醍醐山・日向富士《甲州・甲斐百山》


- GPS
- 04:06
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 916m
- 下り
- 867m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
下山口:JR身延線市ノ瀬駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は明瞭で問題なし |
写真
感想
下部温泉駅は温泉街の入口にあり広い駅前広場にはタクシーが待機しいたが、特急ふじかわ号から降りたのは僕だけだった。瀟洒な駅舎は駅員がいなくなって久しいが、小綺麗に保たれていた。以前毛無山から下りて食事をした食堂は健在だったがこの日は定休日。駅舎の裏に横たわる山は上の山と西山でこれから登る山だ。最近できた日帰り温泉施設“ヘルシースパサンロード しもべの湯”を右に見て常葉川を渡り国道300号線を西に進み里道に入って上之平登山口に到った。
暗い谷筋を進み工事現場の足場のような橋を2、3度渡ると尾根に取り付いた。上方に建物跡が見えてくると短絡して大子峠南の送電鉄塔に直接達した。身延山(1,153m) や篠井山(1,394m)、十枚山(1,719m)の展望が良かった。南西になだらかに進むと西山(487m)で4等三角点「大子」があり、引っこ抜かれたのか図根点の点標が木に立て掛けてあった。中世は武田氏の領国でこの山に狼煙台が置かれ軍事上の重要な場所だったようだ。
来た道を引き返し、送電鉄塔を越えると大子峠に達した。此の辺りには嘗て大子(だいご)集落があり平成10年頃廃村となったようで最後の住民の人家跡や墓石が見られた。一段高い処には山神社の社殿が残されていたが既に魂は抜かれ麓の上之平の神社に合祀されているそうだ。
醍醐山へ向かう前に南東にある上ノ山(541m)に立ち寄ることにした。普通なら標高560m位まで登り尾根を下るが、標高480m位から獣道を辿ってトラバースした。しかし谷は断崖に近く縁を登って標高510m位まで標高を上げて上ノ山尾根に乗ることができた。上ノ山(541m)山頂には展望なく、山頂標識も設置されていなかった。引き返して正規の登山道合流し醍醐山(635m)に到ると3等三角点「醍醐山」が置かれ、東屋があり大子集落の事が書かれた案内板があった。それによると山仕事を生業とする人達が住み着き炭焼き、薪作り、養蚕を主業とする10軒程の集落だったようで米は麓の上之平で作り近年はリフトで上げていたようだ。
山頂西側に展望台があると案内があり行ってみると山名の案内板があり鹿避けネット越しに篠井山、十枚山、五宗山(1,634m)の姿が素晴らしかった。醍醐山に戻り北に下ると見晴台があり身延山、七面山(1,989m)が正面に見えていた。北東に進む登山道を下り鳩打峠に到ると下部を抜けるトンネルへの道が東に下って行った。メジャーな登山道は峠を越えてすぐに甲斐常葉駅へと下って行った。北への稜線を進むと登山道らしきものがあり黒坂山(446m)に到った。山頂標識はなく展望も何もない山だった。北東に進み地形図の実線道を越えるが此とは違う道も越えたので少し混乱してしまった。
最後の山は日向富士(442m)だが此の山にも山頂標識はなかった。日向富士北のピーク手前に展望地があり五老峰(1,619m)、五宗山が素晴らしかった。踏み跡を辿り東に下って行くと身延線の勝手踏切に到った。渡ってしまうと遠回りになるので少し戻って集落を通り市ノ瀬駅に到った。ホームに小さな待合室がある無人駅で、2時間に1本しかない電車に7分待ちで乗ることができ予定より2時間も早く宿泊地の石和温泉に着くことができた。
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