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Yamareco

記録ID: 8136969
全員に公開
山滑走
飯豊山

飯豊山 石転び沢〜北股岳南面〜門内沢

2025年05月05日(月) 〜 2025年05月06日(火)
情報量の目安: S
都道府県 山形県 新潟県
 - 拍手
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
33:35
距離
39.7km
登り
3,112m
下り
3,113m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:38
休憩
4:09
合計
12:47
距離 18.5km 登り 2,281m 下り 714m
5:32
19
スタート地点
5:51
5:52
52
6:44
6:47
1
6:48
6:49
5
6:54
7:04
27
7:31
7:32
14
9:29
9:41
188
12:49
15:44
26
16:10
16:27
10
16:37
16:50
89
H1400m
2日目
山行
5:37
休憩
1:14
合計
6:51
距離 21.2km 登り 828m 下り 2,391m
8:17
26
8:43
8:49
47
9:36
9:43
2
9:45
10:02
3
10:05
10:17
12
10:29
4
10:33
10:49
60
11:49
11:55
45
13:33
4
13:37
13:45
2
13:47
74
15:01
7
15:08
ゴール地点
天候 5日:曇りのち晴れ
6日:高曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2025年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
飯豊山荘へ続く町道は梅花皮荘のT字路の先にゲート設置されており通行止め。
ゲート近くの駐車スペースに駐車した。
コース状況/
危険箇所等
●梅花皮荘ゲート前〜飯豊山荘
飯豊山荘へ続く町道は通行止め。
T字路先に冬季閉鎖のゲートが設置されており、梅花皮荘から飯豊山荘までは徒歩でアプローチとなる。
除雪は倉手山駐車場までしか済んでおらず。
駐車場から先はデブリ帯が続いており、自転車もまだ利用できない。

●飯豊山荘〜石転び出合
今年は残雪が多く、町道の天狗橋から先は雪道。
早い段階でスキーが使えるので登りは楽できるが、大規模なデブリ帯が複数有るので滑走はあまり快適では無い。
下つぶて石の下流付近から雪渓に乗れるので、婆マクレ等の夏道の難所は回避できる。
雪渓は安定しており石転び出合まで目立った難所は無いが、雪渓に乗った直後のスノーブリッジ通過と、上つぶて石手前のトラバースが危険箇所。
この辺は融雪が進むにつれて悪化してゆき、来週には通れなくなっているかもしれないので、その場合は夏道を利用。

●石転び沢
雪渓にクラックや縦溝はあまり目立たず、斜面状態良好。
デブリや落石はまだ少ないが、ほん石転び出合から上は谷の半分以上がデブリで埋まっており幅が狭い。
北股岳の雪庇は多数残っており、今後、石転び沢側に落ちてくるので雪塊・落石等、上部からの落下物に注意。
下の雪は柔いザラメだが、上部は固め。
H1550m以降が雪渓の最大傾斜部で雪も固くなり、今の時期は草付きが出ていないので上まで登ってしまうと安全に装備変更できる場所が無い。
スキーで登るのは厳しいと感じたら早めにアイゼンに履き替えた方が良い。

●門内沢(滑走)
石転び沢と同様に、斜面状態良好。
但し、門内岳山頂下に長いクラックが出来ているので、最初は迂回する必要がある。
ここは毎年クラックが出来る箇所だが、今年のクラックは特に長い。
今後、さらに拡大してゆくと思われ、このクラックは上からは見えないので勢いよくドロップすると落ちる。
最初は慎重に滑り出した方が良い。
最初のクラック処理が面倒だが、石転び沢に比べるとデブリは少なく滑りやすい。
滑走するなら門内沢の方が楽しめそうな印象を受けた。

●北股岳南面〜洗濯平〜清十郎沢
北股岳直下が急斜面。
場所によっては45°位あるが、すぐに傾斜は緩むのでそれほど怖さは無い。
今はまだ安定してるが、融雪が進むと最大傾斜部にはグライドクラックが出来る。
年によってはクラックを起点に全層雪崩が起きて雪が全部無くなっている事もあるので、斜面状態は確認してから滑走した方が良い。
西側から回り込んで洗濯平へ滑り抜ける事も出来るので、南面状態が悪い場合はこちらルートが推奨。
洗濯平を過ぎて清十郎沢へ向かうと、複数のクラックあり。
左岸側が安定しているので、そちらを滑走すると良い。
今回はH1400m付近までの滑走だが、その後も雪は続いており飯豊川まで滑れそうに見えた。
滑走後は梅花皮小屋へ登り返すことになるが、洗濯平から下は急斜面なので、そこを落としてしまうと小屋まで戻るのは容易ではない。
南面なので比較的遅い時間まで日差しは入るが、どこまで滑るかは残り時間、体力と相談の上で。

●主稜線(梅花皮小屋〜北股岳〜門内小屋)
北股岳の西側には豊富に雪が残る。
傾斜も急なので、朝夕の雪が硬い時間はアイゼン要。
北股岳から門内方面は夏道が見えているが、夏道東側に雪が堆積しており、スキーならこちらを進むと効率が良い。
但し、所々でクラックが出来ているので、踏み抜かぬよう注意。

●山小屋状況
梅花皮小屋:水場は夏と同様に治二清水が豊富に出ている。小屋内の冬季用トイレが利用可。
門内小屋:水場はまだ雪の中で某小沢も出ておらず、水は雪を溶かして調達。
小屋外のバイオトイレは男女用共に開放されており利用可。

どちらの小屋も今は無人(週末は管理人が入るかも?)
宿泊料金は各2500円、各小屋の料金箱に納める。
梅花皮荘のゲート前駐車場から出発。
まずは自転車でアプローチ。
2025年05月05日 05:33撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
5/5 5:33
梅花皮荘のゲート前駐車場から出発。
まずは自転車でアプローチ。
ゲートを越えて、飯豊山荘へ。
この先の道路は除雪されており、しばらく自転車で行けそうに思えたが…
2025年05月05日 05:40撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/5 5:40
ゲートを越えて、飯豊山荘へ。
この先の道路は除雪されており、しばらく自転車で行けそうに思えたが…
倉手山駐車場の先で除雪は終わり。
自転車はここにデポして、あとは徒歩移動。
2025年05月05日 05:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
5/5 5:52
倉手山駐車場の先で除雪は終わり。
自転車はここにデポして、あとは徒歩移動。
倉手山駐車場の先はデブリ帯。
今年の残雪は例年以上。
これは、道路開通まで時間がかかりそうだ。
2025年05月05日 06:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
5/5 6:01
倉手山駐車場の先はデブリ帯。
今年の残雪は例年以上。
これは、道路開通まで時間がかかりそうだ。
天狗橋付近から積雪が安定してくる。
ここからはスキーで移動。
2025年05月05日 06:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6
5/5 6:35
天狗橋付近から積雪が安定してくる。
ここからはスキーで移動。
新緑のブナ林。
緑が濃ゆい。
2025年05月05日 06:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/5 6:36
新緑のブナ林。
緑が濃ゆい。
夏の登山口、飯豊山荘に到着。
2025年05月05日 06:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/5 6:48
夏の登山口、飯豊山荘に到着。
飯豊山荘の先が凄いことになっている。
まるで竜巻が去った後の様で、倒木や枯れ木が散乱している。
どうやら、雪崩でやられたらしい。
2025年05月05日 07:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
5/5 7:05
飯豊山荘の先が凄いことになっている。
まるで竜巻が去った後の様で、倒木や枯れ木が散乱している。
どうやら、雪崩でやられたらしい。
登山届提出所は被害なし。
雪で埋まっていたので被害を免れたのかもしれない。
2025年05月05日 07:06撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/5 7:06
登山届提出所は被害なし。
雪で埋まっていたので被害を免れたのかもしれない。
温身平
2025年05月05日 07:31撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 7:31
温身平
温身平から眺める飯豊の主稜線。
今は曇っているが、午後から晴れるはず。
2025年05月05日 07:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 7:32
温身平から眺める飯豊の主稜線。
今は曇っているが、午後から晴れるはず。
砂防堰堤の階段を登り、石転び出合へ向かう。
2025年05月05日 07:46撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/5 7:46
砂防堰堤の階段を登り、石転び出合へ向かう。
砂防堰堤の先も雪道。
ここで沢の渡渉があるのだが、沢は雪で埋まっており楽々渡渉。
2025年05月05日 08:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/5 8:05
砂防堰堤の先も雪道。
ここで沢の渡渉があるのだが、沢は雪で埋まっており楽々渡渉。
下つぶて岩の下流側から雪渓に乗れる。
スノーブリッジを渡って右岸へ移動。
2025年05月05日 08:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 8:24
下つぶて岩の下流側から雪渓に乗れる。
スノーブリッジを渡って右岸へ移動。
下つぶて岩。
頭だけが出ている。
2025年05月05日 08:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/5 8:25
下つぶて岩。
頭だけが出ている。
上つぶて岩の手前で沢が出ている。
ここは左岸の斜面をトラバースして通過するが、沢への滑落に注意。
2025年05月05日 08:31撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 8:31
上つぶて岩の手前で沢が出ている。
ここは左岸の斜面をトラバースして通過するが、沢への滑落に注意。
トラバースを抜けると上つぶて岩が見えてくる。
2025年05月05日 08:33撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/5 8:33
トラバースを抜けると上つぶて岩が見えてくる。
デブリ帯を進む。
凸凹が激しく歩きにくい。
2025年05月05日 08:40撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 8:40
デブリ帯を進む。
凸凹が激しく歩きにくい。
滝沢出合
ここは右へ進む。
2025年05月05日 08:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 8:48
滝沢出合
ここは右へ進む。
梶川出合
ここは左へ進む。
間違って右側(正面)に進む人が多いので注意だよ。
2025年05月05日 08:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 8:57
梶川出合
ここは左へ進む。
間違って右側(正面)に進む人が多いので注意だよ。
石転び出合に到着。
左:石転び沢
右:門内沢
2025年05月05日 09:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 9:25
石転び出合に到着。
左:石転び沢
右:門内沢
石転び沢へ進む。
2025年05月05日 09:26撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 9:26
石転び沢へ進む。
デブリで谷が狭まっている箇所はあるが、ルートは埋まっていない。
滑走は問題なく出来そうだ。
2025年05月05日 09:55撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 9:55
デブリで谷が狭まっている箇所はあるが、ルートは埋まっていない。
滑走は問題なく出来そうだ。
デブリがゴロゴロ。
谷壁にはこれから崩れそうな雪がまだ多量に残っている。
崩れる危険があるので谷壁には近づかない方が良い。
2025年05月05日 10:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/5 10:14
デブリがゴロゴロ。
谷壁にはこれから崩れそうな雪がまだ多量に残っている。
崩れる危険があるので谷壁には近づかない方が良い。
本石転び出合
2025年05月05日 10:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
5/5 10:35
本石転び出合
本石転び出合を過ぎると傾斜が上がる。
ここから上の登りが辛い。
2025年05月05日 10:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 10:35
本石転び出合を過ぎると傾斜が上がる。
ここから上の登りが辛い。
北股沢
デブリや落石はまだ少ない。
これから増えてくるのだろう。
2025年05月05日 11:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 11:24
北股沢
デブリや落石はまだ少ない。
これから増えてくるのだろう。
だんだん傾斜が上がってくる。
雪も硬くなってくるので、H1550m から上は板は担いでブーツアイゼン使用した。
2025年05月05日 11:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
5/5 11:59
だんだん傾斜が上がってくる。
雪も硬くなってくるので、H1550m から上は板は担いでブーツアイゼン使用した。
滑走してゆくスキーヤー達。
今日登る人は僅かだが、下山してゆく人は多かった。
殆どが梅花皮小屋泊りで、昨日の小屋は賑わったらしい。
2025年05月05日 11:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 11:59
滑走してゆくスキーヤー達。
今日登る人は僅かだが、下山してゆく人は多かった。
殆どが梅花皮小屋泊りで、昨日の小屋は賑わったらしい。
梅花皮小屋が見えてきた。
ようやく長い雪渓登りも終わり。
この瞬間は、毎度嬉しいものだ。
2025年05月05日 12:49撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 12:49
梅花皮小屋が見えてきた。
ようやく長い雪渓登りも終わり。
この瞬間は、毎度嬉しいものだ。
振り返り、石転び沢を眺める。
下は視界があるけど、稜線上はガスで強風。
稜線に上がったのは良いが、しばらく停滞か。
2025年05月05日 12:49撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 12:49
振り返り、石転び沢を眺める。
下は視界があるけど、稜線上はガスで強風。
稜線に上がったのは良いが、しばらく停滞か。
梅花皮小屋の1階扉前には雪が堆積している。
この状態でも入れるけど邪魔だな。
停滞で暇なので、除雪でもしますかね。
2025年05月05日 12:53撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
5/5 12:53
梅花皮小屋の1階扉前には雪が堆積している。
この状態でも入れるけど邪魔だな。
停滞で暇なので、除雪でもしますかね。
施工前
2025年05月05日 13:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/5 13:00
施工前
施工後
作業は約1時間。
これで小屋への出入りが楽になった。
2025年05月05日 13:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 13:57
施工後
作業は約1時間。
これで小屋への出入りが楽になった。
夏の水場、治二清水。
ここの水は毎年出るのが早い。
今回もホースから豊富に水が出ていた。
2025年05月05日 14:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
5/5 14:03
夏の水場、治二清水。
ここの水は毎年出るのが早い。
今回もホースから豊富に水が出ていた。
一仕事終えて、小屋で昼食。
誰も居ないので、好きな場所を陣取らせて頂く。
2階が好みなので、ここにしよう。
2025年05月05日 14:09撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 14:09
一仕事終えて、小屋で昼食。
誰も居ないので、好きな場所を陣取らせて頂く。
2階が好みなので、ここにしよう。
稜線上はガスと強風が続くが、時折、晴れ間が見える。
もう少し待てば、天気は良くなりそうだ。
2025年05月05日 14:19撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
5/5 14:19
稜線上はガスと強風が続くが、時折、晴れ間が見える。
もう少し待てば、天気は良くなりそうだ。
15時半を過ぎると晴天の空が広がった。
小屋前からは大日岳が明瞭に見えた。
2025年05月05日 15:41撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 15:41
15時半を過ぎると晴天の空が広がった。
小屋前からは大日岳が明瞭に見えた。
北股岳方面も晴れており、強風も止んだ。
時間は遅くなったが、行動開始。
まずは北股岳へ登る。
2025年05月05日 15:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5
5/5 15:44
北股岳方面も晴れており、強風も止んだ。
時間は遅くなったが、行動開始。
まずは北股岳へ登る。
登山道から石転び沢を眺める。
上の方はガリガリだったが、この日差しがあれば緩むかも。
2025年05月05日 15:49撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/5 15:49
登山道から石転び沢を眺める。
上の方はガリガリだったが、この日差しがあれば緩むかも。
ここから上は雪の斜面。
アイゼンを付けて登る。
2025年05月05日 15:54撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 15:54
ここから上は雪の斜面。
アイゼンを付けて登る。
斜面はさっきまでの強風でウィンドクラスト。
かなり固い。
2025年05月05日 15:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
5/5 15:58
斜面はさっきまでの強風でウィンドクラスト。
かなり固い。
振り返ると本山が見えた。
2025年05月05日 16:11撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 16:11
振り返ると本山が見えた。
本山、拡大。
二日前に登ったが、その時よりも少し雪は減ったように見える。
2025年05月05日 16:11撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/5 16:11
本山、拡大。
二日前に登ったが、その時よりも少し雪は減ったように見える。
大日岳が大きい。
2025年05月05日 16:11撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 16:11
大日岳が大きい。
大日岳の大斜面。
どこでも滑れそう。
今シーズン、滑走する機会はあるだろうか?
2025年05月05日 16:11撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 16:11
大日岳の大斜面。
どこでも滑れそう。
今シーズン、滑走する機会はあるだろうか?
大日岳の西側、文平ノ池方面。
こちらにも良さそうな斜面が見られる。
2025年05月05日 16:12撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 16:12
大日岳の西側、文平ノ池方面。
こちらにも良さそうな斜面が見られる。
北股岳に登頂。
時刻は16時を過ぎており、周囲の空は仄かに赤い。
2025年05月05日 16:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/5 16:14
北股岳に登頂。
時刻は16時を過ぎており、周囲の空は仄かに赤い。
北股岳の鳥居がメガネみたいになっている。
2025年05月05日 16:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 16:15
北股岳の鳥居がメガネみたいになっている。
門内方面の主稜線。
2025年05月05日 16:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
5/5 16:17
門内方面の主稜線。
二王子岳方面
2025年05月05日 16:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/5 16:21
二王子岳方面
二ッ峰。
先端の雪は無くなり、鋭鋒は黒々としている。
2025年05月05日 16:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
5/5 16:21
二ッ峰。
先端の雪は無くなり、鋭鋒は黒々としている。
遅くなったが、ようやく滑走スタート。
北股岳からドロップし、南面を滑る。
まずは急斜面の先、洗濯平の雪原へ向かう。
2025年05月05日 16:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/5 16:30
遅くなったが、ようやく滑走スタート。
北股岳からドロップし、南面を滑る。
まずは急斜面の先、洗濯平の雪原へ向かう。
洗濯平を過ぎて、清十郎沢へ。
ここの斜面が今回滑った中ではベスト。
程よく緩んだザラメで快走出来た。
2025年05月05日 16:33撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/5 16:33
洗濯平を過ぎて、清十郎沢へ。
ここの斜面が今回滑った中ではベスト。
程よく緩んだザラメで快走出来た。
H1400mまで滑り降り、滑走終了。
とても良い滑走だったが、これから登り返し。
600mも落としてしまったので、登り返しは大変だ。
2025年05月05日 16:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/5 16:42
H1400mまで滑り降り、滑走終了。
とても良い滑走だったが、これから登り返し。
600mも落としてしまったので、登り返しは大変だ。
夕日に染まる大日岳。
2025年05月05日 16:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
5/5 16:42
夕日に染まる大日岳。
夕日に染まる大斜面。
日陰になると雪が固くなる。
日が落ちる前に急いで登ろう。
2025年05月05日 17:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
5/5 17:03
夕日に染まる大斜面。
日陰になると雪が固くなる。
日が落ちる前に急いで登ろう。
登り返しがきつい。
この先の大斜面、石転び沢の最大傾斜部よりも急なんだよね。。。
これから登ると思うと気が重い。
2025年05月05日 17:12撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
5/5 17:12
登り返しがきつい。
この先の大斜面、石転び沢の最大傾斜部よりも急なんだよね。。。
これから登ると思うと気が重い。
おういんの尾根の向こうに日が沈む。
2025年05月05日 17:45撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
8
5/5 17:45
おういんの尾根の向こうに日が沈む。
ここの登りが一番きつい。
なんでこんな遅い時間にここ落とすの!?
バカなの?死ぬの?
…と、1時間前の自分に文句を言いながら登り返した。
2025年05月05日 17:46撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6
5/5 17:46
ここの登りが一番きつい。
なんでこんな遅い時間にここ落とすの!?
バカなの?死ぬの?
…と、1時間前の自分に文句を言いながら登り返した。
夕日がきれい(+´∀`)
…て、見とれている場合か。
早くしないと雪が固くなる。
2025年05月05日 18:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
8
5/5 18:04
夕日がきれい(+´∀`)
…て、見とれている場合か。
早くしないと雪が固くなる。
ようやく梅花皮小屋の高さまで登り返した。
あとは、トラバースで一気に小屋へ向かう。
2025年05月05日 18:11撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/5 18:11
ようやく梅花皮小屋の高さまで登り返した。
あとは、トラバースで一気に小屋へ向かう。
梅花皮小屋に帰還。
やれやれだぜ。
2025年05月05日 18:20撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 18:20
梅花皮小屋に帰還。
やれやれだぜ。
夕闇に包まれる朝日連峰。
今頃、鶏氏はあそこで酒浸りだろうか?
2025年05月05日 18:22撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 18:22
夕闇に包まれる朝日連峰。
今頃、鶏氏はあそこで酒浸りだろうか?
残り火の空。
最後に、一際明るく空が輝いた。
2025年05月05日 18:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 18:24
残り火の空。
最後に、一際明るく空が輝いた。
帰ってきた時は無人だったが、この後、石転び沢から登山者1名が上がってきた。
この日の泊りは計2名。
明日天気が崩れるとあってか、GWにしては人が少なかった。
2025年05月05日 18:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 18:30
帰ってきた時は無人だったが、この後、石転び沢から登山者1名が上がってきた。
この日の泊りは計2名。
明日天気が崩れるとあってか、GWにしては人が少なかった。
さて、1杯やりますか。
2025年05月05日 18:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 18:43
さて、1杯やりますか。
梅花皮小屋の夜は更けてゆく。
2025年05月05日 20:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/5 20:08
梅花皮小屋の夜は更けてゆく。
北の方角に町の夜景が見える。
小国町だろうか。
2025年05月05日 20:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/5 20:51
北の方角に町の夜景が見える。
小国町だろうか。
翌日の朝。
空は高曇り。風は弱くて天気は意外と悪くない。
折角なので稜線を歩いて門内沢から下山する事にした。
2025年05月06日 08:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 8:17
翌日の朝。
空は高曇り。風は弱くて天気は意外と悪くない。
折角なので稜線を歩いて門内沢から下山する事にした。
登山道は所々に新雪が。
昨夜、僅かに降雪があったようだ。
2025年05月06日 08:19撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/6 8:19
登山道は所々に新雪が。
昨夜、僅かに降雪があったようだ。
北股岳を越えて、門内へ。
2025年05月06日 08:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 8:51
北股岳を越えて、門内へ。
登山道の東側には雪稜が続く。
この雪稜でスキーが使えるので門内までの稜線歩きは楽だった。
2025年05月06日 09:06撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/6 9:06
登山道の東側には雪稜が続く。
この雪稜でスキーが使えるので門内までの稜線歩きは楽だった。
門内岳が見えてきた。
山頂南側は雪壁になっていた。
2025年05月06日 09:33撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/6 9:33
門内岳が見えてきた。
山頂南側は雪壁になっていた。
門内岳、山頂。
2025年05月06日 09:38撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 9:38
門内岳、山頂。
門内岳の祠。
まだ雪囲いが外されていない。
2025年05月06日 09:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/6 9:43
門内岳の祠。
まだ雪囲いが外されていない。
門内小屋に寄って行こう。
2025年05月06日 09:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 9:44
門内小屋に寄って行こう。
門内小屋のトイレ。
雪囲いは外されており、男女用共に使用可。
2025年05月06日 09:45撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 9:45
門内小屋のトイレ。
雪囲いは外されており、男女用共に使用可。
門内小屋。
小屋前の雪は無くなっており、1階から出入り可能。
2025年05月06日 09:45撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 9:45
門内小屋。
小屋前の雪は無くなっており、1階から出入り可能。
門内岳に戻り、二王子岳方面を眺める。
景色を堪能したところで、滑走スタート。
門内沢へ。
2025年05月06日 10:07撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 10:07
門内岳に戻り、二王子岳方面を眺める。
景色を堪能したところで、滑走スタート。
門内沢へ。
山頂の下が大きく割れている。
まずはここを迂回してから本滑走開始。
2025年05月06日 10:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/6 10:18
山頂の下が大きく割れている。
まずはここを迂回してから本滑走開始。
門内沢
斜面状態は良いが、上部はストップスノーが混じる。
やはり、昨夜の雪が悪さしたか。
2025年05月06日 10:20撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 10:20
門内沢
斜面状態は良いが、上部はストップスノーが混じる。
やはり、昨夜の雪が悪さしたか。
下の方は快適ザラメでストップスノー無し。
デブリや落石は少なく、石転び沢よりもこちらの方が滑走には良さそう。
2025年05月06日 10:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 10:23
下の方は快適ザラメでストップスノー無し。
デブリや落石は少なく、石転び沢よりもこちらの方が滑走には良さそう。
石転び出合まで滑り降りた。
2025年05月06日 10:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 10:32
石転び出合まで滑り降りた。
振り返り、門内沢を眺める。
2025年05月06日 10:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 10:32
振り返り、門内沢を眺める。
まだ時間は早いので、もう1本滑ってみるかな。
登り返して石転び沢へ。
2025年05月06日 10:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 10:48
まだ時間は早いので、もう1本滑ってみるかな。
登り返して石転び沢へ。
本石転び出合まで登ったところで雨が降り出してきたので、登行はここまで。
あとは下山滑走にしよう。
2025年05月06日 11:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/6 11:37
本石転び出合まで登ったところで雨が降り出してきたので、登行はここまで。
あとは下山滑走にしよう。
石転び沢を滑る。
2025年05月06日 11:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 11:44
石転び沢を滑る。
出合を過ぎて、更に滑る。
2025年05月06日 11:56撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/6 11:56
出合を過ぎて、更に滑る。
デブリ帯の滑走。
凸凹激しく、なかなか難しい。
石転び沢や門内沢よりも、むしろここの滑走の方が難しいかもしれない。
2025年05月06日 12:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/6 12:04
デブリ帯の滑走。
凸凹激しく、なかなか難しい。
石転び沢や門内沢よりも、むしろここの滑走の方が難しいかもしれない。
上つぶて石まで滑り降りた。
2025年05月06日 12:06撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 12:06
上つぶて石まで滑り降りた。
トラバースは慎重に・・・
沢は急流なので、ドボンしたら無事では済まないよ。
2025年05月06日 12:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 12:08
トラバースは慎重に・・・
沢は急流なので、ドボンしたら無事では済まないよ。
スノーブリッジを渡る。
今は頑丈だが、来週はやばいかも。
2025年05月06日 12:11撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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スノーブリッジを渡る。
今は頑丈だが、来週はやばいかも。
滑走モードで下れるが、横歩きでの軽い登りが2カ所ほど。
2025年05月06日 12:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/6 12:17
滑走モードで下れるが、横歩きでの軽い登りが2カ所ほど。
ぶなじゅりんまで滑り降りた。
少しここで休憩。
2025年05月06日 12:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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ぶなじゅりんまで滑り降りた。
少しここで休憩。
砂防堰堤を越えて、温身平へ。
2025年05月06日 12:40撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/6 12:40
砂防堰堤を越えて、温身平へ。
水芭蕉はまだ咲いていないようだ。
2025年05月06日 13:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/6 13:01
水芭蕉はまだ咲いていないようだ。
ルートを外れて温身平のブナ森を散策。
新緑の森は良いねぇ。
2025年05月06日 13:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 13:05
ルートを外れて温身平のブナ森を散策。
新緑の森は良いねぇ。
不穏な剥がれ跡。
足跡は無いけど、剥した犯人がこの辺に居るのかも。
2025年05月06日 13:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 13:13
不穏な剥がれ跡。
足跡は無いけど、剥した犯人がこの辺に居るのかも。
飯豊山荘まで下山。
2025年05月06日 13:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/6 13:34
飯豊山荘まで下山。
天狗平ロッジに寄り道。
2025年05月06日 13:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/6 13:36
天狗平ロッジに寄り道。
雨が降り出したのでロッジのピロティで雨宿り。
天気は下り坂なので、待ったところで止むとも思えないが…
2025年05月06日 13:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/6 13:37
雨が降り出したのでロッジのピロティで雨宿り。
天気は下り坂なので、待ったところで止むとも思えないが…
天狗橋まで滑って滑走終了。
あとは歩きで。
2025年05月06日 13:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/6 13:48
天狗橋まで滑って滑走終了。
あとは歩きで。
天狗橋から眺める渓流。
2025年05月06日 13:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 13:57
天狗橋から眺める渓流。
イワウチワの群生。
2025年05月06日 14:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/6 14:05
イワウチワの群生。
雨に濡れたイワウチワ。
2025年05月06日 14:07撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 14:07
雨に濡れたイワウチワ。
西俣尾根から続く雪渓。
2025年05月06日 14:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 14:37
西俣尾根から続く雪渓。
雪渓の下は洞窟みたいになっている。
2025年05月06日 14:38撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/6 14:38
雪渓の下は洞窟みたいになっている。
倉手山駐車場まで下山した。
最後は自転車でゲートまで下って、山行終了。
2025年05月06日 15:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 15:00
倉手山駐車場まで下山した。
最後は自転車でゲートまで下って、山行終了。
梅花皮荘前の公園から眺める飯豊山。
2025年05月06日 15:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 15:32
梅花皮荘前の公園から眺める飯豊山。
桜は終わりかけ。
2025年05月06日 15:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 15:32
桜は終わりかけ。
まだまだ雪が豊富な飯豊連峰。
もうしばらくBCは楽しめそうだ。
2025年05月06日 16:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/6 16:17
まだまだ雪が豊富な飯豊連峰。
もうしばらくBCは楽しめそうだ。
撮影機器:

感想

初日の朝は雨。
小国町へ向かう途中では時折、激しく雨が降り、今日の行程が危ぶまれた。
しかし、幸い出発時には雨は止み、曇り空ではあるがまずまずの空模様。
梅花皮荘のゲート前の駐車スペースから出発し、飯豊山荘へと向かう。
ゲート先の道路は除雪されていたので自転車で向かったが、倉手山の駐車場の先からはデブリ帯。
自転車は殆ど活用されることなく、駐車場にデポして徒歩で飯豊山荘へ向かう事になった。
今年は例年以上に雪が多く、町道はデブリだらけ。
一体、いくつデブリ帯があることやら。
記録の為に一つ一つ数えながら越えてゆくが、5つを越えたところで面倒くさくなって止めてしまった。
町道はデブリ帯とアスファルト道が交互に出てくるが、飯豊山荘の手前、天狗橋から先は全面雪道。
ここから先はスキーが使えるので、歩みはかなり楽になった。
砂防堰堤の階段で一時、板を担ぐことになるが、その後も雪は続いており夏道は大部分が埋まっている。
早い段階で雪渓に乗る事が出来、婆マクレ等のスキーヤーにとっては天敵と言えるようなヘツリ道はパスする事が可能。
例年であれば苦労させられる石転び出合までのルートだが、今回は豊富な残雪の御蔭でスムーズに通過することが出来た。
石転び沢を登る途中ですれ違った人は、登山者3名、スキーヤー8名ほど。
昨日は風雨の悪天候だったはずだが、ゴールデンウィークの最中とあってか、意外に人は多い。
殆どの方が梅花皮小屋泊りだったようで、皆一様に大きなザックを背負っていた。
雨は止んだとは言え天気は悪く、稜線上は雲で覆われており強風の音が響いている。
標高1500m位まではまだ良かったが、そこから上の石転び沢最大傾斜部はガリガリで、滑り降りてくるスキーヤー達は苦労しているようであった。
先行者は3名ほど居たが、皆日帰り。
早い段階で下山してゆき、最大傾斜部を登る頃には石転び沢に残っているのは私一人だけであった。

石転び沢を登り切り、13時に梅花皮小屋に到着。
小屋には誰も居らず、GWは管理人が入るかと思っていたが、今日は不在の様子。
重い荷物を降ろして一息ついて、さて、これからどうするか。
時刻はまだ早いので洗濯平方面へ滑りに行きたいところだが、天気は相変わらず悪い。
予報ではこれから良くなるはずなのだが、稜線上の視界は白く、まだ強風は続いている。
しばらくは小屋から動けそうに無いので、その間、小屋前に溜まった雪を除雪したりしながら時間を潰す。
その間、小屋を訪れる人は誰もおらず孤独な作業が続いたが、15時半を過ぎると徐々に雲が薄くなってゆき、やがて快晴の空が広がった。
風もすっかり弱くなったので、遅い時間ながらも行動開始、北股岳へと登る。
西の空が少し赤く染まる中での北股岳に登頂、そして滑走スタート。
南面を落とし、洗濯平へと滑り出した。
北股岳南面はウィンドクラストでガリガリだったが、洗濯平まで滑り降りるとザラメに変わり快走。
あまりに雪質が良かったので滑り過ぎてしまい、少し滑るつもりが600mも高度を落としてしまった。
登り返しが大変なので、ここは程々に滑るべきなのだが、滑ってしまったものは仕方ない。
目の前に広がる大斜面にはウンザリさせられるが、渋々登り返す。
夕闇迫る中でので登り返しは中々大変だったが、夕日に照らされる南面や大日岳の光景はとても良い。
何度も足を止め、その夕景を眺めながら梅花皮小屋へと帰った。
18時過ぎに小屋に帰ってくると、出発した時と同じく小屋は無人。
今夜も1人か・・・、と思っていたが、それからしばらくして石転び沢から上がってくる登山者一名。
結果、この日は私を含めて2名が梅花皮小屋泊り。
翌日の天候が優れないとあってか、ゴールデンウィークにも関わらず人が少ない梅花皮小屋であった。

翌日の朝は曇り。
日の出時刻に起きたが、何も見えないので二度寝して7時過ぎに再起床。
予報では午後から雨模様なので当初予定では石転び沢を滑って下山するだけだったが、朝の天気は高曇りで稜線上は視界あり。
風は弱く、思っていたよりも天候は悪くない。
せっかく飯豊稜線に居るのに下山するだけでは勿体ない。
門内岳まで稜線を歩いて門内沢から下山しようと考え、梅花皮小屋を出発。
北股岳までは雪道が続きシートラアイゼンで登るが、その先の門内方面には夏道が見えていた。
この夏道を歩いて門内まで行っても良いが、稜線の東側には豊富に雪稜が残っている。
この雪稜でスキーが使えたので、門内までの稜線歩きは楽なものであった。
しかし、気になるのは稜線上の白い雪。
どうやら、夜間に雪が降ったらしく、稜線上には所々で茶色い雪に混じって白い雪が広がっている。
軽く滑ってみると滑りが悪く、これは間違いなくストップスノー。
この雪では、下山滑走ルートの門内沢が心配である。
とは言え、雪が悪くとも下山するには滑走するしかない。
そこは仕方ないと諦めて、門内岳に到着後はワックスをたんまり塗ってから門内沢へとドロップした。
門内岳直下には毎年クラックが出来るので、最初はゆっくり慎重に。
案の定、いつもの場所にクラックが出来ており、いつもはスキーヤーズレフトから迂回しているのだが、今年は左側が完全にクラックで塞がっている。
左側は抜けられそうにないので、右側を大きく回り込んでクラックを迂回した。
クラックを処理してようやく滑走本番だが、やはり最初はストップスノー。
ワックスの御蔭でそれほど掴む力は強くないが、なかなか足に堪える雪質だった。
しかし、雪が降ったのは稜線付近だけだったようで、少し落とすとストップスノーは無くなり、下は快走。
背負っている荷物が重いので昨日の北股岳南面のように上手くは滑れないが、大回りでノンビリと、ザラメの感触を楽しみながら下へと落とす。
石転び沢出合付近になるとスプーンカットで面は荒れてくるが、まだ窪みは浅く気にならない。
総じて快適な斜面の門内沢であった。
石転び出合まで滑り降りたが、なかなか良い斜面状況だったので、もう1本。
今度は石転び沢を滑ろうと思い登り返すが、本石転び出合まで登り返すと小雨が降りだしたので、2本目はそこまで。
登り返しは本石転び出合までにしておき、あとは下山滑走とした。
石転び出合から下はクラックは少ないものの、デブリ帯が多数あって滑走は面倒。
小石も点在しており、何度か板の下でガリッという音が聞こえたような気がするが・・・
とりあえず何も聞こえなかった事にして、飯豊山荘まで下山。
最後、町道を歩いて下山する際に少しだけ雨に降られたが大きく濡れるまでには至らず。
心穏やかにゲートまで下山した。

鳥海山に始まり、飯豊、飯豊、と続いた今年のゴールデンウィークも、これが最終日。
連休期間はあまり天気に恵まれなかったが、雪質に関しては連日良好。
振り返ってみれば、例年稀に見るような豊作のゴールデンウィークであった。



◆北股岳南面・洗濯平滑走(北股岳〜H1400m)

2025年5月5日16:27撮影


◆門内沢滑走(門内岳〜石転び出合)

2025年5月6日10:30撮影

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コメント

毎年恒例の飯豊月間開幕ですね。

GWに真っ白な飯豊を麓から眺めてましたが、アニキ達は滑ってるんだろうなぁと想像して見てました。
長年温めてる大計画もあると思うので、天気に恵まれるといいっすね。
これからの記録も楽しみにしておりますぞ😁
2025/5/8 7:48
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1
mooreeさん、おはよう。
毎年5月は飯豊月間になってるねぇ
しばらく飯豊通いが続きそうです。
今年は例年以上に雪が多いので、長く滑れそうで楽しみです!
2025/5/9 7:41
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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