平標山周回


- GPS
- 07:41
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,027m
- 下り
- 1,027m
コースタイム
天候 | 快晴 日中の気温は高め |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
この日は谷川岳の西黒尾根を予定していたが、さんざん迷った末に急遽翌日の予定を繰り上げることにした。要は自信をなくしたのである。今回の遠征の一番の目的が西黒尾根であっただけに、よい条件が揃ったときにチャレンジしようと自分に言い聞かせた。
この日の夜半は放射冷却で国道の気温計でも氷点下を記録していた。登山口がすでに1000m近くにあり、出だしの木の階段も完全に雪の下である。雪がガチガチに固まっているうえに傾斜が強いので、すぐにアイゼンを装着する。ルートが尾根状になると雪がなくなるで一旦アイゼンを外す。鉄塔を見通せる長い雪の尾根から再びアイゼンを装着するが、何度も雪のない登山道が交錯する。
余裕があれば200名山の仙ノ倉山まで足を伸ばす予定であったが現実は甘くない。昨日同様ペースが上がらず平標山を登るのが精一杯になってしまった。特に一ノ肩の登りに苦労した。
頂上には地図のコースタイムを大幅に超えて到着した。来た道を戻るのもしんどく感じたので、ルートの状態はわからないが平標山ノ家経由で下ることにする。頂上から山ノ家は見えているのでまっすぐ尾根を下るだけである。
快適に尾根を下っているとヤカイ沢の方から登ってこられる人に出会った。沢そのものの状態は安定しているそうだが周辺から雪崩によるの大量のデブリが流れ込んでいるらしい。こちらは山ノ家の方に下ることをお伝えするとルート上にできているクラックの状態についての注意喚起があった。実際に下っていくと真横にクラックが走りルートが所々寸断されたり崩落している。何とか雪が繋がっているところを探し慎重かつ飛び越えるように通過した。
山ノ家からは木の階段が整備されているようであるが完全に埋もれている。先行者の踏み跡をたどりながら横移動気味に進んで行く。ルートが尾根道に移るとピンクテープが短い間隔で付けられているので見失うことはない。雪が途切れることなく麓まで一気に下ることができた。
林道を降りてからもほとんどの区間で雪が残っていた。この下山ルートは登り返しがなく快適に下ることができるが、林道歩きが長い。
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