乗鞍岳〜想定外の擬似好天から頂上での爆風〜


- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,445m
- 下り
- 1,454m
コースタイム
- 山行
- 3:05
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 3:52
天候 | 初日:曇りのち雪 二日目:快晴のち地吹雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大寒波が襲来した割には新雪は少なめです(積雪量は豊富) 気温が低い状態が続いていたためか、アイスバーンは見られず、位ヶ原より上部はシュカブラとエビの尻尾が発達していました 屋根板やツアーコース上部は締まったパウダーで存分に楽しめます ツアーコース下部からスキー場ではパウダーはないですが、雪質は悪くありません |
その他周辺情報 | 位ヶ原山荘での宿泊は、食事が美味しく、いつも快適です 乗鞍高原で前泊する場合、夕食のとれるお店は限られていますが、アビーロードは19時過ぎまで注文を受けていただけるので、ボリューミーなお料理とも相まっておススメです 下山後、乗鞍高原にある「そば処 合掌」で田舎そばと野菜の天ぷらをいただきました 家族経営なので待ち時間は長かったですが、とても美味しかったです |
写真
装備
個人装備 |
積雪期標準装備
ピッケル
アイゼン
山スキー一式
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感想
乗鞍高原で前泊し、いつもより余裕を持って第三駐車場に着いて、レストハウスやまぼうしで朝食を取ろうかと車の中で油断していたら、リフト券売場が大行列に!
しかも、食事提供開始は10時からと聞いて2度ビックリ(パンや飲み物など物販は大丈夫です)。
リフト乗り場も驚くほど人が並んでいて、完全に三連休の中日であることを舐めてかかっていました。(経営難に陥ったスキー場の営業のことを考えると、喜ばしい限りですが)
そんなことで、カモシカ平出発は11時過ぎという、とんでもない時間になったわけですが、どうせ上に登っても悪天候で、大して登れはしないだろうからと開き直ります。
果たして予想どおり、大雪渓口まで来ると視界は悪く、雪面の凹凸もハッキリしませんので、滑降はおそるおそるという感じです。
それでも、春近くの位ヶ原でよく見られるガリガリにクラストしているバーンはなく、屋根板近くまで進むと重めなれど快適なパウダーに快哉を叫んでしまいます。
あまりに楽しかったので、そのまま位ヶ原山荘には入らず、鶴ヶ沢の途中まで登り返してもう一本楽しんでしまいました。
位ヶ原山荘の宿泊者は、天気予報が猛烈な寒気の襲来ということだったのでキャンセルが続出し、三連休と思えないほど少なかったですが、翌朝はピーカン!
位ヶ原に登って、この景色だけでも見る価値があるほどの好天でした。
しかし、予想天気図では縦じま模様の間隔が狭まる様子だったため、疑似好天と判断して頂上まで猛ダッシュをかけます(実際はノロノロですが)。
果たして朝日岳への登降中、急速に天候は悪化して雲に覆われるとともに、風が一気に強まって頂上では爆風といってよいレベルとなりました。
無事に肩の小屋まで辿りついたものの、左頬が軽い凍傷になるほどの寒気襲来でした(きちんと隙間なくネックウォーマーをつけるべきだった)。
視界の悪い中、位ヶ原を快適にスキーで下りますが、方向感覚が狂うと伊奈川源頭部に誘い込まれるので、慎重に現在地の確認と進むべき方向のチェックは欠かせません。
ツアーコースに入れば、もう安心。あとはスキー場まで一気に下るだけでした。
疑似好天とは、懐かしい響きですね。
確かに2日目の朝の快晴無風?は騙されますね。
それもあっという間に変化。
改めて体を持っていかれる爆風の恐ろしさを思い出しました。
軽度の凍傷で済んでよかったですね。
それにしてもスキー場の混雑昔はうんざりしたもんですが、今やうれしい限りですね。
が、わかってはいても、行かずにはおれない好条件だったので急いだのですが、案の定、悪天に捕まりました
雪山の魔力には、何度経験してもハマってしまいますが、metsさんも一緒ですよね
今度は乗鞍のスキー場の応援にぜひ来てください
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