残雪と霧氷;3月の石鎚(2025)


- GPS
- 05:58
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,309m
- 下り
- 1,250m
コースタイム
- 山行
- 0:25
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:25
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 8:30
- 山行
- 0:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:20
天候 | 晴れ(3月9日、10日)、(3月8日午後は曇り) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・麓 西ノ川の駐車場は、500円/日。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(これから雪は減ってゆくと思いますが、当日の状況) ・成就社で、積雪 10cm前後 ・夜明峠付近で、積雪 50cm〜1m前後 ・二ノ鎖より上の巻き道は、積雪 1m強。締まった堅雪。 ここは、雪に覆われた斜め斜面をトラバース気味に上り下りするので、滑落リスクあり。また中途半端に鉄のサンバシが顔を出している為、アイゼンしてても歩きにくい。特に下る際は要注意。 ※ トレースは山頂までしっかりと着いています。ただし、夏道どおりでない場所もあるので、要注意。 ※ アイゼン(12本歯)、ピッケルは必須。また、ストックもあると便利。 |
その他周辺情報 | 成就社にある、「白石旅館」に前泊、後泊した。 この旅館には、小さいながらお風呂あり。また部屋にはファンヒーター、こたつ、TVあり。 |
写真
感想
※ 今年の冬は久しぶりに本格的に雪の多い冬で、山仲間も石鎚などいろんなところに行っている。自分は歳のせいか体力が落ちてきている感があるが、久しぶりに積雪期の石鎚へ行って見ることにした。ただし 成就社の旅館に前泊、後泊する、という「のんびりプラン」で・・
・土曜日(3月8日)の午後から出発し、ロープウエーで山上に上がる。今日はどんよりした空模様だが、樹々には霧氷がびっしりと着いており、3月とは思えない寒々しい景色だ。
少し歩いただけで、成就社に着き、白石旅館へ泊まる。ここは数年ぶりに泊るが、部屋に暖房もあるし、お風呂もあるので、のんびりできてよい。夕暮れ時ころから晴れてきた。
・日曜日(3月9日)は、天気予報どおり朝から青空が広がる登山日和。神社で登山安全を祈願してから、7時半頃から出発する。
・足元の雪は、残雪期特有のしっかりとした堅雪でアイゼンが良く利くし、頭上には霧氷を付けた樹々が青空に映え、気分も上々。今日も旅館泊だし、時間を気にする必要はないので、マイペースで登高してゆく。
・前社が森の一軒茶屋を過ぎると、霧氷はさらに豪華となってきた。このあたりで、ロープウエーで上がって来た数名の登山者に追いつかれる。言葉を交わしてみると、今日は、岡山やら大阪やら、更には東京から来た、という登山者もいて、雪の石鎚も全国区となったものだ。
・夜明峠までやってきたら、残雪をまとった石鎚がドーンと眼前に現れる。見慣れた眺めではあるが、ここから望む雪をまとった石鎚の北壁はなかなかの迫力。それに今日は、霧氷の樹々が美しい脇役を務めている。
二ノ鎖下まで頑張って登り、少し早めだけど、カップ麵での昼食休憩とした。ここの鳥居は1〜2月中旬ころまでは、ほとんど雪に埋もれていたらしいし、それを見に来た、という登山者もいたが、さすがに3月も中旬なのでだいぶ顔を出していた。
・さて ここからが積雪期石鎚の核心部。残雪期の北アルプスのような、険しい雪の斜面を、今日は2本持ってきたピッケルを駆使して、なんとか登ってゆく。さくさく登る人もいれば、ピッケルも持ってなく、危なっかしい人もいるが、正直、他人を気遣う余裕はない。
・最後の難場を越えると、一転して雪もなくなりかけた石鎚山(弥山)の山頂に着いた。日差しが暖かく、ここは別天地のように穏やかで、追い抜いて行った登山者たちが5〜6名、のんびりしている。
天狗岳は相変わらず厳しい姿でそびえ、弥山も霧氷の花が咲いてなんとも素晴らしい残雪期の眺めだ。天気が良いのでマズマズ遠望も利き、西には松山平野、南には昔々にスキー場があった大川峰が珍しく残雪模様を描いている。東には瓶ヶ森、伊予富士あたりが見えるが、こちらは残雪も少なくなっており、四国の積雪期もそろそろ終わりだな、などと思う。
・そろそろ帰るか、と思っていた時、山頂で登山者の一人が急にばったり転倒。どこかを打ったようですぐに起き上がれない様子だったので、ちょっと手助けした。幸いに顔面に小さい傷があるだけで、大事には至らなくてよかったが、おそらくはアイゼンの前爪を岩場で引っかけたみたい。自分も気を付けなくては、と思いつつ下山にうつる。
・下りのうち、巻き道の難場は、2本のピッケルを駆使してなんとかクリアし、二ノ鎖下の避難小屋あたりまで下るとほっとした。
あとは、どんどんと下ってくる登山者に追い抜かれながらも、「のんびりプラン」の余裕で、ゆっくり目に下る。
今日は午後遅くまで青空と日差しがあって意外と暖かいし、一方で樹々の霧氷は割と残ってくれていて、下りも気持ちは爽快だ。
・夕方4時頃に、成就社の白石旅館に着くと、さっそくビールを飲んでひと息ついた。自分としては「いっぱいいっぱい」くらいの残雪期登山だったが、マズマズ満足いく一日だったな、、
お風呂に入った後、オカズが盛り沢山の夕食とビールで、満腹、満足。
・翌日も朝は天気が良かった。スキー場がすぐ隣なので、久しぶりにスキーでも、とも考えていたが、身体じゅうが筋肉痛なので、ちょっと惜しいが下山した。
※ ご参考:「YAMAP」での同じ山行記録
https://yamap.com/activities/38351121
山頂で転倒した登山者本人です。
その節は色々とお世話になり、ありがとうございました。
気が動転していましたが、アドバイスを頂いたお陰で無事下山できました。
昨日受診した所、傷はそれ程深くなく感染もしていないので日にちが経てば治癒するとの事でした。
同じ愛媛で新居浜の方だったのですね。登山歴は浅いのですが、フォローさせて貰ってもよろしいでしょうか?
わざわざ丁寧なご連絡、ありがとうございます✨
また、最近はヤマップに押されて少なくなってきた「ヤマレコ」ユーザーさんだとは、、
それにしても、大した怪我にならず 無事に下山されたとのこと、良かったですね〜
実は私にもよくあることですが、山頂に登頂後とか、下りでゴールが近づいてきた頃など、 なんということのない場所で転ぶことがありますね。
お互い これからも安全登山で山を楽しみましょう!
なお フォローはご自由にどうぞ
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