筑波山〜きのこ山〜足尾山〜加波山


- GPS
- 10:22
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,776m
- 下り
- 1,765m
コースタイム
- 山行
- 8:53
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 10:21
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
長岡→筑波口:ヤマザクラGO[桜川市コミュニティバス]を利用。200円 |
写真
感想
先の日曜日には,道迷いのために当初計画していた加波山まで到達できなかったので再挑戦した。前回よりも余裕をもって,自宅を3時25分に出発し,駐車場には4時25分に到着するが,既に2台が駐車している。外気温は―1℃と前回よりも数度低いが,風が無いのでそれ程の寒さでも無かった。夕方から天気が崩れるとの予報だったが,出発時には星も見えて先ず先ずの天気。ヘッドランプを装着するが,街灯があるので点けずに歩き出す。
何回も通った車道を歩き,つくば道を登りだす。筑波山神社一の鳥居脇の駐車場にも既に3台が停まっていた。筑波神社には寄らず,脇道を通って白雲橋コース登山口にある鳥居から山路に入る。暫くすると日の出時刻となり,樹間から見える東側の空がオレンジ色に染まり,暫くすると朝陽が顔を出した。つつじが丘からのコースと合流する処に建つBENKEI HUTに着く頃にはすっかり明るくなっていた。水蒸気が多いのか見通しはあまり良くないが,朝日を反射して光る霞ヶ浦が見えた。
20分ほどで女体山に到着した時には,丁度無人だった。北の方にこれから歩く山並みが続いている。数分すると何人か上がってきたので,入れ替わるようにキャンプ場コースへの下り口に向かう。こちらは北面なので先日の雪が未だ残っていて,所々で氷状になっていて滑り易い。気を付けながら暫く下った後,護摩壇コースの方に入るであろう踏み跡を見つけてそちらに進む。3分も進むと先日通過した路に出る。前回は北東の路に入ってしまったが,今回は北側に降ろうと目論んで入口を探す。それらしい踏み跡を見つけて辿ると,又もやキャンプ場コースの路に戻ってしまった。戻って探し直すのも面倒なので,そのままキャンプ場まで下ってしまう。途中で,霞んではいるが,北の方角に男体山や女峰山などの日光の山並みが遠望できた。
キャンプ場から林道を東に進み,「湯袋峠」への標識で北へ転進。標識によれば,これも「関東ふれあいの道」の一部らしい。50m程下ったところで右の木立の中に白いテープと僅かな踏み跡がある。地形図にある軽車道のように思えるが,それにしては頼りないなと思いながらも,取敢えずはこれを辿る。余り手入れはされておらず,歩きにくい箇所もあったが,所々に赤テープも付いている。途中に「ロックガーデン」と書かれた標識もあったりする。細い沢を渡ると,急に藪が無くなり路らしくなる。残雪の上に人の踏み跡が一人分と,何かの獣の足跡が残っていた。先週も使った湯袋峠への降り口を探しながら歩くが,1回だけGPSを使ってしまった。今回はこの時だけなのでまあ良しとしよう。
ここからきのこ山までは,前回とほぼ同じルートを辿った。ただ,前回の崩落個所を再訪し,小さく迂回できないかと改めて周囲を確認したが,藪が濃そうで時間を要しそうなので諦めた。きのこ山では岩瀬駅から南行して来た方が居たが,その後も南に向かうパーティーに何組も出会った。結構,全山縦走している人が多いのかもしれない。
きのこ山から先も,北筑波稜線林道を歩いたり,並行している山路を辿ったりしながら足尾山に向かう。林道は結構頻繁に車が通っていたが,パラグライダー関係なのかもしれない。足尾山手前の離陸場には多くの人たちが機体の手入れなどをしていた。そのすぐ脇から山路を登ると,100mも行かない内に舗装路に出,間もなく足尾神社の拝殿に到着する。鳥居のすぐ脇に大量の登山靴を積み上げた処があり,草鞋奉納所の札が掲げられていた。足尾山頂は整地されており,神社本殿がポツンとある。視界はあまり良くないが筑波山が見え,上空には数多のパラグライダーが気持ち良さげに漂っていた。ここから一本杉峠までは林道はほとんど使わずに進めた。峠には方々からの道が集まってきていたが,東側に続く踏み跡が気になった。地形図上では龍明の方に繋がる徒歩道が記されているが,入り口付近を見る限りはあまり利用されていないようである。ここを辿ってみるのも面白そうだなと思った。
丸山までは20分ほどの登りで,風車を間近に仰ぎ見ることができるのは素晴らしい。ただ,無風状態だったので,風車はピクリとも動かなかった。風力発電所の敷地を過ぎると直ぐに丸山林道に出,大きなモニュメントの立つ広場に着いた。周囲にあった石のベンチに腰掛け,小休止。さて歩き出そうとすると小雪が舞ってきたので,雨具の上を着込む。気温は肌寒いくらいで,歩いていると丁度良い。汗を掻くよりはずっと良い。
以前,加波山を訪れた時の印象はやたらと神社の社があるということだったが,今回も次々と現れるお社に混乱する。帰宅してから調べたところでは,3つの系統があるらしい。しかも,明治初期にそれぞれの名称が変更されたということで,各々が拝殿と本殿を持つので合わせて6つの社が密集している。これに,たばこ神社が加わるので道中,次々と現れるわけだ。因みに,本宮→加波山三枝祇神社本宮、親宮→三枝祇神社親宮、中宮→加波山神社 となったらしい。
中宮拝殿の前で一休みしながら,この先の燕山まで進むかを考えたが,そろそろ膝も痛み始めているし,天気も下り坂なのでここまでにした。鳥居を潜ったところに有る道標に従って山路を下る。新宮道と呼ばれているようだ。下り始めて直ぐに,先ほどまで止んでいた小雪が再びぱらついてきた。雨にならなければ良いなと思ったが,幸い大したことも無く暫くすると収まった。5合目で山路が終わると採石場のためだろう舗装道路が続く。いい加減疲れていたので長く感じたが,20分ほどで桜観音下の分岐に着く。ここで未舗装の本宮道が分かれている。すぐ脇に柵で囲まれた広い施設があるが,天狗像や鳥居があるので,何かの神社関係のものか? 太った黒い猫が座り込んで,寒そうにしながら,行動食を口にしているこちらの様子を窺っていた。
その後,極彩色の加波山神社 真壁拝殿や加波山三枝祇神社本宮・親宮?を拝観しながら長岡バス停に到着する。思ったより早く着いてしまったので,寒いのを堪えながら約30分の待ち時間を過ごした。加波山,筑波山が見えはするが霞んでしまっている。
筑波口には16時5分に到着。気温は6℃と低かった。簡単に着替えをして,自宅まで直行。17時40分には帰り着けた。
今回はルートミスもなく,予定よりも2時間ばかり早く行程を終えたが,やはり膝の痛みが出始めていたので,現在の体調では今回程度のルートが妥当なのだろう。途中で幾つかの気になる踏み跡もあったので,次は余り踏まれていなそうな路を選んで歩いてみよう。
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