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無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
中央アルプス 越百山 日帰り初心者夫婦登山
2010年09月06日(月) [日帰り]


- GPS
- 11:47
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,428m
- 下り
- 1,428m
コースタイム
伊奈川ダムゲートを経て福栃橋登山口5:30-下のコル-遠見尾根-痩せ馬の背-見晴し台-上の水場-福栃山横巻き-最初のピーク-再び下る-越百小屋10:00-越百山山頂11:00-11:40分下山-福栃橋登山口4:50分
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
朝5時前には伊奈川ダムゲート手前の駐車場には既に15台ほどの車が。人影はなくもう出発したようだ。 福栃橋登山口(標高は1300m位)を5:30に出発。人影はなく静かな登山になりそうだ。 私たちは地元の住民であるため、熊の出没が心配でそれぞれ熊除けの鈴を鳴らしながら山に入る。特に熊笹のある山道や心配だ。(県外から来た方は鈴を持っていない様子) 上り始めてしばらくは、ジグザグに高度を上げる。 約40分ほどで下のコルに到着。 ここからは遠見尾根?を尾根に沿って歩く。 周囲は檜かさわらの大木は生い茂る。 痩せ馬の背と書いた看板。 その名の通り、大木の根が地面を網の目のように張りめぐらす。 しばらく歩くと見晴し台。左手に南駒ケ岳と仙涯嶺らしき山を見上げる。 やがて樹木は檜から栂の林に変わる。 上の水場に到着。左下手に約80メートルほど下ると水場がある。 周辺にはトリカブトが綺麗に群生している。水でタオルを濡らし首に巻いて出発。 尾根はなくなり、山が急峻になってジグザグに登る。 どこかで見たような景色。 最初は八ケ岳の丸山から白駒池付近の原生林の林のように神秘的。 やがて縞枯れにも似た光景が続く。手付かずの自然が残る山。。。 かなり傾斜がきつい。 やがて福栃山横巻の看板。 途中、左手に御嶽山。前方に南駒ケ岳その奥には空木岳か熊沢岳?らしき山並みがガスの合間で顔を見せる。 左やや後方には普段見上げる糸瀬山を見下ろす。 気分がいい! この登りのピーク恐らく標高は2300m位だろうか? ここから目指す越百山がようやく目の前に。 ところがここから下り。。。。 下りたくない! 下りきった当りに赤い屋根の越百小屋がある。 折角なのでオーナーの伊藤さんに会いたいと思ったのだが、どうも留守らしい。 ということでここを10:00に通過。(出発より4時間半、やはり参考タイム×1.25だ) 越百小屋を過ぎると登山道が狭く荒れてくる。 樹木の高さが急に低くなり森林限界。 やがてハイマツになり、登山道も風化した花崗岩に変わる。 目前に大きな岩の刃。 あれが山頂だろうか? しかし、山頂は思わず現れた。 2,613メートル越百山山頂 日本300名山に相応しい眺め。 奥には南アルプスが微かに見え。 反対側には御嶽山が。稜線上を辿ると仙涯嶺の険しい岩肌。 わが村の山。 いつも話では聴いた事のある山の山頂に夫婦で立てたことが嬉しい。 山は見上げるものと思っていたが、一歩一歩歩けばたどり着くのが不思議に感じられる。 ここまで約5時間半。1人の登山者とも会うことがなかった。 二人でおにぎりを食べ、下を見ると二人の人影が。 なんとなく安心。 恐らく私よりも一回り若いお兄さんと、私よりも少し年上のお兄さんがやってきた。 二人とも縦走で仙涯嶺-南駒ケ岳-空木岳を泊まりながら進むらしい。 折角なので写真を撮っていただいた。 11:40分下山開始。 越百小屋には数人のお客さんが来て、伊藤さんも忙しそう。 そのまま下山を続けた。 ところが、帰りは霧が昇り始め、視界がわるい。 下れども下れども上の水場にたどり着かない。 しかも、登りで足を使ってしまったせいか右足の小指のマメが潰れた。 家内も足の平が痛くて思うように下れない。 「こんなに登ったの?」 といいながらも我慢我慢。 やがて話もしなくなる。 iphoneのアプリで高度を確かめるが標高2000m付近からなかなか下がらない。 このまま延々に続くのだろうか? 下山を始めて5時間。 ようやく登山口にたどり着いた。 家内の万歩計は17000歩 恐らく10時間以上歩き続けただろうか? 初心者鈍足夫婦には厳しい行程だったようだ。 そのご褒美ではないが、明けて翌日の気分は最高! 達成感が嬉しい。 これが山登りの魅力だろうか。 |
写真
撮影機器:
感想
今回は日帰りだったが、無理は禁物。
次回は越百小屋か、木曽殿山荘に宿泊して縦走を楽しみたい。
静かな山、越百山は本当に秀峰でした!
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futta2さん、こんばんは
越百山への日帰りお疲れ様でした。
(500回目の記念コメントです。)
・8枚目の赤い実は、白い花のゴゼンタチバナと思われます。
・10枚目は、トリカブトのようですね。
・13枚目は、蕎麦粒岳のようです。(奥は穂高岳)
以下の山行記録の写真を参照 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=76995&pid=84a6b924575d1ddc36557adaef947c61
蕎麦粒岳の隣の独標(萩原沢岳:三角点2,339m、登山道なし)には、4/25に登っていました。http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-61733.html
・14・15枚目は記載の通りの山と思われます。
・参考
コミュニティ > 山とカメラ > 山の名前が分からない?
なるものが、あります。
http://www.yamareco.com/modules/xsns/?p=topic&tid=299
aipsdakeさん
教えていただき、ありがとうございました。
蕎麦粒岳は自宅からみるといつも三沢岳の前に横たわっています。
その山を上から見えたことは感激ですね!
ありがとうございます。
トリカブトの知識はあまりなかったのですが、青紫の綺麗な花を見た瞬間「これだ!」と思いました。
なんとも不思議な魅力がある花でした。
futta2さん、おはようございます。
なるほど、地元の山だったのですね。
『大桑中学校』なる写真へのコメントは、普通の人ではできません。
越百小屋の伊藤さんは、NHKの小さな旅に登場していましたね。
・2007/9/9 山の歌『わが道深く誇らしく〜越百山〜』http://www.nhk.or.jp/shutoken/tabi/2007/0909.html
地元の向井勇夫さんが登山道開拓メンバーだったとは知りませんでした。はずかしい
大桑中学校は出身校ですから
それに穂高岳が写っていたことも知らず、教えていただき写真を良く見るとありました
初心者で登るのが精一杯。
教えていただいた荻原沢岳は名前も知りませんでした。
alpsdakeさんには貴重な500回目のコメントを頂き、これからもいろいろ教えてください。
越百山
私も主人と登山を楽しんでいます。瑞浪から19号を走り長野方面によく行くのですが、まだ越百山は未踏です。
日の長い時期なら日帰りも可能ですね。参考になりました。
地元の山は愛着がもてますね。私たちも恵那山には、コースや時期を変えて何度も登っています。越百山ほどの展望は、望めませんが、なぜか愛着があり好きな山の一つです。
これからも山行き記録楽しみにしています。
中津川・恵那辺りから見える恵那山はとても存在感がありますね。
私たちもいずれ登りたいと思っています。
阿智村からがいいのか?神坂からがいいのか?
何度か調べてみたことがあります。
100名山に相応しい
タイムはかかりますが、展望
阿智村からは、短い時間で登れますが、登山道が、単調に思います。
もう一つの黒井沢ルートも原生林
ぜひ登って見て下さい。
神坂が良さそうですね!
参考にさせていただきます。
いろいろ登られているようですね。
また教えてください
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