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Yamareco

記録ID: 8190051
全員に公開
ハイキング
近畿

鳴川峠、暗峠、そして日本一の激坂酷道を巡る

2025年05月20日(火) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 大阪府 奈良県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:31
距離
13.6km
登り
877m
下り
872m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:37
休憩
0:54
合計
6:31
距離 13.6km 登り 877m 下り 872m
8:49
8
スタート地点
8:57
9:00
1
9:01
9:02
5
9:07
9:10
47
9:57
10:02
68
11:10
15
11:25
11:29
12
11:41
11:45
2
11:47
8
11:55
11:56
76
13:12
13:13
14
13:27
13:28
5
13:33
14:03
5
14:08
14:09
6
15:06
4
15:10
5
15:15
5
15:20
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
今回コース中盤で通った暗越奈良街道 (R308) は、一応国道です (とてもそうは見えませんが)。当然車両も通行するのですが、とにかく車道としてはあり得ない急勾配。二輪なら前輪が浮いて転倒、四輪ならホイルスピンが容易に想像できます。顔を引きつらせて必死の形相で走ってくるドライバーやライダーもいますので、事故に巻き込まれないようご注意ください。
この道はレッキとした国道であり、また奈良時代から続く由緒ある古道でもあるのですが、一方で「酷道ファンの聖地」という顔も持っています。酷道とは様々な理由 (狭隘、崩壊、激坂、etc) で車両通行困難な国道のことですが、R308 は激坂系酷道の代表格として酷道ファンの間では全国的な知名度と人気があり、クルマ・バイク・自転車等で腕試しに訪れる方も多いようです。
平群自然休養村センターの駐車場からスタートです。
ポットンですが男女別トイレあります。
平群自然休養村センターの駐車場からスタートです。
ポットンですが男女別トイレあります。
なんとWEBで申し込める貸自転車まであります。
なんとWEBで申し込める貸自転車まであります。
鳴川石仏 (清滝石仏群) に、ちょっと寄り道。
鳴川石仏 (清滝石仏群) に、ちょっと寄り道。
スピリチュアルな雰囲気が心地よい谷です。
摩崖仏がたくさん彫られています。
スピリチュアルな雰囲気が心地よい谷です。
摩崖仏がたくさん彫られています。
この谷の主役、鎌倉期の地蔵菩薩立像。薄肉掘りなので見えにくいですが、3m近い堂々たる体躯です。
いわゆる「お地蔵さん」とはイメージが違いますね。
この谷の主役、鎌倉期の地蔵菩薩立像。薄肉掘りなので見えにくいですが、3m近い堂々たる体躯です。
いわゆる「お地蔵さん」とはイメージが違いますね。
時代が下って近世に近くなるとこんな感じ。野道や峠にいらっしゃるお地蔵さんに近づいてきます。
時代が下って近世に近くなるとこんな感じ。野道や峠にいらっしゃるお地蔵さんに近づいてきます。
寄り道終了して鳴川峠を目指します。渓流沿いの雰囲気の良い道を歩きます。
寄り道終了して鳴川峠を目指します。渓流沿いの雰囲気の良い道を歩きます。
こんな道がずっと続いています。今日は日差しが強いので直射日光が当たらないのは有り難い。
こんな道がずっと続いています。今日は日差しが強いので直射日光が当たらないのは有り難い。
渓流から離れて高度を上げにかかりました。このまま一気に峠を目指しそうに見えますが…
渓流から離れて高度を上げにかかりました。このまま一気に峠を目指しそうに見えますが…
峠の手前でいったん平坦な道になります。こういうの珍しいですね。
峠の手前でいったん平坦な道になります。こういうの珍しいですね。
信貴生駒スカイラインをくぐるトンネルを抜けると…
信貴生駒スカイラインをくぐるトンネルを抜けると…
大量の道標がお出迎え。ここが鳴川峠に見えますが…
大量の道標がお出迎え。ここが鳴川峠に見えますが…
右手の斜面の上にお地蔵さんがありました。ここが本来の峠だったのでしょうか。
右手の斜面の上にお地蔵さんがありました。ここが本来の峠だったのでしょうか。
「らくらく登山道」を目指して大阪側へ下ってゆきます。
「らくらく登山道」を目指して大阪側へ下ってゆきます。
まさかの鎖場 (迂回路あります)。
まさかの鎖場 (迂回路あります)。
大阪側もいい雰囲気の道が続きます。
大阪側もいい雰囲気の道が続きます。
Oh! 美しい!
奥に見えてるのはお不動さんです。
Oh! 美しい!
奥に見えてるのはお不動さんです。
いいねぇいいねぇ…
いいねぇいいねぇ…
「らくらく登山道」に合流しました。
ここからR308を目指します。
「らくらく登山道」に合流しました。
ここからR308を目指します。
「らくらく登山道」とは、要は歩道のメチャメチャ広い舗装路なんですね。要所に休憩所があったり、
「らくらく登山道」とは、要は歩道のメチャメチャ広い舗装路なんですね。要所に休憩所があったり、
展望台があったり
展望台があったり
トイレもあります。
トイレもあります。
あと桜の木が沢山あるんですよね。シーズンには奇麗だろうなあ。
あと桜の木が沢山あるんですよね。シーズンには奇麗だろうなあ。
なんか道が楽しくなってきたぞ。
なんか道が楽しくなってきたぞ。
何かの花
梅田方面 (霞んでます)
梅田方面 (霞んでます)
東大阪方面 (霞んでます)
東大阪方面 (霞んでます)
豪華な休憩所
豪華なトイレ (でもないか)
豪華なトイレ (でもないか)
ボーっと歩いていたらルート外れ警告くらいました。ここを左折でした。
ボーっと歩いていたらルート外れ警告くらいました。ここを左折でした。
近鉄平岡駅方向に下りてゆきます。
近鉄平岡駅方向に下りてゆきます。
ついに出た国道308号の道標。実情を知らない人が見たら、普通の国道をイメージするでしょうね。でも普通じゃないんです。
ついに出た国道308号の道標。実情を知らない人が見たら、普通の国道をイメージするでしょうね。でも普通じゃないんです。
豊浦橋。この橋の向こうがR308です。この景色を見ただけで、ちょっと笑ってしまいました。
豊浦橋。この橋の向こうがR308です。この景色を見ただけで、ちょっと笑ってしまいました。
だってガードレールの角度がおかしいです。
だってガードレールの角度がおかしいです。
出たな妖怪!異形の酷道R308!
出たな妖怪!異形の酷道R308!
R308は、生駒山系を「ほぼ直登」という車道としては信じがたい線形で越えているため、
R308は、生駒山系を「ほぼ直登」という車道としては信じがたい線形で越えているため、
2.3kmの間に400m登るというまるで登山道のような高度のあげ方となっています。
2.3kmの間に400m登るというまるで登山道のような高度のあげ方となっています。
その勾配たるや、区間平均斜度17%、最大斜度は37%に達する凶悪ぶりで、
その勾配たるや、区間平均斜度17%、最大斜度は37%に達する凶悪ぶりで、
国道の最大勾配規定(12%) など完全に無視されています。
国道の最大勾配規定(12%) など完全に無視されています。
二輪は路肩に駐輪すらできません。(倒れます)
二輪は路肩に駐輪すらできません。(倒れます)
四輪で一時停止するのもちょっと勇気がいります。(坂道発進でタイヤから白煙が出るかもしれません)
四輪で一時停止するのもちょっと勇気がいります。(坂道発進でタイヤから白煙が出るかもしれません)
これだけ言ってもなお「クルマで行ってみたい♪」などと言う悪い子には…
これだけ言ってもなお「クルマで行ってみたい♪」などと言う悪い子には…
こいつが牙をむきます。
あまりにも有名なR308最大斜度地点。斜度37%だそうですが、インベタだと40%を超えるという噂も。
こいつが牙をむきます。
あまりにも有名なR308最大斜度地点。斜度37%だそうですが、インベタだと40%を超えるという噂も。
現地で見た感覚としては、もはや坂ではなく「壁」です。路面には死屍累々のタイヤ痕。
現地で見た感覚としては、もはや坂ではなく「壁」です。路面には死屍累々のタイヤ痕。
実際歩いて登るだけでも結構キツイです。
実際歩いて登るだけでも結構キツイです。
よい子は車両で来るのはやめましょう。冷静に考えて、生駒でドライブやツーリングなら、どう考えても信貴生駒スカイラインの方が快適です。
よい子は車両で来るのはやめましょう。冷静に考えて、生駒でドライブやツーリングなら、どう考えても信貴生駒スカイラインの方が快適です。
暗峠に到着。
大原山に行ってみましょう。ここを右折です。
大原山に行ってみましょう。ここを右折です。
この道も結構キツイぞ…
この道も結構キツイぞ…
ちょっと気が変わって「ぼくらの広場」に寄り道してみます。
ちょっと気が変わって「ぼくらの広場」に寄り道してみます。
噂通りの絶景・・・ですが、霞んじゃってますね・・・。
日を改めてまた来よう。
噂通りの絶景・・・ですが、霞んじゃってますね・・・。
日を改めてまた来よう。
弁当食べるの忘れてた。
ここで昼食にします。
弁当食べるの忘れてた。
ここで昼食にします。
大原山。
プレートがいっぱいで楽しい♪
大原山。
プレートがいっぱいで楽しい♪
でも三角点とか無い感じですね。
この辺がもやっと大原山なんでしょうか。
でも三角点とか無い感じですね。
この辺がもやっと大原山なんでしょうか。
帰りにヤマレコ地図で見つけた謎のストレート (直線の道) を通ってみました。ここが入口です。
鉄塔管理道・・・かな?
帰りにヤマレコ地図で見つけた謎のストレート (直線の道) を通ってみました。ここが入口です。
鉄塔管理道・・・かな?
歩いているとなんの変哲もない道ですが、足跡地図で見ると定規で引いたような直線。結局、背景とかはよくわかりませんでした。
歩いているとなんの変哲もない道ですが、足跡地図で見ると定規で引いたような直線。結局、背景とかはよくわかりませんでした。
とか言ってるうちに鳴川の集落に出てきました。
とか言ってるうちに鳴川の集落に出てきました。
道にスルーされる山門。(山寺あるある)
道にスルーされる山門。(山寺あるある)
駐車場に戻ってきました。
変化に富んだコースで、今日も楽しかった。
いつものように安全運転で帰ります。
駐車場に戻ってきました。
変化に富んだコースで、今日も楽しかった。
いつものように安全運転で帰ります。

装備

個人装備
Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット タオル カメラ

感想

生駒の南側には行きたいところがたくさんあって、あちこち欲張っているうちに変な周回コースになってしまいました。でも変化があってなかなか楽しいコースでした。
生駒山系はハイキングコースが本当によく整備されていて安心して歩けます。整備されすぎて物足りないと感じるぐらいですが、景色の良いところが多く、観光スポットも随所にありますので、観光モードでサッと歩いてくるにはもってこいだと思います。
あとR308ですが、この道に様々な車両で挑んだ勇者の方々がyoutubeに動画をUPされていて、私もよく見ていました。ただ実際に行ってみて、やっぱりああいう動画では、この道のヤバさは伝わらないと痛感しました。どうしても車両で行きたい向きには、現地を見た者の感想として、体感で動画の3倍ヤバいですよ、とだけお伝えしておきたいです。かえって闘志が湧く人もいそうですが(笑)

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