白馬岳 主稜登攀〜大雪渓滑走 & イグルー泊



- GPS
- 14:19
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 2,230m
- 下り
- 2,233m
コースタイム
- 山行
- 3:29
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 3:40
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
■計画
アルパインクライミングとバックカントリースキーをやるようになってから、クライミングで登ってスキーで滑ってくるというスタイルこそが自分が求めてるものなんじゃないか、という思いがあり、それができるルートとしてこのルートを考えていた。
主稜を登る場合、林道開通前なら4峰あたりで泊まるか、開通後なら日帰りという行程が多いが、スキーを背負うことや大雪渓での滑走を考え、泊まりの荷物をデポできる白馬尻泊で行こうと考えた。
その場合、猿倉からだと近すぎるので人も少ない開通前に、と思っていたが日程の関係で開通後になると思ったが、直前で開通延期になり結果的に想定通りとなった(雪が付いてないのは想定とは違ったが)。
一昨シーズンでは自分のスキル・経験値が足りず、昨年は雪がなく断念。一緒に行ける仲間を見つけるのも難しいと思っていたが、主稜登攀経験のある仲間が乗ってくれたので、自分とにては珍しく1ヶ月以上前から日程を決め、天気予報も問題なく、無事実行に移すこととなった。
■アクセス
白馬岳林道が、猿倉の駐車場が使えないためにバスやタクシーでのアクセスも検討したが、直前で開通延期のアナウンス。二股付近に駐車して歩いて行くことになった。
■初日・アプローチ
急ぐ必要はないのでゆっくり10時に二股をスタート。。
猿倉までのフル装備シートラ2時間はキツい。猿倉からはシールに履き替えだいぶ楽になった。
■イグルー作り
前回の失敗もあり、白馬尻の積雪状況がわからなかったのでテントも持ってきていたが、雪の状態が良くイグルーを作った。ブッシュに当たってしまい深さが足りなくて窮屈にはなってしまったが、横穴を掘ってなんとか二人寝られるスペースを確保。
結果的に夜はかなり強い風が吹いていて、イグルーのおかげで静かに眠れた。
■2日目
○主稜アタック
4時半スタート。すでに2,3パーティーほどが取り付いていた。
とりつきから急な斜面を登っていくが、雪が締まっていて登りやすい。
その後も前日ズブった雪を踏んだであろうトレースがあり、終始登り易かった。
快晴で景色は素晴らしく、時折風が吹いてちょうどいい気温。スキーを背負っての登攀なので時間がかかる覚悟はしていたのだが、結果的には先行2パーティーをパスし、取り付きから6時間ほどで登頂。
○登頂〜大雪渓滑走
山頂付近は爆風で、逃げるように小屋まで降りてモードチェンジ。
大雪渓は雪が締まっており、ゲレンデかってくらい板が走る。デブリ、クラック、落石なども気にするようなものはなく、終始気持ちよく滑れた。
○下山
白馬尻に戻ってのんびり片付けをして下山。途中、林道を外して上り返したり、中山沢へは雪が切れて藪の崖を降りたりしつつ林道へ。余韻に浸りつつ長い道を下った。
■まとめ
決して易しくはない行程で、それなりの覚悟はしていったのだが、あらゆる点で条件が揃いびっくりするくらいすんなりと行けた。
先週は惨敗したイグルーもでき、初の実戦投入となった。また、実は白馬岳は過去に一般登山とBCで敗退しており初登頂とてんこ盛り。
目標としていたルートで、すべてが上手くいった会心の山行であった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する