中止しました。

このまま御西避難小屋で過ごします。
ここのトイレはなんと水洗。
近くに雪渓があるためでしょう。
そしてキンキンに冷えたビールもあります。
1缶1000円でおいしくいただきました!

難点は水場がやや遠いこと。
約5分ほど下山しないといけません。
ぜいたくは言えませんが・・・

徐々に宿泊客が増え、15:00過ぎにはにぎやかな団体のおばさんたちも到着し、ほぼ満員になりました。


■3日目
そして3日目の朝、昨日から雲がかかった状態が続きます。

5:40
御西避難小屋を出発し、いよいよ飯豊山へ。
ゆるーい登りで、気持ちよく歩けます。

6:30
飯豊山山頂(2105m)。
御西避難小屋で仲良くなった(団体ではない)おばさんもすぐあとから到着。
すると「さっき、ブロッケン現象を見た!」
「あんたたち見なかったの?」と。
残念、私たちは見逃しました・・・

6:50
下山コースは、ダイグラ尾根。
ここから苦難が始まります。
距離が長く、厳しいコートとは聞いていたけれど、これほどとは思いもよりませんでした。
危険な個所も多々あり、下っては登りを繰り返します。
上級者以外は絶対に入ってはならないコースです。

12:20
ようやく玉川のつり橋に到着。
ここで30分、冷たい川に体を投げ出し、ほてって疲れた体を癒しました。

13:30
飯豊山荘到着。
温泉(500円)に入り、ようやく生き返りました。


初めての東北の山。
ダイグラ尾根にはまいりましたが、雄大さを感じることができました。
また、避難小屋ならではの楽しみ方も味わうこともできました。
またいつか、大日岳にもチャレンジしたいと思います。

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技術レベル
5/5
体力レベル
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