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Yamareco

記録ID: 8167410
全員に公開
ハイキング
四国

西赤石山~物住頭 ツツジと歴史の道を辿る

2025年05月14日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:23
距離
16.0km
登り
1,452m
下り
1,450m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:07
休憩
1:16
合計
9:23
距離 16.0km 登り 1,452m 下り 1,450m
5:48
8
スタート地点
5:56
151
8:27
8:40
21
9:01
9:23
35
9:58
10:20
49
11:09
11:15
67
12:22
15
12:37
12:38
14
12:52
12:56
15
13:11
12
13:23
13:24
32
14:57
14
15:11
ゴール地点
途中で休んだり,話しこんだり...。自由な山を満喫😙
天候 ☀️ぴーかん☀️
過去天気図(気象庁) 2025年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
県道47号から東平への狭隘路を辿る。狭いところで対向車があったら大変そう💦
コース状況/
危険箇所等
東平登山口~兜岩→索道場近辺の平行移動場所以外は,急登が連続。
西赤石山~物住頭→適度のアップダウン。眺望すこぶるよし。
西赤石山~銅山越→ところどころ岩場。よく整備された気持ちよい道。
銅山越~東平登山口→メインルート。足下のよい登山道。
その他周辺情報 マイントピア別子に♨️。寄らず別の場所へ直行😅。
夜間割引適用で新居浜インターに5時着。県道47号から東平まで四国の山道らしいドキドキ運転。すれ違いは全くなかった。駐車場は貸切。後でお二人いらっしゃる。
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夜間割引適用で新居浜インターに5時着。県道47号から東平まで四国の山道らしいドキドキ運転。すれ違いは全くなかった。駐車場は貸切。後でお二人いらっしゃる。
資料館の前に,かつて山岳鉄道がどこを走っていたかが分かる表示。山の端を重ねると当時の様子が分かります。
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資料館の前に,かつて山岳鉄道がどこを走っていたかが分かる表示。山の端を重ねると当時の様子が分かります。
崖を走る貨物列車とか資材や人を運ぶ通洞とか...。こんなもんよう作ったもんです。よく紹介される山の斜面に造られた鉱石運搬の索道場跡や貯鉱庫跡の向こうは新居浜の町。
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崖を走る貨物列車とか資材や人を運ぶ通洞とか...。こんなもんよう作ったもんです。よく紹介される山の斜面に造られた鉱石運搬の索道場跡や貯鉱庫跡の向こうは新居浜の町。
ここから入る。ガクウツギを見て進むと旧東平第三変電所。こっちから上がる。
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ここから入る。ガクウツギを見て進むと旧東平第三変電所。こっちから上がる。
変電所は立ち入り禁止でもなく中を自由に見学できる。50年の時を越えて,生活感が伝わってくる。
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変電所は立ち入り禁止でもなく中を自由に見学できる。50年の時を越えて,生活感が伝わってくる。
少し上がったとこから東平。マチュピチュ感あり。
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少し上がったとこから東平。マチュピチュ感あり。
登山道に石積みが残る。50年前多くの人が働いていた場所も,今は遺構や表示に面影を残すのみ。ここから索道を使って鉱石を下ろしていた。
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登山道に石積みが残る。50年前多くの人が働いていた場所も,今は遺構や表示に面影を残すのみ。ここから索道を使って鉱石を下ろしていた。
登山道分岐までは広い道が続く。鉱石や人々が行き来した道。ここだけ平行移動で楽ちん。
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登山道分岐までは広い道が続く。鉱石や人々が行き来した道。ここだけ平行移動で楽ちん。
こちらのコースは暗い人工林の急登。途中で梅たらこ第一🍙,うまうま。
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こちらのコースは暗い人工林の急登。途中で梅たらこ第一🍙,うまうま。
空が明るくなると稜線が近づく。道べりにアケボノツツジ,ミツバツツジ,ミツバテンナンショウ,ワチガイソウ,スミレとお出迎え。
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空が明るくなると稜線が近づく。道べりにアケボノツツジ,ミツバツツジ,ミツバテンナンショウ,ワチガイソウ,スミレとお出迎え。
太陽を浴び,ミツバツツジ笑う。
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太陽を浴び,ミツバツツジ笑う。
ツヤツヤなアケボノツツジも笑う。下の方は終盤。
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ツヤツヤなアケボノツツジも笑う。下の方は終盤。
見た途端「うおお〜」って声を出してしまった。西赤石の早春の山にアケボノ・ピンク。よく開いたクロモジもそこかしこに。
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見た途端「うおお〜」って声を出してしまった。西赤石の早春の山にアケボノ・ピンク。よく開いたクロモジもそこかしこに。
兜岩周辺から。いろんなヤマ系SNSの写真で見ていたが,実物はもっとビビッド。エエなあ♪
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兜岩周辺から。いろんなヤマ系SNSの写真で見ていたが,実物はもっとビビッド。エエなあ♪
ツツジを見ながら西赤石山へ(1回目)アプローチ。梯子やロープ場を辿ると...。
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ツツジを見ながら西赤石山へ(1回目)アプローチ。梯子やロープ場を辿ると...。
西赤石山1624mと〜ちゃこ。西方面,一番奥の石鎚山まで四国の背骨丸見え。
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西赤石山1624mと〜ちゃこ。西方面,一番奥の石鎚山まで四国の背骨丸見え。
沓掛山の向こうはまだ少し雪が残る石鎚山,瓶ヶ森,西黒森。
で事件発生!コンデジを落とし慌てる!
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沓掛山の向こうはまだ少し雪が残る石鎚山,瓶ヶ森,西黒森。
で事件発生!コンデジを落とし慌てる!
50m下りてアケボノツツジを撮った場所で無事回収(間抜け,でもあってよかった😅)。
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50m下りてアケボノツツジを撮った場所で無事回収(間抜け,でもあってよかった😅)。
本日2回目の西赤石山山頂で「次回はあちら」写真。兜岩周辺でお話しした方と撮りあっこしました。東赤石にテン泊して来られたそうです。山荘裏の水場は使えないとか...。
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本日2回目の西赤石山山頂で「次回はあちら」写真。兜岩周辺でお話しした方と撮りあっこしました。東赤石にテン泊して来られたそうです。山荘裏の水場は使えないとか...。
誰もいない静かな二等三角点名は「銅山」。ここから物住頭まで行ってみる。
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誰もいない静かな二等三角点名は「銅山」。ここから物住頭まで行ってみる。
アケボノツツジが続く縦走路。四方の山なみが美しい。
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アケボノツツジが続く縦走路。四方の山なみが美しい。
稜線のアケボノツツジは見頃♪
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稜線のアケボノツツジは見頃♪
前方,物住頭,前赤石のとんがりたちに近づく。
足下は,白,薄紫,紫のスミレたち。前赤石まで歩けばキスミレもあるようだ(聞いた話)。
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前方,物住頭,前赤石のとんがりたちに近づく。
足下は,白,薄紫,紫のスミレたち。前赤石まで歩けばキスミレもあるようだ(聞いた話)。
途中の岩から。物住頭,前赤石の山肌もピンク色。
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途中の岩から。物住頭,前赤石の山肌もピンク色。
本日最高点,物住頭1634mと〜ちゃこ。赤星山まで法皇山脈が連なる。
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本日最高点,物住頭1634mと〜ちゃこ。赤星山まで法皇山脈が連なる。
2回目の🍙タイム。前赤石とんがりをおかずに,炭水化物まつり。
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2回目の🍙タイム。前赤石とんがりをおかずに,炭水化物まつり。
西方面。別子の谷を隔てた向こうは,四国山地主脈の石鎚山系。平家平〜冠山〜笹ヶ峰の笹原の向こうに石鎚。
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西方面。別子の谷を隔てた向こうは,四国山地主脈の石鎚山系。平家平〜冠山〜笹ヶ峰の笹原の向こうに石鎚。
三ツ森山から東は歩いたことがない。機会をみていつか。青空に賑やかヒガラ,どこまでもアケボノツツジ。
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三ツ森山から東は歩いたことがない。機会をみていつか。青空に賑やかヒガラ,どこまでもアケボノツツジ。
本日3度目😅の西赤石から。ほんとエエ天気♪銅山越に下りる。
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本日3度目😅の西赤石から。ほんとエエ天気♪銅山越に下りる。
こんな天気。平日でも西赤石山頂は賑わっていた。オオカメノキは咲き始め。アケボノツツジ絶好調。
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こんな天気。平日でも西赤石山頂は賑わっていた。オオカメノキは咲き始め。アケボノツツジ絶好調。
ほんと絶好調〜🌸
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ほんと絶好調〜🌸
さらに絶好調〜🌸。アケボノツツジがすご過ぎた。
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さらに絶好調〜🌸。アケボノツツジがすご過ぎた。
銅山越への道はツツジパラダイス♪。ミツバツツジもピンク濃淡で色変あり。おもしろい。
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銅山越への道はツツジパラダイス♪。ミツバツツジもピンク濃淡で色変あり。おもしろい。
だいぶ下りてきた。物住頭から向こう側,前赤石山〜八巻山方面も並んだ。
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だいぶ下りてきた。物住頭から向こう側,前赤石山〜八巻山方面も並んだ。
東山を越えて進むとツガザクラが足下に。ほどなく銅山越へ下りた。ここは江戸時代から銅鉱石物流の中心。立派なお地蔵さんがあった。
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東山を越えて進むとツガザクラが足下に。ほどなく銅山越へ下りた。ここは江戸時代から銅鉱石物流の中心。立派なお地蔵さんがあった。
西山へ行ってみる。周辺はハイカー多数。ツガザクラの観察を楽しんでいる方が多い。四国ではこの辺と高知にしかないらしい。
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西山へ行ってみる。周辺はハイカー多数。ツガザクラの観察を楽しんでいる方が多い。四国ではこの辺と高知にしかないらしい。
砂礫の中に小さく固まって咲いている。大山のツガザクラも見に行きたい。
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砂礫の中に小さく固まって咲いている。大山のツガザクラも見に行きたい。
まだ残るアセビの花を眺めて,西山1429mへ。少し進んだ見通しのよいところで,真正面に冠山。すごく近い。眼下に県道も見えた。
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まだ残るアセビの花を眺めて,西山1429mへ。少し進んだ見通しのよいところで,真正面に冠山。すごく近い。眼下に県道も見えた。
西赤石山の大パノラマを見ながら,銅山越に戻る。
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西赤石山の大パノラマを見ながら,銅山越に戻る。
銅山越から東平へ下る。峠直下にヒカゲツツジが残ってくれていた。
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銅山越から東平へ下る。峠直下にヒカゲツツジが残ってくれていた。
淡い黄色の花が林の中にぽつぽつ。西赤石はツツジの山だった。
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淡い黄色の花が林の中にぽつぽつ。西赤石はツツジの山だった。
こちらの道はよく整っている。てっぺんがあんなに高く遠くになった。
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こちらの道はよく整っている。てっぺんがあんなに高く遠くになった。
角石原の銅山峰ヒュッテに立ち寄る。冷たい水が湧いてありがたい。
3回目,ラスト🍙タイムで今日のご飯,完食。
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角石原の銅山峰ヒュッテに立ち寄る。冷たい水が湧いてありがたい。
3回目,ラスト🍙タイムで今日のご飯,完食。
奥に第一通洞(八丁マンプ)の入り口。「八丁マンプ」は別子銅山の第一通洞の北口で,南斜面の東延谷の間に1020メートルの坑道があったそうだ。こういったものがいくつも残る。
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奥に第一通洞(八丁マンプ)の入り口。「八丁マンプ」は別子銅山の第一通洞の北口で,南斜面の東延谷の間に1020メートルの坑道があったそうだ。こういったものがいくつも残る。
今季お初のタニギキョウ,ガマズミを見て,新緑溢れる快適な登山道を下った。
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今季お初のタニギキョウ,ガマズミを見て,新緑溢れる快適な登山道を下った。
最後に大きな通洞の横を通過し下山。下りてから東平資料館を見学する。通洞の中にかつての小さな電車が展示してあった。資料館の展示もなかなか充実。しかも無料😙。
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最後に大きな通洞の横を通過し下山。下りてから東平資料館を見学する。通洞の中にかつての小さな電車が展示してあった。資料館の展示もなかなか充実。しかも無料😙。
資料館の前から西赤石の山々を復習。想像以上におもしろい山だった。
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資料館の前から西赤石の山々を復習。想像以上におもしろい山だった。

感想

木曜日の休みを水曜日に変更😙,ヤマレコ情報で行きたかった西赤石山を目指す。まだ見ぬ盛りのアケボノツツジを見に行く。「東洋のマチュピチュ」の異名を持つ東平から周回する。
高速代節約で夜間割引適用で岡山を3時過ぎ出発。瀬戸中央道~松山道を経て新居浜インターに5時前に下り現地へ。県道47号から東平までのラストアプローチは,四国の山道らしい山肌に張り付く狭隘路を辿った。朝が早かったのですれ違いは全くなかったが,大きな車がスライドするとかわすのが難しい場所が連続する。一昨年は落石で通行不能になっていた時期があったらしい。
東平登山口の駐車場で準備し,6時前にスタート。登山口周辺は,鉱山が開かれていた頃の歴史を物語る遺構多数。山中に忽然と現れるレンガやコンクリートで固められた構造物が独特の景観。往時は5000人もの人が暮らしていたという面影は今は感じられない。辺りのものを見て時計回りに周回。
兜岩までのこのルートは誰にも出会わない静かな道だった(兜岩の下で初めて追いつかれた)。ずっと急登が続く。随所に石垣など人々の営みを伝える遺構や,大きな作業道もあって,ここで大勢の人が働いていたのかと思うと感慨深い。2時間半かけて山頂までの道を登った。
兜岩の手前から空が明るくなり,見たかったピンクのアケボノツツジやミツバツツジが山肌に色を添え始めた。圧巻は山頂手前からの西赤石ピーク。山肌を彩るアケボノツツジは見事。これを見るために上がってくる方の気持ちが少し分かった。
周囲の花に気を取られながら西赤石山に上がり,コンデジがない!ことに気付く。途中咲いていたアケボノツツジを撮った辺りで落としてしまったらしい。50mほど下りると枯れ草の上に発見してリカバリー。花で浮かれてはいけません😅反省。
西赤石のピークからは多くの方に出会った。東赤石小屋のテン場から歩いて来た方,日浦から来られた方,石鎚から歩いて来た方などいろいろ。それぞれのスタイルで西赤石の春を満喫されていた。
縦走路を物住頭まで行ってみるとスミレとツツジでいっぱい。東赤石方面のとんがりや遠く石鎚への稜線パンラマが広がる道だった。今日の最高点,物住頭1634mでランチタイム。
3度目の西赤石山に戻るとぐっと人が増えていた。銅山越から多くの方が上がって来る。しんどい坂も太陽の下のアケボノツツジで,皆さんご満悦。
銅山越もハイカーで溢れる。西山のツガザクラは咲き始めで道べりに小さな花が続く。ここのツガザクラは本州のものと遺伝形質が違うとあった。四国の植物は独自のものが多い。そして,いろいろな方と花談義がおもしろい。
下りは銅山峰ヒュッテ経由で深い谷の横を下った。こちらの道は上りのコースと違って新緑が眩しく明るい道だった。
下りてから東平歴史資料館(無料)を見学。東平地区の栄枯盛衰をジオラマやビデオで分かりやすく展示していた。じっくりと館内を見てから散策すると「東洋のマチュピチュ」の所以がもっと分かる。高校生の作った紹介サイトがおもしろい↓
https://www.besshi.net/move/index_38.html
ピーカンの天気に感謝。近代産業の歴史や西赤石の自然に触れるなかなか充実した山でした。

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体力レベル
3/5

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