[遭難者発見][過去ログ] 獅子窟寺・くろんど園地

2020年04月16日(木) [日帰り]

• GPS: 04:24
• 距離: 10.0km
• 登り: 526m
• 下り: 521m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:00
• 休憩: 0:20
• 合計: 7:20

距離 10.0km 登り 526m 下り 521m

9:20 JR河内磐船駅
9:28 9:32 天田神社
11:20 11:22 六方辻
11:24 11:28 くろんど園地最標高点
12:27 12:31 すいれん池休憩所
12:32 12:34 くろんど園地
13:02 13:05 六方辻
13:43 13:44 河内森駅
16:40 河内磐船駅

14:30 警察車両で参道入口まで行き、そこから現場まで操作関係者と同行した。（僭越ながら、当方が先導しました）

天候

晴れ、時々曇り

アクセス

利用交通機関：

電車

往路・復路：JR学研都市線・河内磐船駅

コース状況／危険箇所等

2020年 緊急事態宣言発令中

写真

4/16 9:21

河内磐船駅前の桜、満開は過ぎて散りゆくところ。

4/16 9:31

天田神社

4/16 9:38

獅子窟寺参道

4/16 9:40

案内図を見て、本日歩く奥之院エリアを確認

4/16 9:44

私市山手一丁目の東端を南下して、旧京阪ハイキング道を歩く。

4/16 9:57

堰堤手前のコンクリート橋を渡ると山道となる。

4/16 10:05

交野市の防火用送水管は、きつね山ルートと記されている。きつね山とは、旧字名を採用したものだろう。

4/16 10:07

標高300mにも満たないと思えないほど、深山幽谷の体をなしている。

4/16 10:08

地理院地図に道の表記はないが、かなり明瞭な山道が谷沿いに続く。

4/16 10:09

倒れたまま放置されている一石五輪塔を発見。台石部を別石とする立派な造りである。

4/16 10:10

斜面の上に小広場があり、獅子窟寺の旧墓地がある。

4/16 10:21

獅子窟寺三十三観音（三十二番、千手千限観音）

※三十三観音ルートは、2022年4月に修復を完了し、その後も整備を続けておられる。

4/16 10:31

竹や笹に覆われて倒れていた観音石仏（三十番、千手観音立像)
を偶然に発見。2年後に助け起こしました。

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4108998.html

4/16 10:32

石仏は意外に重たい。後日、再訪する際に備えて、黄色テープでマーキングしておいた。

4/16 10:52

龍岩窟の最下部から狸谷の奥へ遡上する。

4/16 11:01

水量の少ないナメ滝（谷奥ノ滝）

4/16 11:05

落ち口上の巨岩は胎内くぐりのようになっています。

4/16 11:08

胎内くぐりの巨岩を越えると、沢床の上にヒトの頭骨を発見。一見してドクロ（頭骨）と判断。少し離れた場所から撮影した。

4/16 11:27

三等三角点（点名：三本松2、標高：318.72m）
くろんど園地の最標高地点

4/16 12:59

くろんど園地内、巡視路として利用される尾根道

4/16 13:08

まむし道で下山。途中にある三石柱の道標を見る。

4/16 13:44

河内森駅前の派出所。届け出をする。

4/16 14:32

パトカーで私市山手の登り口再到着。
枚方警察の署員、本庁の刑事、鑑識係など数名を伴って、現場へ先導しました。

4/16 15:05

15:00に現場到着。鑑識係の二名が、右岸側から沢へ降りる。現場検証の間、本庁の刑事さんは、革靴で斜面を登って遺留品などの捜索をなさいました。

撮影機器：

iPhone XR Apple

SH-M12 SHARP

感想

Ikoma Nature Walk

公開日：2025.4.3
2020年5月4日、YAMAP(6093804)に公開した山行記録を「過去ログ」として転載します。写真の現状及び現況は、2020年4月時点であることをご承知おきください。特に、三十三観音石仏は、交野里山ゆうゆう会のご尽力により、山道とともに整備、改修を完了されています。

◎山で遺体などを発見した場合の対処法
・正確な位置情報とともに写真を撮影する。
・触れたり移動させたりしない。（現場保持）
・場所の周辺に目印を付けて、速やかに警察へ届ける。

本記録では、河内森駅前の派出所に届けをした際に、関係者（本庁刑事数名、鑑識係員）と協議した結果、現場まで先導する役目を引き受けました。

現場到着後、周辺を捜索した鑑識係員より、上流部で財布などの遺失物を発見されています。遭難者の所持品かどうかは不明。その後、身分証などを発見したとの報を、2020年5月4日に電話にて連絡を受けました。それ以上の詳細は知らされませんが、事件ではなく事故であっと判明しました。

六甲山系においても、2024年8月（山の日）に行方不明の事案を発生しています。当方、同じ日に高取山へ入山しており、他人事と思えません。地道に捜索活動を継続されている方もあることから、発見される日も近いことでしょう。

この記録に関連する山行
2019.4.9 龍岩窟エリアに初めて訪問（発見の前年）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1787779.html
2022.3.24 三十番の観音さんを助け起こす
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4108998.html
2022.10.25 三十三観音石仏 山道を含む修復完了を確認
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4836466.html
2024.3.30 三十二番 石仏広場の急斜面にルート設置
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6603270.html