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記録ID: 8151333
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白山

【白山】マイナーピーク探訪「三等・大壁」 (中ノ川ゴルジュ直上、孤立した三角点)

2025年05月10日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
27.1km
登り
2,058m
下り
2,058m

コースタイム

日帰り
山行
12:00
休憩
0:30
合計
12:30
6:50
80
駐車地
8:10
270
12:40
80
岩間道の標高点1701m
14:00
14:30
70
三等・大壁(△1478.3m)
15:40
170
岩間道の標高点1701m
18:30
50
楽々新道登山口
19:20
駐車地
天候 曇り時々晴れ(14時ごろから雨) 標高1500mは風強し
過去天気図(気象庁) 2025年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
石川県道53号線(岩間一里野線)の冬期閉鎖ゲート前の広場に駐車。スペースは広く7、8台は駐車可能。県道岩間一里野線は冬期閉鎖中であり、新岩間温泉(楽々新道登山口)までは自転車でアプローチした。
コース状況/
危険箇所等
・ 新岩間温泉(楽々新道登山口)に通じる県道岩間一里野線は冬期閉鎖中だが、除雪自体は進んでおり、雪崩斜面など危険個所は解消されていて、自転車で新岩間温泉までアプローチ可能。ただし落石が多いため注意。
・ 楽々新道は標高1300mくらいから残雪がつながる。よく締まっておりツボ足で行動可能。
・ 今回の山行では、岩間道の上部を少しだけ歩いた。岩間道は長期間にわたり閉鎖されており、残雪が切れた箇所はごくわずかに踏み跡が残っている程度で、藪がひどい。(そもそも、三等・大壁ピークへ行くには、岩間道が最も近道なのだが、林道が路盤崩壊で寸断されており、岩間道自体も久しく閉鎖中なので、楽々新道からアプローチした経緯あり)
・ 岩間道の標高点1701mから北東に分岐する三等・大壁(△1478.3m)に通じる尾根は、完全な藪尾根。今回は6割ほど残雪が残っていたので助かったが、雪が切れた箇所は濃い灌木の藪で、無雪期に三等・大壁ピークまで行くのはかなり苦労すると思われる。特に東側(中ノ川側)が切れ落ちているので滑落注意。
過去に中ノ川を沢登りで遡行した際の記録から転載。岩間噴泉塔の上流にある大ゴルジュの2段20m滝。今回目指す三等・大壁ピーク(△1478.3m)は、この真上にある。
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過去に中ノ川を沢登りで遡行した際の記録から転載。岩間噴泉塔の上流にある大ゴルジュの2段20m滝。今回目指す三等・大壁ピーク(△1478.3m)は、この真上にある。
この写真も過去記録から転載。岩間噴泉塔上流の大ゴルジュを構成する「コレクラ壁」。「大壁」という三角点の点名の由来になったと思われる岩壁だ。100mを優に超えると思われる物凄い岩壁帯が容赦なく続く。この岩壁の真上にある三等・大壁のピークは、一体どんなところなのだろうか。
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この写真も過去記録から転載。岩間噴泉塔上流の大ゴルジュを構成する「コレクラ壁」。「大壁」という三角点の点名の由来になったと思われる岩壁だ。100mを優に超えると思われる物凄い岩壁帯が容赦なく続く。この岩壁の真上にある三等・大壁のピークは、一体どんなところなのだろうか。
今回の山行の概念図。黄緑点線が今回のルート。
(クリックで拡大できます)
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今回の山行の概念図。黄緑点線が今回のルート。
(クリックで拡大できます)
さて、山行当日。新岩間温泉に通じる県道岩間一里野線は、未だ冬期通行止めなので自転車でアプローチ。この林道は積雪期には雪崩デブリが凄く心配していたが、除雪されていて問題なく通過できた。
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さて、山行当日。新岩間温泉に通じる県道岩間一里野線は、未だ冬期通行止めなので自転車でアプローチ。この林道は積雪期には雪崩デブリが凄く心配していたが、除雪されていて問題なく通過できた。
新岩間温泉に自転車デポ。
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新岩間温泉に自転車デポ。
閉鎖中の山崎旅館
閉鎖中の山崎旅館
楽々新道登山口に通じる林道脇の斜面は、素晴らしいカタクリの群生。今日は雨が降っていたので残念ながら花は閉じてしまっているが、それでも美しい光景だ。
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楽々新道登山口に通じる林道脇の斜面は、素晴らしいカタクリの群生。今日は雨が降っていたので残念ながら花は閉じてしまっているが、それでも美しい光景だ。
スミレも多い
楽々新道の下部は、ブナの新緑と残雪の白のコラボ。
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楽々新道の下部は、ブナの新緑と残雪の白のコラボ。
大好物のとりあわせです
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大好物のとりあわせです
アカハラやクロツグミ、キビタキのさえずりに心も浮き立つ。
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アカハラやクロツグミ、キビタキのさえずりに心も浮き立つ。
登山道沿いはイワウチワや
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登山道沿いはイワウチワや
ショウジョウバカマが点々と群生していた。
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ショウジョウバカマが点々と群生していた。
何の気なしに眼下を流れる中ノ川を眺めていたら、なんと目指す三等・大壁ピーク(△1478.3m)が楽々新道からも見えることに気が付いた。写真中央の小ピークがそれ。
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何の気なしに眼下を流れる中ノ川を眺めていたら、なんと目指す三等・大壁ピーク(△1478.3m)が楽々新道からも見えることに気が付いた。写真中央の小ピークがそれ。
その山腹には、三角点の点名の「大壁」の由来になったと思われる、「コレクラ壁」も見えている。あの真下には、冒頭に写真を掲げた中ノ川の大ゴルジュ帯が潜んでいる。
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その山腹には、三角点の点名の「大壁」の由来になったと思われる、「コレクラ壁」も見えている。あの真下には、冒頭に写真を掲げた中ノ川の大ゴルジュ帯が潜んでいる。
標高1300mくらいから残雪がつながった。背景の山並みは大笠山〜笈ヶ岳。
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標高1300mくらいから残雪がつながった。背景の山並みは大笠山〜笈ヶ岳。
笈ヶ岳も、だいぶ黒々してきたなぁ。しかし、山毛欅尾山からシリタカ山にかけての尾根は、まだ結構残雪が残っているようだ。
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笈ヶ岳も、だいぶ黒々してきたなぁ。しかし、山毛欅尾山からシリタカ山にかけての尾根は、まだ結構残雪が残っているようだ。
小桜平まで上がると遠回りになるので、その手前から岩間道に向けてトラバース開始。
小桜平まで上がると遠回りになるので、その手前から岩間道に向けてトラバース開始。
岩間道へトラバース中。
岩間道へトラバース中。
岩間道へトラバース完了。さっそく、三等・大壁ピークの尾根が派生する標高点1701mに向けて下降していくが、いきなり雪が切れており、藪漕ぎを強いられる。岩間道は通行止めになって久しく、踏み跡は藪の下にわずかしか残っていない。
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岩間道へトラバース完了。さっそく、三等・大壁ピークの尾根が派生する標高点1701mに向けて下降していくが、いきなり雪が切れており、藪漕ぎを強いられる。岩間道は通行止めになって久しく、踏み跡は藪の下にわずかしか残っていない。
ときおり藪の中にトラロープや
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ときおり藪の中にトラロープや
朽ちかけた木のハシゴなどが出てきて、もともとしっかりした登山道であったことが分かる程度。
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朽ちかけた木のハシゴなどが出てきて、もともとしっかりした登山道であったことが分かる程度。
三等・大壁ピークへの尾根が派生する標高点1701mまで降りてきた。
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三等・大壁ピークへの尾根が派生する標高点1701mまで降りてきた。
標高点1701m付近から、目指す三等・大壁ピークの尾根を俯瞰する。最後の山頂への登りは雪が切れてしまっているが、それまでは結構残雪が残っており、藪漕ぎは最低限にできそうだ。また、山頂部は雪がないので、三角点との対面も期待できるかもしれない。
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標高点1701m付近から、目指す三等・大壁ピークの尾根を俯瞰する。最後の山頂への登りは雪が切れてしまっているが、それまでは結構残雪が残っており、藪漕ぎは最低限にできそうだ。また、山頂部は雪がないので、三角点との対面も期待できるかもしれない。
さっそく三等・大壁ピークへ続く尾根へと下降していく。尾根筋はいきなり藪が出ているので、雪の残る北側の谷筋から巻くようにして尾根に乗る。
さっそく三等・大壁ピークへ続く尾根へと下降していく。尾根筋はいきなり藪が出ているので、雪の残る北側の谷筋から巻くようにして尾根に乗る。
思惑通り、尾根筋はかろうじて残雪が残っており、順調に進めそうだ。ところどころ岩が見えているが、尾根は心配していたほど細くなく、安心した。
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思惑通り、尾根筋はかろうじて残雪が残っており、順調に進めそうだ。ところどころ岩が見えているが、尾根は心配していたほど細くなく、安心した。
降りてきた岩間道方向を見上げる。
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降りてきた岩間道方向を見上げる。
尾根に残る残雪を拾いながら進んでいく。急斜面にへばりついた残雪も活用するため、念のためピッケルとアイゼンを使う。
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尾根に残る残雪を拾いながら進んでいく。急斜面にへばりついた残雪も活用するため、念のためピッケルとアイゼンを使う。
ところどころ藪漕ぎ。頑固な灌木の藪にツル性植物がからまり、なかなか難儀な藪だ。無雪期にこの尾根を辿るのは大変だろう。
ところどころ藪漕ぎ。頑固な灌木の藪にツル性植物がからまり、なかなか難儀な藪だ。無雪期にこの尾根を辿るのは大変だろう。
ついに三等・大壁のピークが目の前に近づいてきた。
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ついに三等・大壁のピークが目の前に近づいてきた。
アップ。「大壁」という点名の通り、山腹は中ノ川に向かって急激に落ち込んでおり、脆そうな岩壁を露出させている。なかなか形の良いピークだ。
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アップ。「大壁」という点名の通り、山腹は中ノ川に向かって急激に落ち込んでおり、脆そうな岩壁を露出させている。なかなか形の良いピークだ。
三等・大壁ピークに向けて最後の前進。しかし、ここからは本格的に雪が切れ、濃い藪でなかなか進まない…
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三等・大壁ピークに向けて最後の前進。しかし、ここからは本格的に雪が切れ、濃い藪でなかなか進まない…
東側は中ノ川の谷底に向かって切れ落ちている。皮肉なことに危険なそちら側のほうが藪が薄く、滑落しないように注意しながら辿っていく。
東側は中ノ川の谷底に向かって切れ落ちている。皮肉なことに危険なそちら側のほうが藪が薄く、滑落しないように注意しながら辿っていく。
足元にはキンポウゲや各種スミレが多く、ちょっとしたお花畠のようになっている。
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足元にはキンポウゲや各種スミレが多く、ちょっとしたお花畠のようになっている。
辿ってきた尾根を振り返る。
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辿ってきた尾根を振り返る。
眼下の中ノ川。分厚い雪渓に埋もれている。
眼下の中ノ川。分厚い雪渓に埋もれている。
そして、ようやく三等・大壁ピーク(△1478.3m)の山頂に到着! といっても、ただの藪の山頂ですが…。当然、プレートや赤布など、人の形跡は全くない。
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そして、ようやく三等・大壁ピーク(△1478.3m)の山頂に到着! といっても、ただの藪の山頂ですが…。当然、プレートや赤布など、人の形跡は全くない。
東側は相変わらず中ノ川に向かって削ぎ落されたような岩壁。
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東側は相変わらず中ノ川に向かって削ぎ落されたような岩壁。
中ノ川の上流、大汝峰方面を眺めるが、ガスに包まれている。火の御子峰がちらりと見えます。
中ノ川の上流、大汝峰方面を眺めるが、ガスに包まれている。火の御子峰がちらりと見えます。
さっそく、三角点の捜索を開始するが、うすうす懸念していたとおり、なかなか三角点の標石が見つからない。
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さっそく、三角点の捜索を開始するが、うすうす懸念していたとおり、なかなか三角点の標石が見つからない。
狭い山頂の上を、藪をかきわけつつ、怪しい箇所の地表の土を払ったりしながら20分間ほどしらみつぶしに探したが、それでも見つからない。
狭い山頂の上を、藪をかきわけつつ、怪しい箇所の地表の土を払ったりしながら20分間ほどしらみつぶしに探したが、それでも見つからない。
これだけ探して見つからないとなると、残念ながら三角点は土の中に埋もれてしまったのかもしれない(人が滅多に訪れないピークでは、時々こういうことが起こる)。地形図ではピークの北端に三角点があるように記されているのだが、北端の小高くなった箇所にこの写真の木が絡み合ううように生えている。三角点は、この木の下に埋もれているのではないか、というのが個人的な推測。
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これだけ探して見つからないとなると、残念ながら三角点は土の中に埋もれてしまったのかもしれない(人が滅多に訪れないピークでは、時々こういうことが起こる)。地形図ではピークの北端に三角点があるように記されているのだが、北端の小高くなった箇所にこの写真の木が絡み合ううように生えている。三角点は、この木の下に埋もれているのではないか、というのが個人的な推測。
三角点が見つからなかったのは残念だが、日没まで時間が限られているため、山頂を後にして尾根を引き返す。大壁ピークよ、さらば!
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三角点が見つからなかったのは残念だが、日没まで時間が限られているため、山頂を後にして尾根を引き返す。大壁ピークよ、さらば!
藪尾根をヒイコラ登り返し、残雪斜面に出たときはほっとした。
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藪尾根をヒイコラ登り返し、残雪斜面に出たときはほっとした。
帰路はそのまま岩間道を下ってしまいたい誘惑に駆られたが、雪が切れた後、閉鎖されて久しい登山道がどうなっているかわからなかったし、路面崩壊で通行止めとなっている林道の通過も未知数だったため、真面目に岩間道を少し登り返し、楽々新道経由で下山することにした。
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帰路はそのまま岩間道を下ってしまいたい誘惑に駆られたが、雪が切れた後、閉鎖されて久しい登山道がどうなっているかわからなかったし、路面崩壊で通行止めとなっている林道の通過も未知数だったため、真面目に岩間道を少し登り返し、楽々新道経由で下山することにした。
帰路は雨が降り出し、濃いガスも出て真っ白。地図とコンパスを頻繁に確認しながら、慎重に下る。
帰路は雨が降り出し、濃いガスも出て真っ白。地図とコンパスを頻繁に確認しながら、慎重に下る。
無事、新岩間温泉に下山。
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無事、新岩間温泉に下山。

装備

備考 ワカン・ピッケル・アイゼン携行。ワカンは雪がよく締まっていたので使用しなかった。岩間道の標高点1701mから三等・大壁ピークに向かう尾根に入ってからは、左右の急斜面に残る残雪を利して前進したため、アイゼン・ピッケルを使用。

感想

 三等三角点「大壁」は、北部白山の岩間噴泉塔の南東、中ノ川に急峻に落ち込む尾根の先端の小ピーク(△1478.3m)に、ぽつんと設置された三角点である。
 この三角点ピーク、個人的に長いこと気になっていた。中ノ川は上流の地獄谷や仙人谷を登るために沢登りで何度か訪れているが、その度に中ノ川中流の妙に目立つ位置に孤立したこの三角点を地形図上で目にすることになった。さらに、この三角点が設置されたピークは、岩間噴泉塔の上流側に存在する大ゴルジュ帯(写真欄の冒頭に写真を掲載しています)の真上に存在しており、あのゴルジュにそそり立つ大岩壁のまさに頂点にあるこのピークは、一体どんな場所なのだろうと純粋に興味をそそられた。
 そもそも、この三角点の「大壁」という点名も、どうやらこの大ゴルジュの岩壁に由来しているらしい。点の記を調べると、俗称として「コリクラノ〇イカベ」(〇は判読できず)と記されているが、これは大ゴルジュ帯の左岸側の岩壁の地元地名である「コレクラ壁」のことを指していると思われる。
 山行に先立って、このピークを訪れた先行記録がないか調べてみたが、見つけることができなかった。まあ、それも当然で、こんな一見何の変哲もない藪尾根の小ピークをわざわざ訪問してみようという登山者は、コアな三角点ハンターの方々以外は皆無だろう。それも、最寄りの岩間道が現役だったころはまだいいとして、現在ではその岩間道も閉鎖されて久しい。
 訪問時期としては、尾根の藪がかろうじて残雪に隠れ、なおかつ山頂部は雪が解けて三角点が露出している可能性があるこの時期がベストだろう。不安だったのは、このピークに通じる尾根がもしかしたらかなり険しいのでは、ということだった。何せ、あの峻険な大ゴルジュ帯の真上にあるピークである。それに、北部白山の藪尾根は、途中谷左岸尾根しかり、行者尾根(仮称)しかり、霧晴尾根しかり、地形図上では普通に見えても、現地に行ってみると岩が出ていたりして、意外に難儀することが多い。
 実際に訪れた三等・大壁ピークは、懸念していたほどの険しさはなく助かった。しかしそれでも、東側は中ノ川の谷底に向けて削ぎ落されたような岩壁が露出しており、「大壁」という点名にふさわしい姿だった。ピークも小さいながら三角形に尖って、なかなか格好が良い。
 残念だったのは、山頂で三角点を発見できなかったことだった。私は特に三角点ハンターというわけではないが、それでもやはりその三角点が行き着き難い場所にあればあるほど、できることなら標石に直に接して、そのような僻地に苦心のすえ三角点を設置した明治時代の測量官たちの足跡に思いを馳せたいと願うのである。しかし人の訪れの少ない藪山では、時間の経過とともに三角点が土に埋もれてしまったりして、時々こういうことが起こる。私自身、野伏ヶ岳の北にある薙刀山では三角点を発見できなかったし、南白山の東にある三等・海上谷では土中に埋まっていた三角点を文字通り「発掘」したことさえある。
 明治年間の造標以来、一体何人の人がこのピークを訪れたのだろう? 三角点が発見できなかったということ自体が、百数十年に渡る永い時間の重みとともに、このピークが人跡稀な秘境であるという事実を、物語っているように感じられた。

 ところで、話は分かったけど、こんな何の変哲もない、重箱の隅のような小ピークに10時間もかけて行って、結局何がオモシロいのか? おそらく、多くの人にはこう聞かれてしまうだろう。
 でも、面白い。誤解を恐れずに言えば、御前峰やら富士山やら登るより下手したら面白い。事前情報がないという、ただそれだけで山頂に着くまでのワクワクがたまらない。そんな山頂で、びっくりするような巨木だの、誰も知らなかった大展望だの、そんなものとの出会いをちょっぴり期待しながら、私は私のささやかな山登りを続けている。
 もちろん、期待が裏切られることのほうがはるかに多いので、期待はほんのちょっぴりだけにしておくのが、ミソである。

※ 帰宅してからもう少し調べてみたところ、komaQ-kakoさんが13年前の2012年10月に三等・大壁を訪問されていることが判明! 三等・霧晴のときもこの方の記録がほぼ唯一の先行記録だったし、この方はすごいなぁ。当時は現役だった岩間道から登られていますが、無雪期に訪問されていることに頭が下がります。13年前の当時でさえ三角点はやはり発見できなかったとのこと。やはり埋まってしまったのでしょうか…。

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