記録ID: 820254
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積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
遠い、遠い頂き / 甲斐駒ケ岳、黒戸尾根より八合目御来迎場撤退
2016年02月28日(日) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 2,204m
- 下り
- 2,205m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 11:40
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 13:30
天候 | 晴れ、ほぼ無風。前日下界では雨が降ったため鳳凰三山や北岳は靄って見えた。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【竹宇駒ヶ岳神社〜笹の平分岐】 積雪無し。所々落葉に隠れた凍結箇所がありますが上り時点は問題なし。下りではちょっと神経を使います。 【笹の平分岐〜五合目小屋跡】 笹の平分岐から一段、二段と上がった登山道から間断なく雪が出始めてきます。私はチェーンスパイクを装着しました。 黒戸山の巻き道も終わり、五合目小屋跡への下りに入ると屈強のアイスバーンが登場します。 五合目小屋跡で休憩し、12本爪アイゼン装着しました。 【五合目小屋跡〜七丈小屋】 無雪期も難儀する箇所ですが、今回はそのうえ積雪も黒戸山の巻き道と比べ増え、結構体力消耗します。 梯子は埋もれてませんでしたが、雪がのっかっていると、下る時に神経を使います。 【七丈小屋〜八合目御来迎場】 積雪が格段に増えます。トレースはバッチリですが、急斜面を登る時に足場が崩れたりズボズボ踏み抜いたりし、難儀します。八合目御来迎場手前で山頂行くのをあきらめました。今の私では積雪期の黒戸尾根日帰りピストンは無理でした。 |
その他周辺情報 | 尾白の湯@820円 営業時間/10〜21時(受付は〜20時30分) http://www.verga.jp/?page_id=39 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
05:57
落ち葉で埋もれる登山道を歩き笹の平分岐(標高:1,470m)通過。
年末年始を経て貫禄(贅肉)が付いたので身体が重い重い。通過時間12分遅い。笹の平分岐過ぎしばらくすると雪が間断なく登山道を覆い始める。この手前でチェーンアイゼン装着済み。
落ち葉で埋もれる登山道を歩き笹の平分岐(標高:1,470m)通過。
年末年始を経て貫禄(贅肉)が付いたので身体が重い重い。通過時間12分遅い。笹の平分岐過ぎしばらくすると雪が間断なく登山道を覆い始める。この手前でチェーンアイゼン装着済み。
09:04
五合目小屋跡下。
黒戸山の巻き道の下りでアイスバーン箇所が散見されたので12本爪アイゼンに切り替え。
この時点で10月と比べ1時間10分近く遅れている。
シャリバテ気味。2時間に一回補給食食べているが二回分消費してしまった。水の消費も早いのなんの。
こりゃ〜ダメだ。
\(^o^)/
五合目小屋跡下。
黒戸山の巻き道の下りでアイスバーン箇所が散見されたので12本爪アイゼンに切り替え。
この時点で10月と比べ1時間10分近く遅れている。
シャリバテ気味。2時間に一回補給食食べているが二回分消費してしまった。水の消費も早いのなんの。
こりゃ〜ダメだ。
\(^o^)/
10:28
七丈小屋(標高:2,470m)。
披露困憊。同じ埼玉県から来た方と頑張って山頂目指しましょうと励ましあう。ここまで来たんだからヘッドランプ灯して下山してもいいから山頂目指そう!という気になる。
七丈小屋(標高:2,470m)。
披露困憊。同じ埼玉県から来た方と頑張って山頂目指しましょうと励ましあう。ここまで来たんだからヘッドランプ灯して下山してもいいから山頂目指そう!という気になる。
11:52
八合目御来迎場(標高:約2,700m)。
ここで撤収。
積雪期の山行で一番の標高差上がった。
夜叉神から鳳凰山が標高差1,500mで今回が1,900mちょっと。
まぁ、頑張ったよ…と自分を励ます。
八合目御来迎場(標高:約2,700m)。
ここで撤収。
積雪期の山行で一番の標高差上がった。
夜叉神から鳳凰山が標高差1,500mで今回が1,900mちょっと。
まぁ、頑張ったよ…と自分を励ます。
装備
個人装備 |
ピッケル
チェーンアイゼン
12本爪アイゼン
手袋2つ(薄手の物と防寒使用のゴツい物)
|
---|
感想
3月末に黒戸尾根をこーさんと登ろうと計画。
ここ最近、長い距離歩いていないので喝を入れる山行がしてみたいと思っていた。
芦安から避難小屋泊で鳳凰三山ピストンか駐車場までノーマルタイヤで行ける甲斐駒黒戸尾根で迷ったが、今回の黒戸尾根日帰りチャレンジに。
3月末に黒戸尾根は小屋泊で歩く。
下見を兼ね、ダメ元で日帰りピストンチャレンジ、そして撃沈(笑)。
無雪期のコースタイムが山高の標準タイムの8掛けだから9掛けくらいで歩けるかな…と安直に考えていたがなんと1割増し…。
トレーニング不足、身体重いのを差し引いても雪があれば山高の標準タイムくらいの時間がかかるのがわかったのが大きな収穫。
久しぶりに心と身体の欲求に忠実になり休みたい場所で休む山行。
自分の弱さと山の大きさを実感できた。
去年の6月に初めて黒戸尾根日帰りし下山した時並みに打ちのめされた感じ。
やはり三大急登、舐めてかかって散々な結果に終わってしまった。
それにしても甲斐駒ケ岳の荘厳なこと…。
無雪期も八合目過ぎ、見える甲斐駒もイイのだが雪を纏っているとより一層、荘厳に見える。
来月は七丈小屋泊でモルゲンロートの甲斐駒を見ながら登り、今度は山頂まで歩を進めたいと思う。
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大変だったんですね
僕は今年、同じ黒戸尾根から登りたいけど…雪のない時期に
2−3月なんか行ったら、僕はきっと死にます…
Archangel15さん、こんばんは。
久々にコテンパにやられました。
銘刀ですっぱり斬られたような感じで後腐れありません。
敵ながらあっぱれという感じです。
本っ当にキツイですが八合目手前(一番脚が進まなくなる場所)から鳳凰三山や北岳が見えはじめ、山頂に立って初めて南アルプスを荒川三山まで一望出来ます。
長い樹林帯歩き&ちょっとした鎖場、梯子梯子のオンパレード…うんざりした修行区間が長いですがそれもそれで楽しいものです。
去年の11月に聖平で一緒だった親子です。気づきませんでしたが、昨日も黒戸尾根でお会いするとは(笑)
我々は5合目でテント泊での挑戦でしたが、9合目直下の急登で息子がギブアップしたので敗退しました(笑)
土曜日の夕方から朝方まで降雪があったので、今回は厳しかったですね(泣)
お疲れ様でした♪
tar-さん、ヤマレコでは初めましてですね。
八合目手前でお声掛けありがとうございました。
相当へたってました。
茶臼岳、聖岳で登ってらっしゃるとこを見ましたがサクサクと登る足取り見て、凄い親子もいるもんだなぁと同行者と話していました。
聖の山頂直下、快調に登ってる様子を見て羽根が付いてるんじゃないかと…。
聖岳、甲斐駒ケ岳、どっちも素晴らしい山です。
歩く山似通っているので、また南アで会うかもしれませんね。
コメント、ありがとうございました。
ヒグさん
ヒグさんが音を上げるぐらいだからやはり厳しかったんでしょうね。
恥ずかしながら私も、チラっとですが、「積雪期甲斐駒ヶ岳」を視野に入れている者です。しかしこのレコを拝見して、考え直し中です
仮に積雪期ならよほど良い条件が揃わないと無理だなあ。あ、その前に夏道でのCTを7時間台にしないと…です。
黒戸尾根はいつも「来るなら来れば?」と言ってる感じで、ニクったらしい奴ですよね
あの5合目小屋跡からの、90度ぐらい上にあるんじゃね?
でも、今年も1度ぐらいは訪れたいな。
tsukaさん、こんばんは。
やはり大変でした…
無雪期に日帰りしてるんで何が何でも日帰りで山頂まで、という執念は無かったです。
無理して山頂行くと駐車場戻るの8時超えそう…温泉でゆっくりできないし、どっかのSAかPAで仮眠しないと高速の運転やばいし…。
三月末の黒戸尾根一泊山行の予定が無ければ山頂突撃してたかもしれません。
でもやっぱりしなかったかな…。
無雪期の黒戸尾根、10時間くらいで歩けたら積雪期の日帰りピストンもできそうな気がします。
今年はあと四月に遠山川から聖岳、一泊で狙っています。
去年のGWは肩透かし喰らうほど雪ありませんでしたので。
トムさんこんにちは!前哨戦行っちゃいましたね!
勝手知ったるトムさん御三家(雲取鳳凰駒)の大将へのぶつかり稽古ですね。
小屋から先はハイマツが増えるのでズボズボだったことでしょう。
厳しさが黒斑の比じゃないですもんね。次はぜひワカン隊組織しましょうよ。ラッセルしたくなってきました!
それでも今回、何よりの収穫はこのコンディションのご経験、ではないでしょうか。
次はまた高みに、その次はもっと!これぞ山登り、ですよねぇ!季節問わず何度でも挑める、こんないいルートはありませんよね。釣られてついつい挑戦してみたくなっちゃいます!
河童師匠、こんばんは。
胸付き合わせた瞬間、バシーンと跳ね飛ばされた感じです。
無雪期に二回登っているので勘所わかってますので、八合目着く手前で、こりゃ〜ダメだってわかりました。
一番の敗因は五合目着くまでの予想外の遅さ。
ここまでのコンディションはそれほど悪くなかったので、前の週に雲取か鳳凰歩いていればまた違ったと思います。
上海行って、黒斑山で雪山漫遊して…三週間まともに歩いていないと私はしんどいです。
冬期黒戸尾根日帰り遠征河童隊、早月尾根を思い出します。
黒戸尾根日帰りは脚を慣らしてから挑まないとダメだと実感しました。
まだまだ実力不足ですね。
tomhigさんこんばんは。
まずは無事に下山されて何よりです!!
積雪期の甲斐駒はまた迫力満点ですね〜
魅力はありますが、私は当分先の話しとなりそうです。
雪がしまってくればどうでしょうかね?
きっとtomhigさんはチャレンジするのでしょうね!!
kazumさん、コメントありがとうございます。
山頂直下の核心部届かず仕舞いでしたので緊張するような箇所はありませんでした。
八合目の疲労度合でこりゃ〜無理だ…って思いましたので。
帰りの刃渡り、滑って鎖を強く掴んでしまうような場面がありました。
昨日の体調ではこれが限界だったようです。
しっかり今回の山行に照準絞って脚作っていれば山頂までは行けたと思います。
山を舐めるんじゃないと甲斐駒に追い返されたようなものですね。
三末に剱岳早月尾根、沼平から聖岳へのロング山行した仲間と一泊二日で黒戸尾根再チャレンジします。
二日目未明の雪が締まっている時間に山頂アタックしかけるつもりです。
今回より日程にゆとりがありますが七丈小屋までより重いザック背負って登らなければなりません。
しっかり脚作って、謙虚に、かつ真摯な姿勢で臨みたいと思います。
久しぶりにトムさんらしい山歩きになりましたね。
山頂まで行けなかったのは残念でしたが、無理せず撤退することも大事ですね。
3月末の甲斐駒、その時で雪があるかどうかわかりませんね。
降雪直後になったらもっと時間がかかるだろうし、雪が全然なかったらあっけなく登れてしまうかもしれないし。
今回は反省材料がいろいろあったようですが、次につなげられる山行になってよかったですね。
3月末の甲斐駒登頂のヤマレコ楽しみにしています。
モルゲンロートの甲斐駒の写真も!!
雪が付いていたら綺麗でしょうね。
ところで、七丈小屋はあいていましたか?
小屋番さん代わると聞きましたが、どうなったのかな。
mayutsuboさん、久々に身も心もクタクタになりました。
去年の11月の聖以来です、こんな感じは。
泊まりの縦走やこういうムリ目の山行、やっぱり楽しいです。
登山口発つ時に暗くなる前に降りてこれるかなぁと不安半分自信半分くらいのコースが楽しいですね。
三末、どうでしょう…。
今年のような暖かさなら刃渡り手前まで雪無くなってしまうかも知れません。
五合目手前からは間違いなく雪あるでしょうけど。
七丈小屋のテン場から先でワカンの必要性、見に染みました。
鳳凰山は稜線手前、ほんのちょっとしのげば、雪が飛んでしまっている稜線ですが、甲斐駒はテン場から山頂まで雪あるでしょうから。
今後の休日のスケジュールの兼ね合いで日帰りチャレンジは来シーズンへと繰り越します。
三末は早月尾根、聖と一緒に歩いた仲間と行きます。
今回見た八合目手前からの甲斐駒、朝焼けで赤く染まる様子を見られることを楽しみにしてます。
七丈小屋、開いてましたよ。
前回挨拶してもスルーされましたので、顔出しませんでした。
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