記録ID: 7952666
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山滑走
甲信越
米子沢BCで雪峰から落ちて負傷💦「巻機山」
2025年03月29日(土) [日帰り]
新潟県
Joker
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 05:36
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,489m
- 下り
- 1,490m
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| 天候 | 雪のち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・バス停前の広くなった退避スペースは10台程度駐車可能、それ以外は路駐 ・晴天時は、早朝から路駐の恐れあり |
| コース状況／ 危険箇所等 |
★登山道整備度：-（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度 ★体力難易度 ：4（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等 ★技術難易度 ：3（難5・4・3・2・1易）アイゼン、ピッケル、藪等の頻度 ★登山道の眺望：2〜5（良5・4・3・2・1悪） ★山頂の眺望 ：5（良5・4・3・2・1悪） 【すれ違った登山者の数：3人】 ◆ルートの状況（登山口〜山頂） ・今年は雪が多く全区間雪上登行となる。昨晩から降っている降雪で先日のトレースは消え、本日の数人の先行者のトレースを追うように進んでいく。 ・特段、技術難度の高い箇所はないが、標高1000〜1100m付近の井戸の壁及び標高1640〜1740mは急斜面がある。 ・標高1000〜1100m付近の井戸の壁は、ガリガリバーンに新雪が降り、グリップが悪いのでクトーを装着してジグを切ってシール登行した。 ・標高1640〜1740m付近の急斜面は、いつものように南斜面をトラバースしながらシール登行しようとしたが、ホワイトアウトで何を見えず、止む無く、アイゼン＋シートラにチェンジして急斜面を直登した。 ・山頂稜線は、危険性もなく雪面も安定し歩きやすいが、視界不良時は方向感覚が分からなくなるので道迷いに要注意。 ◆BCスキー滑走（米子沢） ・全体的にガリガリバーンに新雪が10cmほど積もった状態。山頂付近は新雪が風に飛ばされ全体的に固い雪面が多い。 ・米子沢に入ると新雪が多めで滑りやすくなったものの、標高1400〜1700mは雲の中に入り、視程3mの完全なホワイトアウトで滑るどころでなかった。 ・標高1400m以下になると視界回復、右岸側からの全層雪崩のデブリを避けながら滑走していく。 ・米子沢自体は、無雪期は大小さまざまな滝が連続するが、現時点では全て雪に埋まっており、雪質が良ければ気持ちよく滑走できる。ただし、標高1100m付近にある落差40mと言われる大滝は念のため左岸側を巻いて通過した。 ◆スキー装備 ・板…elan RIPSTICK 96 172cm ・ビンディング…Fritschi Tecton 13 ・ブーツ…SCARPA maestrale ・ストック…Black Diamond WHIPPET ・シール…G3 ALPINIST⁺ UNIVERSAL |
写真
まずは緩い斜面を進む。
雪が降り続いて、先行者のトレースが消えかけている〜
雪が降り続いて、先行者のトレースが消えかけている〜
完全にホワイトアウトしてしまった。
一部の先行者は撤退される方もいたが、GPSで確認しながら先に進む。
一部の先行者は撤退される方もいたが、GPSで確認しながら先に進む。
標高1650mの急斜面。いつものように南斜面をトラーバースしようと思ったが、雪面の状態が何も見えないので、安全を考え、アイゼン＋シートラで直登することにした。
3
3/29 12:50
標高1650mの急斜面。
いつものように南斜面をトラーバースしようと思ったが、雪面の状態が何も見えないので、安全を考え、アイゼン＋シートラで直登することにした。
いつものように南斜面をトラーバースしようと思ったが、雪面の状態が何も見えないので、安全を考え、アイゼン＋シートラで直登することにした。
ようやく西側の雲が取れ始め、斜面が見え始めた。
そこら中、全層雪崩が発生している。
そこら中、全層雪崩が発生している。
直高2〜3m落ち、雪面に激突、かっこ悪（笑）
雪面に顔面を強打し、鼻と唇から少しだけ流血、更に左足首が痛い。
雪面に顔面を強打し、鼻と唇から少しだけ流血、更に左足首が痛い。
出血は止まったが、足首は捻挫したようだ。
それでも、なんとか滑走はできそうなので、ホワイトアウトの中、とりあえず下る。
それでも、なんとか滑走はできそうなので、ホワイトアウトの中、とりあえず下る。
撮影機器：
感想
本日は、昼過ぎから晴れ予報。
午前中までの降雪が続いていたので、もしかしたらパウダー滑走できるのではと、高まる期待を胸に、久しぶりに巻機山に行ってみました。
しかし、予報通りとはならず、午後になっても曇天の空模様で、雪面の状態が良く分からない状態で滑走することになりました。
案の定、しばらく滑走し、緩やかでフラットな斜面に気を抜いて滑っていると、急に体が宙に浮き、突然落っこちました。
雪面に顔面強打、左足に鈍痛。
いや〜、やってしまったと、起き上がり、体と機材を点検。
体は鼻と唇から少量の出血、足首は捻挫の症状。
機材は360度カメラの自撮り棒が破損し使用できず。
とりあえず、致命傷ではなかったので、流しの滑走で、気を引き締めて再度滑走開始しました。
完全なホワイトアウト等、コンディションは悪かったですが、表層のパウダーをできる限り味わうように滑り、後半は気持ちよくクルージングしながら最後まで滑走しました。
やはり、雪面の状態が分かりにくいBCスキーは危険性ありですね！
捻挫は全治1週間って感じで済みそうですが、改めて雪山の厳しさを感じた1日でした。
＜突然落っこちた瞬間を含むBC滑走動画↓＞
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動画拝見したのですが、ホントに何が起こったのかわからないですね。
歩きであればあるいはわかったかもしれませんが…
私も動画を見直しましたが、よーく見れば、段差あるかもって感じなんですが、新雪が降ったばかりで一面真っ白の雪面に凹凸が分からず、更に緩斜面だったので油断しておりました。
この程度で済んで良かったものの、雪山を侮るべからずですね！
顔がキズだらけ足首は少し痛いですが、いたって元気で大丈夫です😊
ご心配おかけしました。
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