黒斑山



- GPS
- 05:44
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 508m
- 下り
- 503m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日に雪が降ったらしく、登山道は豊富に雪があり、12本爪アイゼンがしっかり雪を掴み安全に楽に登れました。人気の山なので、新雪でもトレースがあり、それを頼りに登っていたら、表コースから中コースへトラバースしていました。たぶん雪が豊富だったからトラバースできたのでしょうか。気温が上がってくると踏み抜きが心配なので、コース通り登ったほうが良いかと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
メッシュの下着
メリノウール長袖シャツ
ソフトシェルジャケット
アルパインジャケット
ダウンジャケット
中厚手のズボン
タイツ
極寒用靴下
耳当て帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
レジャーシート
GPS
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
ネックウォーマー
ツェルト
雨具
ゲイター
12本爪アイゼン
インナー手袋
オーバー手袋
ウエストウォーマー
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感想
佐久インター近くのビジネスホテルで前泊し、ゆっくりと身体を休めてから臨んだ今回の黒斑山登山。朝目覚めたとき、空はまだ厚い雲に覆われていて、予定より少し遅めの出発となりました。駐車場に着いた時には、雲も少しずつ流れ始めていて、どこか希望の光が差し込むような、そんな朝でした。
前夜に雪が降ったのか、登山道にはふかふかの新雪が積もっていて、12本爪のアイゼンが頼もしいほどよく効きました。登り坂でもしっかり踏ん張れたので、体力に不安がある私たち中高年夫婦でも安心して登ることができました。予報では風が心配だったのですが、実際は拍子抜けするほど穏やかで、気温も4℃前後とやや高め。日が差し始めると、むしろ暑く感じるほどでした。
トーミの頭の岩場に差し掛かる頃になると、慎重さが求められる場面も。アイゼンの刃を岩に引っ掛けて転倒しないよう、特に妻が慎重に進んでいました。彼女は下りが苦手で「登れたとしても、下りるのは無理かも」と心配していたのですが、岩場を迂回するルートもあり、ホッと胸をなでおろしていました。
そして、何よりも圧巻だったのは、浅間山の姿。12時ごろ、黒斑山山頂に差し掛かった頃、雲が風に流され、真っ白な浅間山が目の前に現れた瞬間には、思わず言葉を失いました。神々しく、堂々としていて、まるで絵葉書のような美しさでした。
よく「ガトーショコラみたい」と言われる浅間山ですが、この日は新雪のせいか、まるでクリームたっぷりのホールケーキ。砂糖多めのスイーツ好きにはたまらない景色です(笑)。
帰り道では、ホシガラスの澄んだ鳴き声が響き、スズメより小さな可愛らしい野鳥たちのさえずりが耳に心地よく、さらにはカモシカとの出会いまで。野生の生命に囲まれている実感が、何とも言えない癒やしになりました。
なお、今回私たちは表コースから中コースへと途中で横切るルートを取りました。これは新雪のおかげで安全に通れた可能性が高いです。トレースがあったとしても、安易に真似をせず、公式なコースに従うことをおすすめします。
年齢を重ねた今でも、こうして夫婦で自然の中に身を置けることの幸せを噛みしめながら、また次の山旅に思いを馳せています。
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