野伏ヶ岳スノトレ(白山中居神社in/out) ※本年8回目

2025年03月09日(日) [日帰り]

• GPS: 06:17
• 距離: 12.4km
• 登り: 1,044m
• 下り: 1,043m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:23
• 休憩: 0:53
• 合計: 6:16

距離 12.4km 登り 1,044m 下り 1,043m

5:57 白山中居神社
6:01 大進橋
6:38 ダイレクト尾根/牧場跡分岐
7:16 ダイレクト尾根取付き
8:35 8:42 ジャンクションピーク(北東尾根分岐)
8:53 9:04 野伏ヶ岳
9:14 9:23 ジャンクションピーク(北東尾根分岐)
10:00 10:01 北東尾根下降点
10:46 11:10 和田山牧場跡
11:39 ダイレクト尾根/牧場跡分岐
12:06 12:07 大進橋
12:13 白山中居神社

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

前日昼、新幹線で名古屋入り。その後レンタカー(スタッドレス車)を借り、下道で白山中居神社まで乗りつけ、車中泊。
※3/8,9現在、白山中居神社まで積雪や凍結は一切なく、ノーマルタイヤで走行可

コース状況／危険箇所等

＜白山中居神社〜ダイレクト尾根取付き〜野伏ヶ岳＞
3/9現在、雪が締まっており、踏み抜き等はほぼ発生しない状況で、全行程アイゼンのみで踏破可能。

＜野伏ヶ岳〜北東尾根〜牧場跡〜白山中居神社＞
北東尾根はかなりの急傾斜で登りより下りで使うほうがベター。みなダイレクト尾根をピストンするため、直近トレースはなかったが、雪庇やその下にクラックがある右側(東側)を避け、尾根に沿って下りていけば安全に歩行可能。下りきった地点から牧場跡までは最短ルートで突っ切れるが、所々でルートファインディングしたほうがよい。

その他周辺情報

近隣のスキー場（ウイングヒルズ白鳥リゾート）に併設された「満天の湯」（JAF割▲100円で800円）で日帰り入浴

写真

3/8 11:16

前日昼、名古屋駅地下のエスカで、名古屋メシ三昧！（どて煮、手羽唐、味噌串カツ）

3/8 16:34

前日夕刻、明るいうちに登山口となる白山中居神社の駐車場入り！ミニ雪の大谷!?（本場に行ったことないけどw）

3/8 16:41

雪質チェックで大進橋を渡り、少し試し歩き！つぼ足でも歩きやすい締まった雪質でした〜！

3/8 16:46

本来、この奥に白山に通じる石徹白(いとしろ)登山口があります！すげー壁だ！

3/8 18:01

今晩は車中でコンビニ飯！20時前に就寝します！

3/9 1:53

朝2時前、ヤマトモが富山方面から到着しました！北斗七星がキレイで、晴天の予感！

3/9 5:40

アイゼン(540g×2)＋チェンスパ、飲料1.1Lを含め、6.6kgほどの装備を背負い、スノーシューズ(スポルティバ_ガッシャブルム5｜855g×2)でアタック！

3/9 5:56

朝6時前、登山開始！この適当に乗っけたゴーグルがこのすぐ直後に行方不明になります・・・（大いに反省）

3/9 6:10

開始早々より野伏ヶ岳が見えてまーす！

3/9 6:38

ダイレクト尾根(左)、牧場跡(右)の分岐路！往路は迷わず左へ！
※この時点で、ヘルメットに付けたゴーグルが既になく紛失中・・・

3/9 6:55

急坂の前でつぼ足→アイゼンへ装換！

3/9 6:56

さぁ、急坂を登るぜ！

3/9 7:09

急坂登ったら、しばしの間、平坦な道も！

3/9 7:14

朝7時過ぎ、この日初めて太陽を見ました！

3/9 7:15

スタートから1時間15分、急傾斜なダイレクト尾根に取り付きます！

3/9 7:16

中々の斜度！

3/9 7:19

ヤマトモはスローペースで登ってきます！私はガシガシ進みます！

3/9 7:29

この辺一帯、たくさん見かけるクマ棚！

3/9 7:29

クマさんも器用なこと・・・

3/9 7:37

眼下に平らな牧場跡がドーンと見え始めます！復路に横切ります！

3/9 7:44

さぁ、行くぜ！

3/9 7:51

急登好きな私には朝飯前！冠山のほうがもっと急だったと思う！

3/9 7:53

気がつくと、ヤマトモが遠くなるので、撮影したり山座同定しながらのんびり進みます！

3/9 8:00

牧場跡をよーく見ると・・・

3/9 8:00

朝8時にしてはやトレースが形成されてますね♪前日(3/8)も終日曇りなのに、結構な数の入山があったようですし！

3/9 8:03

目線の高さに端正な小白山(おじろやま)！

3/9 8:03

撮ったり・・・♪

3/9 8:03

撮られたり・・・♪

3/9 8:03

小白山は青空に映えるが、進行方向の野伏ヶ岳はいまいちだった時！

3/9 8:05

と程なく、入山以来初めて青空の下で野伏ヶ岳を捉えた！

3/9 8:05

予報より雲が多いけど、あそこまで行ったるぜ！

3/9 8:06

山頂から続く谷筋を見ると・・・

3/9 8:06

今日なのか、ごく直近で雪崩れたと見られるデブリの跡が！

3/9 8:08

山頂部、風強そう！人がアリのよう！

3/9 8:12

青空に映える霧氷！

3/9 8:14

眼下の野伏平、その名の通り平らだなー！

3/9 8:14

復路に通過予定の、北東尾根の雪庇張り出し部の下側には・・・

3/9 8:14

大規模なクラックが！そのうち雪崩れそう・・・

3/9 8:17

青空と急登！ついつい足取りが軽くなり、ハイペースで進む私！

3/9 8:17

霧氷が美しい！

3/9 8:23

振り返ると絶景！

3/9 8:23

ヤマトモがマイペースで登ってきます！

3/9 8:26

こういう間に差が開いていったのか(笑)

3/9 8:35

ジャンクションピーク(北東尾根分岐)直下には大規模なクラック発生中！

3/9 8:35

晴天が続くと1週間以内に大規模に雪崩れそう。人気のダイレクト尾根最上部なので、雪崩れる方角によっては人身事故にならないか心配なレベル・・・

3/9 8:36

ダイレクト尾根に取り付いてから1時間15分ほどで、ジャンクションピークに到達！

3/9 8:36

白山(御前峰)＆別山が見え始めました！

3/9 8:41

山頂からのガリガリ斜面を、颯爽とスノボーで北東尾根方面へ下りていく猛者！格好いい！

3/9 8:59

スタートから2時間半、計画(登り4時間)より1時間半ほど早く、野伏ヶ岳へ登頂！予報に反してかなりの強風で、白山連峰は見えるけど、北アルプス〜御嶽山〜中央アルプス方面の遠望はゼロで残念！

3/9 8:59

野伏ヶ岳で三百名山286座目(百名山100座＆二百名山100座含む：残15座)！残15座のうち、実に11座が北陸エリアに集中してます！

3/9 9:01

野伏ヶ岳も白山連峰内ですが、こちらは白山連峰の役員たち！残り2座(千葉、福井)となった、47都道府県の最高峰の1つ、越前三ノ峰も見えてます！今夏、登るぜ♪

3/9 9:03

手前は越前三ノ峰、左奥は白山最高峰(2702m)の御前峰！ここより1000m以上高いんです！

3/9 9:08

寒くて長居できないし、遠望も得にくいので早々に下山開始！白山だけはキレイに見えてます！

3/9 9:15

ジャンクションピークまで下りてくると急に風が弱まり、私はFacebookターイム♪

3/9 9:18

白山〜別山〜銚子ヶ峰〜石徹白登山口へと続く稜線が美しい！

3/9 9:19

振り返ると、この時間(9時台)は、野伏ヶ岳の山頂はかなりの強風なことがわかります！

3/9 9:20

5,6分の休憩だけでも、手の末端まで血の巡りがよくなり始めました！さぁ、北東尾根へGo！

3/9 9:41

皆がダイレクト尾根をピストンで戻っていく中、トレースのない北東尾根を下り始めます！

3/9 9:47

結構な斜度なので、体を斜めにして体重分散し、アイゼンの全爪をグサグサ刺しながら慎重に下ります！

3/9 9:49

適宜ルートファインディングしつつ、安全そうな斜面を選んで進みます！

3/9 9:53

眼下には、よーく見るとテント村が見えますね〜！

3/9 10:01

北東尾根を下りきり、牧場跡に向けてルートファインディングしながら進みます！ズボることなく、快適に歩ける雪質でした！

3/9 10:07

どこでも歩けるし、どこもズボらない幸せタイム♪

3/9 10:11

僕の前に道はない・・・

3/9 10:11

僕の後に道はできる！ by 高村光太郎

3/9 10:19

道中、立派なイグルーが3棟ありました！

3/9 10:20

イグルー用の雪を掘り出した穴！すげー技術だ！

3/9 10:21

イグルー越しに、野伏ヶ岳を振り返ります！自分らの登頂から1時間半が過ぎ、今なら北アルプスとかの遠望も利きそうな様相に見えます・・・

3/9 10:28

北東尾根からも見えたテント村を通過！

3/9 10:35

まっ平らな和田山牧場跡に到達か！

3/9 10:35

中央奥の雪山が・・・

3/9 10:35

二百名山の大日ヶ岳！登頂者が多数見えますね〜！

3/9 10:43

ランチ適地を探し、まっ平らな牧場跡を進む！

3/9 10:54

風のないよき休憩場所を見つけ、やっとランチタイム♪（結局ヒップソリを使える適度な斜度の場所がなく、この時が唯一役立った時w）

3/9 10:55

野伏ヶ岳をバックに、強風の山頂では不可能だったカップラーメンをいただきまーす！

3/9 10:56

汁まで飲み干しました〜！

3/9 11:03

ヤマトモは爆弾おにぎり！奥は大日ヶ岳＋スイーツを撮っている私(笑)。

3/9 11:03

大日ヶ岳バックだといまいち映えなかったので・・・

3/9 11:03

やっぱり野伏ヶ岳＋スイーツで♪

3/9 11:19

ヤマトモいわく「迷いの森」を黙々と下ります！

3/9 11:39

ダイレクト尾根/牧場跡の分岐路まで戻ってきました！

3/9 11:52

お昼になってもツララがきれいです♪

3/9 12:02

登山口近くの何らかの小屋！雪の重みで壊れないか心配・・・。

3/9 12:11

登山開始2分位で紛失した(落とした)らしい電熱ゴーグルがカムバック！心優しい登山者がここに乗せておいてくださり、見事に見つけることができました！やっぱり山やる人に悪い人はいない！

3/9 12:13

野伏ヶ岳から2時間20分、トータル4時間50分で白山中居神社まで帰還！予定(7時間程度)よりだいぶ早く下山できました！オツカレ山でしたー♪

3/9 12:32

同日のヤマレコ/ヤマップのレポ見る限り、朝6時に鳥居前も満車になったようで、以降は少なく見て30台以上の車がのべ200m近くに渡りアクセス道に路駐ラッシュ！

3/9 12:50

近隣のスキー場（ウイングヒルズ白鳥リゾート）に併設された「満天の湯」までやってくると、野伏ヶ岳(右)や小白山(左)がスッキリ見えます！

3/9 12:50

野伏ヶ岳の山頂直下は、ダイレクト尾根上からも見ましたが、改めて望遠しても、雪崩れたデブリ跡が伺いしれます！

3/9 13:27

本日の登山はこんな感じに歩きました〜！

3/9 13:32

ヤマトモとここで現地解散！彼は金沢方面へ、私は東京へお互い向かいます！

3/9 16:05

名古屋駅まで戻ってきました！

3/9 16:11

新幹線ホームに入庫してきたのはドクターイエローでした！本物見るのは、自身2度目！

撮影機器：

Canon PowerShot G7 X Mark II Canon

Canon PowerShot SX740 HS Canon

Pixel 9 Pro Fold Google

A401SH SHARP

感想

happygo

（ヤマトモが撮った写真を共有してもらったら写真追加予定♪）
北陸に集中して残っている未踏の三百名山群。2月に冠山に登ったのに続き、3月となり、まずは夏道なき野伏ヶ岳へ挑戦！なお、3〜4月のうちに同じく夏道なき猿ヶ馬場山へアタック予定です。

3/9(日)は、1週間前から、一度もブレることなく晴れ予報だったので、3/1(土)同様絶対に晴れると確信し、満を持して北陸居住のヤマトモにお声がけし、一緒に登ることに♪。前回ご一緒したのは2022年10月(無雪期、紅葉期)の笈ヶ岳(↓)で、タイミング合えば近々に猿ヶ馬場山もご一緒する可能性もあり、三百名山の鬼門(基本冬季しか登れない)と呼ばれる北陸のヤブ山は全部彼と一緒かもしれません！
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4856474.html

私は前日明るいうちに登山口入りし、彼は当日朝2時頃に現地入りし、当日は朝6時スタート。意気揚々とダイレクト尾根を登っていく途上、予報に反して野伏ヶ岳山頂部は雲が多く、スッキリ山容が見えない時間帯が続き、ガマンの時。ダイレクト尾根の後半部でやっと雲が掃けるも、北アルプス〜御嶽山〜中央アルプス方面は分厚い雲に覆われ、期待していた遠望は得られそうもありません。そして、ジャンクションピーク(北東尾根分岐)直下の登山道沿いに、かなり大きなクラック(クレバス)があり、そう遠くない未来に雪崩れそうな予感です。ダイレクト尾根最上部なので、雪崩れる方角によっては登山者が巻き込まれる恐れもあり危険な状態なため、この1,2週間に野伏ヶ岳へ向かわれる方は注意願います！

ヤマレコ、ヤマップ共に、野伏ヶ岳の過去レポを見ると、「ダイレクト尾根は登っても登っても山頂が近づかず、急傾斜でつらい」的なものを何個か見てましたが、正直急傾斜然り、アップダウン然り、変化に富んだ先月の冠山のほうがしんどかったです。今日は全く疲労感を感じることなく、予定(4時間)より1時間半近く早い2時間半ほどで快調に登れちゃいました！野伏ヶ岳で三百名山286座目(百名山100座＆二百名山100座含む：残15座)となり、残15座のうち、実に11座が北陸エリアに集中してます！雪解け後も、しばらく集中的に北陸に通うことになりそうです♪

なお、山頂からは白山連峰と大日ヶ岳程度しか見えず、期待していた荒島岳・能郷白山方面、北アルプス〜御嶽山〜中央アルプス方面は分厚い雲に阻まれ何も見えませんでした。登頂が予定通り10時頃だったら予定調和な遠景が望めていた可能性高いですが。

復路は、ジャンクションピークから北東尾根を下り、和田山牧場跡の平原を経由して下山しました。牧場跡から野伏ヶ岳を眺めると、左にダイレクト尾根、右に北東尾根が明確にわかり、その両方を伝って登り下りしたことが視認でき、感無量な気分に浸れます。

野伏ヶ岳、夏のダイレクト尾根ってどんな感じなんでしょうか？ヤブヤブで登れたもんじゃないのかもしれませんが、改めて冬季しか登れない山の夏の姿って気になりますよねー!?。

＜最後にお礼＞
6時頃に登山開始して1,2分も経たないうちに、電熱ゴーグルを路上に落としたようで、早々にゴーグルロストに気づきましたが、落とした場所すら検討がつかないため復路で探そうと思い、山中はサングラスでしのぎました。最終的に、登山口近くの標識付近にどなたかが乗せておいてくださり、それを下山間際で見つけることができました。6,7年愛用する大事な電熱ゴーグルだったので、私の元にカムバックしてきてくれたのは、登頂と同じくらい嬉しかったです。心ある入山者の方、ありがとうございました。

コメント

とりねこ

こんにちは。
山頂で写真撮って頂いた方でしょうか？　私たちのイグルーが写っていて笑いました。人目につかない場所にひっそりと作って薙刀辺りから帰る人しか気付かないと思ってました。山頂の時間が早すぎて強風のあまり滞在時間短かったのが残念。北東尾根も検討してましたが、寒くて気力が萎え、ダイレクト尾根途中で大休止しました。お互いお疲れさまでした〜

happygo

とりねこさん、はじめまして！来週、医王山を狙ってて、たまたま本日レポを読ませて頂き、ハンドルネームに見覚えありました♪
野伏山腹のイグルー、完成度めちゃ高くて感動しました、すごいスキルですね。下山時に壊すの、本当にモッタイナイですよね〜！お互いに山頂写真を撮りあった方々と二度目の再会、嬉しいです。登頂時は強風で手が寒すぎましたが、我らの登頂1時間後位より憎らしいほど晴れましたね…。今年は久しぶりに多雪なので、まだまだ雪山が楽しめそうでワクワクです♪