西穂高 独標
- GPS
- 27:44
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 646m
- 下り
- 1,682m
コースタイム
- 山行
- 2:41
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:41
- 山行
- 7:57
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:57
ロープウェイで下山ですがルートを外れています
天候 | 1日目:快晴&無風 2日目:雪&強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂山荘までは、アイゼンなしで行きましたが前日の大雨でだいぶ雪が緩んだようで踏み抜き多数でした。 山荘より上は、夏道の上にうっすら雪がある程度の箇所もあり、神経を使います。 |
その他周辺情報 | 下山後:ひらゆの森 |
写真
感想
憧れの厳冬期北アルプスへ
天気とのにらめっこが続きましたが、運悪く前日は大雨。山荘でも+6度だったとか。。。
中国の満員電車かと思うようなロープウェイをやり過ごし、いざ雪山へ!
アイゼンとワカンを持ってきましたが、どちらもつけずに山荘まで行けました。日の当たる辺りはだいぶ雪が緩くなってました。
風も無く、ソフトシェルも脱ぎたい位です。
あっという間に山荘へ
テント場も団体さんが殆どでうち等のようなパーティは2組程だったかな。
小屋泊まりの方もけっこう居られましたが、口々に暖かいとか雪が無いと仰っておりました。
実際、雪だるま用の吹き溜まりを作るやぐらには雪が全く無かったです。。。
テントを建て、雪訓でもと思いましたが、暖かさに加えビールを飲んでしまったので暗くなるまでウトウトと
日が落ちる頃には、そこかしこで宴会が始まっていました。
夕食を作り、酒を飲みながらCLと明日の計画を
天気を調べると、だいぶ荒れそう・・・
西穂頂上の計画がピラミッドピークまで行ければ・・・に変わり、最悪「独標」へに
無理は禁物
昼間に降りてきた人の情報で、もともと雪が少ないので岩がけっこう露出しており、その上雪が融け氷となって張り付いており、かなり難儀したとの事
朝立ちする計画が、少し様子見を決めました。
宴席の賑わいが落ち着く頃、テントの外で見た満天の星空は、表現のしようのない美しさでした。前日の大雨で綺麗になった空に現れる流れ星や天の川に寒さも忘れ暫し見上げる事を止められなかったです。
翌日は案の定、風が強く雪も舞っています。
眺望も無く寒いのでイマイチ奮い立たない気持ちを押し殺し薄暗い中を出発
せめて雲が無ければ、綺麗な朝焼けが見れたのでしょうけど、周りがぼんやり明るくなって夜が明けたことに気が付きました。
丸山まではあっという間で、気温が低いのでアイゼンの利きも申し分ありませんでした。出発時に山荘で見た温度計で0度でした。
独標までは、階段が露出(雪がその上についてますが)していたりと、夏道が確認できる程で雪たっぷりの冬山を想像していたので拍子抜けです
しかし、岩にうっすらと乗った氷など、その分テクニカルになり、歩くのには神経を使います。
どんどん強くなる風と止む気配がない雪、眺望も全く無く修行のような時間が続きます。
入山者が少なかったので渋滞も無く、すれ違いに気を使う場面も殆どありませんでした。
程なく独標取り付きへ。
独標は雪が付いた方が登りやすいかもしれません。
全くアイゼンの前爪の意味が無い部分と雪がある部分とのミックスでした。
(鎖が露出しておりました)
若干苦労しましたが、無事に独標へ!
ピラミッドピークを目指そうとしましたが、断念し滞在時間10分程度で引き返します。
やはり降りる方が苦労しました。が、独標だけであとは全く問題ありませんでした。
山荘まであっという間。
山荘前のフレッシュな雪で雪訓をちょこっとし、ビールにて乾杯
テントを撤収し、ロープウェイ駅へ
観光客は少なかったですが、一気に登山者達の領域から観光地へ来た気持ちに少し寂しくなりました。(ここは日本かと思うほど、本当にアジア地域の観光客が多い。マナーは良かったです。)
帰りは、平湯温泉で汗を流し、飛騨牛の朴葉焼きを食べてミッション終了。
中央道の渋滞もなく、東京へ帰り着きました。
初の厳冬期北アルプスでしたが、季節的には1ヶ月時間を戻したような様相でした。
また、雪がたっぷりあるときに、戻って来たいと思います。
無事に帰れて良かったです。
これにて、2015年の〆の登山です。
成長の1年を締めくくる良い山行でした。
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