至仏山


- GPS
- 07:06
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 1,620m
- 下り
- 1,616m
コースタイム
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 7:07
天候 | 曇り後快晴 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪豊富。雪質はざらめだが水気が多く少し重たかった。 |
写真
感想
ヘッドライトを点灯して準備をし、4:47に自転車に跨がって行動開始。あたりはまだ暗いがライトは不要な程度だった。ゲートを過ぎて少し進んだところでサングラスを忘れたことに気付く。今日は好天予報なのでサングラスなしはつらい。ザックを置いてクルマまで取りに戻る。これで5分ほどロスした。鳩待峠までの林道は、自転車で行くと自分の場合足が疲れてしまい、その後のスキーが楽しめなくなる。よって帰りに楽する為の道具と割り切り行きはほぼ歩く。とは言え場所によっては平坦だったり下っていたりするので、そのような場所では自転車の利点を活かし楽に進むが、そのような場所は全体の1割にも満たないだろう。今年も例年同様9割歩いて鳩待峠まで行く。ザックは通常の山スキー装備にスキー板、ブーツ、シールを積んでいるのでとても重い。テント泊縦走と同じくらいの重量があると思う。ペースを上げて足が悲鳴を上げるのを防ぐため、ペースは落し気味にして歩く。気温があまり低くならなかったためか、林道の凍結はほぼなく安全に進めた。それよりも天気が今ひとつで、夜が明けた後も遠くのほうはガスが出ていた。今日は好天予報なのでこの後晴れるのは間違いなさそうだが、晴れる時間が遅くなる可能性もあるので、その場合山頂まで行っても何も見えないかもしれない。まだ林道歩きなので先のことを心配しても仕方なく、とにかく黙々と先に進む。津奈木橋を過ぎると傾斜がきつくなる。こんなところ重荷を背負って自転車漕ぐなんて絶対無理。と思ったら後続のスキーヤーに自転車であっさり追い抜かれた。普段の鍛え方が違うのだろうか。テクテク歩くと林道脇の雪壁が高くなるのが分かった。今年は尾瀬もやはり積雪が多いのだろう。出発から約2時間かけ6:47にようやく鳩待峠へ到着。自転車をデポしようと思うも、今年は雪が多過ぎて適当な場所がない。ゲートが開く前にほぼ毎年至仏山へ来ているが、こんな経験はこれまでなかった。今年の積雪はやはり例年とは違う。自転車デポしたらスキーの準備をする。風が少しあって寒い。ブーツを履きシールを貼って登高開始。鳩待峠に至っても天候は回復せず、雲ったままだった。ひょっとして予報が変わったのか?と疑心暗鬼になりつつ登る。既に今日は重荷で2時間林道歩きをした後なので、ペースは遅め。鳩待峠で菓子パンを食べてから歩き始めたが、わずかな時間で空腹になってしまう。休み休み進むしかない。雲が取れないまま8時を回る。曇りだが霧氷が付いている樹木がありきれいだった。8:15を過ぎたら突然雲が取れて快晴の青空が出てきた。右手の方向を見ると真っ白な至仏山が青空に映えていた。あまりにも突然な天気の変わりように驚く。そして写真を撮る。山の天気は良くも悪くも一瞬で変わることがある。そして一度青空が出たらその後はずっと青空。雲なし。ようやく楽しくなってきたというものだ。更に進むと遠くに尾瀬ヶ原と燧ヶ岳が見えてきた。これが見たかった。ほぼ毎年見ているが、何度見てもきれいだと思う。今年は尾瀬ヶ原の積雪も多いように見えた。ここまで来るとこの先大きく標高を上げるところはないが、一箇所小至仏山のトラバースが気掛かり。雪が硬いと緊張しながら通過するしかない。その場所に差し掛かるも、雪が緩んでいて特に問題なし。案ずるより産むが易し、か。緩んだ雪の上を進む。朝早めに出たためか、周囲はほぼ人はいない。小至仏山を過ぎれば山頂まではもうすぐ。最後のひと登りで無事至仏山の山頂に9:44到着。天気快晴。微風があるのでジャケットを着るも、着ていれば寒さはほとんど感じなかった。ここからの展望は相変わらず良い。今日は燧ヶ岳や尾瀬ヶ原などよく見えたし、武尊山もよく見えた。山頂付近で休憩しつつ下りの準備をする。支度を終えた10:10にスキー開始。ワル沢に向かう。雪は緩んでいて問題なし。快適なざらめだが、少し湿気が多かった。でも斜面はほとんどシュプールがなくて、貸し切りのようだった。スベスベの斜面を滑っていく。だが林道歩きで足を使ってしまったためか、太ももが張ってしまい、休みを挟みながら滑る必要があった。斜面の途中で痙攣とかはさすがに嫌だ。足攣りなどなく無事大斜面を滑りきる。相変わらずの快適斜面だった。ここを滑りたくて自転車で来ているようなものだ。ワル沢下部の樹林帯は雪が重たくてスキーの滑りが悪かった。気温が高くて風が全くないせいだろう。10:34にスキーを終えて歩きに換装する。シールを貼って鳩待峠へ向けて登り返す。標高が下がったので雪はきれいではなくなった。鳩待峠は11:05に到着。朝は数台だった自転車が、この時間は20台くらいに増えていた。この時期人気の山だ。休憩しながらも自転車の準備をする。湿気た雪の上を歩いたため、シールが水浸しになってしまった。この状況では仕方ない。朝と同じようにスキー板とブーツをザックに付け自転車に跨がる。帰りはほぼ下りなので楽が出来る。朝凍結していた箇所も既に融けていた。林道はあちこち雪解け水が流れていて、その上を通らないわけには行かないため、自転車がひどく汚れた。4月上旬なので仕方ない。帰りはほぼ漕ぐところなく、ブレーキをかける動作を繰り返して進む。最後ゲートへ向けて登りになっているのでそこは自転車から降りて押して歩き、11:45に行動を終了した。クルマは自転車と同様かなり増えていた。クルマに戻り後片付け。自転車がやはり一番汚れていた。
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