記録ID: 8065240
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キャンプ等、その他
槍・穂高・乗鞍
_5. クロンブラ集落跡(乗鞍高原:檜峠) 消えゆく鎌倉街道
2025年04月26日(土) 〜
2025年04月27日(日)


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 13:36
- 距離
- 70.5km
- 登り
- 2,825m
- 下り
- 3,611m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 7:31
距離 30.4km
登り 1,730m
下り 2,368m
2日目
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 6:05
距離 40.1km
登り 1,095m
下り 1,243m
中の湯バス停から11号カーブまで往路も歩いていますがログに加えていません。
天候 | 2日とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
新島々-奈川渡ダム:アルピコ交通バス 520円_14:10発のバスに私を含め10数人 奈川渡ダム-親子滝:アルピコ交通バス 260円_8:00新島々発のバスに同3人 親子滝-中の湯:松本高山特急バス 1,200円_7:40松本発のバスがほぼ満員。2/3以上が外人さん。このバスは予約可。空席があれば予約無しで乗れますが外人さんメインですと平日でも飛込みは危ういかもしれません。 奈川渡ダムに停車するのは乗鞍高原線と白骨温泉線のみ。沢渡バスターミナルで乗換えるより親子滝で乗換えた方が混まないと思いましたが、沢渡でも大して混まなかったです。既に9時だしGW前半の並びが悪かったり寒いのもあったかと思います。 JR原野-松本:860円 JR線から改札を出ず直接松本電鉄ホーム(7番線)へ行けますが、切符は一旦改札を出ないと買えません。無人駅ですと運転手さんの清算となり時間が掛ります。清算する際にはJR線の切符も必要です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〇クロンブラとは近くの大野川集落と共に乗鞍高原で最も早く人が住み着いた場所だそうです。中平(なかだいら)集落から小大野川を挟んだ対岸の1,120m標高点のある辺りだと思われます。2万5千図には破線の道が記されています。 〇檜峠から林道と分かれクロンブラを通り乗鞍高原の中平バス停手前までの旧鎌倉街道の区間が徒歩道で、そこ以外は全て車道歩きです。 鎌倉街道は人が擦れ違えるほどの幅があり良い道だったようですが、廃道の今は惨憺たる状態でした。 ・檜峠からしばらくは道形がはっきりしています。リボンや道標はありません。 ・クロンブラへ下る途中に大倒木帯があります。下に見え隠れする道形を目安に進みます。幼木が大きくなっており通過に時間が掛りました。 ・地図上で小大野川と並行するトラバース部分まで下ると道が不明瞭になりピンクテープが現れます。それを辿ると小大野川の水辺へ出て対岸にもテープが…靴を脱いでも渡渉には危険な水量です。上流へ向かい橋を探します。 ・吊橋が辛うじて残っていましたが中平側の踏板が欠損しています。ワイヤーが弛んでいて上体を支えられる状況ではなく、バランスを崩さないように一本橋状の木材を渡るしかありません。 ・橋を渡って間もなく大ガレで道が断ち切られています。崩落前の鎌倉街道はここでUターンしながら斜面の中段に上るのでガレを水平に突っ切ってしまうとミスコースします。ガレに取付いたら上へ向かい戻り側(下流方向)に道を探してください。 〇奈川渡ダムや沢渡周辺の国道158号線は人が歩くことを想定して作られていません。特にトンネルには歩道はおろか路側帯さえありません。バスが来たらトンネルの壁に張り付くより他に避ける方法が無いのです。 必ずライトを付け、車両と対向するよう右側を歩き、車が来たら壁に寄って避けるのが唯一の方法です。歩行者優先の建前は通用しません。 今回最も命の危険を感じたところです(廃道部分よりも)。 |
その他周辺情報 | 〇登山道より車道を歩く方がトイレ事情は厳しいです。 ・トイレの場所は限られています。確実なのは沢渡第2駐車場のトイレ。 足湯も有ります。午前4時の時点で照明は落ちていましたが湯は張られていました。 ・前川渡の信号機のところにトイレがあります。 ・奈川小中学校横のトイレは冬季閉鎖中でした。 ・ながわ山彩館に外トイレがあり使えました。 ・奈川休憩所にトイレがあります。 ・民間ですが、そばの里 奈川に外トイレがあります。 ・木祖村のスーパーまると(年中無休9:00〜20:00)にはあると思います(未確認)。 ・JR藪原駅にはトイレがあると思います。 ・JR原野駅は無人駅ですが駅舎前の別棟に綺麗なトイレがあります。 〇乗鞍高原温泉湯けむり館 大人800円 20:00OS(オーダーストップ) 食事処は19:00OS 白濁した硫黄泉でPH3.2!肌が弱いと荒れるかもしれません。 〇コンビニは新島々と国道19号沿いのみ。スーパーはまるとのみ。売店は無し。 |
写真
撮影機器:
感想
なるべく登山道を歩き本州を横断してみたい。
こう思ったのはここ数年のことです。
思いが強くなったのは青薙ガレを克服出来たとき。
ここを通過出来ればあとは何とかなると思いました。
横断ルートをどうするかは人それぞれの考え方があると思いますし、
山脈であればどこを選んでも南北に登山道を歩くことが出来ます。
各山脈間をどうやって繋ぐのか?悩むところですよね。
南北のアルプスを繋ぐのに木曽駒だけ中央アの代表で絡めるルートにしてみました。
車道歩きが多くなりますが、山中は一般登山道が無い部分が多いのです。
今回は新中の湯登山口から原野駅の区間。
車道が大半なので、軽い気持ちでクロンブラという何かのネット記事で呼んだ所をアクセントで加えようと思っていました。
ただ踏み込んでみると想像以上に波乱のある道でした。
ネット記事にしても数件しかヒットせず十年以上も前のものなので把握し切れていませんでした。
向かうなら是非午前中から行かれることをお勧めします。
今回の想定外は何と言っても国道158号線の徒歩移動でしたね。歩行者には最凶の酷道だと思います。
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