記録ID: 7588944
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ハイキング
関東
奥久慈男体山ブナの木ルンゼ(筆者勝手に命名、バリエーションルート)
2024年12月07日(土) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 09:02
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 837m
- 下り
- 840m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 9:03
距離 12.1km
登り 837m
下り 840m
6:09
51分
スタート地点
11:50
38分
一般コース合流
15:12
ゴール地点
天候 | 晴れ、下山後しぐれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ブナの木ルンゼとは筆者が勝手に命名した谷の名前で、一般コースを山頂に目指す途中、ブナの大木のある急な下りを過ぎた鞍部の左側に口を開けている岩溝から続く谷です。 本ルートは登はん要素の強いバリエーションルートです。 撤退用の登はん具、土付き急斜面を登るためのピッケルは季節に関係なく必携です。 落石によりルートが変わっていることもあります。実際筆者が初めて通過したときより難度が上がっています。 取り付きは大円地山荘裏の沢です。二股に分かれているところを左俣へ進みます(左俣というときは下流から上流を見たとき、分岐点の左側を指します。一方岸というときは上流から下流を見たときの川岸を指します。左岸といえば上流から下流を見たときの左側です)。 倒木だらけの枯れ沢を登高していくとV字谷になり、3個のチョックストーンを越えていきます。一つ目は左岸(チョックストーンに向かって右側)から高巻くのがお勧めです。右岸から降りたことがあるので登れないか試しましたがちょっとリスクが高くてやめました。 二つ目のチョックストーンはザックを降ろして空身でくぐります。ザックは抱えるなどして別途通します。 三つ目ののチョックストーンは右岸(チョックストーンを見上げて左側)を高巻きます。その際二つある岩棚の高いほうを使います。足元は枯葉に覆われていてフットホールドの取り片側からないので、一歩一歩ピッケルで掃除しながら前進します。 三つ目のチョックストーンを通過したら目の前の谷は詰めず、右岸(左側)の岩壁の裾を巻くと谷が出ます。この谷がブナの木ルンゼに続いています。途中チョックストーンに登高を阻まれるので、右岸を攀じて、崖に平行に伸びているケヤキの尾根に沿って高巻いて行きます。 斜度が上がり、足元がゆるい土つきになるところを根気よく高度を稼ぐと、一般コースから見える岩溝に到達します。 ここでザックを降ろして自分のハーネスとザックをつなぎ、岩溝は攀じました。次いで岩溝通過後、立ち木で自己確保し、つないでおいたザイルを使ってザックを吊り上げました。 岩溝上部の土付きは崩落して滑りやすい土斜面が露出しているので、ここまで来て滑落しないように、足元のしっかりした笹薮を選んで抜け出します。 過去の自分の通過では背中と手足で突っ張りながら高度を稼いでいたために、ザックを背負って登はんできなかったのですが、今回の山行を振り返ってみると、ほぼ手足だけで突っ張って高度を稼げたので、ザックを背負ったままでも登はんできたかもしれません。 参考: 2019年1月26日 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1714424.html 2021年12月5日 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3815199.html |
写真
今回は日が出てから取り付くから、西金駅ですでに明るくなっており、筆者が狂喜する奥久慈岩稜が目に飛び込む瞬間を楽しむことができた。このブルーグレーの空のグラデーションが贅沢だ。ちなみに、運転中も奥久慈の山々の稜線がこの背景に浮かび上がるので、ハンドルを握りながらも血圧が上がる。
第一のチョックストーン。小さく見えるが高さ3mくらい。今回は左側(右岸)から高巻こうと試行錯誤したが危険で中止し、慣れた右側から高巻いた。右岸から降りたことはあるのでいけると思ったのだが。
はじめてきたとき通過方法が検討が付かずに難儀したとき、この古いテープマークがヒントを与えてくれた。とはいっても、まず岩棚に取り付くまでも登はんだし、手足の置き場所は枯葉に埋もれているのでかなり悪い。
初挑戦のときは斜線上部の尾根を詰めた挙句登れない壁にぶつかり、ここまで引き返して20m程度ある崖を2ピッチで懸垂下降してきたのだった。今回は一番楽(それでもかなりだが)なルートを登っているので快適だ。
ひと歩きして山頂に到着し、無事を感謝した後に奥久慈岩稜方面を眺めた。山頂は12時半で5度と、この時期としては、穏やかな晩秋の山だ。ところが下山後気温が急降下し、天候も悪化し、翌朝にはうっすら冠雪したのだった。
鎖場の入り口は紅葉の名所なのだ。ここでぼんやりするつもりだったのだが、途中の急斜面に落ちていたゴミが気になり、回収に行ったところ思ったよりずっと急斜面だった。一旦引き返してピッケルを使いながら会衆に向かった。地図か山岳ガイドのコピーものかと思って回収してみたら、「山岳救助資器材携行フロー」と書いてあっておどろいた。
装備
備考 | アプローチシューズ(バリエーションルート用に別に用意)、ヘルメット、ピッケル、登はん具(ハーネス、ザイル30m、ダイニーマ製スリング50cm2本、110cm2本、ワイヤゲートカラビナ数枚、ロックゲートつきカラビナ3枚、エイト環)ゴム引き軍手、防寒テムレス、ミトン(筆者は厚手の靴下で代用)、タオル、目出し帽、スマホGPS、水、行動食 |
---|
感想
バリエーションルートの訓練のついでに、イロハモミジの紅葉も楽しめるということで、筆者が勝手にブナの木ルンゼと呼んでいる枯れ沢遡行のルートを選んだ。ちなみに最終的に飛び出す一般コースの鞍部は、これまた勝手にブナの木のコルと名づけている。ブナの巨木が近くの斜面に立っていることにちなんでいる。
登山はこの季節としては暖かく過ごすことができたのだが、下山後行きつけのリンゴ農家さんを買い付けたところで気温が急降下し、天候もぐずついてきた。農家のご主人が「きょうもしぐれるね」と風流な天気予報をおっしゃった暫くあと、岐路に付く筆者の車に白いものがぱらっ、ぱらっと落ちてきた。
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利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
2/5
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