[残雪の佐渡] アオネバ〜ドンデン避難小屋〜金北山〜白雲台

2025年05月04日(日) 〜 2025年05月05日(月)

• GPS: 11:45
• 距離: 30.6km
• 登り: 2,283m
• 下り: 1,743m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:07
• 休憩: 3:07
• 合計: 6:14

距離 12.9km 登り 1,242m 下り 691m

10:27 アオネバ登山口
11:45 11:58 アオネバ十字路
12:10 12:23 金北山縦走路入口
12:37 13:46 ドンデン山荘
13:48 13:52 ドンデン山
13:59 14:00 尻立山
14:12 椿越峠・タダラ峰
14:16 14:37 ドンデン避難小屋
14:48 椿越峠・タダラ峰
14:57 14:58 尻立山
15:05 ドンデン山
15:10 16:13 ドンデン山荘
16:15 16:16 ドンデン山
16:23 尻立山
16:30 16:31 椿越峠・タダラ峰
16:41 ドンデン避難小屋

2日目

• 山行: 5:21
• 休憩: 1:18
• 合計: 6:39

距離 17.6km 登り 1,041m 下り 1,052m

5:09 ドンデン避難小屋
5:30 金北山縦走路入口
5:40 アオネバ十字路
6:15 6:21 マトネ
6:32 石花越分岐点
7:25 7:46 真砂の峰
7:53 イモリ平
8:21 8:23 天狗の休場
8:59 鏡池
9:06 9:19 あやめ池
9:54 10:22 金北山
10:28 天狗嶽（小天狗）
10:34 10:35 北ヶ嶽
10:41 ブナ林
11:05 マツムシ平
11:14 11:21 妙見山
11:47 白雲台
11:48 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

・往路 (車をデポして自転車移動)
　白雲台〜アオネバ登山口　自転車 約100分
・復路 (車で自転車回収)
　白雲台〜アオネバ登山口　車 約30分

コース状況／危険箇所等

分岐には指導標があり、誘導リボンも多く、迷う場所はありません。
雪はユルく、全体を通してアイゼンを使う場面はありませんでした。
稜線の雪道は、雪そのものより木の枝の方が難儀します。(枝が引っかかる・雪解けで枝跳ねする)
金北山の手前に距離が長めの雪壁がありますが、ロープが設置されていて歩きやすいです。

その他周辺情報

下山後に、車で20分程の畑野温泉「松泉閣」に寄りました。大人500円/人でリーズナブルです。
その後、じんのびCafe＆Restaurantで昼食兼夕食にしました。「酒粕漬け鶏の唐揚げ御膳」の唐揚げが絶品でした。

写真

5/4 10:21

自転車で白雲台からアオネバ登山口まで移動。ここから登山開始です。

5/4 10:24

今年の佐渡は例年にない大雪だったようです。雪の踏み抜きや枝の跳ね上げ注意とのこと。

5/4 10:29

渓流沿いルートで渡渉ポイントもありますが、歩きやすく整備されていますね。

5/4 10:29

アオネバ渓谷を登っていきます。今の時期は花がメチャ潤沢です。
イワカガミ

5/4 10:30

ニリンソウ

5/4 10:30

エンレイソウ

5/4 10:36

チゴユリ

5/4 10:37

ヒトリシズカ

5/4 10:48

ヒトリシズカの開きかけ

5/4 10:40

シラネアオイ

5/4 10:41

キケマン

5/4 10:47

アオキ

5/4 10:46

渡渉ポイントがありますが、石が多くて渡りやすいです。

5/4 10:50

渓流の中を進む箇所があります。水は少な目。

5/4 10:57

きのコケ

5/4 10:58

スミレ

5/4 11:16

ユキワリソウ

5/4 11:31

エゾエンゴサク

5/4 11:34

ゼンマイ

5/4 11:37

ユキワリソウ　その2

5/4 11:51

イワカガミの芽

5/4 11:57

アオネバ十字路に着きました。マトネ方向は明日です。今日はロッジへ。

5/4 12:01

カタクリ

5/4 12:17

稜線に出ると強風になりました。ドンデン池は後にして、まずはドンデン高原ロッジへ。

5/4 13:01

ドンデン高原ロッジで両津港を見ながら昼食です。ラーメン美味しい。

5/4 13:42

ドンデン高原ロッジは15:00から日帰り入浴が利用できます。一旦、宿泊するドンデン避難小屋へ移動。

5/4 13:52

ドンデン山から尻立山の方向。気持ちの良い稜線です。

5/4 14:00

尻立山からは左下に小屋が見えますね。稜線の西側に出ると爆風で、そそくさと小屋に向かいました。

5/4 14:05

ユキワリソウ その3

5/4 14:12

金剛山の分岐。放牧牛！？

5/4 14:17

ドンデン避難小屋に到着しました。赤い屋根が美しい。

5/4 14:27

畳敷き＋毛布も完備という快適小屋です。今回は3グループ計7名の宿泊になりました。

5/4 14:40

小屋にザックをデポして散策に出てみます。

5/4 14:44

ドンデン池。爆風ですので池は鏡面に程遠いですね。温泉の時間が始まりますので、再びドンデン高原ロッジへ。

5/4 15:10

20分ほどでドンデン高原ロッジに到着。一昨日は宿泊で利用しましたが、立ち寄りでも入浴できるというのは有難い。

5/4 16:35

入浴後に避難小屋に戻りました。途中でミズバショウを発見。

5/4 16:35

群生していました。

5/4 16:42

トイレの遺跡？

5/4 16:57

風が強いので散策は手短に切り上げて小屋に戻ります。1Fは食事ができるテーブルがあります。

5/4 17:15

夕食はサラダとキノコのクリームパスタ。

5/4 17:33

おかわりにタラコパスタ。夕食の1時間後に日の入りです。明るい内に食べられて良かった。

5/4 18:36

夕日は雲で見られませんでしたが、雲が赤く染まりました。
22時に星空を期待して起きてみましたが、雲の中でした…。

5/5 4:19

2日目はフェリーの予定に向けて巻きで行動。早めに朝食にしました。

5/5 4:55

朝食後に日の出が見られました。では金北山に向かって出発です。

5/5 5:21

2日目は雪多めルートですが、薄いトレースと誘導リボンがあり道は分かりやすいです。

5/5 5:30

金北山の縦走路入口。

5/5 5:39

前日は花を求めて夏山ルートで歩きましたが、雪のある今の時期は残雪期ルートの方が歩きやすかったです。

5/5 5:50

ザゼンソウ。こいつは他の花よりレア度が少し高いです。

5/5 6:15

本日の最初のピークはマトリ。

5/5 6:18

マトリ周辺は笹道です。

5/5 6:22

マトリを抜けると南側が開けて、加茂湖が一望できます。

5/5 6:32

分岐には分かりやすい指導標があります。助かります。

5/5 6:47

ショウジョウバカマ

5/5 6:57

今回のルートは、雪より枝の方が厄介でした。

5/5 7:47

真砂の峰。金北山も見えてきましたね。ここでコーヒータイム。

5/5 7:53

いもり平。水場もあるとのこと。

5/5 8:13

稜線はカタクリロードと言っても過言で無いレベルでカタクリが群生していました。

5/5 8:31

ハウチワカエデ

5/5 8:47

役の行者ポイントは、最初から残雪期ルートへ。

5/5 9:15

あやめ池。

5/5 9:15

金北山の手前に最大の雪壁があります。ここはストックを仕舞いました。

5/5 9:22

壁の上部はステップ＋ロープがあり、安心感があります。

5/5 9:34

無事に登り切りました。

5/5 9:44

最後の登りです。天気も良くなってきました。

5/5 10:05

金北山に到着！

5/5 10:11

金北山は両津湾から真野湾まで一望できます。景色を見ながら小休止しました。

5/5 10:23

最後のピークの妙見山に向かいます。

5/5 10:25

フキノトウ

5/5 10:26

金北山より先は基本的に砂利道ですが、一部で雪道も残っています。

5/5 11:20

妙見山に着きました。このレーダが日本を守ってくれているのかな？

5/5 11:29

白雲台に下山します。途中で分岐がありました。

5/5 11:28

「おしん林」ルートは残雪でアイゼンが必要。

5/5 11:32

分岐に戻り「ツツジひら」へ。こちらは雪がなく快適ルート。

5/5 11:35

最後までカタクリを楽しめるルートです。

5/5 11:49

白雲台に到着。

5/5 12:33

最後にデポした自転車を回収しにアオネバへ。お疲れ様〜！

撮影機器：

E-PL9 OLYMPUS CORPORATION

L CAME

感想

11044

GWを利用して5日間の佐渡旅行に来まして、その締めくくりに佐渡の最高峰である金北山へ登ってみました。

1日目の「てんきとくらす」予報は最大20m/sの暴風C判定でしたので、当初予定していた白瀬ルートを見合わせて、稜線歩きの少ないアオネバルートへ。
アオネバ登山口から十字路までは多様な花が咲き乱れる平穏登山でしたが、ドンデン高原ロッジ（ドンデン山荘）以降は予報通りの爆風。
風ゾーンに積雪が無いのが幸いでしたが、尻立山付近の風が強く、体を大きく傾けながらの移動となりました。

避難小屋は、畳や毛布が完備されている上に、20分歩くとドンデン高原ロッジで入浴できるという快適小屋です。
ドンデン高原ロッジには2日前に宿泊しましたので、お風呂も勝手知ったる感じでスムーズに利用でき、ゆとりある小屋泊になりました。

2日目は予報通り風が少し弱まり、美しい稜線を歩くことができました。
今回の山行の最高峰である金北山からは、旅の初日にフェリーが到着した両津湾やキャンプをした真野湾までが一望でき、佐渡旅の良い締めになりました。
また佐渡に来ることがあれば、次は今回見合わせた白瀬〜金剛山ルートも歩いてみようと思います。