金剛山、石ブテ西谷〜石ブテ尾根／早春の花

2025年03月30日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 7.5km
• 登り: 771m
• 下り: 646m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:10
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:10

9:20 スタート地点
13:30 六道の辻
13:50 大日岳
14:00 転法輪寺
14:30 金剛山山頂トイレ
16:00 ツツジオ谷下降点
16:10 黒栂谷道分岐
16:30 金剛登山口バス停
16:30 ゴール地点

天候

曇りのち雪

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

JRと近鉄電車で近鉄富田林駅へ
富田林駅〜東水分：4市町村コミュニティーバス（400円）
東水分バス停〜水越トンネル旧道分岐：第一タクシー（1400円）
金剛登山口〜千早赤阪中学校：4市町村コミュニティーバス（210円）
千早赤阪中学校〜近鉄富田林駅：4市町村コミュニティーバス（330円）
近鉄電車とJRで帰宅

コース状況／危険箇所等

●石ブテ林道を登り、石ブテ西谷に架かる橋を対岸に渡った辺りから、林道を下りてすぐに入渓できる。
●滝には、大抵、補助ロープが設置されているが、できるだけ、体重を預けず、片手で支える程度にすること。
●春先は、水量が少なく、滝にはぬめりが多く滑りやすいので、注意を要する。
●石ブテ西谷は、沢歩きが楽しめる区間の距離が短く、急激に高度を上げていく。そのため、8〜10mの壁のような滝や階段状の滝が連続する。
●しかし、標高800mを過ぎた辺りから、急に、平坦で暗い植林の谷となり、沢歩きする魅力は無くなる。そこで、石ブテ尾根や青崩道の尾根にエスケープできるルートがあるので、利用するとよい。

写真

3/30 12:16

林道終点を過ぎて、すぐに見えてくる、大きな垂直の滝5m・・左にぶら下がるロープを掴んで、這い上がる・・

3/30 12:19

滝の落ち口が見えてきた・・残置ハーケンに掛けられたカラビナが、置き忘れられている・・

3/30 12:20

滝を這い上がる直前、下を見下ろすと、この高度感・・

3/30 12:25

渓流に、タチネコノメソウ・・

3/30 12:26

これは、スズシロソウのつぼみ・・

3/30 12:30

150m遡ると、5mぐらいの、なだらかな斜瀑・・

3/30 12:31

流れの中を、登っていく・・

3/30 12:45

さらに100m溯ると、細く切れ込んだ滝4m・・

3/30 12:45

ロープを掴んで、左岸の岩の上をへつりながら、登っていくと・・

3/30 12:46

滝の向こうに、大きな岩の壁が覗く・・

3/30 12:48

滝を乗り越える直前、下を見下ろすと、これくらいの高度感・・

3/30 12:49

眼前に立ちはだかる、巨大な岩壁のような滝・・8mはありそうだ・・

3/30 12:49

上を見上げるが、落ち口が見えない・・

3/30 12:51

ぶら下がるザイルを掴んで、岩を攀じ登る・・

3/30 12:53

中段の踊り場で一息入れ、見上げると、まだ、あんなに上がある・・

3/30 12:53

さらに、数メートル這い上がった所から、上を見上げる・・

3/30 12:55

足を休めている場所から、下を見下ろす・・

3/30 12:56

岩に片足を置く、私の足元・・

3/30 12:56

こんな危ない崖に、水しぶきに濡れながら咲く、タチネコノメソウ・・

3/30 12:57

ようやく滝を登り切った・・

3/30 13:00

左岸の崖に、シロバナショウジョウバカマ・・

3/30 13:01

岩にへばりつくように、点々と咲く・・

3/30 13:05

さらに行くと、両岸に岩の迫る、細い滝・・

3/30 13:08

ロープに掴まり、左岸の岩をへつるように乗り越える・・

3/30 13:15

岩と倒木のガレた谷を溯ると、標高700m、大きな岩の斜面を流れる滝・・やはり、8mくらいはある・・

3/30 13:26

左岸を巻くように、滝の上段へ・・

3/30 13:29

最上段の、滝の落ち口・・

3/30 13:32

登ってきた滝を見下ろすと、この高さ・・

3/30 13:34

滝を乗り越え、少し離れた所から、滝の落ち口を見る・・

3/30 13:36

少し先に、4m斜瀑・・右岸を巻くように這い上がる・・

3/30 13:37

斜面に、シロバナネコノメソウ・・

3/30 13:38

赤いおしべが、花からはみ出している・・

3/30 13:43

そして現れる、階段状の巨岩の滝・・8mくらいか・・

3/30 13:48

見上げると、この迫力・・

3/30 13:51

左岸の斜面を巻くように、垂れ下がるロープを掴んで、這い上がる・・

3/30 13:52

横目で滝を見下ろす・・

3/30 13:53

あと少しで滝の上へ・・下を見下ろすと、滝つぼの倒木や岩が、あんなに小さく見える・・

3/30 13:55

滝を乗り越え、落ち口を見下ろす・・

3/30 14:02

振り返ると、谷の狭間に、葛城山・・

3/30 14:05

谷を右へ回り込むと、最後の滝、長い斜瀑7m・・

3/30 14:06

四つん這いで、這い上がり・・

3/30 14:06

最後は、ぶら下がるロープに掴まり、滝の上へ・・

3/30 14:11

大岩の転がる谷を登りながら、滝の落ち口を見下ろす・・

3/30 14:38

標高800m過ぎた辺りから、石ブテ尾根へ・・自然林の樹間から、葛城山が覗く・・

3/30 14:46

冬枯れの寒々とした森に、ダンコウバイ・・

3/30 14:46

3/30 14:48

枯葉を押し分けて咲く、アオイスミレ・・薄紫の可憐な花だ・・

3/30 15:01

895mピークを過ぎた辺りにも、ダンコウバイの黄色い花が、点々と咲く・・

3/30 15:01

3/30 15:06

標高900mの尾根から覗く、葛城山・・

3/30 15:50

大日岳山頂にも、アオイスミレ・・枯葉から必死で顔を覗かせる・・

3/30 15:50

寒さに凍えるフクジュソウ・・

3/30 17:26

山頂売店で昼食後、下山はタカハタ道の尾根から・・ずっと粉雪が降りしきっていた・・

3/30 18:27

林道脇に、薄いピンクの梅・・

3/30 18:28

めずらしい赤いミツマタ・・

3/30 18:28

標高が下がり、雪が雨に変わって、濡れながら咲いていた・・

撮影機器：

DMC-FT4 Panasonic

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 レインウェア 折り畳み傘 毛糸帽子 ネックウォーマー 毛糸手袋 予備手袋 防水手袋 靴 ゲイター アイゼン ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ カメラ カラビナ ストック

感想

arajin

　先週、西谷の渓谷で見つけた、シロバナショウジョウバカマのつぼみが、もしかしたら咲いているかもしれないと、今週も石ブテ西谷を歩いた。
　10数年ぶりに歩いた先週は、初めて歩くような緊張感があったが、2回目の遡行では、滝が意外と小さく見えた。さほどの緊張も、怖さも感じず、ゆったりと滝を乗り越え、溯ることができる。やはり、沢歩きは、慣れと経験だと思う。
　季節外れの寒気に蔽われたこの日、空は重苦しい灰色だったが、目当てのシロバナショウジョウバカマ以外に、コガネネコノメソウやシロバナネコノメソウに出遭うことができた。西谷は、日当たりが良く、意外と花が多いかもしれない。期待がふくらむ。
　石ブテ尾根にエスケープすると、まだ冬枯れの尾根に、早咲きのアオイスミレやダンコウバイの花が、地面や枝に点々と咲く。大日岳には、フクジュソウが、寒さにふるえて、花をすぼめていた。