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Yamareco

記録ID: 8112863
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

狂風、暴風の常念岳

2025年05月03日(土) 〜 2025年05月04日(日)
 - 拍手
makasio その他7人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
20:07
距離
14.6km
登り
2,008m
下り
2,009m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:35
休憩
0:31
合計
11:06
距離 7.3km 登り 1,568m 下り 393m
6:09
23
6:57
6:58
246
11:04
196
14:20
14:38
96
16:15
16:28
74
17:42
2日目
山行
7:23
休憩
0:48
合計
8:11
距離 7.4km 登り 440m 下り 1,616m
17:42
109
11:14
11:21
8
11:29
11:41
4
11:46
11:58
54
12:52
13:00
81
14:21
174
17:16
17:23
13
17:37
0
17:37
ゴール地点
天候 5/3晴れ☀️
5/4雨のち晴れ☂️☀️
過去天気図(気象庁) 2025年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
5/3前夜、千葉よりあづみの里駐車場。翌朝ジャンボタクシーにて三又第一駐車場
5/4三又第一駐車場より自家用車にてあづみの里。帰葉する。
コース状況/
危険箇所等
三俣登山指導所に登山ポスト📮あります。登山情報もここで聞くことができます。
その他周辺情報 ほりでーゆ四季の郷♨️
今回は山の会のメンバー8名で常念岳へ登山です。新人2名参加の春山合宿です。
2025年05月03日 06:27撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/3 6:27
今回は山の会のメンバー8名で常念岳へ登山です。新人2名参加の春山合宿です。
三俣登山指導所の係の方が2週間前まですぐそこまで雪があったよと情報あり。
2025年05月03日 06:46撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/3 6:46
三俣登山指導所の係の方が2週間前まですぐそこまで雪があったよと情報あり。
常念岳の雪解け水から流れる沢の流量は多い
2025年05月03日 06:49撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/3 6:49
常念岳の雪解け水から流れる沢の流量は多い
ショウジョウバカマ。すいません、久しぶりに見て胸がときめいてます。
2025年05月03日 07:06撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/3 7:06
ショウジョウバカマ。すいません、久しぶりに見て胸がときめいてます。
朝の霧が深山の雰囲気を醸し出す。猿いそう🐒
2025年05月03日 07:15撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/3 7:15
朝の霧が深山の雰囲気を醸し出す。猿いそう🐒
いた。
2025年05月03日 07:17撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/3 7:17
いた。
お尻掻いてる。全く人を怖がりません。
2025年05月03日 07:18撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/3 7:18
お尻掻いてる。全く人を怖がりません。
新人女性2人。T口さんY田さん。がんばるぞー。
2025年05月03日 07:22撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/3 7:22
新人女性2人。T口さんY田さん。がんばるぞー。
猿も応援してる。たぶん。
2025年05月03日 07:23撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/3 7:23
猿も応援してる。たぶん。
会最年少の新人Y田さん。がんばれー。
2025年05月03日 09:00撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/3 9:00
会最年少の新人Y田さん。がんばれー。
残雪の樹林帯を登る。
2025年05月03日 09:07撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/3 9:07
残雪の樹林帯を登る。
ふきのとう。天ぷらにして食べたい。
2025年05月03日 09:14撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/3 9:14
ふきのとう。天ぷらにして食べたい。
霧が晴れてきた
2025年05月03日 09:59撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/3 9:59
霧が晴れてきた
樹林帯を飛び出す
2025年05月03日 10:50撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/3 10:50
樹林帯を飛び出す
谷側に雪道も延びているが安全をとって岩場のある夏道に入る。
2025年05月03日 12:01撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/3 12:01
谷側に雪道も延びているが安全をとって岩場のある夏道に入る。
青空広がる
2025年05月03日 12:12撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/3 12:12
青空広がる
岩場は重装備では意外に難所であった
2025年05月03日 12:24撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/3 12:24
岩場は重装備では意外に難所であった
Y田さん、某有名大学の山岳部出身だが、なんとストック使うの、お初らしい。
2025年05月03日 12:27撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/3 12:27
Y田さん、某有名大学の山岳部出身だが、なんとストック使うの、お初らしい。
思ったよりも岩場岩場してる。疲れる。
2025年05月03日 12:42撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/3 12:42
思ったよりも岩場岩場してる。疲れる。
蝶ヶ岳への稜線に雪庇が張り出している
2025年05月03日 12:44撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/3 12:44
蝶ヶ岳への稜線に雪庇が張り出している
岩場続く
2025年05月03日 13:56撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/3 13:56
岩場続く
蝶ヶ岳への縦走路、奥に前穂高、奥穂高見える。更に奥に笠ヶ岳。
2025年05月03日 14:14撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/3 14:14
蝶ヶ岳への縦走路、奥に前穂高、奥穂高見える。更に奥に笠ヶ岳。
石室。ゆっくりペースだが思ったよりも時間がかかっている。でもS吉さん70過ぎても強いです
2025年05月03日 14:24撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/3 14:24
石室。ゆっくりペースだが思ったよりも時間がかかっている。でもS吉さん70過ぎても強いです
石室の上が前常念岳だった。
2025年05月03日 14:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/3 14:36
石室の上が前常念岳だった。
前穂高北尾根、奥穂高、岩の間から覗く。
2025年05月03日 14:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/3 14:36
前穂高北尾根、奥穂高、岩の間から覗く。
そしてやっと常念岳がお出ましになる。
2025年05月03日 14:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/3 14:36
そしてやっと常念岳がお出ましになる。
ここで風が強くなった為、アイゼン装着する。
2025年05月03日 14:52撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/3 14:52
ここで風が強くなった為、アイゼン装着する。
ライチョウいたらしい(私は見れなかった)
ライチョウいたらしい(私は見れなかった)
本日の目的地、常念小屋見える。一段と風が強くなる。そしてこの常念小屋までの下降が想像を絶することになる。
2025年05月03日 16:10撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/3 16:10
本日の目的地、常念小屋見える。一段と風が強くなる。そしてこの常念小屋までの下降が想像を絶することになる。
でーん。槍様、これが見たかった。しかしこれが槍様を見た最後であった。
2025年05月03日 16:24撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/3 16:24
でーん。槍様、これが見たかった。しかしこれが槍様を見た最後であった。
常念小屋までの下降、テントの設営、更にお楽しみの夕食🍲🍺の写真を撮る余裕までなかった。その日コルに吹いた風は私が体験した冬の富士山や八ヶ岳よりも最恐であった。
2025年05月03日 20:14撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/3 20:14
常念小屋までの下降、テントの設営、更にお楽しみの夕食🍲🍺の写真を撮る余裕までなかった。その日コルに吹いた風は私が体験した冬の富士山や八ヶ岳よりも最恐であった。
生きてた。朝方、暴風雨から一瞬雪に変わり、雨雲は去って行った。昨日の設営、日は見ず知らずの周りのテントの方々が皆、協力して手伝ってくれました。このことは忘れません。
2025年05月04日 08:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/4 8:29
生きてた。朝方、暴風雨から一瞬雪に変わり、雨雲は去って行った。昨日の設営、日は見ず知らずの周りのテントの方々が皆、協力して手伝ってくれました。このことは忘れません。
2日目の朝。寝たのか寝ていないのかよくわからない。ただテントが朝まで踊り狂い、ときおり中にいる私の頬をビンタした。
2025年05月04日 06:58撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/4 6:58
2日目の朝。寝たのか寝ていないのかよくわからない。ただテントが朝まで踊り狂い、ときおり中にいる私の頬をビンタした。
雨は止んだが未だ暴風。蝶ヶ岳縦走は中止。全員下山することになった。
2025年05月04日 06:59撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/4 6:59
雨は止んだが未だ暴風。蝶ヶ岳縦走は中止。全員下山することになった。
疲労困憊のため小屋泊に変更した新人Y田さんにコメダ製小倉あん&🍓ジャムマーガリンを乗せたマカシオパンを作った。
2025年05月04日 07:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/4 7:01
疲労困憊のため小屋泊に変更した新人Y田さんにコメダ製小倉あん&🍓ジャムマーガリンを乗せたマカシオパンを作った。
昨日の狂風の中、H本さんがY田さんを庇い転倒し、ポールがポッキリ折れた。もしあの風の中、Y田さんの心も折れ、行動不能になったらもっと大変なことになっていた。でもY田さんは頑張った。
2025年05月04日 08:30撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/4 8:30
昨日の狂風の中、H本さんがY田さんを庇い転倒し、ポールがポッキリ折れた。もしあの風の中、Y田さんの心も折れ、行動不能になったらもっと大変なことになっていた。でもY田さんは頑張った。
常念小屋の中は天国だった。トイレも快適であった。
2025年05月04日 08:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/4 8:51
常念小屋の中は天国だった。トイレも快適であった。
テントを仕舞い遅い出発。山頂分岐までは再び狂風であった。何度も耐風姿勢を取り立ち止まってはまた登った。
2025年05月04日 10:46撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/4 10:46
テントを仕舞い遅い出発。山頂分岐までは再び狂風であった。何度も耐風姿勢を取り立ち止まってはまた登った。
山頂にはまかしお、H山さん、Sちゃんの男子3名が登った。
2025年05月04日 11:26撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/4 11:26
山頂にはまかしお、H山さん、Sちゃんの男子3名が登った。
山頂は拍子抜けするほど微風だった。
2025年05月04日 11:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/4 11:29
山頂は拍子抜けするほど微風だった。
ばんざーい。
2025年05月04日 11:31撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/4 11:31
ばんざーい。
大天井岳の奥に鷲羽岳も見えた。絶景。全員で山頂に登りたかったけど、無事で降りることが一番
2025年05月04日 11:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/4 11:29
大天井岳の奥に鷲羽岳も見えた。絶景。全員で山頂に登りたかったけど、無事で降りることが一番
狂風は本当に山頂分岐から常念乗越までの間だった。ここは鞍部になっており気象条件により爆風が吹く地形になっているのだと思う。
2025年05月04日 12:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/4 12:01
狂風は本当に山頂分岐から常念乗越までの間だった。ここは鞍部になっており気象条件により爆風が吹く地形になっているのだと思う。
はっきり言うとわたくし常念岳を舐めてました。ちなみに何度も北アルプスに来てますが、常念岳は初登頂でした。
2025年05月04日 12:02撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/4 12:02
はっきり言うとわたくし常念岳を舐めてました。ちなみに何度も北アルプスに来てますが、常念岳は初登頂でした。
全員無事に降りる。
2025年05月04日 12:18撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/4 12:18
全員無事に降りる。
でもしかし、疲れたねー。Y田さん既に足の痛み10段階の10とのこと。
2025年05月04日 14:34撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/4 14:34
でもしかし、疲れたねー。Y田さん既に足の痛み10段階の10とのこと。
でも頑張りました。
2025年05月04日 16:48撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/4 16:48
でも頑張りました。
17:00無事全員下山(キクザキイチゲ)
2025年05月04日 17:23撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/4 17:23
17:00無事全員下山(キクザキイチゲ)
みんなお疲れ様でした。
みんなお疲れ様でした。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え ザック ザックカバー サブザック アイゼン ピッケル スコップ 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット

感想

暴風というより狂風だった。常念山頂分岐から常念小屋(常念乗越)までの間は私の登山の中でも最恐クラスの風だった。H本さんは新人Y田さんを庇い転倒、持っていたポールがポッキリ折れた。何度も体ごと風に持って行かれた。歩く時間より立ち止まり耐える時間の方が長かった。それでもY田さんが足を止めなかったのは山岳部で培えた気持ちの強さがあったのだと思う。夜間、朝まで風でテントが暴れたのも今まで経験のない事だった。蝶ヶ岳縦走が中止になったのは残念だったけれど(私は仕事上、休みが取れず常念岳のみだったが)本当に全員無事に登山を終えられて良かった。事前に強風の予報があったにも関わらず登山を行い、これは不謹慎な表現なのかも知れないが、この強風を皆で乗り越えられたこと。そのことに今回登山を行った価値があったと私個人は感じている。
ちなみに、私、初めて帰宅後、お疲れビールを飲む前に疲れと睡眠不足で寝落ちしました。

追記。常念乗越テント場で我々2張りのテント設営に協力してくださった皆さんに感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

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