霊仙山最高点


- GPS
- 08:16
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 871m
- 下り
- 871m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 8:16
天候 | 雪・ガス・のち晴 (気温は 12時時点で -5℃) |
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過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 道の駅 湖東三山はお土産・食事などは令和6年に閉鎖。結局黒丸PAで食事をして帰る。( https://yatori.jp/sightseeing-kotousanzan/ )。 ちなみに、黒丸 PA の食事はボリュームがあってお買い得でした。 |
写真
装備
個人装備 |
雪装備 一式 わかん、アイゼン、ゲイター、ハードシェル(雨合羽)、手袋(毛糸+オーバグローブ)、毛糸の帽子、サングラス、カイロ(2つ)、スノーバスケット付ストック
リスク用装備 一式 ツェルト、薬、エスケープ・ライト・ヴィヴィ
通常装備 一式 水(0.3L)、お湯(0.3L)、コンロ、食事用具、行動食等、
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備考 | ゲイター、履くのを忘れて出発。あとから付けるのは大変だったため、色々工夫が必要となった。 (1387Kcal) |
感想
[天気予報] ヤマテン、WNI の天気予報で、午前中は少し荒れ模様だが、午後は晴れるという予報を信じて 京都を 6時に出発。7時30頃に落合に到着する。止まっていた車は、4台位。すぐあとにもう一台来る。雪がしんしんと降っている中で、少しじっとした後 8:00 頃から準備を始める。
[登り始め]
登り始めは順調。笹峠を越え、近江展望台に向かう急坂。あたりは一面真っ白、おまけに強風が吹きつける。ここで、同じ方向に登ってられた2名の方が折り返して帰られる。
[何回も停止]
この急坂で、踵に靴擦れ手前の痛み。絆創膏の手当をするために止まり、雪の上に座って対応。その後、雪が深くなる。ふと足元を見ると、ゲイターを付け忘れていることに気づく。すでに、アイゼンを付けているところで、後からゲイターを付けるのは大変。アイゼンの紐をズボンのすそに通すなどして対応(幸い、それ以後雪は足に入ることはなくなったが、最初から履いておくべきだったと反省)。なお、風も激しく吹くなかを歩いているとそのうち、指の感覚もなくなってきました(装備は純毛糸の厚手の手袋+オーバーグローブです。風がおさまると感覚戻る)。
[ルート間違い・寒さ]
視界がわるい、雪面を歩いている時に尾根道の分岐で右に行かなければならないところを左に行ってしまう(ログにはっきりと残っています)。戻る方向を見定めてもとに戻って事なきを得る。が、私達の前を歩いていたソロの若い男性が前にいない。霊仙の最高点に着いて少し休んでいると彼がやってきました。「道に迷ってしまいました」とのこと。彼はもう少し先まで行ってしまったのかもしれません。
[雪庇から落ちる]
それ以後は、ヤマレコを Apple Watch でひたすら確認しつつ歩くということをしましたが、私と、友人が距離で 30m ほど離れて左右を歩いている時に、突然彼が、「ア!」という声とともに消えていなくなってしまいました。慌てて彼のところに行くと、彼は、雪庇から下に落ちてしまってました。幸いあまり高度がなかったので事なきを得ましたが、吹雪・ガスの中の山行は要注意です。(気温は -5℃)
[小屋の中でのガス]
強風が吹く中なんとか、小屋に到着。昼ごはんを食べます。私は、冬はユニフレームのプレミアムガスを使っていますが、これだと -5℃でも問題なく火が使えました。友人の TOHO GOLD は液ガスが噴き出しました(ただ少し温めると使えたようです)。小屋は風もなく落ち着けて、ほんと天国でした。
[帰りのルート]
帰りのルートも大変迷うルートです。景色が全く見えないなか、GPS がなければ確実に迷います。数分おきに、手元の位置を確認し、方向を定め、そちらに歩く。時々足元にトレース跡を見つけたら、方向と同じならばトレースを追う。そうでないならば、探す。これを繰り返して、ずいぶんしたまで降りてきた時に、少しづつ空が晴れてきました。最後にいい景色を見て、降りてきました。
今回は、二人いたので、色々冒険もできましたが、ガスガス、強風、小雪の天候の中ソロだったらきっとやらないと思います。また、ほぼ GPS 頼りで、これがなければおそらく道に迷っていただろうと思います。文明の利器はありがたいものです。
(注意:スマホを出して、手袋を脱いで GPS を確認するということは、雪と風が吹きつける時は不可能です)
本当に視界真っ白ですね
雪庇踏み抜き、無事の下山で何よりです!
ガスがかかった真っ白の中だと、方角がわからないし、雪の境目(雪庇など)なども見えないし、ほんと要注意ですね。なかなか経験できないことをができた山でした。
今畑からで黒いグローブ落として引き返した者です。
昨日はホントに危険でしたね、トレースも分からなくなるしホワイトアウトで方向感覚無くなるしで、
お互い無事帰還出来て良かったです!
お速いですね。あっという間。
ぐるりと周回されていますね。
大変な1日だったのですね。
無事下山で何よりです。
レコ拝見して、色々勉強になりました😖
ちなみに、スマホ操作ですが、100均でうってるペンを買っておけば、手袋したまま使えたな・・と今更ながら思いました。
今頃記録読ませて頂きました。
私も1/13鈴鹿の釈迦ヶ岳に行ったのですが、降雪と爆風が酷く、9合目あたりで撤退!
ビュピタさん達、雪庇に落ちた友と共によくぞ無事生還されたこと!!
やはり、スカッとした青空のもとで、やれ🐰の足跡だとか、霧氷が綺麗とか言って歩きたいものですね…まあ、そうも言ってれないけど…
あの日は避難小屋に寄らずに帰る、という選択肢はなく、一休みして、空腹や疲労から回復させるのが必須でした。
終わった後だから言えますが、その次の週や先週土曜日の山に比べ大変印象に残った山行でした。
実は私も山のなかで骨折して動けなくなった友と共に、一晩雨の中で過ごした経験があります。
早朝に、救急隊員が来てくれた時のこと、あの山のことは印象深いと云うか…
これも無事帰れたから云えること…
色々ありますね…
そういえばお二人はちらっと顔を合わせています。
Jupitaさんは剱、私と秘密基地さんは室堂〜折立縦走しようと並んでいた立山で。
まあ、お二人とも覚えていないでしょうけど🤭
健脚なんて、とんでもない。
万年初心者の域を固守しているバリ好きおばあちゃん?!です
また、いつか 何処かで…
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