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記録ID: 8193976
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ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

2005年3月の綿向山

2005年03月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:20
距離
11.1km
登り
1,018m
下り
1,018m

コースタイム

日帰り
山行
4:45
休憩
0:35
合計
5:20
6:55
25
7:50
0
7:50
20
8:10
25
8:50
20
9:10
9:45
15
10:00
60
11:10
20
11:30
45
12:15
御幸橋駐車場
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2005年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
御幸橋の駐車場に駐車しました。
御幸橋の駐車場
登山口への道
接触変質地帯
接触変質岩の案内板
接触変質岩の案内板
登山口の休憩所
登山口の道標
三合目あざみ小舎
三合目あざみ小舎
植林帯の登山道
五合目休憩所
五合目から竜王山方面を望む
五合目から竜王山方面を望む
五合目からの近江平野
五合目からの近江平野
六合目付近の登山道
六合目付近の登山道
七合目行者コバ
修験者の山であった名残りの行者堂。
ここまでは淡々とやってきました。
修験者の山であった名残りの行者堂。
ここまでは淡々とやってきました。
七合目から少し先で尾根の稜線に沿った積雪期の道が分かれていたが、冬道を行くまでもあるまいと山腹を巻いて行く夏道を進んでいった。ところが道はすっかり雪で覆われて急斜面を横切る形になっていた。(通過後撮影)
七合目から少し先で尾根の稜線に沿った積雪期の道が分かれていたが、冬道を行くまでもあるまいと山腹を巻いて行く夏道を進んでいった。ところが道はすっかり雪で覆われて急斜面を横切る形になっていた。(通過後撮影)
また樹林の中のことで陽も差さず雪は堅く凍ったままだった。樹林が途切れて雪の斜面が下の谷底まで続いているところが2箇所あり、もし足を滑らしたら大変なことになると緊張させられた。
念のために持ってきたピッケルが大いに役に立ったわけだが、アイゼンも用意してきていたので、安全を期してこれを装備すべきだったと後で反省した。(通過後撮影)
また樹林の中のことで陽も差さず雪は堅く凍ったままだった。樹林が途切れて雪の斜面が下の谷底まで続いているところが2箇所あり、もし足を滑らしたら大変なことになると緊張させられた。
念のために持ってきたピッケルが大いに役に立ったわけだが、アイゼンも用意してきていたので、安全を期してこれを装備すべきだったと後で反省した。(通過後撮影)
雪が多くて危険な谷を横切った先の尾根を登って山頂に向かう。この尾根にはちやんと樹木が切り払われて道が付いていたのだが、急斜面を一直線に登って行くのでかなりきついアルバイトを強いられた。
雪が多くて危険な谷を横切った先の尾根を登って山頂に向かう。この尾根にはちやんと樹木が切り払われて道が付いていたのだが、急斜面を一直線に登って行くのでかなりきついアルバイトを強いられた。
喘ぎながら尾根を登り詰めて9時10分に綿向山の山頂に到達した。
喘ぎながら尾根を登り詰めて9時10分に綿向山の山頂に到達した。
頂上の祠
以下は山頂からの眺め。
雨乞岳とイブネ・クラシ
以下は山頂からの眺め。
雨乞岳とイブネ・クラシ
雨乞岳と鎌ヶ岳
山頂を独り占めして展望を楽しんでから、9時45分に竜王山に向かって出発。
樹林の中の道を下って行くと「ブナの珍変木」と書かれた立て看板があり、その後ろに幹が半円形に曲がったブナの木があった。それを潜り抜けると幸運が巡ってくるということだが、その半円形の穴は今は半ば雪で埋もれているため残念ながら潜り抜けることは断念した。
山頂を独り占めして展望を楽しんでから、9時45分に竜王山に向かって出発。
樹林の中の道を下って行くと「ブナの珍変木」と書かれた立て看板があり、その後ろに幹が半円形に曲がったブナの木があった。それを潜り抜けると幸運が巡ってくるということだが、その半円形の穴は今は半ば雪で埋もれているため残念ながら潜り抜けることは断念した。
珍変木から少し行くと竜王山とイハイガ岳との分岐に着く。分岐からイハイガ岳方面は樹林が途切れて笹に覆われた稜線が続き、それは大峠を経て雨乞岳に至る。
珍変木から少し行くと竜王山とイハイガ岳との分岐に着く。分岐からイハイガ岳方面は樹林が途切れて笹に覆われた稜線が続き、それは大峠を経て雨乞岳に至る。
この笹の尾根道は眺めが良さそうなので少し先まで歩いてみることにした。
この笹の尾根道は眺めが良さそうなので少し先まで歩いてみることにした。
尾根を少し下って行くと先ほどの綿向山からよりもさらに展望が開けた。今日のような曇り空でも、南の鎌ヶ岳から北の霊仙山までの鈴鹿の山々を眺めることができた。
尾根を少し下って行くと先ほどの綿向山からよりもさらに展望が開けた。今日のような曇り空でも、南の鎌ヶ岳から北の霊仙山までの鈴鹿の山々を眺めることができた。
振り返ると足下の白倉谷から迫り上がった残雪の綿向山がなかなか立派な山容だった。
振り返ると足下の白倉谷から迫り上がった残雪の綿向山がなかなか立派な山容だった。
10時過ぎに分岐に戻って竜王山方面に進む。
10時過ぎに分岐に戻って竜王山方面に進む。
分岐からは樹林帯の雪の斜面の急降下が続く。下りきった鞍部から少し登り返して小さなピークを越えると再び長い下りが始まる。雪は少なくなってきたが、ロープが張られた絶壁のようなところもありなかなか油断のならない下りだった。
長い下りの後はイワウチワが生える登り道となる。少しの登りで9時45分に展望の良い岩峰に着く。振り返ると綿向山は遥かに遠ざかっていた。
分岐からは樹林帯の雪の斜面の急降下が続く。下りきった鞍部から少し登り返して小さなピークを越えると再び長い下りが始まる。雪は少なくなってきたが、ロープが張られた絶壁のようなところもありなかなか油断のならない下りだった。
長い下りの後はイワウチワが生える登り道となる。少しの登りで9時45分に展望の良い岩峰に着く。振り返ると綿向山は遥かに遠ざかっていた。
岩峰から917m峰と書かれたピークに登ったあとは起伏の少ない坦々とした尾根道が続き、「オンバノフトコロ」という意味不明の道標を過ぎ、11時10分に鉄塔が建つ丘の上に出た。五合目の小屋から北の正面に見えた所だ。
岩峰から917m峰と書かれたピークに登ったあとは起伏の少ない坦々とした尾根道が続き、「オンバノフトコロ」という意味不明の道標を過ぎ、11時10分に鉄塔が建つ丘の上に出た。五合目の小屋から北の正面に見えた所だ。
このあたりは工事のために伐採されていて眺めがよく歩いてきた稜線が一望できた。その稜線越し遥か遠くに雨乞岳が望まれた。綿向山も足下のタカオチ谷から大きく迫り上がっている。また南の正面には五合目の小屋がよく見えた。しばらく休憩してから先に進む。
このあたりは工事のために伐採されていて眺めがよく歩いてきた稜線が一望できた。その稜線越し遥か遠くに雨乞岳が望まれた。綿向山も足下のタカオチ谷から大きく迫り上がっている。また南の正面には五合目の小屋がよく見えた。しばらく休憩してから先に進む。
標高826mの竜王山には11時30分に到着した。頂上は団体の登山者で大変賑やかだった。今日初めて会う人たちでもあるが、五月蝿くて煩わしいのですぐに下山にかかる。
竜王山山頂の写真は撮れなかったので、代わりに竜王山直下の千畳平の写真を。
標高826mの竜王山には11時30分に到着した。頂上は団体の登山者で大変賑やかだった。今日初めて会う人たちでもあるが、五月蝿くて煩わしいのですぐに下山にかかる。
竜王山山頂の写真は撮れなかったので、代わりに竜王山直下の千畳平の写真を。
千畳平を過ぎ、つづら折りの道を下って11時50分に車道に飛び出す。
千畳平を過ぎ、つづら折りの道を下って11時50分に車道に飛び出す。
舗装された立派な車道を歩き、西明寺の集落を通り抜けて駐車場には12時15分に帰り着いた。
舗装された立派な車道を歩き、西明寺の集落を通り抜けて駐車場には12時15分に帰り着いた。

感想

鈴鹿山地は三重県と滋賀県との県境に南北に連なる長い山脈ですが、南部の御在所岳あたりで主脈を離れて西へと派生する稜線があります。その支脈は雨乞岳から大峠、イハイガ岳を経て綿向山へと続きます。この支脈は滋賀県に位置し、その西端の綿向山は北にある竜王山と並んで古くから地元の信仰の山となっていて、頂上には綿向神社の奥社大嵩神社の祠が奉られています。
暖冬と思われたこの冬は、年が明けて1月になってからは厳しい寒さが続き、3月なっても時折寒気団が本州を覆って雪が舞うようなこともありました。この週末も厳しい寒さとなりましたが、3連休はどうにか平年並みの気候となり晴天が予想されました。そこで今年最初の山行としてこの綿向山に出掛けました。

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