記録ID: 8109483
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積雪期ピークハント／縦走
尾瀬・奥利根
御池駐車場から残雪の燧ヶ岳
2025年05月03日(土) [日帰り]
福島県
瀑泉
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 08:12
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,016m
- 下り
- 1,016m
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| 天候 | 朝のうちは霧。8時頃から快晴☀️。 15時頃から雲が増えたが文句無しの雪山日和。 柴安倉の見晴で、南の風AVG3～4m、ＭＡＸ8.6m、気温10℃。寒くて手がかじかんだ。 測ってはいないが俎倉の方が、風が強くAVG5～6mくらい。 山中は、無風か有ってもそよ風程度で、陽射しがあると暑かった。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
R400で塩原を経由してR352で桧枝岐村へ。 沼田桧枝岐線のミニ尾瀬公園～御池駐車場間は、5月1日の午後2時に開通。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
前日雨が降ったので、出だしから雪がシャーベット状。 フカフカだが踏み抜きは2回で、雪の下は締まっている。 重アイゼンがベスト。 広沢田代の上りの途中までチェーンスパイクを使ったが、滑るし下駄になるしで、早々に諦めた。 |
| その他周辺情報 | 御池駐車場は5月1日から駐車可能。 駐車場代は1日1000円。 山の駅御池には、売店とトイレ有り。 |
写真
駐車場には雪の壁が出来ていて高い所で6mくらい。
帰りに観光客が写真を撮っていた。
帰りに観光客が写真を撮っていた。
登山口は夏山より左(南)に出来ている。
真っ直ぐ進んだら御池田代に出てしまい、軌道修正しながら南へ向かう。
真っ直ぐ進んだら御池田代に出てしまい、軌道修正しながら南へ向かう。
昨日の雨で雪はシャーベット状だが、溶けたのは表面だけなので、つぼ足でも沈まない。少し進んで、広沢田代への急登の手前でチェーンスパを履く。
5/3 7:40
昨日の雨で雪はシャーベット状だが、溶けたのは表面だけなので、つぼ足でも沈まない。
少し進んで、広沢田代への急登の手前でチェーンスパを履く。
少し進んで、広沢田代への急登の手前でチェーンスパを履く。
振り返って大杉岳。
6時以降☀️予報だったのに、この時間でもドンヨリ。
本当に晴れるのか不安になる。
6時以降☀️予報だったのに、この時間でもドンヨリ。
本当に晴れるのか不安になる。
しばらくチェーンスパで粘ったが、キックは草臥れるし下駄になるので、途中から重アイゼンに替えた。
ようやく晴れたのは嬉しいが、陽射しが強い。
今回も上はジオライン薄手とウィックロン長袖。
次第に暑くなってきたが、まだ耐えられる。
今回も上はジオライン薄手とウィックロン長袖。
次第に暑くなってきたが、まだ耐えられる。
日陰を見つけて一休み。
上からポタポタ水滴が落ちて来て、見ると霧氷が溶けていた。
上からポタポタ水滴が落ちて来て、見ると霧氷が溶けていた。
息を切らしながら登って、傾斜が緩んだ所で振り向く。まだ会津駒は雲の中だが、、、
熊沢田代を入れて、しつこいくらいに！
この風景が見られただけでも、ここまで来た価値がある。
この風景が見られただけでも、ここまで来た価値がある。
熊沢田代に下って左(東)側。
池塘も木道のベンチも、今は雪の下。
池塘も木道のベンチも、今は雪の下。
右(西)側の越後駒方面。
此処は北西風が強いからなのだろう、こちら側は一部湿原が露出していた。
此処は北西風が強いからなのだろう、こちら側は一部湿原が露出していた。
東に女峰山と小真名子、太郎山。
女峰山の左手前のトンガリが黒岩山だと思うのだが、自信なし。
女峰山の左手前のトンガリが黒岩山だと思うのだが、自信なし。
左の平らなピークが田代山で、その右が帝釈山。
黒岩山に連なる中央やや右が、台倉高山だと思うのだが。。。
黒岩山に連なる中央やや右が、台倉高山だと思うのだが。。。
樹林帯に突入して、右のトレースを追ったら、思ったより右により過ぎて、、、
後ろから来るスキーヤーにどんどん抜かされるが、上りは遅いから仕方がない。
常時5・6mの南風が吹いていて肌寒いのでアウターを着る。此処でストックをピッケルに変える。
鞍部に降り立って柴安嵓。
右側から回り込むトレースと、左側のトレースがあるが、直登好きなσ(^^)は、もちろん左から。
右側から回り込むトレースと、左側のトレースがあるが、直登好きなσ(^^)は、もちろん左から。
真下から眺めると確かに壁だが、この位は問題なし。久々に、ピッケルの石突(スピッツェ)をぶっ刺して、バランスを取りながらキックを効かせて登る。
5/3 12:13
真下から眺めると確かに壁だが、この位は問題なし。
久々に、ピッケルの石突(スピッツェ)をぶっ刺して、バランスを取りながらキックを効かせて登る。
久々に、ピッケルの石突(スピッツェ)をぶっ刺して、バランスを取りながらキックを効かせて登る。
上から見るとこんな感じ。
まぁ、滑ったところで最後は止まるしね。
(実際、帰りはシリセードで降りた。)
まぁ、滑ったところで最後は止まるしね。
(実際、帰りはシリセードで降りた。)
その後、見晴へと進む。山頂に居たのは先ほどのパーティだけで、見晴はσ(^^)の独占状態。
BCの人達が多いからか、わざわざ此方に登る人は少ないようだ。
1
5/3 12:27
その後、見晴へと進む。
山頂に居たのは先ほどのパーティだけで、見晴はσ(^^)の独占状態。
BCの人達が多いからか、わざわざ此方に登る人は少ないようだ。
山頂に居たのは先ほどのパーティだけで、見晴はσ(^^)の独占状態。
BCの人達が多いからか、わざわざ此方に登る人は少ないようだ。
正面に尾瀬ヶ原と至仏山、その左に小至仏山と土曜(27日)に登った笠ヶ岳。
山頂で写真を撮って風速を測る。
風は南風で、AVG3～4、ＭＡＸ8.6m。
気温はデジタルなので怪しいが、10℃といったところ。
風は南風で、AVG3～4、ＭＡＸ8.6m。
気温はデジタルなので怪しいが、10℃といったところ。
AR山ナビを平ヶ岳に合わせてみて。
景鶴山も、此処から見ると分かりづらい。
景鶴山も、此処から見ると分かりづらい。
平ヶ岳の右に中ノ岳と越後駒、荒沢岳だが、白峰と雲が被って見えてよう分からん。
風の弱い北側に移って、カップ蕎麦を食す。
しばらくすると先ほどのパーティが俎嵓を登って行く姿が見えた。
しばらくすると先ほどのパーティが俎嵓を登って行く姿が見えた。
柴安嵓を独占していると、見晴の方(南)から単独のにいさんが登って来た。どうやら小屋泊まりの方のようで、周回するか考えている。
雪壁を下るのは厳しいと俎嵓に向かうのを悩んでいるにいさんに、大丈夫だからと促して、登った所へ向かう。
5/3 13:18
柴安嵓を独占していると、見晴の方(南)から単独のにいさんが登って来た。
どうやら小屋泊まりの方のようで、周回するか考えている。
雪壁を下るのは厳しいと俎嵓に向かうのを悩んでいるにいさんに、大丈夫だからと促して、登った所へ向かう。
どうやら小屋泊まりの方のようで、周回するか考えている。
雪壁を下るのは厳しいと俎嵓に向かうのを悩んでいるにいさんに、大丈夫だからと促して、登った所へ向かう。
正面を向いて注意しながら降りると、途中でトレースが消えてシリセードの跡になっていた。「怖いから戻ります。」と帰って行くにいさん。
先ほどの連中が崩したなぁ、、、とは思ったが、確かに滑った方が楽なのでσ(^^)もシリセードをする事にした。
始めからザックが雪に触れる角度のシリセードは､初めての経験｡
1
5/3 13:22
正面を向いて注意しながら降りると、途中でトレースが消えてシリセードの跡になっていた。
「怖いから戻ります。」と帰って行くにいさん。
先ほどの連中が崩したなぁ、、、とは思ったが、確かに滑った方が楽なのでσ(^^)もシリセードをする事にした。
始めからザックが雪に触れる角度のシリセードは､初めての経験｡
「怖いから戻ります。」と帰って行くにいさん。
先ほどの連中が崩したなぁ、、、とは思ったが、確かに滑った方が楽なのでσ(^^)もシリセードをする事にした。
始めからザックが雪に触れる角度のシリセードは､初めての経験｡
滑ったラインは多分一番左だが、一段目は凄いスピードで滑って終了(嬉)。その下の段で滑落停止の練習をしたが、ピックに体重を乗せるのは難しいねぇ。
5/3 13:26
滑ったラインは多分一番左だが、一段目は凄いスピードで滑って終了(嬉)。
その下の段で滑落停止の練習をしたが、ピックに体重を乗せるのは難しいねぇ。
その下の段で滑落停止の練習をしたが、ピックに体重を乗せるのは難しいねぇ。
至仏山と武尊山。
朝、この先に富士山が見えたらしい。
この時間は雲が増えてしまって❌
朝、この先に富士山が見えたらしい。
この時間は雲が増えてしまって❌
眼下に尾瀬沼。
雪山だし2時間あれば余裕で下れるだろうと、下山開始。
雪山だし2時間あれば余裕で下れるだろうと、下山開始。
往路は北に寄りすぎたので、帰りは出来るだけ真っ直ぐ下って行く。左足は相変わらず痛むが、以前ほどではないので、滑るように降りて行く。
5/3 14:08
往路は北に寄りすぎたので、帰りは出来るだけ真っ直ぐ下って行く。
左足は相変わらず痛むが、以前ほどではないので、滑るように降りて行く。
左足は相変わらず痛むが、以前ほどではないので、滑るように降りて行く。
熊沢田代まで降りてきて、西に平ヶ岳と中ノ岳、越後駒ヶ岳、荒沢岳。
手前で抜いた10人パーティ。
熊沢田代で写真を撮っているうちに追い付いて来た。
この1986m峰への登りが最後。
熊沢田代で写真を撮っているうちに追い付いて来た。
この1986m峰への登りが最後。
先ほどのパーティを再び抜いて、時折シリセードを交えながら下って行く。
広沢田代まで降りて来て一休み。
パンを齧りながら振り向くと、西から雲が流れて来た。
パンを齧りながら振り向くと、西から雲が流れて来た。
大杉岳の上にも再び雲が増えた。
この先も、シリセードを交えながら、どんどん下って、、、
この先も、シリセードを交えながら、どんどん下って、、、
やはり雪山の下りは早いなぁと思いながら、駐車場に戻って来たのでした👋
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
靴
ザック
チェーンスパイク
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒（保温性）
ライター
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
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|---|
感想
一昨年、残雪期の至仏山に登った時から、燧ヶ岳に登りたいと思っていたが、昨年、至仏山から眺めた燧ヶ岳は南側とはいえ余りに雪が少なくて、これでは雪山として楽しめないだろうと仕方なく諦めた。
今シーズンは、このところ高温の日々が続いているが、積雪は十分で、4月5日の会津駒ヶ岳から眺めた燧ヶ岳が真っ白だったことに加えて、先日(27日)のオヤマ田代からの南側も十分に雪があるように見えて、ようやく機会が巡って来た。
せっかく雪山で登るなら雪が多い北側(御池)からと昨年9月に下見がてらに登ったが、4月はR352がミニ尾瀬公園から先は冬季閉鎖中で、5月になるのを虎視眈々と窺っていた。
そんなわけで、5月3日(土)は、同一週に2回目となった尾瀬へ。
前日の大雨に加えて、朝のうちはどんより曇っていて、どうなる事かと思ったが、結果的に青空☀️が広がって、最高の一日を堪能できた。
これで昨年12月から始まった今シーズンの雪山は一応終了。結果、昨シーズンの13座を大きく上回る17座を歩くことが出来た。
来シーズン以降、今シーズンのように大雪と寒波が続けば分からないが、この回数を上回るのは難しいだろう。
出来れば、あと1回、月山に登りたいところだが､これはカミさん次第だから果たしてどうなるか。
それはさておき、帰りに駐車場を出てR352を下っていると、サイレンを鳴らした消防署の車3台と救急車1台、パトカー1台が御池駐車場に向けて登って来た。
これは遭難でもやらかしたか、、、と思って帰ってから調べると､σ(^^)が俎嵓を後にした午後2時頃､60代の男性が､燧ヶ岳の登山中に足を滑らせて川に転落したとの記事が載っていた(スクショの画像)
でも川って一体何処？(BCでモーカケ沢の上流部にでも突っ込んだのか？)と、首を傾げたのでした👋
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燧ヶ岳【98座】※動画追加
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燧ヶ岳 御池↑沼山↓
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