大荒川谷
埼玉県
山梨県
s_kosuke
その他2人 - GPS
- 32:30
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 1,740m
- 下り
- 1,745m
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7:20中の二股‐8:30奥の三股‐10:00登山道‐15:00川又
| 天候 | 晴れ 夕立 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2010年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
駐車場にテントを張って泊まったら朝怒られた。幕営厳禁なのだそう・・・。知らんがな。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
入川の軌道跡は赤沢谷出合のすぐ先で終わっていました。入渓は赤沢谷出合あたりになるかと思います。 |
写真
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甲府から川越まで143キロを24時間以内に走るという超人的なレースをしていた。世の中には変態が多いようです。下山道がバッティングし、ご迷惑おかけしました。
感想
大荒川谷に行ってみたいという話をO部長に持ちかけて、計画を立ててもらったのだが、あとで後悔した。よく調べてみると入川渓谷観光釣場の駐車場からアプローチが3時間もかかるというのだ。金曜日の夜出なので今回もまた寝不足は必至。まあ、寝不足で山を登るのはいつものことだし、そのほうが調子がよかったりすることは過去の経験で実証済み。自分が言いだしっぺでもあるので、観念するしかない。
「東京始点沢登りルート120」をもとに計画を立ててもらった。本によれば軌道跡が金山沢出合まで続いているはずなのだが、実際は赤沢谷を過ぎてすぐに跡形もなくトレースは消えた。最新のガイドブックのはずなのに、ちゃんと調査しているのだろうかと聞いてやりたい。結果的には入渓までのアプローチが1時間強ですみ、初日の行程の長さも妥当だったので、結果的によかった。
その入渓というのが少し面白かった。赤沢谷を過ぎると入川本流はゴルジュになるのだが、トレースが消えたのでゴルジュ内に入渓することになった。懸垂しないで降りられる場所は見つかったのだが、いきなり膝上ぐらいの深さの強めの流れに降りるはめになった。沢靴に履き替えるようなスペースもなかったので、まずは私が靴を脱いで裸足で対岸の川原まで渡渉した。次にO部長の番だったのだが、靴を脱いで入渓するところでバランスを崩した。かろうじて木の枝につかまるが、体勢を立て直せない。片手にアプローチシューズを持ち、片手で枝につかまり、あわや水没寸前というところで、後続のN氏が靴を受け取り、流されながらの入渓という珍プレーを披露してくれた。面白いのであえて助けず写真を撮ってやった。
釣師に難癖をつけられた。その釣師の方はあまりにも沢と一体化していてぜんぜん気づかなかったのだが(さすが、そこはハンターでいらっしゃいますので)、いきなり「おい」と怒鳴られてびっくり。何を言っているのかよくわからなかったのだが、「魚が逃げるからこれ以上進むな。おれが先に入ってるんだから邪魔するんじゃねえ」みたいなことを主張しておられた様子。「先に入ったんだから」って、どんな理屈なのでしょう。沢というものはいったい先に入っていれば占有権を主張できるような存在なのでしょうか。もちろんこちらも邪魔にはならないように最大限配慮しているつもりですが。そんな輩は無視するに限りますでしょう。少し追いかけてきたので怖かった。まあでも沢歩きで釣師様に負ける気はしないけどね。
あと、面白いことといえば、一箇所フリーで登れない滝(岩?)【写真を参照】があって、そこでO部長が率先して踏み台役を買って出てくれた。それはよかったのだが、最後にO氏はどうやって登るの(?)となった。ちょうどいいチョックストーンがあったのでシュリンゲで即席アブミを作ってかけてやったのだが、巨体のO氏は登れない。私も一回降りてやってみて何も難しくもなく登れたが、何度トライしてもO氏は登れない。たぶんバランスの取り方が間違っているだけなのだが。仕方ないので、わたくしが降りてO氏の踏み台となりました。その巨体の重かったこと。ついでに言えば、O氏が何度も踏みつけたシュリンゲの即席アブミが固く締まって解けなくなった。まるで何百人もの人が踏み台にした残置アブミのような固さで、まったく解ける気がしなかった。テン場についてから責任をもってほどいてもらいましたが。
この水量の多い沢で、途中までかなり頑張って上半身とザックを濡らさないできたわたくしでしたが、ついにドボンしてしまった。「�ヽ�をへつる→��大股開きで対岸に移る→�４笋鬚茲犬茲検廚箸いΔ箸海蹐如↓△泙任呂Δ泙�いったが、�４笋房茲衂佞い燭箸海蹐蚤�を滑らせた。前に転んで顔面を強打、そのまま水に落ちてなすすべもなく流されてしまった。ここで吹っ切れた感じになり、その後は必要以上に何回か泳ぎました。
中の二俣でビバークしたのだが、ここがまた大変素晴らしいテン場だった。きれいに整地されて快適なのだが、広すぎず適度に沢と一体化していて、薪も豊富。私も大して経験が多いわけでもありませんが、いままでビバークした川原の中ではトップクラスでした。フレンチ風に名づけて「オテル・ド・ナカノフタマタ」と呼びましょう。焚き火の途中で雨が降ったがすぐにやみ、夜中になると星も出てきた。もったいないのでテントには入らず、焚き火の脇でシュラフに入った。
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