秋田駒ヶ岳


- GPS
- 04:38
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 984m
- 下り
- 988m
コースタイム
- 山行
- 4:15
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 4:39
天候 | 晴時々曇、強い風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
見える場所に目立ったクラックなし。 BTL雪柔らかめ。TL~ALPハードパック。 東面の雪庇は発達している。 八合目小屋はドアが閉まらないが、泊まる気で頑張ればなんとかなりそう。スコップあり。 |
その他周辺情報 | こまくさの湯は本日休業でした |
写真
感想
【オーバーグローブを拾い、保護中。しばらく保管しますので連絡ください】
風が多少強いが視程が確保できて良い登山だった。
まず、宿を慌ただしくふたりで飛び出した、私がタッチの差で二番手。しかしトレッキングポールが見つからない。探しても見つからないし、大声で叫んでみるもバスの中から声が届くはずもなし。バスを逃した。果たして、ポールは north_aster がパチって行っていた (後で小言をクドクド言って手打ちとした)。
これで50分のロス。林道をスキーで行くには除雪されている区間もあり、素直に待った。
こういうわけでスタートがかなり遅くなったのだが、予報によると昼から午後にかけて天気が回復するということだったので (というかその予報を信じてそもそも遅めのスタートだったのだが) 、ちょうど登山開始に合わせて晴れ間が広がり始め、タイミングとしてはギリギリ辻妻があったかも知れない。
追憶ゲレンデの途中で山岳部と思しき若人のツボ足集団とスライド。八合目小屋宿泊とのこと。昨日は寒冷前線が西から通過したので、苦労が偲ばれる。
ゲレトップから直登しようと思うも、風が強そう。 遠くからでも雪煙が舞っているのが見える。north_aster の七道具で超望遠で稜線を観察すると、風の弱点は無さそうで、疎林の中も吹き抜けていそうだ。遠回りだが小屋経由で上がることにした。
小屋からは若人のトレースは無くなり、代わりに風で洗われて年代不詳のスキートレースが僅かに残る。
スキートレースは下りトレースのような気もする、風を嫌い少し離れて一段下がったクライマーズライト側を行くも、最終的には小尾根に乗り上げる。そこからは沢を詰めるでも、尾根に乗るでもなく、阿弥陀池の北の小ピークへ、巻きつけるように登る。ここでオーバーグローブを拾得。
小屋をチラ見しようか迷うも、途中で好奇心が尽きて男女岳のコルへ。
こっちは風下だが、シールで登りやすい面を探して風上側へ回るも、今度は深めの風紋とシュカブラが日射で緩んでいて、引っ掛けるという感じでもない。クトーオンと再三叫び、意思が伝わったのを確認して先へ行く。結局風下の方がいいやーと回ったところでスキートレースの痕跡が僅かに見えて山頂。
north_aster は取り付きで見たかんじなかなかすぐには上がってこないと踏んだので、多少偵察したあとは、山頂碑がスノーモンスターと化してできた天然のビバークスポットに体を埋めて風をやり過ごしながら待つ。
全然こない。風で体温が奪われ始めた頃、ようやく上がってきた。じれったくトランジションを待ち、さっさとドロップ。
ウィンドパックで悪くはないが、風紋が硬く、カッ飛ばす勇気はあまりない。小屋側の沢へ、雪庇の弱点を突いて落とそうかという話になったが、下から観察して見ていた弱点が気のせいだったので慌てて撤退。北面を行く。ウィンドパックされており、山岳スキーとしては面白い、細板でも楽しかったかも知れない。
トレースはしゃがみながら直滑降。スノーシューグループが、スキー買いたくなったと言っていた。
今日は滞在中1番天気がマシそうだったので秋田駒ヶ岳を目指すことに。色々とやらかして出発が遅くなったものの、道が良かったので阿弥陀池まではいいペースで登れた。
クトーを着けて男女岳のピークに登り始めるとパック雪、シュカブラ地獄、強風でペースダウン。今日は登るべき頂が見えているので、シュカブラを踏み砕きながら根性で登頂。山頂の景色を手早く撮影し、さっさと退散することに。動こうとして板を持ち上げたら強風に煽られて危なかった。
滑り始めると最初はいい感じだったものの、すぐにシュカブラ地獄、風紋地獄になる。気をつけながらブナ林まで撤退。林の中は気持ち良い雪質でツリーランを楽しみながら下山。
アルパこまくさで振り返ると、登った山がその威容を見せてくれていた。
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